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読みながら考える 精神科医×国語教師

読みながら考える 精神科医×国語教師

By 読みながら考える

精神科医と国語教師が本を読みながら考えたことを話していくポッドキャスト
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vol.24 文学フリマ東京出展告知『読みながら考える1号』

読みながら考える 精神科医×国語教師May 07, 2023

00:00
39:19
vol.24 文学フリマ東京出展告知『読みながら考える1号』
May 07, 202339:19
vol.23 杉田俊介さん『マジョリティ男性にとってまっとうさとは何か #MeTooに加われない男たち』
Mar 12, 202301:17:00
vol.22 2022年に読んだ本 ベスト5

vol.22 2022年に読んだ本 ベスト5

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト ともに30代中盤の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います。

今回のテーマは「2022年に読んだ本 ベスト5」。ベスト本企画です。


橋本倫史『ドライブイン探訪』(2022,ちくま文庫)

豊田道倫『詩集 ゴッサム・シティからの葉書』(2022,25時)

いしいひさいち『ROCA 吉川ロカ ストーリーライブ』(2022,個人出版)

川本直『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』(2021,河出書房新社)

佐藤亜紀『喜べ、幸いなる魂よ』(2022,角川書店)

國分功一郎『暇と退屈の倫理学』(2022,新潮文庫)

駒澤真由美 『精神障害を生きる――就労を通して見た当事者の「生の実践」』(2022,生活書院)

枡野浩一『枡野浩一全短歌集 毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである』(2022,左右社)

滝口悠生『水平線』(2022,新潮社)

柄谷行人『新版漱石論集成』(2017,岩波現代文庫)



Feb 05, 202301:56:42
vol.20 津村記久子さん『苦手から始める作文教室』

vol.20 津村記久子さん『苦手から始める作文教室』

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト ともに30代中盤の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います。

今回取り上げた本

津村記久子. 苦手から始める作文教室. 筑摩書房, 2022年.

Dec 04, 202201:06:47
vol.20 山口尚さん『難しい本を読むためには』

vol.20 山口尚さん『難しい本を読むためには』

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト ともに30代中盤の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います。

 今回取り上げた本 

山口尚. 難しい本を読むためには. 筑摩書房, 2022年.

Oct 23, 202201:18:04
vol.19 村中直人さん『 〈叱る依存〉がとまらない』

vol.19 村中直人さん『 〈叱る依存〉がとまらない』

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト
ともに30代中盤の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います。
今回取り上げた本
村中直人著. がとまらない. 紀伊国屋書店, 2022年.
Sep 18, 202201:18:45
vol.18 マキタスポーツさん『雌伏三十年』
Jul 31, 202250:45
vol.17 松村一志さん『エビデンスの社会学』
Jul 03, 202201:26:17
vol.16 千葉雅也さん『現代思想入門』
May 01, 202201:32:53
vol.15 中井久夫さん『治療文化論』
Mar 20, 202201:37:50
vol.14 岸政彦さん『リリアン』
Feb 20, 202201:23:09
vol.13 2021年に読んだ本 ベスト5

vol.13 2021年に読んだ本 ベスト5

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代中盤の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います。

今回は「2021年に読んだ本 ベスト5」と題して、それぞれが5冊の本を選んで話しています。


柴崎友香『千の扉』(中公文庫、2020)

岸政彦・柴崎友香『大阪』(河出書房新社、2021)

井戸川射子『ここはとても速い川』(講談社、2021)

滝口悠生『長い一日』(講談社、2021)

松本俊彦『誰がために医師はいるーークスリとヒトの現代論』(みすず書房、2021)

千葉雅也『オーバーヒート』(新潮社、2021)

内海健『気分障害のハードコア 「うつ」と「マニー」のゆくえ』(金剛出版、2020)

千葉雅也・山内朋樹・読書猿・瀬下翔太『ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論』(星海社新書、2021)

尾久守侑『器質か心因か』(中外医学社、2021)

信田さよ子・上間陽子『言葉を失ったあとで』(筑摩書房、2021)




Jan 10, 202201:54:54
vol.12 小林真大さん『「感想文」から「文学批評」へ』・北村紗衣さん『批評の教室』
Dec 18, 202101:23:25
vol.11 東畑開人さん『心はどこへ消えた』 
Nov 15, 202101:38:49
vol.10 仲正昌樹さん『ドゥルーズ+ガタリ〈アンチ・オイディプス〉入門講義』 
Oct 10, 202101:13:58
vol.9④ 鳥羽和久さん『親子の手帖 増補版』 

vol.9④ 鳥羽和久さん『親子の手帖 増補版』 

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います。

今回は、鳥羽和久さん『親子の手帖』(2021,鳥影社)を取り上げ、次のような話題について話しています。

  • 01:20:17(00:00:00)
  • 障害のある子どもたちを支援する輪の中にいる支援者に求められること
    100パーセント保証すると言ったこと、その後の保護者との面談というドラマ
    正解のわからない場面で著者が出す言葉に思うことと、著者の固有の文脈で言われていること
    生徒みんなのことを「大丈夫」と思えることと思えないこと
    大丈夫だというべき文脈を引き受けること
  • 01:30:38(00:10:21)
  • あらためて刺さったこと
    自分の心の動きを通して自分を知る、自分になる、それが子育てであり、それが教員生活
  • 01:34:07(00:13:29)
  • 同じ本を2度読むこと
    のめり込んで読むことを求められる本、引っ張られる
    1度目では引っ張られることに抵抗してしまった、混乱してしまった
    本の発想や用語の文脈がわかって読むこと
    知識による理解ではなく、知識を求めた体験によって読みが変わったこと
    千葉雅也『オーバーヒート』の読書体験、小説に引っ張られること
  • 01:42:32(00:22:15)
  • 吉田が書いた本書のアマゾンレビューの紹介

