本の話 ポッドキャストOct 05, 2022
【話題作🎧試し聴き】『襷がけの二人』(著・嶋津 輝 朗読・松井 暁波)
【著者朗読】『ナースの卯月に視えるもの』(秋谷りんこ)
note主催の創作大賞2023、「別冊文藝春秋賞」を満場一致で受賞した『ナースの卯月に視えるもの』(秋谷りんこ)が文春文庫より絶賛発売中です! 完治の望めない患者が集う長期療養型病棟を舞台に、主人公の看護師・卯月が奮闘する感涙必至のお仕事ミステリー小説。著者による一部朗読をお楽しみください。
【オールの小部屋】最年少編集部員のイチオシ企画はこれだ!
「オール讀物」5月号の中から、編集部員が個人的なイチオシ企画をご紹介する偏愛トーク。おなじみ最年少24歳シマダさんの登場です。万城目学さん「三月の局(つぼね)騒ぎ」、石田衣良さん「男女最終戦争」、丸山ゴンザレスさん新連載コラムまで、もりだくさんでお送りします!
【話題作🎧試し聴き】『琥珀の夏』(著・辻村 深月/朗読・春日さくら)
【著者が語る】創作大賞2023 別冊文藝春秋賞受賞作『ナースの卯月に視えるもの』が文春文庫より発売!
note主催の創作大賞2023、「別冊文藝春秋賞」を満場一致で受賞した『ナースの卯月に視えるもの』(秋谷りんこ)が文春文庫より本日発売! 完治の望めない患者が集う長期療養型病棟を舞台に、主人公の看護師・卯月が奮闘する感涙必至のお仕事ミステリー小説です。元看護師の秋谷さんが語るデビュー作誕生秘話。
【文學界presents文学への道】㉖文學界6月号の読みどころ
文學界2024年6月号のご紹介です。尾崎世界観さんの新作中編「転の声」から、長嶋有さん、又吉直樹さんの創作、田中慎弥さんのリレーエッセイまで、文學界6月号の読みどころを編集長の浅井と、編集部の山本、田口がご紹介します。
【話題作🎧試し聴き】本人朗読『きれぎれのダイアリー 2017~2023』(著・柴田聡子/朗読・柴田聡子)
【ご本人朗読作品】
多くのファンを魅了する文筆家でアーティストの柴田聡子さん。7年にわたり紡いだエッセイをご本人が朗読します。
柴田聡子『きれぎれのダイアリー 2017~2023』のお求めはこちらから。
【オールの小部屋】大人の推理小説大賞&有栖川有栖トリビュート企画を語りつくす!
発売早々、大反響をいただいている「オール讀物」5月号。メイン企画【大人の推理小説大賞】選考委員3名について、話題騒然【有栖川有栖35周年記念トリビュート企画】の背景について、誰もいない編集部から、編集長のミステリーひとり語りをお届けします!
※トークで言及した『葉桜の季節に君を想うということ』の夜桜カバーはこちらからご覧いただけます!
【5分で聴く♪文春新書】柯隆著『中国不動産バブル』
連日ニュースをにぎわす「中国不動産バブル崩壊」。廃墟と化したマンションや高層ビル群が放置され、中国全体の不良債権は2000兆円にものぼると推計されています。30年前の日本のバブル崩壊時に「不良債権総額110兆円」と言われていましたから、その規模には圧倒されます。それもそのはず、中国はこの30年来、国家をあげて乱脈開発に突き進んできました。いまや中国GDPの1/3が不動産関連と言われているほどです。なぜこれほど凄まじいバブルが起きたのか?テレビでもおなじみの中国経済の専門家、柯隆さんは『中国不動産バブル』のなかで、そのメカニズムを解き明かします。そして、日本と同じような「失われた30年」がやってくるのか? 世界経済への影響はどうなのか?――著者自らが語ります。(聞き手:後藤祐実・文春新書編集部)
【話題作🎧試し聴き】『世界一流エンジニアの思考法』(著・牛尾 剛/朗読・初村 健矢)
米マイクロソフトの現役ソフトウェアエンジニアの著者が、超巨大クラウドの開発の最前線で学んだ思考法とは?
