JPNICトークラウンジ -インターネットとその未来についてお話をうかがう対談シリーズ-
By 一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)
ゲストの方のインターネットの関わりや仕事・研究についておよそ1時間じっくりお話をうかがいます。
JPNIC YouTubeチャンネルでも配信しています。
最新回のライブ配信予定は、JPNICのWebページからご確認ください。
JPNICとは、日本ネットワークインフォメーションセンターのことで、日本国内においてIPアドレスやAS番号といったインターネットにおける番号資源の管理を行うための団体です。
現在では番号資源の管理以外にもインターネットを支えるために活動しています。
JPNICトークラウンジ -インターネットとその未来についてお話をうかがう対談シリーズ-Mar 07, 2024
JPNICトークラウンジ第13回「鈴木 茂哉さんに聞く、トラストとアイデンティティの未来」
【ゲスト】 鈴木 茂哉さん(慶応義塾大学) ※このトークラウンジは、2024年2月1日(木)に行ったものの再録です。 https://www.nic.ad.jp/ja/topics/2024/20240110-01.html 鈴木茂哉さんはパーソナルコンピュータの黎明期から数々の業績を持つ技術者で、 ソフトウェア開発会社の経営などを経て、 2004年から慶応義塾大学にお勤め、 その間に南カリフォルニア大学情報科学研究所(USC/ISI)でも2年過ごされました。2024年 現在、慶應義塾大学ではSFC研究所のデータアーキテクチャラボ、 トラステッド・インターネット・アーキテクチャ・ラボの副所長を務められ、 Trusted Webやデジタルアイデンティティが中心テーマ。 オリジネータープロファイルにも関与なさるなど、 インターネットやデジタル社会におけるアイデンティティやトラストに取り組んでいます。 ブロックチェーン技術によって新たな信頼、価値、 協調の形が模索され、Web3、NFT (Non-Fungible Token)、DAO (Decentralized Autonomous Organization)など新たな概念が生み出されました。 既にこれらを使った事業も立ち上がって一部利用されていますが、 これらによって生み出された価値や便益は、 既存のものによる安定性を優越し辛いように見えます。 これらの何が問題で、どう活路を見出すべきか、 デジタル基盤におけるトラストとアイデンティティについて、 鈴木さんにうかがいました。
JPNICトークラウンジ第12回 「特別企画・IGF京都2023会合への道!」
【ゲスト】 飯田 陽一さん(総務省国際戦略局、IGF MAGホスト国共同議長) 江崎 浩さん(JPNIC理事長、日本IGFタスクフォース副会長) 加藤 幹之さん(MKnext、IGF2023に向けた国内IGF活動活発化チーム チェア) 河内 淳子さん(国際経済連携推進センター、IGF MAGメンバー) 小林 茉莉子さん(WIDEプロジェクト) 浜田 忠久さん(市民コンピュータコミュニケーション研究会(JCAFE)代表) 今回は特別企画として、 今年10月に行われたインターネットガバナンスフォーラム2023(IGF2023)京都会合の楽しみ方に迫ります。 国内では、ホスト国である日本の政府(総務省)とともに、 IGF2023に向けた国内IGF活動活発化チーム(以降活発化チーム)、 日本IGFタスクフォースなどが、IGF2023に向けていろいろな活動を進めていますが、 これらで活動している6人の皆さんにお集まりいただきます。 IGF事務局のセッション提案募集にあたっては、 セッション提案提出に向けたチュートリアルを開催するなど、 提案促進を行った結果、現在明らかになっているだけでも、 日本人が企画したセッションが10、 それ以外にも日本人が登壇するセッションが15に上っています。 毎年実にさまざまなテーマの議論が展開される、 世界最大のインターネットの祭典の楽しみ方を、 お奨めセッションの紹介などを交えながら、 皆さんと一緒にお話ししたいと思います。
JPNICトークラウンジ第11回 若江 雅子 「若江 雅子さんに聞く、情報社会の未来」
