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東京西側放送局

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By 東京西側放送局

東京都の西側に住むWebメディア記者、フリーライター、出版社編集者の3人がお届けするラジオです。
暗い・気持ち悪い・嫌われがちという文化系3K職業を生業にする私たちが、仕事では取り上げ辛いトピックについて真面目に考え、面白おかしく吐露しています。
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第49回:読書の原体験としての「絵本」のハナシ

東京西側放送局Aug 20, 2021

00:00
13:39
第49回:読書の原体験としての「絵本」のハナシ

第49回:読書の原体験としての「絵本」のハナシ

記者、編集者、ライターの3人がお送りしている「東京西側放送局」。今回の配信は「読書」の原体験としての「絵本」の話。今年子どもを授かった鹿間家の絵本環境とは。各々の絵本体験とは……。


◇放送内で出てきたキーワード

読み聞かせ/「だるまさん」シリーズ/単語と体験の結びつき/子どもの物は「秒」/『だるまちゃんとてんぐちゃん』/『11ぴきのねこ』/教科書/絵本は子どもっぽい?/読ませたい絵本/情操教育/大人向け絵本/ヴィレッジヴァンガード文化/勧善懲悪/道徳/幽玄/『あおくんときいろちゃん』/父親が読むのと母親が読むのとでは赤ちゃんの脳波の出方が違う

Aug 20, 202113:39
第48回:「育ちの良さ」を追い求める“不気味”さ

第48回:「育ちの良さ」を追い求める“不気味”さ

記者、編集者、ライターの3人がお送りしている「東京西側放送局」。今回の配信は「育ちの良さ」をテーマにした書籍が爆売れしている状況に、そこはかとない気持ち悪さを感じるなかたの疑問から、そもそも「育ちの良さ」とはどういうことなのか、なぜ人は「育ちの良さ」を求めるのかについて話し合う。最終的に辿り着いた結論とは……。


◇放送内で出てきたキーワード


「育ちがいい人」だけが知っていること/エレガント所作/いつ救急車で運ばれてもいいように高級なランジェリーを身につける/マナー+生活様式/刃牙のレストランシーン/イヤミか貴様ッッ/実家の太さ/家族と社会の区別/オカルト


Aug 13, 202109:27
第47回:2021上半期…買ってよかった……

第47回:2021上半期…買ってよかった……

記者、編集者、ライターの3人がお送りしている「東京西側放送局」。今回の配信は上半期に買って「これはよかった……」と感じたものについて。文章にまつわる仕事をしている3人らしい物が挙がると思いきや……?


◇放送内で出てきたキーワード

買ってよかったものブログ全部アフィリエイト/サングラス/情報量が減る/偏光/光に対して真面目にアプローチ/fire stick tv/NBA/BTS/マイケルジャクソン/冷蔵庫/3C/電子レンジ/服/GU/ローテを増やす/服は難しい/アイロン/歳をとるにつれみすぼらしい格好をしていると単純に汚い/歩いてるだけで事案/瞑想

Aug 09, 202110:19
第46回:「言葉」と「文字」 他言語を学ぶ“快楽”

第46回:「言葉」と「文字」 他言語を学ぶ“快楽”

大学時代に4年間にわたってサンスクリット語を学んでいたという大丘。実用性は脇に置いて、プリミティブに、知らない言葉・文字を学ぶ快楽について話し合う。


◇放送内で出てきたキーワード

人生で初めてABCに触れる瞬間/なんだこれは/言葉を表すカタチ/記号/ピクトグラム/線の集合体が意味のある言葉に/映画『メッセージ』/ハンターハンター/音との結びつき/ギリシャ語/仏教の伝播

Aug 06, 202108:53
第45回:【怒】役所の開庁短すぎませんか?

第45回:【怒】役所の開庁短すぎませんか?

 多摩から飯能へ。都道府県をまたぐ引っ越しをした鹿間。諸手続きを進めるにつれて溜まっていくフラストレーションがあったというが、それはいったい……。日本で生活するかぎり付き合い続けなければならない「役所」。何かとイライラさせられる機会の多い「役所」。低すぎる視点から「役所」への愚痴を語る。


◇放送内で出てきたキーワード

休憩時間/窓口/「役所ってこんなもんだよな」/車庫証明/遡ってのイライラ/基本行けない/公務員自身の特権性/田舎/なんか鼻につく/無条件で「立派な人」/アンロック/統治側/百姓と地主/庄屋/国家公務員/地主/格差/椅子取りゲーム/聖性/国体論/共同体/8時間労働してください/オードリー・タン/ブルシットジョブ


Aug 02, 202115:59
第44回:賛否両論!? 芥川賞受賞作『彼岸花が咲く島』は“政治的”な作品なのか

第44回:賛否両論!? 芥川賞受賞作『彼岸花が咲く島』は“政治的”な作品なのか

『貝に続く場所にて』とのダブル受賞で芥川賞を獲得した『彼岸花が咲く島』。作者のTwitterでの過去の投稿が何かと論われがちな本作について、ここでは作品と作者を切り分け、小説としての完成度、そして、その魅力について話し合う。


◇放送内で出てきたキーワード

神話/民俗/ノロとユタ/少年向けファンタジー/ケン・リュウ/国粋主義/植民地での国語教育/イデオロギッシュ/筒井康隆/作者の内面空間/文体/違和/日本語が相対化されて破壊される/思考実験/アニメっぽい/ご都合主義/パターンナリズムとしての長老という役割/形式的なキャラクター/出自/少年漫画/恋慕の巧みさ/性に縛られていない/入れ墨/針突/カーゴカルト/弥勒神信仰/彼岸と此岸/クレオール/対立構造が開かれる/ちゃんと大ノロが死んでくれたから…/ポリコレ/


Jul 30, 202131:36
第43回:芥川賞受賞作『貝に続く場所にて』の魅力は何なのか

第43回:芥川賞受賞作『貝に続く場所にて』の魅力は何なのか

デビュー小説『貝に続く場所にて』が芥川賞を受賞。コロナ禍が影を落とす異国の街に、9年前の光景が重なり合う……そんなあらすじで紹介される本作の魅力はいったいどんなところにあるのか。記者・ライター・編集者の3人が読み、話す。


