本の話 ポッドキャストAug 27, 2022
【著者が語る】千葉ともこさん『火輪の翼』刊行記念インタビュー
新聞書評でも話題の、千葉ともこさん最新刊『火輪の翼』。「なぜ相撲レスラーの娘を主人公にしたのか?」「安史の乱を描き続けて来た理由とは?」ご自身にたっぷりとお話を伺いました!
【5分で聴く♪文春新書】真山仁著『疑う力』
発行部数270万部の『ハゲタカ』シリーズなど数々のベストセラーを送り出し続けている真山仁さん。その創作の秘訣は、「世間が“正しい”と思っているものを疑おう」という姿勢です。〝正しい”を疑うことで。今まで見えなかった人間関係や国家・企業の動き、さらにはカネの流れまでが見えるようになるのです。日々のニュースでは、誰もが真実だと思っていたことがウソだったり、逆にウソみたいな話が真実だったりすることがよくあります。常識を覆す事態が起きたときにバカをみるのは、無邪気に〝真実〟を信じていた人々です。戦争、災害、経済といった大きな話から、投資、健康、就職といった個人的なことに至るまで、「これが絶対に正しい」などと言われたら、それを徹底的に疑う必要があるのです。真山さんは昨年から慶應義塾大学MCC(丸の内シティキャンパス)で「“正しい”を疑え!」をテーマに講義を始め、受講生からの人気を博してきました。その教室の熱気をパッケージした『疑う力』の読みどころを、真山さんみずからが語ります。(聞き手:東郷雄多・文春新書編集部)
【話題作🎧試し聴き】『四月になれば彼女は』(著・川村 元気/朗読・細谷 佳正)
【著者が語る】祝・吉川英治文庫賞!「八咫烏シリーズ」を音で愉しむ
【著者が語る】千葉ともこさん最新刊『火輪の翼』胸熱トーク
千葉ともこさんが最新刊『火輪の翼』発売日に行ったスペースイベントが「本の話」ポッドキャストにも登場!
①内容紹介
②役者さん(呉笑星役:鄭順栄さん/史朝義役:佐山知範さん/安慶緒役&ナレーション:酒井孝祥さん) が語る登場人物や物語の魅力
③ワンシーン朗読
④フリートーク
⑤Q&A
など盛りだくさんのトークとなっています。 (ネタバレもありますので未読の方はご注意ください)
【話題作🎧試し聴き】『私たちの世代は』(著・瀬尾 まいこ/朗読・岡田 佐知恵)
【翻訳の部屋】あなたの脳をスーパーチャージ! 『最強脳のつくり方大全』は、科学が証明した「脳にいいこと」を完全網羅した1冊だ!
ジェームズ・グッドウィン著・『最強脳のつくり方大全』
クリアで高パフォーマンスな脳を保ちたい。そう思うのはシニアも現役世代も一緒。そんな「脳の健康本」は巷にあふれていますが、その最新エッセンスを脳医学の権威が一冊にまとめたのが『最強脳のつくり方大全』。「大全」の名に恥じぬ決定版です。脳トレは役に立たない? 本当に脳に効く活動って? 切実な動機から本書の版権獲得に動いた担当編集キヌガワが、読みどころを語ります!
【5分で聴く♪文春新書】福田恆存著『福田恆存の言葉 処世術から宗教まで』
保守派論客の巨人・福田恆存は、シェイクスピアやヘミングウェイの翻訳で知られ、演出家・劇作家としても活躍するなど、幅広い知的活動で大きな足跡を残しました。そんな福田恆存が病に倒れる直前の、1976年~1977年の講演を活字化した作品『福田恆存の言葉 処世術から宗教まで』が出版されました。講演のなかで福田恆存が主題に据えたのは、「日本の近代化」です。日本が古代から積み上げてきた文化や伝統は、明治維新によって脇に追いやられ、以後ひたすら西洋化が進められてきた。しかし、それはどこまで行っても模倣にすぎない。では、日本が近代の「日本化」を成し遂げることは可能なのか?――こうした重いテーマを、福田恆存は絶妙な語り口で話すのです。「出世のためのゴマスリ」「何のために大学に行くのか?」といった平易な話題から説き起こし、聴衆は知らず知らずのうちに高みに連れて行かれる。その論理は明晰かつ寸鉄のごとく鋭く、縦横無尽。福田の明晰さの秘密に、本書の担当編集者2人が迫ります。(東郷雄太:文春新書編集部✖西泰志:「文藝春秋」編集部)
【話題作🎧試し聴き】『マイナ保険証の罠』(著・荻原博子 朗読・山内美幸)
【文學界presents文学への道】㉔文學界4月号の読みどころ
文學界2024年4月号のご紹介です。筒井康隆さん、村田沙耶香さんの新連載や町田康さん、長嶋有さん、滝口悠生さん、沼田真佑さん、井戸川射子さんによる短編競作、上田岳弘さんの特別インタビューなど、文學界4月号の読みどころを編集部四人でご紹介します。
【翻訳の部屋】北欧ミステリ巨編『罪人たちの暗号』の読みどころを解説! 暗号に翻弄される主人公(と編集者)!!