今回のエピソードは、まず全編を公開したのち、来週から同じものを話題ごとに数十分で区切ったエピソードを公開しています。

2時間一気に、あるいはゆっくりとBGMのように聴いてしまいたい方はぜひすでに公開している「全編」というエピソードをご試聴ください。

分けてお聞きになりたい方も、①〜④のエピソードがすでに公開されていますので、そちらをお楽しみください。

Oct 02, 202126:24
vol.9③ 鳥羽和久さん『親子の手帖 増補版』 

vol.9③ 鳥羽和久さん『親子の手帖 増補版』 

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います。

今回は、鳥羽和久さん『親子の手帖』(2021,鳥影社)を取り上げ、次のような話題について話しています。

  • 00:44:45(00:00:00)
  • 吉田は教師を辞めて第三の居場所の人になった
    第三の居場所の敷居が低さ
    社会福祉士のコミュニケーションの凄さ、積極性
    「この人には話せる」と思えること
  • 00:53:00(00:09:45)
  • 親の言うことを聞かない子ども
    @yutomsm の子育ての経験から「動きそのものを司令塔とする」を読む
    子どもに「だめ」と言わなければいけな対立にプレッシャーを感じる
    対立を解決するのではなく、子どもとの対立をどういう運動にしているかということ
    2回目に読んで、「親は大変だ」と思った
  • 01:05:12(00:20:27)
  • 自分の不安によって娘をコントロールする
    親子関係の中で親を親としてのみ考えるのではなく、「親も子どもである」と考えることが教師にも必要なこと
    親に論理的に反論することへの反省、親へ向けた書かれた手紙としての『親子の手帖』
    正しいことは永遠不変だが、生きていくことは変わっていく
    「やっぱりダメだよね」と語りがちな学校・教師
    「学校は限られた時間・空間でしかない」と思われているのか、人生は勝手に動いていく

今回のエピソードは、まず全編を公開したのち、来週から同じものを話題ごとに数十分で区切ったエピソードを公開しています。

2時間一気に、あるいはゆっくりとBGMのように聴いてしまいたい方はぜひすでに公開している「全編」というエピソードをご試聴ください。

分けてお聞きになりたい方は、数週間にわたって、原則的に毎週土曜日に更新していきますので、そちらをお楽しみください。

Sep 25, 202135:47
vol.9② 鳥羽和久さん『親子の手帖 増補版』 

vol.9② 鳥羽和久さん『親子の手帖 増補版』 

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います。

今回は、鳥羽和久さん『親子の手帖』(2021,鳥影社)を取り上げ、次のような話題について話しています。

  • 00:18:29(00:00:00)
  • 教師としての、方法論との関わり方の問題
    松木邦裕の『耳の傾け方』
    まず自身の思いに向き合わなければ、他者の想いに向き合えない
    吉田が、教師をやめる時期にできなくなっていたこと、自らの認知の問題、弱さに向き合うことができなくなった
    方法論(マニュアル)を学んで、それありきで、自分にも生徒の心にも向き合えなくなっていった
  • 00:24:11(00:5:43)
  • 医者としての、患者との関わり方は「出たとこ勝負」
    会う時間や頻度という構造的な問題
    日常に浸透している教師の難しさ
    方法論で関わった方が、楽になってしまう
  • 00:30:16(00:11:46)
  • アピールのネタとしての「方法論」
    「飽きっぽいから、自分は同じことをやらない」ということと、方法論
    「方法論」への警戒感を持ち始めている吉田
    方法論をなるべく具体化していくという倉下忠憲さんの話、保坂和志の小説論
    具体的過ぎて抽象的な表現にならざるを得ないこと、具体と抽象の行ったり来たり、マニュアル化を防いでいく
    「子どもと関わりたいな」という希望が持てる本である
    マニュアルとはどういう次元にあるものなのか

今回のエピソードは、まず全編を公開したのち、来週から同じものを話題ごとに数十分で区切ったエピソードを公開しています。

2時間一気に、あるいはゆっくりとBGMのように聴いてしまいたい方はぜひすでに公開している「全編」というエピソードをご試聴ください。

分けてお聞きになりたい方は、数週間にわたって、原則的に毎週土曜日に更新していきますので、そちらをお楽しみください。

Sep 19, 202126:34
vol.9① 鳥羽和久さん『親子の手帖 増補版』 

vol.9① 鳥羽和久さん『親子の手帖 増補版』 

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います。

今回は、鳥羽和久さん『親子の手帖』(2021,鳥影社)を取り上げ、次のような話題について話しています。


  • 00:00:00
  • 吉田はどういう風に読んでみたか
    大人が子どもの問題と自分の問題を切り分けることについて、鳥羽さんはどのように関わっているかという関心

    それぞれのエピソードにおける著者の立ち位置観察者として、対話者として
    子どもとの対話者として出てくるエピソードの面白さ
  • 00:05:51
  • @yutomsm が読んで感じた、オリジナル版との印象の違い
    自分の、この本の読み方が変わった
    医者の立場として「外」から読んでいた、その立ち位置が変わった
    その「場」に肉薄して読めた
    観察者として書かれているエピソードの読み方が変わった
    「筆者が自分に語りかけている」ように読むことができた

    「ものを読むこと」についての成長があった筆者の意図通りに読むことができるようになった
    「親に語りかける部分」が浮かび上がるように読めた
  • 00:12:58
  • 不安を聞いている側は、キツくならないか
    そのような仕事をどうやって続けているのか
    方法論によって解決するのではなく、自分のキツさにも向き合いつつ、子どもにも向き合い続ける姿勢
    そのときに自分の利己性に向き合うのは難しい
    『親子の手帖』については、自分の個人的なことを、思っていながら、しかしそれを語らないでこの本は書かれているところの凄さ
    自分のキツさにどう対処しているかは隠れている