◇放送内で出てきたキーワード

重たい/冷めた視点/一文に込められた要素/あらすじを読んだだけで…/違和感に対しての描写の解像度の高さ/密度/リアリティの持たせ方/分析でありながら綺麗に飾られている/伝える役割/静か/熱感がない/枠を通して見る/テーマと文体の合致/時間的な距離/空間的な距離/遠近法/消失点/打ちのめされたい/コスパ/藤本タツキ/ルックバック/死/美術的読み解き/罪悪感/レイヤー/聖人/共苦の範囲を重層的に広げていく/岩波ホールで映画を観終わったあと/ストーリー・メッセージ・キャラクター

Jul 26, 202126:49
第42回:性差を語るうえでの疑問・違和感について考える――『駄言辞典』を読みながら

第42回:性差を語るうえでの疑問・違和感について考える――『駄言辞典』を読みながら

「女性なのに仕事ができるね」「男なんだから黙って働けよ」「涙は女の武器だよな」「男だから多少厳しくしても大丈夫だろ」「女の子には頼みにくいから、お前頼むよ。」「就活は、女性らしくスカートで。」……。

センシティブ領域のコンテンツが炎上するにもかかわらず、いまだ社会に根強く蔓延る性別による無意味な押し付け。なぜ、そんな発言を口にしてしまう人がいるのか。そもそも、どこからがNGな発言なのか。そうした諸問題について考えてみようと、誰かを苦しめる無意識の思い込み=滅びるべき駄言を集めた辞典『早く絶版になってほしい #駄言辞典』を読み、記者、編集者、ライターの男性3人が話し合う。

もしかすると、自分たちの特権性に無自覚である発言があるかもしれませんが、足元から「差別」の問題に向き合ってみようじゃないか…という回です。


◇放送内で出てきたキーワード
センシティブ領域/駄言辞典/女子力/性別による構造的差別/性別に基づく価値判断/ジャンダー的な役割への期待/女性は体力がない/傾向としての得手不得手/生物学的な問題/モテ/排除されるべきは体験/「女性向けエッセイ」/現状に対処する手段/無自覚であることの気づき/これダメなのかよ…の原因を掘り下げる/母性/オキシトシン/育児休暇/制度/デス・ストランディング/


Jul 23, 202133:13
第41回:「プロフィール文」の書き方に正解はある?

第41回:「プロフィール文」の書き方に正解はある?

メディア掲載、SNS、マッチングアプリ、社内報……。さまざまなシーンで誰しもが書かざるをえない「プロフィール文」。ウケを狙うもよし、フォーマットに則るもよし。書き方は自由な場合が多いからこそ、どんな内容にまとめればいいのか悩ましいもの。はたして「プロフィール文」の書き方に正解はあるのか。記者・ライター・編集者の3人が考える。


◇放送内で出てきたキーワード

プロフィール文/自分で自分のことを書く/フォーマット/SNS/やりたいことを書く/ステートメント/受賞歴/「ヤッてる」/SNS文法/正解がない/モバゲータウン/書き方の変化/最悪仕事関係の人に見られても…/裏アカ/電話帳の登録人数/LINE/赤外線通信/名刺/文化人類学/誰に届けるか/SNSに最適化していない/属性

Jul 19, 202115:31
第40回:ヒット漫画の仕組みを考える

第40回:ヒット漫画の仕組みを考える

鬼滅の刃、東京喰種、進撃の巨人、ワンピース……。ヒット漫画の変遷、転換点、共通点とは。記者・ライター・編集者の3人が雑感を話し合う。


◇放送内で出てきたキーワード

東京喰種/進撃の巨人/正解がない/勧善懲悪/ワンピース/男はつらいよ/内田樹/任侠モノ/東映/選択のしえなさ/正解がない/サブカル/視点が定まらない/迷い/覚悟/裏切り/覚醒シーン/ドラゴンボール/その瞬間だけで作品が好きになる/呪術廻戦/対立の間/かいじゅうたちのいるところ/得体のしれないもの=思想を共有でしえないものに対する怖さ/メビウス/大友克洋/文体/怪獣8号/ハリウッド映画/ダンダダン/チェーンソーマン/コロコロコミック/ジャンプ黄金世代/漫画を読む能力/予定調和

Jul 16, 202122:32
第38回:芥川・直木賞候補作が出そろいました

第38回:芥川・直木賞候補作が出そろいました

7月14日に発表される芥川賞・直木賞。出そろった候補作を眺めながら、記者・ライター・編集者の3人が雑感を話し合う。


◇放送内で出てきたキーワード

感想回/オーバーヒート/異端/新潮45/杉田水脈/フィクションと現実の曖昧さ/純粋なフィクションとして評価されるのか/哲学者としてのポジション/“小説の新しい才能”/テスカトリポカ/クライムノベル/ダークナイト/善悪の超越/メキシコカルテルの映画はだいたい面白い/業/アステカの神/これから何が起こるんだ…/ゴッドファーザー/プッシャー/QJKJQ/ロブ・ゾンビ/資本主義の加速/衒学性/一穂ミチ/BLの大家/技工派/引き出しが多い/短編集が好き/恩田陸/書店員が好きそう/濃ゆいオタク/ファンロードに投稿/二次創作/震災がテーマ/北条裕子/群像新人賞の剽窃作/文学性/性的な思弁


Jul 12, 202118:26
第38回:転職・就職に正解はあるのか…?

第38回:転職・就職に正解はあるのか…?