北欧ミステリの女王・レックバリがメンタリストとコンビを組んだスウェーデン大ヒットシリーズの第2弾『罪人たちの暗号』! タイトル通り、今回は犯人が残した「暗号」がキーとなります。謎めいた暗号に翻弄される主人公コンビ! スウェーデン語の暗号を日本語にするという謎めいたタスクに翻弄される訳者・編集者コンビ! そんな内幕もまじえつつ、キャラ小説としても秀逸な本書のおすすめポイントをおっさんコンビで暑苦しく語ります。ちなみに本書によればスウェーデンも相当暑そうです。
【話題作🎧試し聴き】『イーロン・マスク 上』(著・ウォルター・アイザックソン 翻訳・井口 耕二 /朗読・大谷幸司)
万城目学さん×森見登美彦さん 直木賞お祝い対談を(ちょっとだけ)特別公開
万城目学さんの直木賞受賞を、図らずも一番近くで見守った森見登美彦さん。付かず離れず、一筋縄ではいかない「友情と警戒の十七年」を共に過ごしたおふたりの対談が実現。戦友のような、やっぱりぐだぐだなような、絶妙な掛け合いの冒頭を特別に音声で公開します! ここからさらに盛り上がったお話の続きはぜひ「オール讀物」3・4月合併号にて。待ち会のことや互いの作風のこと、直木賞に対する考えなどを語り尽くす充実の対談。耳で聞き、目で読み、二度お楽しみを!
【5分で聴く♪文春新書】小川寛大著『池田大作と創価学会 カリスマ亡き後の巨大宗教のゆくえ』
強烈なリーダーシップによって創価学会を日本最大の新宗教に育て上げた池田大作名誉会長が、2023年11月15日、95歳で死去しました。池田氏はカリスマであるがゆえに、さまざまな毀誉褒貶に彩られ、極端な批判か礼賛ばかりが溢れるという状況が続いてきました。そんな状況に一石を投じるのが、新進気鋭の宗教ジャーナリスト、小川寛大氏です。小川氏は膨大な資料を渉猟し、創価学会関係者にも丹念な取材を重ねて、「池田大作とは何だったのか?」というテーマに正面から取り組みました。『池田大作と創価学会 カリスマ亡き後の巨大宗教のゆくえ』が描くのは、良くも悪くも人間臭いエピソードに彩られたリアルな池田大作像です。一方で、創価学会に異変が起きています。池田氏を知らない〝醒めた宗教2世3世〟の増加、選挙活動における集票力の低下、さらには会員の高齢化……それらが組織力の低下に拍車をかけているのです。では、この巨大組織は池田氏亡き後どうなるのか?――小川氏が見立てを語ります。(聞き手:織田甫・文春新書編集部)
【オールの小部屋・号外】第170回直木賞・河﨑秋子さんの授賞式挨拶をノーカット配信!
第170回直木賞贈呈式・河﨑秋子さん(受賞作『ともぐい』のスピーチをノーカットでお届けします。
選考委員の先生方の選評は「オール讀物」3・4月合併号に掲載されています。
【オールの小部屋】3・4月合併号編集部員のおすすめ企画はこれだ!(第1回)
「オール讀物」3・4月合併号の中から、編集部員が個人的なイチオシ企画をさらにイチオシする偏愛トークの第1回。最年少24歳のシマダさんに「いちばん読んでもらいたい」特集や小説を聞いたところ、意外な答えが……! 530頁(単行本3冊分)におよぶ「オール讀物」の中で、若き感性にもっともひびいたものとは何か!?