今回のエピソードは、まず全編を公開したのち、来週から同じものを話題ごとに数十分で区切ったエピソードを公開しています。

2時間一気に、あるいはゆっくりとBGMのように聴いてしまいたい方はぜひすでに公開している「全編」というエピソードをご試聴ください。

分けてお聞きになりたい方は、今週から数週間にわたって、原則的に毎週土曜日に更新していきますので、そちらをお楽しみください。

Sep 11, 202118:44
vol.9全編 鳥羽和久さん『親子の手帖 増補版』 

vol.9全編 鳥羽和久さん『親子の手帖 増補版』 

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います。

今回は、鳥羽和久さん『親子の手帖』(2021,鳥影社)を取り上げました。


今回のエピソードは、まず全編を公開したのち、来週から同じものを話題ごとに数十分で区切ったエピソードを公開します。

2時間一気に、あるいはゆっくりとBGMのように聴いてしまいたい方はぜひこのエピソードをご試聴ください。

分けてお聞きになりたい方は、来週以降の更新をお待ちください。

Sep 05, 202101:46:41
vol.8 ⑥ 村上靖彦さん『ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと』 

vol.8 ⑥ 村上靖彦さん『ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと』 

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

今回は、村上靖彦さん『ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと』(2021,中公新書)を取り上げて、以下のようなことを話題にしています。

  • 0分
  • ケアラーのケア、支援職の支援医療職の現場には競争・評価がある、地域に根ざしていない人間関係
    医療職の働いている非人称性が医療実践の非人称性と繋がっている
    支援者の支援としてのピアの文化を育むことはレジスタンス
    支援者同士のピアサポートのグループはあるのか?
    「先生」はケアを受ける文化がない、サポートし合う文化がない
    沼田和也『牧師、閉鎖病棟に入る。』
    ケアを必要としているのに、ケアを受ける機会がない
    医療者のピアサポートグループ、教師のピアサポートグループはありえるか
    弱さを肯定し、競争から下りることを可能にする、地域や生活に根ざしていること
  • 19分
  • 他者への気遣いによって自分の存在が支えられるピアグループ「あの人今どうしているかな」と思うときに、自分の存在が支えられる
    保坂和志「残響」
  • 22分
  • すごくいい本! もっと読みたい村上靖彦さんの本や参考文献

このエピソードは8月28日(土)に公開しました。

全てのエピソードがすでに公開済みです。

Aug 28, 202125:40
vol.8 ⑤ 村上靖彦さん『ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと』 

vol.8 ⑤ 村上靖彦さん『ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと』 

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

今回は、村上靖彦さん『ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと』(2021,中公新書)を取り上げて、以下のようなことを話題にしています。

  • 0分
  • 答えのない問いに耐える場面命に関わるような究極的な場面でなくてもありふれているネガティブ・ケイパビリティ
    患者から自分に起きていることの意味を問われた
    医療的な知識の問題に変換して、道筋を示して回答した
    言葉上は答えになっていないけれど、答えになっていること
    理不尽さに対する答えのない問いかけを定期的に医者に投げかけることが人生の一部になっている
    医療的には答えていないが、ケアをしている
  • 12分
  • SOSのケイパビリティはケアの受動性と能動性を解体する概念ケアの「する」「される」を解体する
    助けを求めるというのはケア「される」ことを求めるではなく、ケアを発生させていること
    ケア発生のハードルを下げること
    黙って座ることも悪態をつくことによってケアを発生させる
    耐えることそのものがケアになる

このエピソードは8月21日(土)に公開しました。

①〜⑤はすでに公開済みで、⑥を8月28日(土)に公開します。

Aug 21, 202121:37
vol.8 ④ 村上靖彦さん『ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと』 

vol.8 ④ 村上靖彦さん『ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと』 

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

今回は、村上靖彦さん『ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと』(2021,中公新書)を取り上げて、以下のようなことを話題にしています。

  • 0分
  • 過去と未来が折り重なって現在を作る時間論と安心感子供を育てているときにわかること
    現在の願いは、過去と未来のシミュレーションが重なったものである
    未来を冒険するように生きる子どもの現在:クリエイティブな現在
    「安心できる現在」とは異なる質の現在がある
    安心だけではない冒険、冒険による生活のハリも必要
  • 10分
  • 弱さに安住することへの違和感ケアは強がる意思を肯定することでもある
    教育におけるケアと医療におけるケアの違い
  • 15分
  • 過去と未来の重なる場所として現在を捉えることの大変さ「先回りしてくる」
  • 17分
  • 村上靖彦さんの凄さ文字からイメージを読み取ること
    「リズム」という概念を生み出す

このエピソードは8月14日(土)に公開しました。

①〜④はすでに公開済みで、⑤、⑥を8月28日(土)まで毎週土曜日に公開していきます。

Aug 14, 202119:32
vol.8 ③ 村上靖彦さん『ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと』 

vol.8 ③ 村上靖彦さん『ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと』 

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

今回は、村上靖彦さん『ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと』(2021,中公新書)を取り上げて、以下のようなことを話題にしています。

  • 0分
  • 〈小さな願い〉を先取りするケア
    医療的なサービスでの先回りとパターナリズム
    コミュニケーションの積み重ねの上にある自然な先回り
    相手に先取りされて、自分が大事にされたという感じを受ける
    「余計なことをしてもいいや」と思っている
    大胆に専門性をカッコに入れる
    ケアの目的は健康だけではないということ
  • 10分
  • ALS当事者に対するケア
    コミュニケーション可能だという信念で関わる
    ケアの互酬性と、純粋な贈与としてのケア
    「見返りがあるのがケアだ」と考えるのは間違っている
    見返りがなくてもケアが起きていると考えなければいけない

このエピソードは8月7日(土)に公開しました。

①②はすでに公開済みで、④〜⑥を8月28日(土)まで毎週土曜日に公開していきます。

Aug 07, 202114:31
vol.8 ② 村上靖彦さん『ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと』 

vol.8 ② 村上靖彦さん『ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと』 

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

今回は、村上靖彦さん『ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと』(2021,中公新書)を取り上げて、以下のようなことを話題にしています。