終身雇用が当たり前…ではなくなった昨今、誰しもが転職と無縁ではいられない。「転職してよかった」「転職して後悔している」…その分水嶺はいったいどこにあるのか。記者・ライター・編集者の3人で与太話を重ねながら考えてみる。


◇放送内で出てきたキーワード

私の年収、低すぎ... ?/○○○~○○○万円/転職サイトへの登録/出会い/マッチングアプリ/脱出/煩雑な作業/ヘッドハンティング/「潰しがきかない」/現場での経験/ハローワーク/終身雇用/就職活動/面接/言葉の言い換え/「風通しがいい」/悪魔の辞典/マウンティング用語の基礎知識/うしろめたさ/逃走論/「転職のきっかけは?」/人を選ぶ特権性/就活のためにお金を貯める/「その質問この前も聞かれましたけど」/ブルシットジョブ/採用側の責任の分散/焦らない/直感

Jul 09, 202128:03
《番外編》文化系NBA入門論―スポーツ界に渦巻く“差別”

《番外編》文化系NBA入門論―スポーツ界に渦巻く“差別”

※収録音声のストック切れにつき、鹿間と中田がファミレスでポテトをつまみながら雑談しているさまを番外編として配信。環境が環境なので聞き苦しい箇所がございますが、ご容赦ください。

日本では2015年にBリーグが開幕するも、いまだ「流行」しているとはいえないプロバスケットボール界。なぜバスケは日本で浸透しないのか、プレーオフで盛り上がるこの時期にぴったりの文化系NBA入門話……から、スポーツ界に渦巻く差別の問題へと話は展開し……。


◇放送内で出てきたキーワード

コービー/田臥勇太/直線の速さ/身体性こそ正義/ステフィン・カリー/ゲームチェンジャー/シャック/怪獣映画/レブロン・ジェームズ/マイケル・ジョーダン/ブザービーター/ピストンズ/バッドボーイズ/ピッペン/ペニー・ハーダウェイ/沢北/スラムダンクの構図/TNTの名物コメンテーター/金銭感覚/門倉健/上原浩治/「彼の顔が苦手で、余り好意をもっていなかった」/「~~~だが」/ポスタライズ/渡邊雄太/アジアンヘイト/釣り目ポーズ/奴隷


Jul 05, 202119:20
第37回:「文章」は誰にどうやって習うもの?

第37回:「文章」は誰にどうやって習うもの?

文章術にまつわる本が数多く出版されている現状は、文章というものが“本を読めば劇的にウマくなる”ものではないことを逆説的に証明している……といえないだろうか。

では、実際に「文章」に関する仕事で生計を立てている人たちは、どのようにして文章を学び、血肉化してきたのか。もしかすると、その一つには教えを与えてくれた「師匠」のような存在があるのかもしれない。

文章周縁で飯を食う3人が考える「文章」と「師匠」の話。


◇放送内で出てきたキーワード

高校の先生/真剣勝負/書くうえでの意識/句読点の打ち方/指摘が内在化/挫折/書き写し/“読む”ではなく“書く”/自分とのズレ/デッサン/天声人語/文体/村上春樹/時雨沢恵一/西尾維新/思想的なバックボーン/作文コンクール/

Jul 02, 202113:44
第36回:引っ越しに正解はあるのか…?

第36回:引っ越しに正解はあるのか…?

多摩から飯能へと引っ越すことになり、物件探しの難しさに直面したという鹿間。生活、いや人生すらも大きく左右する選択における“正解”とは……。


◇放送内で出てきたキーワード

内見/家賃補助/三崎に移住/6万円で3LDK/出社頻度/東京脱出/プロパンガス/許容できる古さ/意見のすり合わせ/チェックリストに入らない要素/すれ違い/住めば都/レンタカー引っ越し/事故/梱包/持ち家ガチャ/早い者勝ち

Jun 28, 202119:12
第35回:文系男子が考えるバラエティ番組の持つ“魔力”

第35回:文系男子が考えるバラエティ番組の持つ“魔力”

ドッキリか、激辛か、カラオケか、動物か……。テレビを付けると似たような番組ばかりが流れる昨今。若者のテレビ離れも当前のこととして語られるようになってきたが、鹿間はテレビ、特にバラエティ番組の持つ魔力に気づいたという。はたしてテレビの持つ力とはいったい……。


◇放送内で出てきたキーワード

松本人志/視聴率/PV/最大公約数/ドッキリ・激辛・カラオケ・動物/「テレビって冗長じゃん」/考えなくていい/思考停止マシーン/マインドフルネス/一点を見つめさせることに特化/嫌なことを忘れる/TVを見ながら怒る人/水曜日のダウンタウン/島田紳助/バカを見て笑う/コンテンツそのものをバカにする/なろう小説/ツッコミ文化/裏の意図を読み取ろうとする/「俺が一番わかってる」/趣味の外で展開されていること/“家族”の形成に重要/見させられる/能動的であり受動的/偶然性

Jun 25, 202119:37
第34回:編集・ライター職の自宅仕事環境話

第34回:編集・ライター職の自宅仕事環境話

すっかり定着したリモートワーク。家での仕事環境を各々はどうしているのか。記者・編集者・ライターの3人で話し合う……と、いつのまにかタスク管理に話が広がり……。


◇放送内で出てきたキーワード

リモートワーク/椅子/子どもが保育園に入るまで……/ノイズキャンセリングイヤホン/キーボード/エルゴノミクス/Surface/スペック不要/中古で2万円のPC/Mac/Just Right/ATOK/Google IME/to do管理/メモ帳/管理するコスト/進捗管理

Jun 21, 202111:18
第33回:「いい編集者」と「わるい編集者」の違いって?

第33回:「いい編集者」と「わるい編集者」の違いって?