【話題作🎧試し聴き】『追憶の烏』(著・阿部 智里/朗読・疋田 涼子)
【著者が語る】八咫烏シリーズ最新刊『望月の烏』の読みどころと、美しすぎるカバーの秘密
【本編の内容にうっすら触れているので、ご注意ください】
人間の姿に変身できる「八咫烏」の一族が、異世界・山内を縦横無尽に飛びまわる大人気シリーズ。その最新刊『望月の烏』(2/22発売)の読みどころと、絵巻物のように美しいカバーの秘密を、著者・阿部智里さんにお聞きしました。『望月の烏』は、『烏は主を選ばない』コミカライズ第5巻(画・松崎夏未さん)との同時刊行です。
同日発売記念プレゼントキャンペーンも実施します。詳しくはこちら➡https://books.bunshun.jp/articles/-/8668
【著者が語る】垣根涼介さんに直木賞受賞半年の生活&経済小説としての『極楽征夷大将軍』の魅力を聞く!の巻
第170直木賞が決まったばかりですが、みなさん、直木賞受賞後、作家の環境がどう変わるのか、興味ありませんか? 第169回直木賞を受賞した垣根涼介さんに、受賞後半年の生活をうかがいつつ、受賞作『極楽征夷大将軍』の魅力を「経済」や「投資」の観点からあらためて語っていただきました。投資がどう歴史小説に関わってくるのか? とてもユニークなインタビューになりました。
【話題作🎧試し聴き】『極楽征夷大将軍』(著・垣根 涼介/朗読・菅沢 公平)
【著者朗読】天童荒太さんが読む『ジェンダー・クライム』
新刊『ジェンダー・クライム』を著者の天童荒太さんが朗読します。この一冊が生まれる経緯の書かれた「謝辞」と、作中で物語が動き出す場面を合せてお届けします。
鞍岡と志波の二人は似ても似つかない存在でありながら、警察官として、バディを組み事件に立ち向かいます。ある男性の裸の遺体が発見され、解剖の結果が出る。しかし志波がある疑問を抱き、鞍岡を巻き込み解剖を担った大学教授の元へ向う――。緊迫した場面を、第1章よりお送りします。
【5分で聴く♪文春新書】磯田道史著『磯田道史と日本史を語ろう』
歴史学者の磯田道史さんは、座談の名手でもあります。興味深いエピソードを交えながら語るお話は素人にもわかりやすく、現代人にも通じる示唆に富み、誰をも魅了します。そんな磯田さんが、半藤一利さん、阿川佐和子さん、浅田次郎さん、養老孟司さんほか、各界の「達人」を招き、歴史のウラオモテを縦横に語り尽くした作品が『磯田道史と日本史を語ろう』(文春新書)です。最新科学で探る日本人の起源から、武将や志士たちの意外な素顔、さらには弥生式土器を自作した少年時代を語った「磯田道史ができるまで」など、どこから読んでも楽しめる座談が盛りだくさん。磯田さんはこう語ります。〈この本の中身は愉快すぎるほど、はっきりしている。私が日本国内の「その道の達人」の方々と出会って「日本史の論賛」を大いに自由にやった対話集である。(略)読み返すうちに私は泣けてきた。私一人では行けないあの「日本史の知の蘊奥(うんおう)」に連れて行ってもらった一瞬の幸福の時を思い出して、頬を涙が伝ってきた。読者諸氏と、この至福の時間の雰囲気を、この書物でともにしたい〉。そんな作品の読みどころを、磯田さんみずからが語ります。(聞き手:前島篤志・文春新書編集部)
【話題作🎧試し聴き】『八月の御所グラウンド』(著・万城目 学 朗読・高坂 篤志)
【文學界presents文学への道】㉓文學界3月号の読みどころ
文學界2024年3月号のご紹介です。特集「身体がいちばんわからない」、津野青嵐さん、江南亜美子さんの新連載、川上弘美さん、島田雅彦さん、又吉直樹さんの創作や新芥川賞作家の九段理江さんの特別エッセイなど、文學界3月号の読みどころを編集長の浅井と編集部の山本がご紹介します。
【オールの小部屋・特別編】三越とコラボした文庫『時ひらく』美しいデザインの秘密に迫る
オール讀物から生まれた文春文庫アンソロジー『時ひらく』は、創業350年の老舗百貨店・三越を舞台にした小説集。三越の包装紙「華ひらく」をモチーフにした美しい1冊になりました。文春文庫部の担当・斉藤さんをゲストに、すてきなデザインの秘密に迫ります!