話題の書『世界一流エンジニアの思考法』はオーディオブックでもお愉しみいただけます。
『世界一流エンジニアの思考法』のお求めはこちらから。
【有栖川有栖が語る】デビュー35周年トリビュート企画がついに発進!
デビュー35周年を迎えた有栖川有栖さん。ミステリ界のレジェンドをお祝いして、新進気鋭の作家がつどう【有栖川有栖トリビュート企画】がスタートします。オール讀物5月号では一穂ミチさんの書く「火村&アリス」短編に加え、有栖川さんと一穂さんの対談も! トリビュートされる側の有栖川さんは今回の企画をどう受け止めているのかをうかがいました。
【5分で聴く♪文春新書】奥山真司著『世界最強の地政学』
ロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席など、軍事力での現状変更を目指そうとする指導者が世界各地に現れる中、「地政学」という言葉に接する機会が増えています。では、地政学とは何なのか?それは、国家の置かれた環境をベースに、おもに大国同士がぶつかり合う際の思惑を分析するための「ものの見方」です。その大前提として、「人間は集団をつくり、互いに覇権を求めて争い合うものである」という基本認識があります。より具体的に言えば、その国家が置かれた地理的条件をもとに、いかに国際社会でサバイバルするかの戦略を考えるための「知の集積」と言えましょう。そんな地政学のポイントを、初歩の初歩から解説した『世界最強の地政学』について、著者の奥山真司さんが要点をわかりやすく語ります。(聞き手:前島篤志・文春新書編集部)
【著者が語る】読んでから観る?観てから読む? 映画『陰陽師0』ノベライズ
「映画ビジュアルブック『陰陽師0』の世界」と一緒に、文春文庫で発売中の『陰陽師0』ノベライズ本も夢枕獏さんにお渡ししました。こちらのノベライズは、佐藤嗣麻子監督の脚本をもとに、ライターの前川奈緒さんが書き起こした一冊。若き日の安倍晴明と、源博雅の感情が丁寧に描かれています。映画を観てから読むか? 読んでから映画を観るか? 獏さんの考える「ノベライズの楽しみ方」について、サクっとお聞きしました!
【著者が語る】夢枕獏さん、激賞!映画ビジュアルブック『陰陽師0』の世界
山﨑賢人さん主演で話題の映画『陰陽師0』。4/19(金)に全国で公開されました! 同日発売の「映画ビジュアルブック『陰陽師0』の世界」の出来たてホヤホヤの見本を、原作者の夢枕獏さんに見ていただきました。豪華キャストの特写や、迫力ある場面スチール写真に、獏さんも感動! 映画『陰陽師0』の魅力や、ビジュアルブックに収録されている「陰陽師」シリーズ単行本未収録の短編「菓子女仙」の制作裏話についてお聞きしました。
【話題作🎧試し聴き】『女帝 小池百合子』(著・石井 妙子/朗読・くわばらあきら)
【翻訳の部屋】キング50周年記念刊行の大傑作! 『ビリー・サマーズ』は犯罪小説だけど号泣必至の感動作だ!
ついに作家デビュー50周年に突入した恐怖の帝王スティーヴン・キング。50周年記念刊行としていよいよ新作長篇が登場しました! その『ビリー・サマーズ』はキングには珍しい犯罪小説です。どこへいくのか予測不能な展開の末に、クライマックスでは担当者が原稿を読みながら大号泣……! まさかの新語「キング泣き」が爆誕します。キングのことならなんでも知ってる文春のミステリ王ナガシマも太鼓判を押す大傑作。ネタバレ注意で「あれ」「それ」連呼しながらその魅力をご紹介します!
【オールの小部屋】編集部員のおすすめ企画はこれだ!(第3回)
「オール讀物」3・4月特大号の中から、編集部員が個人的なイチオシ企画をさらにイチオシする偏愛トークの第3回。数少ない男性部員であるトリハラ青年の登場です。河﨑秋子さん提供の秘蔵写真が掲載されたグラビア企画、河﨑さんが〝ねえさん〟と慕う桜木紫乃さんとの対談秘話まで、もりだくさんでお送りします!