「編集者」と「ライター」は、発注の構造上、どうしても編集者が立場としては強くなりがち。それだけに、ライターは胸の奥に鬱々とした思いを抱えることも。

では、どんな編集者と仕事をしたいと思うのか。「いい編集者」と「わるい編集者」の違いから考える。


◇放送内で出てきたキーワード

着地点/「全体的にこんな感じで」/「こういう風に」/自分の感覚が伝わると思う無邪気さ/断言したくない/この原稿料では無理/“編集”の習い方/疑問文で修正/信頼関係/メールの文量が適量/思いやり/想像力/書けない編集者/責任/最低限の資質


Jun 19, 202119:54
第32回:文化系恋愛論:マッチングアプリの是非について

第32回:文化系恋愛論:マッチングアプリの是非について

普段3人で全く話すことのない恋愛の話。マッチングアプリが「よきもの」として受け入れられている現状について各々はどのように考えているのか。文化系非モテ人間がねちねちと手探りで話す。

◇放送内で出てきたキーワード

出会い系サイト/サクラ/スタビ/男女の非対称性/アフィリエイト/商態の違い/マッチングアプリで出会って結婚/美人局/マッチングアプリの広告/強迫観念/つながれなかった人/衒いがなくなる/95%のマッチング率/オルタネート/同一性/違いをいかに受け入れるか/なんで?っていう機会がなくなる/これまでも同じコミュニティの中で知り合ってきた


Jun 14, 202115:15
第31回:結局のところ「プロのライター」に求められるものって?

第31回:結局のところ「プロのライター」に求められるものって?

副業解禁の波を受け、多くの人が「ライター」を名乗るようになった時代。そもそもプロのライターの仕事に求められるものっていったい? 締め切りを守る、整った文章が書ける、構成がうまい……そうしたハウツー的な要素は横において、さらに踏み込んだ「ライター」についての話。

◇放送内で出てきたキーワード
自称○○/プロとアマの線引き/クライアントの満足/読めない人が多い/文春オンラインで公開された弱者男性論/何も断言していない/「書く」こととは…/伝達/言葉でほぐす/ライター・批評家・作家・エッセイストのベン図/文脈依存的な書き方/読み手は読み方を決めている/求められるものに対する「担い手」/「担い手」たりえない「フリーライター」/書き手の属性/期待を裏切れない/編集とライターのパートナー感/絆/顔のわからない関係性/窓口としての編集者/書くことができる人/クラウドソーシングの功罪

Jun 11, 202121:30
第30回:配信プレイバック(21~29回)

第30回:配信プレイバック(21~29回)

東京西側放送局は、ライター、編集者、記者の3人がカルチャアな話題で盛り上がるWebラジオ。鹿間、大丘、中田は、これまでの配信で何を話してきたのか。ぼちぼちと振り返っています。

◆配信内で出てきたキーワード

ハルキスト/村上春樹Tシャツ/「丸善の店員が着ちゃうんだ」/千葉雅也本人からのリアクション/先月の小銭貯金は1万2000円/私作る人、僕食べる人/電通アレルギー/センシティブ領域の広告/NIKE/ボイスロイド/30歳を超えている人はボカロ曲がうまく歌えない/ダービーで大炎上/「副業」としてのライター/尿管結石/筋肉アムウェイ

Jun 07, 202127:22
第29回:文化系の人間に「筋肉」は必要なのか?

第29回:文化系の人間に「筋肉」は必要なのか?

歳を重ねるにつれて如実に表れてくる「健康」にまつわる問題。改善させるために大切なのは「運動」……? マチズモで虐げられてきた文化系人間が考える「筋肉」の話。


◇放送内で出てきたキーワード

老化/日常的に使う筋肉/1日の移動距離が50mくらい/散歩で息切れ/お父さんが参加する運動会/筋肉なんてどうでもいい/自分の身体を肯定したい/マッチョ/理想との乖離/自分にとっての理想のカタチ/プロポーション/コンプレックス/マチズモ/復讐


Jun 04, 202106:22
第28回:《オタク論》「●作品名● 考察」という検索候補…どうなの!?

第28回:《オタク論》「●作品名● 考察」という検索候補…どうなの!?

映画情報を調べようとすると、検索候補に「考察」が必ずサジェストされることに気持ち悪さを感じてしまう……。そんな中田の話から、オタクに対する憧れを持つ若者が増えていること、そしてオタクとは何者なのか、「作品」を「解釈」する態度についての話へと……。


◇放送内で出てきたキーワード

考察/オタクに憧れ/最短距離でオタクになりたい/ミッドサマー/消費社会的にメジャー/薄っぺらい奴/レコンキスタ/何者でもない私/ハッシュタグ文化/すぐにGoogleに頼る/答えを知りたい/疑問を解消/答え合わせ/「めっちゃ早口で言ってそう」/人口に膾炙した考察/最大公約数/ジョーカー/専門知/考察としての価値/わからないことに対しての態度/作品を受容するうえでの態度/答えがあることが自明という認識/「わからないものはないはず」という枠組み/わかりたい欲求/わかりはじめる/脳汁/競馬/パチンコ/当たりを確信する瞬間/解釈することが正しい態度なのか/共有する前提/


May 31, 202115:17
第27回:世の中に数多ある「不毛な解説記事」が生まれるワケ

第27回:世の中に数多ある「不毛な解説記事」が生まれるワケ

「ファーストピッチセレモニー」と「始球式」の違いについて……そんな無意味な記事を目にした鹿間の発言から、インターネット上に数多ある不毛な解説記事が生まれる理由について考える。SEOの意義、意味、目指されるものとは……。


◇放送内で出てきたキーワード

“ファーストピッチセレモニー”と“始球式”/解説記事/違いをでっちあげる/Googleからの評価/適切な文字量/SEO/~~とは/「3000から5000字くらいは欲しいよね」/検索汚染/英語で検索したとき違う説が結構出てきた/開発が英語ベース/発注の仕方が雑/上位記事の再生産/コタツ記事/ライターの矜持/コスト/文字単価/デフレ/サイトパワー/質勝負/「なんかSEOって大事だよね」/見られないと意味がない/粗製乱造以外の作り方を知らない


May 28, 202115:50
第26回:「文系」の人間が説く「競馬」の魅力

第26回:「文系」の人間が説く「競馬」の魅力

日本ダービー直前。ギャンブルとしての「競馬」に興味の無い人間に、競馬好きの人間が競馬の魅力を文系の文脈で説く回。


◇放送内で出てきたキーワード

やられたオッサン/負けを痛いと思わない/競馬をやっていると優しくなれる/アドラー心理学/想像力が豊かになる/自分の間違いを受け止める/過信を防げる/俺はそこまで大した人間ではない/意識低い系のダイバーシティ/日常的に挫折経験を受け入れている/自らの特権性を信じない/差異を受け入れる/チャールズ・ブコウスキー/クローズドクエスチョン/ナチス