【収録作】
「思い出エレベーター」辻村深月
「Have a nice day!」伊坂幸太郎
「雨あがりに」阿川佐和子
「アニバーサリー」恩田陸
「七階から愛をこめて」柚木麻子
「重命(かさな)る」東野圭吾
【話題作🎧試し聴き】『侠飯3 怒濤の賄い篇』(著・福澤 徹三/朗読・水中 雅章)
根強いファンがいるドラマ「侠飯」。原作をオーディオブックでいかがですか? 今回の舞台は下町のやくざ事務所です。
『侠飯3 怒濤の賄い篇』のお求めはこちらから。
【5分で聴く♪文春新書】木村朗子著『紫式部と男たち』(第2回)
平安時代中期を舞台に『源氏物語』を生んだ紫式部の生涯を描くNHK大河ドラマ『光る君へ』が面白い!と早くも話題を呼んでいます。『源氏物語』はいかにして書かれ、読まれたのか。紫式部と藤原道長はソウルメイトか、それとも恋人関係だったのか?
ドラマの行方からも目が離せませんが、政治=色事であった摂関政治の時代の〈性と権力〉の構造を知れば、『源氏物語』はもちろんドラマももっと深く楽しめるに違いありません。
『光る君へ』を日本文学研究者で津田塾教授の木村朗子さんはどう観たのか、新書『紫式部と男たち』の読みどころとともに伺います。(聞き手:鳥嶋七実・文春新書編集部)
【5分で聴く♪文春新書】木村朗子著『紫式部と男たち』(第1回)
平安時代中期を舞台に『源氏物語』を生んだ紫式部の生涯を描くNHK大河ドラマ『光る君へ』が面白い! と早くも話題を呼んでいます。『源氏物語』はいかにして書かれ、読まれたのか。紫式部と藤原道長はソウルメイトか、それとも恋人関係だったのか?
ドラマの行方からも目が離せませんが、政治=色事であった摂関政治の時代の〈性と権力〉の構造を知れば、『源氏物語』はもちろんドラマももっと深く楽しめるに違いありません。
『光る君へ』を日本文学研究者で津田塾教授の木村朗子さんはどう観たのか、『紫式部と男たち』の読みどころとともに伺います。(聞き手:鳥嶋七実・文春新書編集部)
【話題作🎧試し聴き】『藩邸差配役日日控』(著・砂原浩太朗/朗読・祐仙 勇)
【5分で聴く♪文春新書】小川和久著『日本人が知らない台湾有事』
台湾に対する中国の軍事的圧力が高まっています。実際、習近平国家主席は「台湾統一」を国是に掲げ、今にも中国が台湾に攻め込むかのごとき議論もあります。そんな風潮に異議を唱えるのが、軍事アナリストの小川和久さんです。小川さんは「日本国内における台湾有事の議論は、多くが的外れなもの」だと指摘し、「中国の軍事力を正しく把握し、正しく恐れるべき」だと警鐘を鳴らします。たとえば、台湾上陸作戦に必要な軍事力を緻密に計算すると、中国が保有する全船舶(民間船含む)を合わせても、台湾上陸作戦など不可能であることがわかってくるのです。『日本人が知らない台湾有事』では、「台湾有事は、本当に2027年までに起きるのですか?」、「中国軍が武力行使するのはどんな場合ですか?」、「中国が台湾侵攻にあわせて尖閣も奪取するという話は本当ですか?」……といった素朴な疑問にQ&A方式で分かりやすく解答。その一端を、小川さんみずからが語ります。(聞き手:後藤祐実・文春新書編集部)
【オールの小部屋】祝・直木賞! 万城目学さん面白エッセイで冬の寒さも吹きとぶ2月号
オール讀物2月号は、直木賞が決まった万城目学さんの抱腹絶倒エッセイ「万城目学、クイズ番組に挑戦する」に始まり、大人の恋愛小説大賞&大人の警察小説と、酸いも甘いもかみ分けた大人の魅力をたっぷりお届けします。皇室の結婚を描く林真理子さん短編、村山由佳×千早茜「恋愛小説」書き方講座、中山七里さん待望の新連載まで、どうぞお楽しみに!