【著者が語る】熾烈で上品な縁談バトルに注目!文春文庫の新シリーズ『京都・春日小路家の光る君』
第7回京都本大賞受賞作家・天花寺さやかさんによる新シリーズ「京都・春日小路家の光る君」が文春文庫で2ヶ月連続刊行中。このシリーズのいちばんの特徴は、京都屈指の名家による熾烈な「縁談バトル」! 京都出身の天花寺さんだからこそ書ける、本作の魅力について伺いました。
【話題作🎧試し聴き】『妖の華』(著・誉田 哲也 朗読・手塚 ヒロミチ)
【翻訳の部屋】英パブリックスクールの門外不出の教えを惜しみなく公開する『英国エリート名門校が教える最高の教養』の「スローな知」とは?
オックスフォードやケンブリッジに卒業生を送り込むイギリス伝統の中高一貫校「パブリックスクール」。そこで未来のエリートたちは何を学んでいるのか? ジョー・ノーマン著『英国エリート名門校が教える最高の教養』は、秘密主義のベールの向こうにあった教育のエッセンスを明らかにする一冊。プラトンからカーネマンまで、紫式部からカズオ・イシグロまで縦横無尽に知を網羅する必読書114冊は現在を生きる大人にも効能あり。パブリックスクールの「スローな知」を、かつて『モーリス』に心を奪われた担当編集キヌガワが語ります
【オールの小部屋】編集部員のおすすめ企画はこれだ!(第2回)&万城目学さん新刊予告も!
「オール讀物」3・4月特大号の中から、編集部員が個人的なイチオシ企画をさらにイチオシする偏愛トークの第2回。最年少24歳シマダさんに続いて、ベテラン部員ハチウマさんの登場です。万城目学さん新刊情報から、米澤穂信さんや宮下奈都さんの新作まで、もりだくさんでお送りします!
【文學界presents文学への道】㉕文學界5月号の読みどころ
文學界2024年5月号のご紹介です。旗原理沙子さんと福海隆さんの文學界新人賞受賞作から、市川沙央さん、青野暦さんの創作、特集「心霊現象」について、そして松尾スズキさんの新連載まで、文學界5月号の読みどころを編集長の浅井と、編集部の山本、田口がご紹介します。
【話題作🎧試し聴き】『イラク水滸伝』(著・高野 秀行/朗読・吉田 健太郎)
【新入社員🌱進行会議】入社3年目のポリリズム
新入社員トークをしていたのも、はるか昔!? 2022年入社の面々は社会人3年目に突入しました。久しぶりに集結し、最近担当した仕事=小説誌「オール讀物」や「別冊文藝春秋」、文庫書き下ろし『人魚のあわ恋』、単行本『チワワ・シンドローム』について、さらに2024年度の抱負を語り合います!
【5分で聴く♪文春新書】秋場大輔著『ヤメ銀 銀行を飛び出すバンカー』
かつて銀行員は安定と高収入が約束されたエリートの象徴でした。ところがバブル崩壊以降、そんなバンカー像は大きく揺らぎます。不良債権増加による経営悪化と総会屋事件などスキャンダルの続発で、金融業界は暗黒時代に突入しました。仕事の内容も「貸し剥がし」など、良心の呵責に苛まれるようなものばかり。そして金融当局からの指導にひたすら頭を下げる日々……かつてのエリートの矜持が木っ端みじんに砕かれます。しかし、逆境の中からこそ、ユニークな人材は生まれるものです。銀行を飛び出して、障害児の教育に身を捧げる人、故郷の町長になって町おこしに取り組む人、コーヒーチェーンを起業した人、ITと金融の融合を目指す人……銀行で得た経験を糧に、素手で人生を切り拓いてゆく彼らの姿を、『ヤメ銀 銀行を飛び出すバンカー』は詳細に描いています。その取材の裏側を、著者の秋場大輔さんが明かします。(聞き手:大石正輝・文春新書編集部)
【話題作🎧試し聴き】『静おばあちゃんと要介護探偵』(著・中山 七里/朗読・沢井 真知、祐仙 勇)
朗読するふたりの掛け合いが文句なく楽しいと評判。「静おばあちゃんと要介護探偵シリーズ」は、オーディオブックでも読むことができます。
中山 七里『静おばあちゃんと要介護探偵』のお求めはこちらから。
【著者が語る】千葉ともこさん『火輪の翼』刊行記念インタビュー
新聞書評でも話題の、千葉ともこさん最新刊『火輪の翼』。「なぜ相撲レスラーの娘を主人公にしたのか?」「安史の乱を描き続けて来た理由とは?」ご自身にたっぷりとお話を伺いました!