  • 0分
  • コミュニケーションを阻む要因・制約条件
     非人称的な要因
     医学的なものが問題視されている
     医療のシステムをミスなく回すには当たり前のものだが・・・
  • 4分
  • システムに抗って〈からだ〉にであう努力
     努力を可能にするものは、システムに対する一種のレジスタンス
     専門性を高めていけばいくほど専門性をカッコに入れていくことになる、というケアの「専門性」/倫理観
  • 11分
  • サインをキャッチするのは人間の本来的な力であるという前提
     本来的なものがなぜ発揮されなくなるのか
     教師において
  • 12分
  • 看護師と医師の違い
     医師はケアからは遠い
     医学的な知識とコミュニケーションをとっている
     精神科医は医療の仕事とケアの仕事を自由に行き来することが求められる

      @yutomsm はどうしているか。方法論で分ける。
      まず薬を使ってどうなるかを考える

このエピソードは7月31日(土)に公開しました。

①はすでに公開済みで、③〜⑥を8月28日(土)まで毎週土曜日に公開していきます。

Jul 31, 202121:02
vol.8 ① 村上靖彦さん『ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと』 

vol.8 ① 村上靖彦さん『ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと』 

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

今回は、村上靖彦さん『ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと』(2021,中公新書)を取り上げて、以下のようなことを話題にしています。

  • 0:00〜
    •  『ケアとは何か』の紹介
  • 02:05〜
  •  村上靖彦さんの仕事、精神病理学に与えた影響
    精神病理学の「中の人」ではない
    人間の経験構造の理解、それを新しくすること
    フッサールの仕事を受け継いでいる、現象学の仕事
    08:44〜
    人間の基礎的な経験を捉え直していく
    個別性から普遍性へ
  • 15:53〜
  •  教育や愛を現象学の対象とする苫野一徳の仕事

このエピソードは7月25日(日)に公開しました。

続くエピソードを7月31日(土)から毎週土曜日に公開していきます。

Jul 25, 202117:48
vol.7 ④ 坪内祐三さん『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代』

vol.7 ④ 坪内祐三さん『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代』

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

今回は、坪内祐三さんの『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代』(2021,講談社文芸文庫)を取り上げて、以下のようなことを話題にしています。

  • 坪内祐三が楽しみながら書いている
  • 資料を飛び回ること自体が楽しい

    郡司大尉の千島遠征についての件
    同じ事件を記述する多くの資料を重ねる
    近代の「小規模さ」
    山田風太郎の明治ものからのインスピレーション?
    『言語の七番目の機能』
    大乱闘スマッシュブラザーズの面白さ!?
  • 資料や記録、プロフィールに対する坪内祐三の関心

    精神科臨床の初回と同じ?
    何が関係するかわからないけれど、情報を集めていく
    そのような情報が自由にヒストリーを作るための足場になる
    断片的な情報をつなぎ合わせることが楽しい
  • 引用のうまさ

    泉鏡花が初めて紅葉に面会する
    引用と地の文を巧みに組み合わせる
    資料が面白いから引用せざるを得ない
    「文学における渋谷系」

このエピソードは全4回公開済みです。

Jul 17, 202131:04
vol.7 ③ 坪内祐三さん『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代』

vol.7 ③ 坪内祐三さん『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代』

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

今回は、坪内祐三さんの『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代』(2021,講談社文芸文庫)を取り上げて、以下のようなことを話題にしています。

  • 日本近代文学の素養がなくても面白い!
  • 山口尚さんのツイッターから「照応的読み方」
    登場人物と自分を比べて読んでみる
    「乗り切れない」ということの共感
    「方向性ができている」のかどうか・・・私たちは?!

このエピソードは全4回で、7月17日まで毎週土曜日午後に公開していきます。

Jul 10, 202115:56
vol.7 ② 坪内祐三さん『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代』

vol.7 ② 坪内祐三さん『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代』

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

今回は、坪内祐三さんの『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代』(2021,講談社文芸文庫)を取り上げて、以下のようなことを話題にしています。

  • 高校の国語から文学が消える!? 夏目漱石vs.契約書
    学習指導要領の改訂についての解説
    高2・3で文学を読まなくなることの是非
    発達障害の生徒への配慮としての文学排除?
    ブルーカラー日本人を育てるための文学排除?
    学校制度と文学の関わり
  • メディアと文学者
    文学者たちは新聞社員になるか、メディアを自前で持つかしている
    最先端のメディアであった新聞と雑誌の力
  • 文学者は早熟であるべきか、晩成であるべきか
    早熟の紅葉と晩成の漱石
    「晩成の方がいい!」と子規を説得しようとする漱石
    私たちは早熟か、晩成か・・・

このエピソードは全4回で、7月17日まで毎週土曜日午後に公開していきます。

Jul 03, 202126:18
vol.7 ① 坪内祐三さん『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代』

vol.7 ① 坪内祐三さん『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代』

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

今回は、坪内祐三さんの『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代』(2021,講談社文芸文庫)を取り上げて、以下のようなことを話題にしています。

  • 当時38歳で著作のない坪内祐三がこの本を書いた
     坪内祐三は正岡子規に憧れ・関心を持っていた?
     文筆家として生きていくためのいくつかの視点
     メディア、学校、イデオロギーと文学者との関係への関心
  • 英語を学ぶのか漢語を学ぶのか
     自立するために漢学を学ぶ幸田露伴
     実学である英語と、虚学である漢語
  • 東大を卒業するかしないかということへの坪内の関心
     「学校辞めたくなっちゃう」気持ちを刺激する子規の文章
     学制と文学者
     坪内祐三は東大が嫌い?!
     文学者になるなら早稲田に行くか、東大に行くかという俗っぽい関心
     何を学ぶかということと文学者になることの関係