※2:33~3:53まで1分半ほど、音声および映像に乱れている箇所がございます。そのため、音量を小さくしております。あらかじめご了承ください。 【ゲスト】若江 雅子さん(読売新聞 東京本社 編集委員) 若江 雅子さんは、読売新聞に入社後、北海道支社を経て、社会部記者として警視庁、 公正取引委員会、農林水産省などを担当。 2008年からはIT問題を担当なさり、2014年から編集委員を務められています。 個人情報保護、プラットフォーム事業者、インターネット海賊版、 フェイクニュースなどの問題に取り組み、たくさんの記事を執筆なさっていますが、 2021年6月には中公新書ラクレから「膨張 GAFAとの闘い - デジタル敗戦 霞が関は何をしたのか」を上梓されました。 親しみやすい笑顔と口調で鋭く問題に切り込む姿勢が信望を集めていますが、 Internet Weekでは2021年、2022年と「スナックまさこ」と題して、 国内の第一線の論客をお客さんに見立たスナック仕立てのセッションでママ役として議論を仕切られ、 人気となっています。 YouTubeチャンネル「JPNICインターネット通信」 激情の劇場 プラットフォームを信じてもいいですか?スナックまさこ【Internet Week 2022】 https://youtu.be/tP4LZEE3U4w 今回のトークラウンジではその人となりに迫るとともに、 ご著書やスナックまさこの内容を振り返りながら、 情報社会の問題点と未来の展望を伺います。
JPNICトークラウンジ 第10回 Steve Crocker 「Steve Crockerさんに聞く、ARPAnetからICANNまでインターネット全史」
JPNICトークラウンジは、インターネットの第一線で活躍中の方をゲストに迎え、インターネットとその未来についてお話をうかがう対談シリーズです。
Steve Crockerさんは、インターネットの父と呼ばれる何人かの一人で、インターネットの原点と言われるARPAnetの開発に携わり、その過程で、現在もIETFで技術文書の文書管理に用いられる、RFC(Request for Comments)を生み出した方として知られています。一貫してインターネットのセキュリティ諮問委員会)の創設から関与し、更に理事を合計16年間務めた中で、理事会議長を7年間務めました。理事会を満期退任した後もSSACで活躍中です。
トークラウンジでは、数学オタクを自認していたCrocker氏が、出身大学であるUCLAでコンピュータに出会い、ARPAnetに関与していく50年前のことを、まるで昨日のことのようにお話しいただいた他に、ARPAnetから最近に至るまで「WHOIS問題」に取り組んでいる話や、インターネットの歴史のいたるところでの、Crocker氏の思い出や考え方を伺いました。
※このビデオは2023年5月1日(月)に公開したものです。
※本インタビューは、英語で行われています。ビデオには、日本語字幕が付いています。
JPNICトークラウンジ 第9回 浅井大史「インターネットアーキテクチャとIETF116」
JPNICトークラウンジは、インターネットの第一線で活躍中の方をゲストに迎え、インターネットとその未来についてお話をうかがう対談シリーズです。
お迎えした浅井大史(ひろちか)さんは、株式会社Preferred Networksのリサーチャーであり、JPNIC理事、WIDEプロジェクトボードメンバーを始めとする、さまざまなお立場で活躍しています。
東京大学で博士号を取得し、助手として4年間務めた後、深層学習、IoT、ロボットなどの分野を専門とする同社に移り、ネットワーク基盤の研究をしています。高校生の頃に始めたプログラミングは、OSの開発を行うほどになり、今はプライベートでも取り組んでいるとのこと。また、WIDEプロジェクトでは、インターネットアーキテクチャを再考するプロジェクトが進行中で、最近のインターネットの状況を振り返り、その問題点や将来的なあり方などを語っていただきました。
※このビデオは2023年3月14日(火)に公開したものです。
JPNICトークラウンジ 第8回 加藤幹之
JPNICトークラウンジは、インターネットの第一線で活躍中の方をゲストに迎え、インターネットとその未来についてお話をうかがう対談シリーズです。