【5分で聴く♪文春新書】真山仁著『疑う力』
発行部数270万部の『ハゲタカ』シリーズなど数々のベストセラーを送り出し続けている真山仁さん。その創作の秘訣は、「世間が“正しい”と思っているものを疑おう」という姿勢です。〝正しい”を疑うことで。今まで見えなかった人間関係や国家・企業の動き、さらにはカネの流れまでが見えるようになるのです。日々のニュースでは、誰もが真実だと思っていたことがウソだったり、逆にウソみたいな話が真実だったりすることがよくあります。常識を覆す事態が起きたときにバカをみるのは、無邪気に〝真実〟を信じていた人々です。戦争、災害、経済といった大きな話から、投資、健康、就職といった個人的なことに至るまで、「これが絶対に正しい」などと言われたら、それを徹底的に疑う必要があるのです。真山さんは昨年から慶應義塾大学MCC(丸の内シティキャンパス)で「“正しい”を疑え!」をテーマに講義を始め、受講生からの人気を博してきました。その教室の熱気をパッケージした『疑う力』の読みどころを、真山さんみずからが語ります。(聞き手:東郷雄多・文春新書編集部)
【話題作🎧試し聴き】『四月になれば彼女は』(著・川村 元気/朗読・細谷 佳正)
【著者が語る】祝・吉川英治文庫賞!「八咫烏シリーズ」を音で愉しむ
【著者が語る】千葉ともこさん最新刊『火輪の翼』胸熱トーク
千葉ともこさんが最新刊『火輪の翼』発売日に行ったスペースイベントが「本の話」ポッドキャストにも登場!
①内容紹介
②役者さん(呉笑星役:鄭順栄さん/史朝義役:佐山知範さん/安慶緒役&ナレーション:酒井孝祥さん) が語る登場人物や物語の魅力
③ワンシーン朗読
④フリートーク
⑤Q&A
など盛りだくさんのトークとなっています。 (ネタバレもありますので未読の方はご注意ください)
【話題作🎧試し聴き】『私たちの世代は』(著・瀬尾 まいこ/朗読・岡田 佐知恵)
【翻訳の部屋】あなたの脳をスーパーチャージ! 『最強脳のつくり方大全』は、科学が証明した「脳にいいこと」を完全網羅した1冊だ!
ジェームズ・グッドウィン著・『最強脳のつくり方大全』
クリアで高パフォーマンスな脳を保ちたい。そう思うのはシニアも現役世代も一緒。そんな「脳の健康本」は巷にあふれていますが、その最新エッセンスを脳医学の権威が一冊にまとめたのが『最強脳のつくり方大全』。「大全」の名に恥じぬ決定版です。脳トレは役に立たない? 本当に脳に効く活動って? 切実な動機から本書の版権獲得に動いた担当編集キヌガワが、読みどころを語ります!
【5分で聴く♪文春新書】福田恆存著『福田恆存の言葉 処世術から宗教まで』
保守派論客の巨人・福田恆存は、シェイクスピアやヘミングウェイの翻訳で知られ、演出家・劇作家としても活躍するなど、幅広い知的活動で大きな足跡を残しました。そんな福田恆存が病に倒れる直前の、1976年~1977年の講演を活字化した作品『福田恆存の言葉 処世術から宗教まで』が出版されました。講演のなかで福田恆存が主題に据えたのは、「日本の近代化」です。日本が古代から積み上げてきた文化や伝統は、明治維新によって脇に追いやられ、以後ひたすら西洋化が進められてきた。しかし、それはどこまで行っても模倣にすぎない。では、日本が近代の「日本化」を成し遂げることは可能なのか?――こうした重いテーマを、福田恆存は絶妙な語り口で話すのです。「出世のためのゴマスリ」「何のために大学に行くのか?」といった平易な話題から説き起こし、聴衆は知らず知らずのうちに高みに連れて行かれる。その論理は明晰かつ寸鉄のごとく鋭く、縦横無尽。福田の明晰さの秘密に、本書の担当編集者2人が迫ります。(東郷雄太:文春新書編集部✖西泰志:「文藝春秋」編集部)
【話題作🎧試し聴き】『マイナ保険証の罠』(著・荻原博子 朗読・山内美幸)
【文學界presents文学への道】㉔文學界4月号の読みどころ
文學界2024年4月号のご紹介です。筒井康隆さん、村田沙耶香さんの新連載や町田康さん、長嶋有さん、滝口悠生さん、沼田真佑さん、井戸川射子さんによる短編競作、上田岳弘さんの特別インタビューなど、文學界4月号の読みどころを編集部四人でご紹介します。
【翻訳の部屋】北欧ミステリ巨編『罪人たちの暗号』の読みどころを解説! 暗号に翻弄される主人公(と編集者)!!