May 26, 202105:24
第25回:記者・ライター・編集者が考察する『うっせえわ』の「歌詞」が示すもの

第25回:記者・ライター・編集者が考察する『うっせえわ』の「歌詞」が示すもの

「ポップスは社会の写し鏡」といわれていたのは過去の時代……? Ado『うっせえわ』の歌詞解釈を巡って、記者・ライター・編集者の3人が話し合う。


◇放送内で出てきたキーワード

関ジャム完全燃SHOW/いしわたり淳治/感想/特定アーティストの計量テキスト分析/Ado/『うっせえわ』/メタ/共感/母親に対する目線/父親殺し/エディプスコンプレックス/社会一般に対した最終的な審級がママ/子どもの頃の親の存在=神/「うっせぇわ」を聞いた30代以上が犯している、致命的な「勘違い」/ギザギザハートの子守歌/読み方が全般的にわからない/反抗ではなく断念/分断/逸脱しない自己/天才制への飛躍/社会に物申すための特権性/否定する根拠は身体的/怠慢の象徴としてのルックスの汚さ/ボカロ文化/小学1年生からボカロを聞いていた/新人類/YOASOBI/社会の写し鏡としてのポップス/米津玄師/ヒャダイン/supercell


May 24, 202119:14
第24回:しまだあや騒動から考える「文章」と「炎上」

第24回:しまだあや騒動から考える「文章」と「炎上」

大阪市の「新今宮エリアブランド向上事業」の一環として、noteに記事を公開し、“炎上”してしまった、しまだあやさんのPR記事『ティファニーで朝食を。松のやで定食を。』。

彼女の書いた文章は、なぜ炎上に至ってしまったのか。本質的な問題は何だったのか。炎上した、謝罪した、はい、お終い……ではなく、改めて問題の根本を見つめ直しながら3人で話し合う。


◇放送内で出てきたキーワード

プロからの批判がない(目立って見えてこない)/当初は絶賛する反応/人の生活を娯楽として消費/自治体からのPR案件というのがどうにも/「人の温かみ」/「町の温かみ」/謝罪文/直近でホームレスの炎上案件があったのに「またかよ」/暴力性/サービス精神/無邪気/明快なメッセージがないとPRしづらい/観点が“マーケティング”/貧困の問題よりも大きな話/“行政”が救っていくべき対象/ジェントリフィケーション/街のPRになる要素がそもそもない/文章の問題だけじゃない/エモい文章/発注側の意図/文脈を掘れば「燃えるものじゃなくね?」ってものと、文脈を掘るほど「これは燃えるだろ」ってもの/キラキラさせれば解決するという価値観/クライアントのニーズには合致している/PR表記/広告の倫理/インフルエンサーマーケティング/エッセイとして楽しんだ人

May 21, 202119:06
第23回:「低収入」「一人暮らし」で貯金ってできる?

第23回:「低収入」「一人暮らし」で貯金ってできる?

「一人暮らしでも普通にお金は余って貯金できるはずなのに(俺はできない)……」というメッセージを受けての配信。はたして「一人暮らしで貯金をする」のは簡単なことなのか、どうすれば貯金ができるのか……。マネーリテラシーが高いとはいえない私たち3人が「ああだ」「こうだ」と考え、話し合う。役に立たない“与太話”回です。


◇放送内で出てきたキーワード

一人暮らしで貯金をするハードル/無いものとして扱う/投資信託にぶち込む/自分の生活がカツカツにならないことが条件/給与額を上げるか支出を抑えるか/精神的余裕/なんでもいいから貯金を始める/不可侵性を付与する/無邪気にお金を使っちゃう/地方の信金/馬券で増やす/投資と投機/勝間和代/小銭を貯める

May 19, 202109:20
第22回:千葉雅也の短編小説『マジックミラー』が浮かび上がらせたもの

第22回:千葉雅也の短編小説『マジックミラー』が浮かび上がらせたもの

川端康成文学賞を受賞した千葉雅也氏の『マジックミラー』についての感想回。新作とあわせて作品が掲載された『新潮 6月号』はAmazonで売り切れ、出版社も在庫切れを起こすなど、大きな話題を呼んでいるが、肝心の作品内容はどうだったのか、Webメディア記者・フリーライター・編集者の3人が、考え、喋る。


◇放送内で出てきたキーワード

スマートな説明/短編ならではの鋭さ/小説だからこその表現/闇/色描写の連打/眼差し/ハッテン場のグラデーション/日焼けしていく体との対照/こちらからは見えないけど向こうからは見えている/LGBTQ/庇護する対象/剥奪される人格/ラッシュ/摩擦をする機械/『オーバーヒート』/「覚えておく」/color is not physics/色そのものにかかるバイアス/「最後にポップなことだけ言っていい?」

May 17, 202117:40
第21回:「ハルキスト」に気持ち悪さを感じる?

第21回:「ハルキスト」に気持ち悪さを感じる?

Wikipediaによると、「ハルキスト」は小説家村上春樹の熱狂的なファンを指す俗称である。

“村上の趣味や生活スタイルに影響され、村上の著作のほか、村上の小説に登場する音楽や料理などを他者が紹介した本なども情報源としている。それらの自身について言及した書籍が自らの管理下にない、と村上は懸念を表している”そうだ。

そんな「ハルキスト」を蛇蝎のごとく嫌う大丘の嘆きから始まる今回。「ハルキスト」について、そして村上春樹の作家性について考える。

◇放送内で出てきたキーワード

ラベリング/「ハルキスト」を自称する人/UNIQLOとコラボ/村上春樹好きを自称したときの「あぁ…」という反応/研究の対象になない/文壇から無視されていた/村上春樹(笑)/売れ線(笑)/「オタクです。ワンピース好きです」/「やれやれ僕は射精した」/架空の村上春樹文体/クール系主人公/セカイ系の原点/閉じた世界から展開されるファンタジックな世界/ドラスティックな出来事/敗戦の受け入れ/しらけ世代/もどかしさ/ハルキズム/フランス映画感/匿名的な都市の寓話/東浩紀/消費社会が一定の段階に達した途端に村上春樹がブームになる