このエピソードは全4回で、7月17日まで毎週土曜日午後に公開していきます。

Jun 26, 202140:57
vol.6 ⑤ 『発達障害当事者研究』『発達障害の基礎知識』

vol.6 ⑤ 『発達障害当事者研究』『発達障害の基礎知識』

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

今回は、綾屋紗月さん+熊谷晋一郎さん『発達障害当事者研究 ゆっくりとていねいにつながりたい』(医学書院、2008)と宮尾益知さん『発達障害の基礎知識』(河出書房新社、2017)の二冊を取り上げて、以下のようなことを話題にしています。

  • 当事者研究を、医者はどう読むべきではないか
     ある当事者の語りを安易に他の患者に当てはめてはいけない
  • 当事者の語りをエビデンスに基づいて評価してはいけない
    「中立性」の場所をどこに置くか
    当事者の声を聞き届けた上で、医療の言葉で返す
  • 『発達障害の当事者研究』によって発達障害を理解するのではなく、当事者との対話のプロセスを理解する

このエピソードは全5回(次回の収録の都合でいつもより細かく切ります)で、全てのエピソードが公開済みです。

Jun 19, 202111:31
vol.6 ④ 『発達障害当事者研究』『発達障害の基礎知識』

vol.6 ④ 『発達障害当事者研究』『発達障害の基礎知識』

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

今回は、綾屋紗月さん+熊谷晋一郎さん『発達障害当事者研究 ゆっくりとていねいにつながりたい』(医学書院、2008)と宮尾益知さん『発達障害の基礎知識』(河出書房新社、2017)の二冊を取り上げて、以下のようなことを話題にしています。

  • 当事者と非当事者の質的・量的な異同を理解していくこと
    非当事者の〈します性〉と当事者の〈します性〉

    非当事者が〈します性〉に固執してしまうことの弊害
     他者の時間が入り込んでくることを拒んでしまう

    モノからの命令としてのアフォーダンス
     私が読み取るアフォーダンスと、他者が読み取るアフォーダンス

    夢侵入としてのフラッシュバック
     視覚情報によって起こる綾屋さん、音声によって起こる吉田

    相手の意図を判断できない、でも相手の表情をよく見ている
     吉田よりも綾屋さんの方が表情や様子から人の感情を検討している
  • 綾屋さんの語りを読むことが、当事者との対話の練習になっている

このエピソードは全5回(次回の収録の都合でいつもより細かく切ります)で、6月19日(土)まで毎週土曜日に公開していきます。

第1、2、3回は公開済みです。

Jun 12, 202116:27
vol.6 ③ 『発達障害当事者研究』『発達障害の基礎知識』

vol.6 ③ 『発達障害当事者研究』『発達障害の基礎知識』

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

今回は、綾屋紗月さん+熊谷晋一郎さん『発達障害当事者研究 ゆっくりとていねいにつながりたい』(医学書院、2008)と宮尾益知さん『発達障害の基礎知識』(河出書房新社、2017)の二冊を取り上げて、以下のようなことを話題にしています。

  • カサンドラ症候群を読み替える
  • コミュニケーションの障害であるASD」を原因とする(障害化・医療化)ことからずらしてみると・・・
  • ASDを別の捉え方ができる
  • 夫が家庭においてどのような「キャラ」を取り入れているのか
  • コミュニケーション障害があるのではなく、コミュニケーションの位相がずれている
  • 家庭内のジェンダーの非対称性/被害・加害の問題として捉えることができる
  • 信田さよ子の議論を援用して社会的に捉えていく

このエピソードは全5回(次回の収録の都合でいつもより細かく切ります)で、6月19日(土)まで毎週土曜日に公開していきます。

第1、2回は公開済みです。

Jun 05, 202116:18
vol.6 ② 『発達障害当事者研究』『発達障害の基礎知識』

vol.6 ② 『発達障害当事者研究』『発達障害の基礎知識』

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

今回は、綾屋紗月さん+熊谷晋一郎さん『発達障害当事者研究 ゆっくりとていねいにつながりたい』(医学書院、2008)と宮尾益知さん『発達障害の基礎知識』(河出書房新社、2017)の二冊を取り上げて、以下のようなことを話題にしています。

    2冊の内容の違い

        発達障害を説明・対処する『基礎知識』と発達障害を理解する『当事者研究』

            説明・対処の効用

            カテゴライズ→目の前にいる当事者の障害/自分自身の障害を理解していく

            体験を説明する「用語」の難しさ

                外から与えられる抽象的なカテゴリー名は必要だが、今のところ粗悪な面がある

                「こだわり」という言い方

            造語によって言語化していくこと

            ADHDの当事者による内的体験の言語化がまだあまり行われていない?

                出来事・結果ベースの語りが多い

このエピソードは全5回(次回の収録の都合でいつもより細かく切ります)で、6月19日(土)まで毎週土曜日に公開していきます。

第1回は公開済みです。

May 29, 202123:59
vol.6 ① 『発達障害当事者研究』『発達障害の基礎知識』

vol.6 ① 『発達障害当事者研究』『発達障害の基礎知識』

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

今回は、綾屋紗月さん+熊谷晋一郎さん『発達障害当事者研究 ゆっくりとていねいにつながりたい』(医学書院、2008)と宮尾益知さん『発達障害の基礎知識』(河出書房新社、2017)の二冊を取り上げて、以下のようなことを話題にしています。

  • 『発達障害の基礎知識』
    発達障害についての体系的・網羅的な知識
  • 『発達障害当事者研究』
    発達障害の当事者としての意識を持つ社会的インパクトを与えた本
  • 2冊の内容の違い

    医療から見た発達障害・当事者が経験する発達障害の違い

    全然違う言葉で発達障害が語られている
    コミュニケーションの障害であるという医療
    意味のまとめあげがゆっくりであるという当事者研究
    臨床において有用なのは当事者研究の語り
    『発達障害当事者研究』が両者の隔たりをオープンにした

