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By 活弁シネマ倶楽部

活弁シネマ倶楽部のポッドキャストです。
活弁シネマ倶楽部は、映画ファンと映画製作者による、映画ファンと映画製作者のための映画トーク番組。

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「活弁」とは、「活動弁士」の略語です。
活動弁士は、無声映画の上映中、語り、表現し、解説をすることで、豊かな映画体験を提供していた方々です。
同じ映画であったとしても、活動弁士の「語り」によって映画の表情が変わり、映画の楽しみ方も無限に変化していきました。

活弁シネマ倶楽部では、「活弁」による豊かな映画体験を目指しています。
映画について深く語ることで、1本の映画の魅力をできる限り引き出していきたいのです。
映画を語る楽しさを映画ファンであるあなたと共有したいのです。

そして、活弁シネマ倶楽部の映像は若い映画監督に編集を協力してもらっています。
実際に映画製作と本気で向き合っている若い映画監督たちと一緒に番組をつくることは、僕たちにとっては最大の喜びです。
彼ら彼女らが将来撮りうる傑作を、視聴者の皆様も楽しみにしてもらえれば嬉しいです。

活弁シネマ倶楽部は今もこれからも語り続けていきます。
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Currently playing episode

『カスリコ 』×高瀨將嗣監督

活弁シネマ倶楽部Jun 28, 2019

00:00
28:55
Netflix×徐昊辰×森直人 Vol.2

Netflix×徐昊辰×森直人 Vol.2

▷YouTube
https://youtu.be/aR1cOzfC02I
Netflixの傑作ドキュメンタリー3本を語る!!セレブリティ、スポーツ、政治 活弁シネマ倶楽部#88

▷作品紹介
『ミス・アメリカ―ナ』
https://www.netflix.com/title/81028336
ソングライターやパフォーマーとして、女性としてのありったけの思いを打ち明ける。テイラー・スウィフトの飾らない姿を映し出すドキュメンタリー。

『イカロス』
https://www.netflix.com/title/80168079
ロシア人科学者が暴露した国家ぐるみのドーピング。プーチンにとって最悪の内部告発者となった男の証言に米国人自転車選手が迫り、アカデミー賞を獲得した作品。

『マイケル・ジョーダン:ラストダンス』
https://www.netflix.com/title/80203144
エア・ジョーダンの流行、一世を風靡したCM、92年のNBAファイナルとオリンピックでのドリームチームにより世界的なカルチャーアイコンになるマイケル

▷Netflix ドキュメンタリー特集 Vol.1
https://youtu.be/l2J14qbcdBM
世界の“今”がわかる!!Netflixの傑作ドキュメンタリー3本を語る!! 活弁シネマ倶楽部#83

May 30, 202001:26:26
『在りし日の歌』を徐昊辰×月永理絵×森直人

『在りし日の歌』を徐昊辰×月永理絵×森直人

▷YouTube
https://youtu.be/oe_YD-6b5vE
映画『在りし日の歌』を徐昊辰×月永理絵×森直人が語る!!ワン・シャオシュアイ監督の作家的な魅力 活弁シネマ倶楽部#87

▷作品紹介
『在りし日の歌』
http://bitters.co.jp/arishihi/

▶イントロダクション
ベルリン国際映画祭最優秀男優賞&女優賞ダブル受賞の快挙!
中国第六世代の名匠ワン・シャオシュアイが織り成す、珠玉の人間ドラマ。
30年に及ぶ夫婦の絆を『薄氷の殺人』のワン・ジンチュンと、『黒衣の刺客』のヨン・メイが熱演。長年連れ添った夫婦の内面的な変化までをも繊細に演じ切り、「観終えたあと、彼らと長い時間を共に過ごしたかのような親密な気持ちになる。素晴らしい演技力!」(ガーディアン紙)と世界も絶賛。見事、本作でベルリン国際映画祭最優秀男優賞、最優秀女優賞をダブル受賞する快挙を成し遂げた。
監督は中国第六世代を代表するワン・シャオシュアイ。本作で3度目となるベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞、名匠としての地位を確固たるものにした。また『冬の小鳥』『ポエトリー アグネスの詩』などで知られるキム・ヒョンソクが撮影を手がけ、壮大な中国の風景と、日常の美しい瞬間を見事に切り取っている。

▷あらすじ
ヤオジュンとリーユン夫婦は、ひとり息子のシンと中国の地方都市で幸せに暮らしていた。同じ工場の同僚であるインミンとハイイエン夫婦には、偶然にも同じ年の同じ日に生まれた息子ハオがいた。両親たちは、お互いそれぞれの子の義理の父母としての契りを交わし、息子たちは兄弟のように育った。

▶スタッフ
監督:ワン・シャオシュアイ
出演:ワン・ジンチュン、ヨン・メイ、アイ・リーヤー、チー・シー、ワン・ユエン

May 30, 202001:25:18
『風の電話』×諏訪敦彦監督

『風の電話』×諏訪敦彦監督

▷YouTube
https://youtu.be/KFWIR_17xtU
映画『風の電話』諏訪敦彦監督が語る!!モトーラ世理奈と一緒に日本を見ていく 活弁シネマ倶楽部#86