May 14, 202109:56
第20回:配信プレイバック(11~19回)

第20回:配信プレイバック(11~19回)

東京西側放送局は、ライター、編集者、記者の3人がカルチャアな話題で盛り上がるWebラジオ。鹿間、大丘、中田は、これまでの配信で何を話してきたのか。ぼちぼちと振り返っています。

◇配信内で出てきたキーワード

ネットミームが女子高生発文化に/デコードの必要のない立場/『蜘蛛ですが、なにか?』/『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』/スニーカー文庫/貴種流離譚/アーキタイプ/陰謀論/配信後記/主観はあてにならない/ADHDを判別する/アウト設問/『オルタネート』のドラマ化/繭の輪郭/「そんな読み方はしてくれない」/圧倒的喫煙所感/千葉雅也の煙草論

May 10, 202115:49
第19回:嗚呼! 吐露される喫煙者の嘆き、叫び、苦しみ…

第19回:嗚呼! 吐露される喫煙者の嘆き、叫び、苦しみ…

喫煙所は減り、居酒屋もほとんどの店が禁煙に……。次第に社会から排除されているにもかかわらず、なぜ喫煙者は煙草を吸い続けてしまうのか。時代の流れに乗れず、いまだ煙草を嗜む3人が煙草を巡る現状について思いの丈を吐露。

◇放送内で出てきたキーワード
そこに煙草があるから/禁煙した人/喫煙車/星野リゾート/勤務中喫煙禁止/禁煙をすすめる理由/副流煙/望まない喫煙/喫煙目的店/「1箱1000円に上がってもいい」/喫煙者側のエクスキューズ/有害物質99%カット/有料喫煙所/「いつでもやめられるから」/低所得層が虐げられる/都庁のバー/新幹線の喫煙席/貧乏人の娯楽/拠り所/嗅ぎタバコ/ニコレット/プロパガンダ/害が煙として可視化される/千葉雅也

May 07, 202116:06
第18回:“文章術”の本って意味あんの?

第18回:“文章術”の本って意味あんの?

古今東西さまざまな切り口で出版され続けている“文章術”にまつわる本。いったい、なぜ人は“文章術”の本を求めるのか、そして、“文章術”の本を読むことに意味はあるのか。記者、ライター、編集者の3人が一冊の本を実際に回し読みしながら考えてみる。


◇放送内で出てきたキーワード

『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』/持ちえない視点/頻出する文章術をランキング化/共通のノウハウのリスト化/文章はシンプルに/文章も見た目が大事/丸谷才一/「お前の感覚だろそれ」/玉石混交/自分の文章を評価することは難しい/いい文章うまい文章

May 03, 202108:12
第17回:賛否激突! 加藤シゲアキ『オルタネート』

第17回:賛否激突! 加藤シゲアキ『オルタネート』

直木賞候補作・本屋大賞最終候補作に選ばれ、吉川英治文学賞を獲得。文学界を大いににぎわせた『オルタネート』。筆者がジャニーズアイドルの加藤シゲアキだったこともあり、話題の波及は文学界の枠外にまで広がった。果たして文学作品『オルタネート』の魅力はどこにあるのだろう。3人で意見を交換してみると……。


◇放送内で出てきたキーワード

練られたプロット/映画だったらすごく映える/オルタネート=特権性の象徴/オルタネートから切り離された3人=旧来の青春/合理性の極致という信仰/ステレオタイプなキャラクター/ドラマ的/恋愛しかすることねえのかよ/父親との和合の薄さ/要素出っ放し/ナッシュビルみたい/閉じた世界の話/あえて広げなかった/オルタネートも結局は内輪のネットワーク/F1種という世代性/狙いすぎ/「私が私を育てる」という自己言及性はどこにあるのか/ハクビシンというデウスエクスマキナ/必然性がない/メタファーとして解釈しようがない/メタファーはすべて失敗している/そもそもメタファーがない/メタファーとして使われる小道具/無邪気な書き手/広い世界に繋がるギミック/すべて「構造としては」/ある種のホラー/カウントダウン/脚本

Apr 30, 202128:50
第16回:「心理テスト」論

第16回:「心理テスト」論

いったいなぜ「オカルト」はこれほでまでに人々を魅了するのか。「オカルト」的な物事についての話を進めていると……徐々に話が脇道にそれ、辿り着いたのは「心理テスト」について。友達同士で出し合う心理テスト、就職活動で課される適性検査。ああしたテスト・検査が持つ意味、回答する私たちに求められるものとは。論などと書きつつも、ただの与太話。

◇放送内で出てきたキーワード

「真実」の「」を伝えない/おまじない/心理テスト/箱庭療法/ユング/適性検査/こうすればこうなるよな/セルフイメージに対する寄せ/ポリティカルコンパス

Apr 26, 202105:43
第15回:「オカルト」を「オカルト」たらしめるもの

第15回:「オカルト」を「オカルト」たらしめるもの

いったいなぜ「オカルト」はこれほでまでに人々を魅了するのか。そもそも「オカルト」とはいったい何なのか。「オカルト」を「オカルト」たらしめるさまざまな要素について考えてみる。


◇放送内で出てきたキーワード

説明をしようという気概/絵を描く/『やりすぎ都市伝説』/関暁夫/トランスヒューマニスト党/思考実験/フランス陸軍はSF作家を招聘/見えない将来に対する見通し/予言書/オカルトは過去に対する眼差し/科学的根拠がある=普遍的というわけではない/考古学的な考証/断絶した時間を結びつける/オカルト的な手法は普遍的/お参りの効果/意図する部分を拡張する/現代科学からの反発/占い/ストーリーテリング/隠されたもの