    疾患に対する精神医学の姿勢の変遷
    内的体験を解釈する→目に見えるものを基準とする
    『当事者研究』には内的解釈へ先祖返りしている
    さらに、当事者研究では当事者の成果・当事者の「知」になる
    精神医学は当事者研究とどのような関係を取り結ぶかを模索している

このエピソードは全5回(次回の収録の都合でいつもより細かく切ります)で、6月19日(土)まで毎週土曜日に公開していきます。

May 22, 202132:31
vol.5 ③ 信田さよ子さん『家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ』

vol.5 ③ 信田さよ子さん『家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ』

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

今回は、信田さよ子さんの『家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ』(角川新書、2021)を取り上げて、以下のようなことを話題にしています。

  • ポストフォーディズムを象徴する母親の人間関係スキル
  • 言語的な父親、非言語的な母親
  • 親の権力性と、教師や医師の権力性
  • 就職活動に向かう子供達と、背後にいる親たち
  • 「母が重い」という言葉で捉えられるもの
  • 戦前から変わらない日本の母子の構造
  • 知識によって変えられる、概念化することによって変えられる
  • 原因論でもなく、本人へのアプローチでもなく、家族療法
  • 「サバイバルに必要なのは家族だ」と言い切ること
  • 「症状をレジスタンスと捉える」ことの革命性、一般的な人間像からの距離
  • 言葉によって力を与える
  • 「心の砦」のために概念としての正義がある
  • セラピーの終わりを権力関係の終結として、政治的な言葉で語る
  • 自らの身の丈を伸ばすこと、それによって専門的な分野に新たな概念をもたらす
  • 力を与える言葉

このエピソードは全3回で、公開済みです。

May 15, 202143:05
vol.5 ② 信田さよ子さん『家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ』

vol.5 ② 信田さよ子さん『家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ』

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

今回は、信田さよ子さんの『家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ』(角川新書、2021)を取り上げて、以下のようなことを話題にしています。

  • 被害者の側に立つという中立性と、被害者権力に対する姿勢
  • 被害者権力と支援者の支援
  • 何が支援者の支援になるのか?
  • 不幸の下方比較に心を削りとられる経験
  • 被害者が被害者のポジションから動けなくなる
  • あっけらかんと不幸を認める
  • 感情を抑圧せずに認める
  • グループカウンセリング
  • 精神科医がグループに対する場合
  • 自らの苦しみに意味を与えるために加害者像を構築する
  • その支援がケアである
  • 自分の物語として語れる(真実を獲得することではない)
  • スクールカウンセラーという契機
  • 信田さよ子の姿勢、映画やたくさんの書籍を参考に

このエピソードは全3回で、①・②は公開済み、③は5月15日(土)に公開予定です。

May 08, 202137:45
vol.5 ① 信田さよ子さん『家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ』

vol.5 ① 信田さよ子さん『家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ』

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

今回は、信田さよ子さんの『家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ』(角川新書、2021)を取り上げて、以下のようなことを話題にしています。

  •     児童虐待を精神科医が前にして
  •     フェミニズム系の虐待被害者のケア、手段としての加害者の支援
  •     「悪に弱い」精神科医の立場と、中立性は被害者の側に立つことだ、という著者の提案するパラダイムシフト
  •     「中立性を保つことが精神科医療の関わりだ」という規範
  •     被害者の側に立つという中立性の難しさ、学校の持つ規範的な中立性とその限界
  •     DVをDVと認識することの難しさ、認識できない患者への「治療」
  •     DVとして問題化するか、心の中の問題に焦点化する
  •     規範的中立性の楽さ
  •     謝罪とは何か
  •     家庭をオフィシャルな場にするための謝罪
  •     抑圧的な権力関係を逆転させるものとしての謝罪
  •     謝りにくい部活の顧問としての立場、本当に悪いと思って謝れたとき
  •     医師が患者に謝罪するケース
  •     関係を維持するための大事な局面になる謝罪
  •     形から入る、挨拶・私がの主語で語る

このエピソードは全3回で、②は5月8日(土)、③は5月15日(土)に公開予定です。

May 01, 202147:49
Vol.4 ② 石原千秋さん『読者はどこにいるか』

Vol.4 ② 石原千秋さん『読者はどこにいるか』

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

今回は、石原千秋さんの『読者はどこにいるのか』(河出書房新社、2009)を取り上げて、以下のようなことを話題にしています。

  •     語り手が意識できるようになった
  •     この本の印象
  •     フィクションを構成する医者
  •     フィクションを構成する作家
  •     うつ病治療的な読み方、統合失調症治療的な読み方
  •     江國香織『きらきらひかる』
  •     柄谷行人『近代文学の終わり』
  •     柄谷の射程と、石原の射程
  •     現代の内面の共同体はあるのか
  •     小説を読むことの価値
  •     文学教育の社会的役割

このエピソード①は公開済みです。

Apr 24, 202101:16:42
Vol.4 ① 石原千秋さん『読者はどこにいるか』

Vol.4 ① 石原千秋さん『読者はどこにいるか』

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

今回は、石原千秋さんの『読者はどこにいるのか』(河出書房新社、2009)を取り上げて、以下のようなことを話題にしています。

  • 重松清と入試問題
  • 小説を読むときに何を読んでいたか
  • スローリーディング
  • 作家論は本当にダメなのか
  • カルチュラルスタディーズは小説を手段にする?
  • カルチュラルスタディーズ的な作品を先生は喜ぶ
  • 語り手の定義
  • エッセイから小説に入る効用と難しさ
  • フィクションを読めるようになるには
  • フィクションを読めるようになるには国語の授業が必要か
  • スローリーディングできない村上春樹

このエピソードの②は4/24(土)に公開予定です。

Apr 17, 202101:11:11
Vol.1 番外編③ ゲスト:鳥羽和久さん

Vol.1 番外編③ ゲスト:鳥羽和久さん

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

Vol.1で『親子の手帖』(鳥影社、2018年)を取り上げたところ、著者の鳥羽和久さんからご連絡をいただき、今回ポッドキャストにゲストとして参加していただくことになりました。