加藤幹之さんは、富士通でワシントン事務所をはじめとして長い間米国に駐在されました。知的財産権部門、ビジネス部門、研究開発部門などで活躍し、本社や関連会社の役員を務めた後、Xinova社を経てMKnext社を設立。今も数社の社外役員や若手起業家支援などを中心に活躍しています。
2000年に行われたICANN (Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)の一般会員理事選挙に出馬し、日本を中心に大きな支持を得て当選し、2003年までICANN理事を務められました。
その後、インターネットガバナンスフォーラム(IGF)の創設にあたって、マルチステークホルダー諮問委員会(MAG)メンバーとしてプログラム編成に貢献しています。以降、インターネットガバナンスの推進に関し、国内で最初に名前の挙がるリーダーであり、「IGF2023に向けた国内IGF活動活発化チーム」のチェアも務めています。
そんな加藤さんに、今までのインターネットガバナンスの流れを踏まえた上で、日本開催となるIGF2023や、今後の国内IGF活動にかける想いをうかがいました。
※このビデオは2022年7月22日(金)にライブでお届けしたものの再録です。
JPNICトークラウンジ 第7回 小宮山功一朗
JPNICトークラウンジは、インターネットの第一線で活躍中の方をゲストに迎え、インターネットとその未来についてお話をうかがう対談シリーズです。
小宮山功一朗さんは、JPCERTコーディネーションセンターでコンピュータセキュリティに関するインシデントレスポンスの国際連携を担当する国際部を部長として率い、アジア太平洋地域やアフリカにおけるCSIRT構築支援に長年携わるとともに、CSIRTの国際連携団体であるFIRSTの理事などを歴任されました。近年はサイバーセキュリティから国際政治や地政学の分野に研究を進められ、2020年に博士号を取得されました。
インターネットはグローバルでオープンなネットワークで、誰もがその便益を享受していますが、この便益は不正利用にももたらされ、情報資産の窃取やなりすましなどの事件が後を絶ちません。世界中の人々の協調を実現するインターネットは、一方で世界中の人々からの攻撃から身を守らなければならない場でもあります。サイバーセキュリティの観点からグローバルインターネットの未来がどう見えるか、小宮山さんに語っていただきました。
※この動画は、2022年3月18日にライブ配信したものです。
JPNICトークラウンジ 第6回 鈴木幸一
JPNICトークラウンジは、インターネットの第一線で活躍中の方をゲストに迎え、インターネットとその未来についてお話をうかがう対談シリーズです。
鈴木幸一さんは、商用インターネットの起こりとともに株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)を創業し、現在も代表取締役会長として同社を牽引しています。JPNICでも長らく理事を務め、2012年から顧問となっています。
研究者のための小さいネットワークであったインターネットは、1990年代初頭に、利用料金を払うことにより誰もが使える商用サービスの時代を迎えます。このインターネットの商用化に日本の国内企業として先鞭をつけたのは、既存の通信事業者ではなく、鈴木さんが新たに設立した、IIJでした。現在では接続サービスにとどまらず、海外展開、SI、コンサルティング、機器製造などにも事業を広げるIIJですが、2022年はIIJ創業30年の節目の年となります。この30年を振り返るとともに、これからのインターネットの姿として、鈴木さんの目に何が映るのか、話を聞きました。
※この動画は、2022年3月18日にライブ配信したものです。
JPNICトークラウンジ 第5回 河野美也
JPNICトークラウンジは、インターネットの第一線で活躍中の方をゲストに迎え、インターネットとその未来についてお話をうかがう対談シリーズです。
河野美也さんは、商用以降のインターネットで一貫してご活躍を続けるルーティングシステムのエンジニア・アーキテクトであり、JANOGミーティングでは度々ご発表、運営参画されています。また、2021年11月1日に開催されたMPLS JAPAN 2021において、MPLS JAPAN Awardを受賞されました。