Apr 23, 202118:28
第14回:世界の「オカルト」

第14回:世界の「オカルト」

いったいなぜ「オカルト」はこれほでまでに人々を魅了するのか。日本でのオカルトの受け入れられ方と海外のそれには違いがあって……。世界中、いつの時代も一定層を夢中にさせる「オカルト」的な物事について考えてみる。


◇放送内で出てきたキーワード

幽霊/妖怪/未分化/第一次オカルトブーム/『アンビリバボー』/人体発火現象/ゾゾゾ/世界の心霊系Youtuber/「日本は何も起こらないけど、海外は検証が始まることが多い」/「中東は心霊現象が起きまくる」/科学に対する信頼/アニミズム/面白がる/約束事/資本主義の成熟度合い/ヤラセに対する忌避感/『USO!?ジャパン』/フェイクドキュメンタリー/『世界残酷物語』/神秘性

Apr 19, 202108:00
第13回:Aマッソ・加納愛子が小説『ステンドグラス』で描いたもの

第13回:Aマッソ・加納愛子が小説『ステンドグラス』で描いたもの

地上波バラエティ番組のレギュラーに抜擢され、初めて上梓したエッセイ集は業界関係者からも高評価。お笑い芸人、Aマッソ・加納愛子の勢いが止まらない。そんな彼女が次に挑戦したフィールドは「小説」。『ステンドグラス』には何が描かれ、何が描かれなかったのか。表題“ステンドグラス”の意味とは。いつものように3人が語りこんでいます。
※配信冒頭「『ステンドグラス』が処女作なのでは…」という発言は誤りで、正しくは文芸誌「文藝」2021年春季号に収録された『イトコ』が初の短編書き下ろしでした。


◇放送内で出てきたキーワード

THE W/お笑い芸人としての地肩/関西弁の会話体の強さ/セトウツミ/比喩の解像度/純文学しぐさ/ショーマストゴーオン/ひねくれの度合い/心情と行動との結びつき/文章である必要性/コントの台割/メタってない/等身大/ステンドグラスの意味/世紀末リーダー伝たけし!/ツッコまない/芸人によるマネタイズの多様化


Apr 16, 202117:18
第12回:どこまで流行る?! “なろう系”の謎

第12回:どこまで流行る?! “なろう系”の謎

一大ブームを巻き起こし、いまや小説の定番ジャンルとして定着した感すらある“なろう系”。いったいなぜ“なろう系”はここまで多くの読者に愛されるのか。そして、人気があるにもかかわらず、なぜ“なろう系”は小馬鹿にされることが少なくないのか。3人で考えてみました。


◇放送内で出てきたキーワード

異世界転生/なろう系/追放系/復讐/タグ/ここじゃないどこか/『転スラ』/2000万部/ゲーム的/不確定要素がないから脳死で読める/約束されたカタルシス/落ち込むと批判が高まる/エドガー・ライス・バローズ/『火星のプリンセス』/『GANTZ』/挫折がない/『ダンジョン飯』/物語が常に絶頂/読者と作者の交流/中世/ナーロッパ/装置としての物語世界


Apr 12, 202111:50
第11回:「オジサン」構文の謎

第11回:「オジサン」構文の謎

なぜ「オジサン」は「オジサン」構文と呼ばれる文章をメールで送ってしまうのか……。「オジサン」構文がもたらす嫌悪感の正体とは……。将来誰かを嫌な気持ちにさせる文章を書かないように、つまり「オジサン」構文を送りつけてしまう「オジサン」にならないように、今のうちから考え、備えておこうという回。


◇放送内で出てきたキーワード

喋りの文章化/絵文字/読点の多さ/ブレス/感覚ベースのアップデート/キメラ/その人自身の問題/卑しさ/性欲の見え隠れ/ウケ狙い/ユーモア/受容しきれてない自己イメージ/内田樹/ジェネラライズ/デコードのされ方

Apr 09, 202110:09
第10回:配信プレイバック(1~9回)

第10回:配信プレイバック(1~9回)

東京西側放送局の配信を始めておよそ1ヵ月。鹿間、大丘、中田の3人は、これまでの配信で何を話してきたのか。ぼちぼちと振り返っています。

◇配信内で出てきたキーワード
実社会で通用しない話/作家のコンテンツ化/羽田圭介/狂気に満ちた目/「いい」と「うまい」/少年野球帰りの焼き鳥/生活の最適化/オプティミスト/一番反響がない回/『オーラの泉』/オカルト/細部に宿る系の面白さ/日常系漫画は異界/太宰治研究/ファンベース/太宰治イジり/フィードバック

Apr 05, 202118:13
第9回:太宰治って……

第9回:太宰治って……

「純文学についてカジュアルに語ってみよう」とNHKが制作した『太宰治短編小説集』の感想を話し合う。太宰治の書く小説とは。太宰治という人物とは。


◇放送内で出てきたキーワード

朗読劇/NHKらしい作り/満島ひかり/黙読/音読/『トカトントン』/いい読者/自意識/ブレ/坂口安吾/二日酔い的/『グッド・バイ』/内省性/恥を取り返そうとして恥を上塗りする/『女生徒』/美醜/『カチカチ山』/好色/「お前が書くなよ」/普遍性/風俗嬢のホンネ/人と人の間に生まれる関係性/三島由紀夫/蜷川実花の『人間失格』/小栗旬/伊達男/キャラクターとして消費される典型/芥川龍之介/「作品で恥かいてる」/構造/『キリギリス』/『走れメロス』/創作の発端/結局自分のこと/「女絡まなかったらいいのかな」/自己正当化

Apr 02, 202116:17
第8回:日常系漫画が爆発的ブームになったワケ

第8回:日常系漫画が爆発的ブームになったワケ

大量に作り出される『○○さんは○○』フォーマットの“日常系”漫画。いったいなぜ、日常系漫画はこれほどのブームになったのか。そして日常系漫画を日常系漫画たらしめる要素はいったい何なのか……。