今回は以下のようなことを話題にしています。

・3人で質問を交わしながら

  • 鳥羽さんが教えるために塾を立ち上げた理由
  • 塾・精神科・学校のそれぞれにできること
  • 子供と大人の関係性の濃淡、話しやすさ
  • 学校現場からの鳥羽さんの著作への反応
  • 教科指導と一人一人に関わることの矛盾を抱えたままで
  • 大人の抱える矛盾を生徒に見せることの効用
  • レベルアップさせる教育と悪くしない・回復させる医療の違い
  • レベルアップさせることにプレッシャーを感じるか否か
  • コロナ禍での精神科の診療に変化はあるのか
  • 鳥羽さんが捉える精神科医へのニーズ
  • 中高生向けの精神科医院選びの基準

鳥羽和久さんは、株式会社寺子屋ネット福岡代表取締役、唐人町寺子屋塾長、及び単位制高校「航空高校唐人町」校長を務められ、著書に『親子の手帖』『おやときどきこども』などがあります。

『親子の手帖』を取り上げたvol.1前編・後編は既に公開しています。

鳥羽和久さんをゲストにお迎えした3つのエピソードは全て公開済みです。

Apr 10, 202139:42
Vol.1 番外編② ゲスト:鳥羽和久さん

Vol.1 番外編② ゲスト:鳥羽和久さん

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

Vol.1で『親子の手帖』(鳥影社、2018年)を取り上げたところ、著者の鳥羽和久さんからご連絡をいただき、今回ポッドキャストにゲストとして参加していただくことになりました。

今回は以下のようなことを話題にしています。

・鳥羽さんから精神科医 @yutomsm への質問

  • 精神科医とは
  • 精神科における医学・医療の揺れ(普遍性/ローカル・パーソナル性,科学性/非科学性)
  • 自分に合う精神科医を見つける方法
  • @yutomsm はどのような診療を行なっているか
  • オンライン診療
  • 坂口恭平,病気の当事者の語りへの距離
  • 医療の目標としての健康についての精神科の考え方
  • 精神科にとっての臨床

鳥羽和久さんは、株式会社寺子屋ネット福岡代表取締役、唐人町寺子屋塾長、及び単位制高校「航空高校唐人町」校長を務められ、著書に『親子の手帖』『おやときどきこども』などがあります。

『親子の手帖』を取り上げたvol.1前編・後編は既に公開しています。

鳥羽和久さんをゲストにお迎えした①・②は公開済み,③は4/10(土)に公開します。

Apr 03, 202127:56
Vol.1 番外編① ゲスト:鳥羽和久さん

Vol.1 番外編① ゲスト:鳥羽和久さん

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト

ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

Vol.1で『親子の手帖』(鳥影社、2018年)を取り上げたところ、著者の鳥羽和久さんからご連絡をいただき、今回ポッドキャストにゲストとして参加していただくことになりました。

今回は以下のようなことを話題にしています。

・『おやときどきこども』(ナナロク社、2020年)に対する精神科医 @yutomsm の感想

・関係性の比喩としての「親子」、揺れ・アンビヴァレント、執筆の意図

・鳥羽さんから国語教師 @yoyoyoshidaaa への質問

ー 学校の環境について

ー 学校の「働き方改革」 公立と私立の違い

ー 画一的になっていく教育

ー 学校の先生になりたい、学校現場を変えたいと思っている高校生に対して伝えたいこと

ー エビデンスによる学校教育の硬直性について

ー 評価によって権威として振る舞う教員から、素人性によって生徒をケアする教員へ

ー 国語科で教えること

ー 国語科における文学の位置付け

ー スクールカウンセラーと学校における日常的なケアについて


鳥羽和久さんは、株式会社寺子屋ネット福岡代表取締役、唐人町寺子屋塾長、及び単位制高校「航空高校唐人町」校長を務められ、著書に『親子の手帖』『おやときどきこども』などがあります。


『親子の手帖』を取り上げたvol.1前編・後編は既に公開しています。

鳥羽和久さんをゲストにお迎えした番外編②は4/3(土)・③4/10(土)に公開します。

Mar 27, 202148:32
Vol.3の③ 千葉雅也さん『デッドライン』

Vol.3の③ 千葉雅也さん『デッドライン』

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト ともに30代前半の精神科医@yutomsmと国語教師@yoyoyoshidaaaが、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います。

Vol.3で取り上げたのは千葉雅也さん『デッドライン』(新潮社、2019年)です。

今回は、私たちがそれぞれ好きな箇所ベスト5を取り上げています。

今回のエピソードの中では、

『デッドライン』私の好きな箇所ベスト1
  珊瑚礁の生態系に絡め取られる安心感
  ヒロインとしての「職人」

国語の授業の小説の読み方

作者/語り手の言葉への関わり方とセクシャリティー

などを話題にしています。

この本についてのエピソードの①②は公開済です。

Mar 20, 202125:26
Vol.3の② 千葉雅也さん『デッドライン』

Vol.3の② 千葉雅也さん『デッドライン』

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト ともに30代前半の精神科医@yutomsmと国語教師@yoyoyoshidaaaが、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います。

Vol.3で取り上げたのは千葉雅也さん『デッドライン』(新潮社、2019年)です。

今回は、私たちがそれぞれ好きな箇所ベスト5を取り上げています。

今回のエピソードの中では、

『デッドライン』私の好きな箇所ベスト4、3、2
外見が描写される男と描写されない男
韻文のようなリズム
「僕」が語る友達のいいエピソード
中学の同級生たちとの人間関係
「語り手にとっての『安藤くん』」が面白い!
魚のようなカーブとは
言葉の連なりの面白さ、小説らしくない語り
サンプリングと、言葉への「僕」の関わり方の相似
発達障害の生きにくさ、言葉と声