最先端のネットワーク技術の他にも、インターネットやアーキテクチャに関して深い議論を展開する河野さんに、ルーティング技術だけでなくインターネット全体の今後の展望を語っていただきました。
※この動画は、2022年2月1日にライブ配信したものです。
JPNICトークラウンジ 第4回 松本智
JPNICトークラウンジは、インターネットの第一線で活躍中の方をゲストに迎え、インターネットとその未来についてお話をうかがう対談シリーズです。
松本さんは、本業である独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)やソフトイーサでの仕事の傍ら、Internet Weekのプログラム委員会には2014年から参画していただき、2019年からは委員長として、ベテランも多いプログラム委員会を率いていただいています。
コミュニティ活動にも力を入れる松本さんは、明解なインターネット観と熱い思いをお持ちです。今回はそんな松本さんに、インターネットとその未来、そしてInternet Weekへの思いを語っていただきます。
※この動画は2021年11月2日にライブ配信したものです。
JPNICトークラウンジ 第3回 Paul Wilson
JPNICトークラウンジは、インターネットの第一線で活躍中の方をゲストに迎え、インターネットとその未来についてお話をうかがう対談シリーズです。
Paul Wilson氏はAPNICの事務局長を1998年から務め、現在5つのRIRのCEOの中で最も在任期間が長い方です。略歴によると、APNIC務局長着任の前には、豪州最初のISPのCEOや国連などの開発支援活動にも携わっていました。
JPNICトークラウンジ第3回では、そのPaul Wilson氏をお迎えし、APNIC前の話も含めて、黎明期から現在に至るまでのインターネットの発展の歩み、これからの展望、そして、Wilson氏のインターネットに対する熱い想いをうかがいました。
※この動画は2021年9月28日にライブ配信したものです。
※本インタビューは、英語で行われています。ビデオには、日本語字幕が付いています。
JPNICトークラウンジ 第2回 松崎吉伸・奥谷泉
JPNICトークラウンジは、インターネットの第一線で活躍中の方をゲストに迎え、インターネットとその未来についてお話をうかがう対談シリーズです。
松崎さんは日本を代表すると言っても過言ではないインターネットのエンジニアで、JPNICの理事であるとともにAPNIC理事、JANOGの運営委員などとしても幅広く活躍しています。
奥谷さんは2017年までJPNICの職員として、IPアドレスの分野を中心に、インターネットポリシーの調整を広く担当しました。特に、インターネットの資源管理の監督権限が米国政府からマルチステークホルダーからなるコミュニティに移管された(IANA監督権限移管)際には、IPアドレス分野の検討リーダーとしてグローバルなコミュニティをけん引し、移管を成功に導きました。
お二人の共通点は、インターネットの基盤運営に関するグローバルな活躍です。なお、お二人はご夫婦です。
JPNICトークラウンジ第2回では、この松崎さんと奥谷さんに、「グローバルフィールドで活躍すること」、世界を相手にする仕事の苦労話や嬉しかった話、そしてインターネットに対する想いをうかがいました。
※この動画は2021年7月27日にライブ配信したものです。
JPNICトークラウンジ 第1回 村井純
JPNICトークラウンジは、インターネットの第一線で活躍中の方をゲストに迎え、インターネットとその未来についてお話をうかがう対談シリーズです。
第1回は、村井純さんをお迎えしました。村井さんは、JPNICの生みの親でもあり、黎明期からインターネットをけん引してきました。「世界中のコンピュータをつなげる」という大志を抱いたきっかけや、今後の展望、そして、新たに始動するデジタル庁に関連して、 「一人も取り残さない」デジタル社会実現に向けた意気込みをうかがいました。
※本エピソードは、2021年6月14日にライブ配信したものです。