【著者朗読】窪美澄さんが読む『ぼくは青くて透明で』
新刊『ぼくは青くて透明で』を著者の窪美澄さんが朗読します。ぼく(羽田海)が転校先で長岡忍に運命的な出会いを果す前――「空気みたいな羽田君」の心のうちに広がっていた思いに迫る、第一話冒頭部分をお届けします。
【オールの小部屋・号外】第170回直木賞・河﨑秋子さんの受賞記者会見をノーカット配信!
2024年1月17日、第170回直木三十五賞の選考会が行われました。『ともぐい』(新潮社)で直木賞に選ばれた河﨑秋子さんの受賞記者会見をノーカットでお届けします。
【オールの小部屋・号外】第170回直木賞・万城目学さんの受賞記者会見をノーカット配信!
2024年1月17日、第170回直木三十五賞の選考会が行われました。『八月の御所グラウンド』(文藝春秋)で直木賞に選ばれた万城目学さんの受賞記者会見をノーカットでお届けします。
【話題作🎧試し聴き】『ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る 』(著・内田 舞/朗読・乃神亜衣子)
「女性を苦しめる労働環境は男性をも苦しめる」「炎上への処方箋とは?」
ハーバード大学准教授で小児精神科医・内田舞さんによる、現代社会への処方箋がオーディオブックとなりました。
『ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る』のお求めはこちらから。
【著者が語る】窪美澄『ぼくは青くて透明で』
週刊文春WOMAN連載時から大きな話題を呼んだ、窪美澄さん『ぼくは青くて透明で』がついに書籍化! 執筆時の秘話や作品に込めた思いを担当編集が伺います。
【翻訳の部屋】全世界600万部!『化学の授業をはじめます。』はここが面白い!
デビュー小説にして全米250万部、全世界600万部のメガヒット小説『化学の授業をはじめます。』がついに日本上陸。1960年代アメリカ、才能ある化学者ながら無職のシングルマザーになってしまった主人公の転職先は、料理番組!? 全女性、全男性、全犬好きが楽しめるエンタメ&エンパワー小説の面白さの秘密を、版権取得した部長と制作担当者が語り合います。
【文春推理部】年末年始のおすすめミステリ(文春文庫編)一挙紹介の巻
お正月気分も一段落したある夜、文春推理部に緊急召集が……! 年末年始に文春文庫から出た「おすすめミステリ」を喋る企画。こんな作品をご紹介しております。
織守きょうや『花束は毒』
織守きょうや『キスに煙』(1月25日刊行予定)
米澤穂信『可燃物』
今村昌弘『でぃすぺる』
推理アンソロジー『禁断の罠』(収録作品のうち米澤穂信「供米」、中山七里「ハングマン 雛鵜」)
芦沢央『汚れた手をそこで拭かない』
東川篤哉『もう誘拐なんてしない』
【話題作🎧試し聴き】『可燃物』(著・米澤穂信 朗読・山内健嗣)
【著者が語る】一色さゆり『ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵』
第14回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作家・一色さゆりさんによる『ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵』(文春文庫)が、1月4日に発売されました。一色さんは東京藝術大学を卒業後、ギャラリー・美術館勤務を経て、『神の値段』『カンヴァスの恋人たち』「コンサバター」シリーズなどの数々のアート小説を手がけられています。新作の刊行を記念して、一色さんに本作の読みどころや、美術館を回るコツについてお伺いしました。
【翻訳の部屋】ChatGPTを予測した『AI 2041』は年始に読むべき「未来予測本」のイチオシだ!
2023年はChatGPTや画像生成AIが一挙に身近になった年でした。それを見事に予言したのが『AI 2041 人工知能が変える20年後の未来』(中原尚哉訳)。AI研究者にして起業家のカイフー・リーのヴィジョンを、気鋭のSF作家チェン・チウファンが小説化、AIの最先端を追究する10の物語を生み出しました。果たして本書の「予言」のなかで2024年に熱いトピックとなるのは何か? 担当編集キヌガワが未来を予測します!