などを話題にしています。

この本についてのエピソードの①は公開済、③は3月20日(土)にそれぞれ公開予定です。

Mar 13, 202152:18
Vol.3の① 千葉雅也さん『デッドライン』

Vol.3の① 千葉雅也さん『デッドライン』

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト ともに30代前半の精神科医@yutomsmと国語教師@yoyoyoshidaaaが、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います。

Vol.3で取り上げたのは千葉雅也さん『デッドライン』(新潮社、2019年)です。

今回は、私たちがそれぞれ好きな箇所ベスト5を取り上げています。


今回のエピソードの中では、

  • エッセイから入った2人の小説遍歴
  • 『デッドライン』私の好きな箇所ベスト5、4
    前面化する語り手の敏感さ
    「僕」の人間関係の日当たりの良さ
    小説の世界に線を描き込んでいく認識、地図上の線に自分を一致させていく認識

などを話題にしています。

この本についてのエピソードの②は3月13日(土)、③は3月20日(土)にそれぞれ公開予定です。

Mar 06, 202141:44
Vol.2の③ 國分功一郎さん・熊谷晋一郎さん『<責任>の生成』

Vol.2の③ 國分功一郎さん・熊谷晋一郎さん『<責任>の生成』

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います。

Vol.2で取り上げたのは國分功一郎さん・熊谷晋一郎さん『<責任>の生成 中動態と当事者研究』(新曜社、2020年)です。

今回のエピソードの中では、OECD  Education2030が求める資質とセルフケア、テクノロジーとしての認知行動療法、この本の面白さについて考えています。

録音がうまくいかず、一部音声がずれておりお聞き苦しいところがあります。ご了承ください。

この本についてのエピソードの①・②は既に公開しています。

Feb 27, 202137:06
Vol.2の① 國分功一郎さん・熊谷晋一郎さん『<責任>の生成』

Vol.2の① 國分功一郎さん・熊谷晋一郎さん『<責任>の生成』

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

 Vol.2で取り上げたのは國分功一郎さん・熊谷晋一郎さん『<責任>の生成 中動態と当事者研究』(新曜社、2020年)です。

 今回のエピソードの中では、「中動態」「当事者研究」についての紹介、「欲望形成支援と意志」について考えています。 

録音がうまくいかず、一部音声がずれておりお聞き苦しいところがあります。ご了承ください。 

20(土)・27(土)に②・③のエピソードを公開予定です。 


以下に書誌情報を転載しておきます。

著者國分 功一郎
熊谷 晋一郎
ジャンル哲学・思想
社会学
福祉・看護・医療
出版年月日2020/12/01ISBN9784788516908判型・ページ数4-6変・432ページ定価本体2,000円+税

内容:
わたしたちが<責任あるもの>になるとき――『暇と退屈の倫理学』以降、お互いの研究への深い共鳴と応答、そしてそこから発展する複数の思考を感受し合いながら続けられた約10年間にわたる共同研究は、堕落した「責任」の概念/イメージを抜本的に問い直し、その先の、わたしたちが獲得すべき「日常」へと架橋する。この時代そのものに向けられた議論のすべて、満を持して刊行。

まえがき/おわりに より:
――――われわれは二つの研究が共鳴していること、またその共鳴が自分たちの中で複数の考えに発展しつつあることを感じ取っていた。しかし、人はみずからが考えていることをすべて意識できるわけではない。だからわれわれは二人の間という一つの場所でそれを言葉にしていく作業を必要としたのである。
――――『中動態の世界』の副タイトルには、意志のほかにもうひとつ、重要な概念があった。それは「責任」である。そして、本書における最大の収穫の一つは、この「責任」の概念を中動態的に捉えなおすことができた点にあると思う。


Feb 13, 202136:04
Vol.2の② 國分功一郎さん・熊谷晋一郎さん『<責任>の生成』

Vol.2の② 國分功一郎さん・熊谷晋一郎さん『<責任>の生成』

「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います

Vol.2で取り上げたのは國分功一郎さん・熊谷晋一郎さん『<責任>の生成 中動態と当事者研究』(新曜社、2020年)です。

今回のエピソードの中では、孤独・言葉・神・ハイヤーパワーなどの超越論的な「処方箋」という課題、アルコホリックス・アノニマスの12のステップにおける神について、考えています。

録音がうまくいかず、一部音声がずれておりお聞き苦しいところがあります。ご了承ください。

27(土)に③のエピソードを公開予定です。

以下に書誌情報を転載しておきます。

著者國分 功一郎熊谷 晋一郎 著 ジャンル哲学・思想 社会学 福祉・看護・医療出版年月日2020/12/01ISBN9784788516908判型・ページ数4-6変・432ページ定価本体2,000円+税

内容: わたしたちが<責任あるもの>になるとき――『暇と退屈の倫理学』以降、お互いの研究への深い共鳴と応答、そしてそこから発展する複数の思考を感受し合いながら続けられた約10年間にわたる共同研究は、堕落した「責任」の概念/イメージを抜本的に問い直し、その先の、わたしたちが獲得すべき「日常」へと架橋する。この時代そのものに向けられた議論のすべて、満を持して刊行。

まえがき/おわりに より: ――――われわれは二つの研究が共鳴していること、またその共鳴が自分たちの中で複数の考えに発展しつつあることを感じ取っていた。しかし、人はみずからが考えていることをすべて意識できるわけではない。だからわれわれは二人の間という一つの場所でそれを言葉にしていく作業を必要としたのである。 ――――『中動態の世界』の副タイトルには、意志のほかにもうひとつ、重要な概念があった。それは「責任」である。そして、本書における最大の収穫の一つは、この「責任」の概念を中動態的に捉えなおすことができた点にあると思う。

Feb 11, 202137:18
Vol.1後編 鳥羽和久さん『親子の手帖』
Jan 16, 202148:19