◇放送内で出てきたキーワード

漫画アプリ/ジャンプ+/漫画村/日常系/『○○さんは○○』/『からかい上手の高木さん』/『イジらないで、長瀞さん』/『阿波連さんははかれない』/『赤面しないで関目さん』/『古見さんは、コミュ症です。』/ライトノベル化/『あずまんが大王』/『よつばと』/『らき☆すた』/まんがタイムきらら/常識とは異なる別世界/ポストモダン/『日常』/日常に対するアンチテーゼとしての『日常』/『ポプテピピック』/謎の世界観/悪い人がいない/規範がない/ツッコミによって正されない/競争関係がない/共棲関係/ワンアイデア/二次創作文化/サイドストーリー/なろう小説/異世界転生/スローライフ/コミュニティの物語/『セトウツミ』/比喩


Mar 29, 202111:33
第7回:スピリチュアルと宗教の“差”

第7回:スピリチュアルと宗教の“差”

どこか“うさんくさい”と思われがちなスピリチュアル。でも実際のところ、宗教とスピリチュアルに違いはあるのか。違うものだとすれば、いったいどこが違うのか。話し合ってみると意外な落としどころへと話が転がって……。


◇放送内で出てきたキーワード

Facebookのプロフィール欄/空飛ぶスパゲッティ・モンスター教/勧誘/オウム真理教/スピ/精神世界/歴史/権威/ユダヤ教の一派/イエスの物語化/慈善心に満ちたおっさん/タイガーマスク/救い/生活の規範/パウル・ティリッヒ/究極的関心をめぐる象徴のシステム/輪廻転生/解脱/広めるための方便/末法思想/プロパガンダ/俺の師匠こんなすごいんだぜ/「この前死んだんだけど3日後に甦ったんだよ」/拝金主義/集金システムとしての信仰/ヒッピー/ニューエイジ/現世利益/ハウツー/内面化のプロセス/自己完結的/レイキ/魔法/ダイエット/超越的存在/アセンション/COMA-CHI


Mar 26, 202121:49
第6回:「ミニマリスト」の不思議

第6回:「ミニマリスト」の不思議

「自宅に生活家電がほとんどない」という話題に端を発して、ミニマリストについて考える回。ミニマリストはいまだに実在するのか、ミニマリストは何を目指しているのか、ミニマリストの宗教性とは……。謎が多い「ミニマリスト」という存在について話し合っています。


◇放送内で出てきたキーワード

「ある日突然捨てた」/生活圏の縮小/共用の洗濯機/コインランドリー/ミニマリスト/貧乏/退化主義者/工夫される楽しさ/文明を手放すコスト/吉田兼好/禅/一種の宗教/戒律/実務的メリット/制約が増える/生活・経済的な余裕/本当に金がないと節約もできない/定期券か切符か/貧乏人は貧乏であるがゆえに貧乏になる/ミニマルの範囲/必要最低限/所有しうる前提ありき/修行僧ではない/自分の感覚に価値を見出せるか/暮らしの手帳/ていねいな暮らし/消費社会に対するアンチテーゼ/自分に対する目線/無関心の逆/自己認識のあり方と実際の自分のズレ/規定によってズレを埋める/部屋の伽藍化/ミニマリストはスゴい/カリスマ的なミニマリスト

Mar 22, 202111:21
第5回:忘れられない“あの”味

第5回:忘れられない“あの”味

都築響一さんの『Neverland Diner――二度と食べられないあの味』に直接的に影響を受け、各人が昔を思い出しながら、いまも忘れられない“あの”味について訥々と語る……。「店」ではなく「味」「食べ物」の記憶。ノスタルジー。


◇放送内で出てきたキーワード

都築響一/鉄板焼き/広島/お好み焼き/サイコロステーキ/ノスタルジー/センチメンタル/通学/ぶどうコッペ/「めちゃくちゃ小さくなってて…」/雪の中のおでん/少年野球の帰り/焼き鳥/多摩ニュータウン/カワのタレ

Mar 19, 202109:24
第4回:『PUI PUI モルカー』ってなんだ!

第4回:『PUI PUI モルカー』ってなんだ!

タイトルの通り、詳細を知らない人間が『PUI PUI モルカー』について喋っています。流行についていけていけなくなった男たちが、流行を知ろうとするための『PUI PUI モルカー』論。

※つまり、情報の正確性は一切ありません。ご了承ください。


◇放送内で出てきたキーワード

クレヨンしんちゃん/きかんしゃトーマス/パロディ/サンリオ的世界観/ミーム/プラットフォーム/鳴き声/mol(物質量)/やわらか戦車/草食/ゾンビ

Mar 15, 202111:31
第3回:「いい文章」と「うまい文章」の違いについて考える

第3回:「いい文章」と「うまい文章」の違いについて考える

東京都の西側に住むWebメディア記者、フリーライター、出版社編集者の3人がお届けするラジオです。 暗い・気持ち悪い・嫌われがちという文化系3K職業を生業にする私たちが、仕事では取り上げ辛いトピックについて真面目に考え、面白おかしく吐露しています。

第3回の配信は、配信外で話していた「いい文章」について収録。文章における「いい」とは何なのか……「いい」と「うまい」の関係性とは……。各人の逡巡が端々に表れている回となっております。

Mar 12, 202115:46
第2回:『推し、燃ゆ』はホラー小説なのではないか説

第2回:『推し、燃ゆ』はホラー小説なのではないか説

東京都の西側に住むWebメディア記者、フリーライター、出版社編集者の3人がお届けするラジオです。 暗い・気持ち悪い・嫌われがちという文化系3K職業を生業にする私たちが、仕事では取り上げ辛いトピックについて真面目に考え、面白おかしく吐露しています。

第2回の配信は第164回芥川賞を受賞した『推し、燃ゆ』についての話。

Mar 08, 202122:18
第1回:自己紹介は難しい

第1回:自己紹介は難しい

東京都の西側に住むWebメディア記者、フリーライター、出版社編集者の3人がお届けするラジオです。 暗い・気持ち悪い・嫌われがちという文化系3K職業を生業にする私たちが、仕事では取り上げ辛いトピックについて真面目に考え、面白おかしく吐露しています。

第1回は自己紹介の話。

Mar 08, 202116:12