北欧ミステリの女王・レックバリがメンタリストとコンビを組んだスウェーデン大ヒットシリーズの第2弾『罪人たちの暗号』! タイトル通り、今回は犯人が残した「暗号」がキーとなります。謎めいた暗号に翻弄される主人公コンビ! スウェーデン語の暗号を日本語にするという謎めいたタスクに翻弄される訳者・編集者コンビ! そんな内幕もまじえつつ、キャラ小説としても秀逸な本書のおすすめポイントをおっさんコンビで暑苦しく語ります。ちなみに本書によればスウェーデンも相当暑そうです。
【話題作🎧試し聴き】『イーロン・マスク 上』(著・ウォルター・アイザックソン 翻訳・井口 耕二 /朗読・大谷幸司)
万城目学さん×森見登美彦さん 直木賞お祝い対談を(ちょっとだけ)特別公開
万城目学さんの直木賞受賞を、図らずも一番近くで見守った森見登美彦さん。付かず離れず、一筋縄ではいかない「友情と警戒の十七年」を共に過ごしたおふたりの対談が実現。戦友のような、やっぱりぐだぐだなような、絶妙な掛け合いの冒頭を特別に音声で公開します! ここからさらに盛り上がったお話の続きはぜひ「オール讀物」3・4月合併号にて。待ち会のことや互いの作風のこと、直木賞に対する考えなどを語り尽くす充実の対談。耳で聞き、目で読み、二度お楽しみを!
【5分で聴く♪文春新書】小川寛大著『池田大作と創価学会 カリスマ亡き後の巨大宗教のゆくえ』
強烈なリーダーシップによって創価学会を日本最大の新宗教に育て上げた池田大作名誉会長が、2023年11月15日、95歳で死去しました。池田氏はカリスマであるがゆえに、さまざまな毀誉褒貶に彩られ、極端な批判か礼賛ばかりが溢れるという状況が続いてきました。そんな状況に一石を投じるのが、新進気鋭の宗教ジャーナリスト、小川寛大氏です。小川氏は膨大な資料を渉猟し、創価学会関係者にも丹念な取材を重ねて、「池田大作とは何だったのか?」というテーマに正面から取り組みました。『池田大作と創価学会 カリスマ亡き後の巨大宗教のゆくえ』が描くのは、良くも悪くも人間臭いエピソードに彩られたリアルな池田大作像です。一方で、創価学会に異変が起きています。池田氏を知らない〝醒めた宗教2世3世〟の増加、選挙活動における集票力の低下、さらには会員の高齢化……それらが組織力の低下に拍車をかけているのです。では、この巨大組織は池田氏亡き後どうなるのか?――小川氏が見立てを語ります。(聞き手:織田甫・文春新書編集部)
【オールの小部屋・号外】第170回直木賞・河﨑秋子さんの授賞式挨拶をノーカット配信!
第170回直木賞贈呈式・河﨑秋子さん(受賞作『ともぐい』のスピーチをノーカットでお届けします。
選考委員の先生方の選評は「オール讀物」3・4月合併号に掲載されています。
【オールの小部屋】3・4月合併号編集部員のおすすめ企画はこれだ!(第1回)
「オール讀物」3・4月合併号の中から、編集部員が個人的なイチオシ企画をさらにイチオシする偏愛トークの第1回。最年少24歳のシマダさんに「いちばん読んでもらいたい」特集や小説を聞いたところ、意外な答えが……! 530頁(単行本3冊分)におよぶ「オール讀物」の中で、若き感性にもっともひびいたものとは何か!?