【文學界presents文学への道】㉒文學界2月号の読みどころ
文學界2024年2月号のご紹介です。島田雅彦さん、千葉雅也さん、又吉直樹さん、坂崎かおるさんの創作や、酒井泰斗さんと吉川浩満さんの新連載、同じく新連載となるリレーエッセイ「身体を記す」、また特集「没後100年、これからのカフカ」についてなど、文學界2月号の読みどころをデスクの田中と編集部の田口がご紹介します。
【オールの小部屋】直木賞候補作家インタビュー、映画「陰陽師0」、追悼・伊集院静
【翻訳の部屋】話題作『イーロン・マスク』が翻訳書のエキスパートの選ぶ2023年のベストワンに選出!
翻訳ノンフィクションの翻訳者・編集者・版権エージェントが厳正なる投票で選ぶ「今年の一冊」。その第1位にウォルター・アイザックソン著『イーロン・マスク』(井口耕二訳)が選ばれました! 過去には『サピエンス全史』や『FACTFULNESS』が1位に輝いた、このランキングについてご紹介しながら、同書担当編集者のキヌガワが、あらためてこの世界的ベストセラーの魅力を語ります。
【話題作🎧試し聴き】『師匠はつらいよ 藤井聡太のいる日常』(著・杉本昌隆/朗読・井之上潤)
藤井聡太八冠の師匠・杉本昌隆さんがつづったエッセイがオーディオブックになりました。瞬く間に頂点に立った弟子との交流とは?
『師匠はつらいよ 藤井聡太のいる日常』のお求めはこちらから。
【5分で聴く♪文春新書】川本大吾著『美味しいサンマはなぜ消えたのか?』
今年は猛暑からいきなり冬になり、秋らしさが感じられませんでした。しかも、秋の味覚のサンマが近年ずっと不漁続きで、脂ののった塩焼きには久しくご無沙汰という人も多いでしょう。日本の魚消費量は右肩下がりですが、じつは「安くて美味しく大量にとれる魚が、食用にされていない」という現実が『美味しいサンマはなぜ消えたのか?』からは見えてきます。流通に乗りにくいという理由だけで、肥料や飼料にされているのです。しかも、漁業資源の管理はザルそのもの。サンマなどは実際の漁獲高よりもはるかに高い「規制」が設定され、規制の意味をなしていません。さらには、パワハラなどで若い世代が漁業に定着せず、産業そのものが衰えつつあります。日本の魚食大国としての文化を次世代に受け継ぐために何が必要なのか? 著者の川本大吾さんと考えます。(聞き手:織田甫・文春新書編集部)
【翻訳の部屋】『138億年のものがたり』で子どもも大人も世界レベルの教養を身につける!
宇宙のはじまりのビッグバンから新型コロナウイルスまでの全部の歴史をフルカラーイラストで一冊に詰め込んだ、究極のビッグ・ヒストリー本『138億年のものがたり』(クリストファー・ロイド著)!
福岡伸一先生も大推薦、クリスマス・お正月・入学祝い・こどもの日・お誕生日すべてのプレゼントに好適な本書が、お子さんだけでなく“大人も読むべき本”である秘密を担当編集者が必死でプレゼンします。
【話題作🎧試し聴き】『拾われた男』(著・松尾諭/朗読・三好翼)
【文學界presents文学への道・番外編】絲山秋子のラジオじゃんがじょう・後編【『神と黒蟹県』刊行記念】
【後編】『神と黒蟹県』刊行を記念して、絲山秋子さんが特別番組を企画してくださいました!小説について、そして舞台となる黒蟹県について、もっとよく知ってもらうためのラジオ番組です。
【5分で聴く♪文春新書】安田峰俊著『戦狼中国の対日工作』
政府高官が、汚い言葉で公然と日本や西側諸国を恫喝する……いわゆる「戦狼外交」を繰り広げる中国ですが、その脅威はもはや私たちの生活の周辺にまで及んでいます。2023年、中国がウィーン条約を無視して秘密警察の拠点を日本国内に開設していたことが明らかになりました。大陸を逃れてきた反体制派中国人の監視や脅迫、さらにはスパイ行為などがおこなわれているのです。『戦狼中国の対日工作』の著者、安田峰俊さんは中国秘密警察の拠点を特定し、体当たり取材を敢行。さらに、中国政府関係者が日本国内でSNSを通じてニセ情報を拡散している実態に迫りました。危険な取材の裏話を、安田峰俊さんが披露します。(聞き手:西本幸恒・文春新書編集長)