【話題作🎧試し聴き】『追憶の烏』(著・阿部 智里/朗読・疋田 涼子)
【著者が語る】八咫烏シリーズ最新刊『望月の烏』の読みどころと、美しすぎるカバーの秘密
【本編の内容にうっすら触れているので、ご注意ください】
人間の姿に変身できる「八咫烏」の一族が、異世界・山内を縦横無尽に飛びまわる大人気シリーズ。その最新刊『望月の烏』(2/22発売)の読みどころと、絵巻物のように美しいカバーの秘密を、著者・阿部智里さんにお聞きしました。『望月の烏』は、『烏は主を選ばない』コミカライズ第5巻(画・松崎夏未さん)との同時刊行です。
同日発売記念プレゼントキャンペーンも実施します。詳しくはこちら➡https://books.bunshun.jp/articles/-/8668
【著者が語る】垣根涼介さんに直木賞受賞半年の生活&経済小説としての『極楽征夷大将軍』の魅力を聞く!の巻
第170直木賞が決まったばかりですが、みなさん、直木賞受賞後、作家の環境がどう変わるのか、興味ありませんか? 第169回直木賞を受賞した垣根涼介さんに、受賞後半年の生活をうかがいつつ、受賞作『極楽征夷大将軍』の魅力を「経済」や「投資」の観点からあらためて語っていただきました。投資がどう歴史小説に関わってくるのか? とてもユニークなインタビューになりました。
【話題作🎧試し聴き】『極楽征夷大将軍』(著・垣根 涼介/朗読・菅沢 公平)
【著者朗読】天童荒太さんが読む『ジェンダー・クライム』
新刊『ジェンダー・クライム』を著者の天童荒太さんが朗読します。この一冊が生まれる経緯の書かれた「謝辞」と、作中で物語が動き出す場面を合せてお届けします。
鞍岡と志波の二人は似ても似つかない存在でありながら、警察官として、バディを組み事件に立ち向かいます。ある男性の裸の遺体が発見され、解剖の結果が出る。しかし志波がある疑問を抱き、鞍岡を巻き込み解剖を担った大学教授の元へ向う――。緊迫した場面を、第1章よりお送りします。
【5分で聴く♪文春新書】磯田道史著『磯田道史と日本史を語ろう』
歴史学者の磯田道史さんは、座談の名手でもあります。興味深いエピソードを交えながら語るお話は素人にもわかりやすく、現代人にも通じる示唆に富み、誰をも魅了します。そんな磯田さんが、半藤一利さん、阿川佐和子さん、浅田次郎さん、養老孟司さんほか、各界の「達人」を招き、歴史のウラオモテを縦横に語り尽くした作品が『磯田道史と日本史を語ろう』(文春新書)です。最新科学で探る日本人の起源から、武将や志士たちの意外な素顔、さらには弥生式土器を自作した少年時代を語った「磯田道史ができるまで」など、どこから読んでも楽しめる座談が盛りだくさん。磯田さんはこう語ります。〈この本の中身は愉快すぎるほど、はっきりしている。私が日本国内の「その道の達人」の方々と出会って「日本史の論賛」を大いに自由にやった対話集である。(略)読み返すうちに私は泣けてきた。私一人では行けないあの「日本史の知の蘊奥(うんおう)」に連れて行ってもらった一瞬の幸福の時を思い出して、頬を涙が伝ってきた。読者諸氏と、この至福の時間の雰囲気を、この書物でともにしたい〉。そんな作品の読みどころを、磯田さんみずからが語ります。(聞き手:前島篤志・文春新書編集部)
【話題作🎧試し聴き】『八月の御所グラウンド』(著・万城目 学 朗読・高坂 篤志)
【文學界presents文学への道】㉓文學界3月号の読みどころ
文學界2024年3月号のご紹介です。特集「身体がいちばんわからない」、津野青嵐さん、江南亜美子さんの新連載、川上弘美さん、島田雅彦さん、又吉直樹さんの創作や新芥川賞作家の九段理江さんの特別エッセイなど、文學界3月号の読みどころを編集長の浅井と編集部の山本がご紹介します。