▷作品紹介
『風の電話』
http://www.kazenodenwa.com/

▶イントロダクション
その電話に、電話線はつながっていない。しかし、東日本大震災以降、3万人を超える人々が、この場所を訪れている。どうしても話したい大切な人がいる。そこにいるのが当たり前だった家族に、さよならを伝えたい──。そんな悲しみを抱え生きる人々に、静かに寄り添う映画が生まれようとしている。
大槌町で東日本大震災に遭った高校生のハル。広島県にいる叔母の家に身を寄せているが、気持ちは大槌町に向いていた。故郷を目指し、ヒッチハイクを始めたハル。様々な人と出会い、別れ、共に旅をしていく。ハルの目には、どんな景色が映っていくのだろうか。
2011年に、大槌町在住のガーデンデザイナー・佐々木格さんが自宅の庭に設置した〈風の電話〉。死別した従兄弟ともう一度話したいという思いから誕生したその電話は、「天国に繋がる電話」として人々に広まり、今も多くの人の来訪を受け入れている。

▷あらすじ
17歳の高校生ハル(モトーラ世理奈)は、東日本大震災で家族を失い、広島に住む伯母、広子(渡辺真起子)の家に身を寄せている。心に深い傷を抱えながらも、常に寄り添ってくれる広子のおかげで、日常を過ごすことができたハルだったが、ある日、学校から帰ると広子が部屋で倒れていた。

▶スタッフ
監督:諏訪敦彦
出演:モトーラ世理奈、西島秀俊、西田敏行、三浦友和、渡辺真起子

May 30, 202001:32:02
観察映画×徐昊辰×森直人

観察映画×徐昊辰×森直人

▶︎YouTube
https://youtu.be/oEaw9y9FwGM
観察映画を語る!! 『選挙』から『精神0』まで徹底解剖 活弁シネマ倶楽部#85

▷出演者紹介
徐昊辰(映画ジャーナリスト)
1988年中国・上海生まれ、2007年来日、立命館大学卒業。
2008年から中国の映画専門誌「看電影」「電影世界」、ポータルサイトSINA、SOHUなどで、日本映画の批評と産業分析を続々発表。
2011年以降毎年、東京国際映画祭などで是枝裕和、黒沢清、役所広司、川村元気などの日本の映画人を取材し、2016年には、北京電影学院に論文「ゼロ年代の日本映画~平穏な変革」を発表。中国最大のSNS、微博(ウェイボー)のフォロワー数は250万人以上。毎日、日本映画の情報や分析を発信中。
日本映画プロフェッショナル大賞選考委員
微博公認・映画ライター、年間大賞選考委員
WEB番組「活弁シネマ倶楽部」の企画・プロデューサー

森直人(映画評論家)
映画評論家、ライター。1971年和歌山生まれ。著書に『シネマ・ガレージ~廃墟のなかの子供たち~』(フィルムアート社)、編著に『21世紀/シネマX』『シネ・アーティスト伝説』『日本発 映画ゼロ世代』(フィルムアート社)『ゼロ年代+の映画』(河出書房新社)ほか。「週刊文春」「朝日新聞」「キネマ旬報」「TV Bros.」「メンズノンノ」「シネマトゥデイ」「Numero TOKYO (Web)」「映画秘宝」などでも定期的に執筆中。

May 18, 202001:32:22
『精神0』×想田和弘監督

『精神0』×想田和弘監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/Q65N_rQmT14
【Zoom収録】映画『精神0』想田和弘監督が語る!!雑念を持たずに無心で撮る 活弁シネマ倶楽部#84

▷作品紹介
『精神0』
https://www.seishin0.com/
仮設の映画館
http://www.temporary-cinema.jp/seishin0/

▶イントロダクション
「こころの病」とともに生きる人々がおりなす悲喜こもごもを鮮烈に描いた『精神』から10年
映画作家・想田和弘が、精神科医・山本昌知に再びカメラを向けた

▷あらすじ
ベルリン国際映画祭をはじめ世界で絶賛された『精神』(08年)の主人公の一人である山本昌知医師が、82歳にして突然「引退」することになった。山本のモットーは「病気ではなく人を看る」「本人の話に耳を傾ける」「人薬(ひとぐすり)」。
様々な生きにくさを抱えた人々が孤独を感じることなく地域で暮らしていける方法を長年模索し続けてきた。彼を慕い、「生命線」のようにして生きてきた患者たちは戸惑いを隠せない。引退した山本を待っていたのは妻・芳子さんと二人の新しい生活だった…。精神医療に捧げた人生のその後を、深い慈しみと尊敬の念をもって描き出す。

▶スタッフ
監督・製作・撮影・編集:想田和弘
出演:山本昌知、山本芳子

▷監督紹介
1970年栃木県足利市生まれ。東京大学文学部卒。スクール・オブ・ビジュアル・アーツ卒。93年からニューヨーク在住。映画作家。台本やナレーション、BGM等を排した、自ら「観察映画」と呼ぶドキュメンタリーの方法を提唱・実践。
監督作品『選挙』(07)、『精神』(08)、『Peace』(10)、『演劇 1』(12)、『演劇 2』(12)、『選挙 2』(13)、『牡蠣工場』(15)、『港町』(18)、『ザ・ビッグハウス』(18)。国際映画祭などでの受賞多数。
著書に『精神病とモザイク』(中央法規出版)、『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』(講談社現代新書)、『演劇 VS 映画』(岩波書店)、『日本人は民主主義を捨てたがっているのか?』(岩波ブックレット)、『熱狂なきファシズム』

May 18, 202002:03:14
Netflix×徐昊辰×森直人 Vol.1

Netflix×徐昊辰×森直人 Vol.1

▶︎YouTube
https://youtu.be/l2J14qbcdBM
世界の“今”がわかる!!Netflixの傑作ドキュメンタリー3本を語る!! 活弁シネマ倶楽部#83

▷作品紹介
『グレート・ハック SNS史上最悪のスキャンダル』
https://www.netflix.com/jp/title/80117542
2016年の米国大統領選挙をきっかけに明らかになったSNSの闇。その象徴ともいうべきデータ会社ケンブリッジ・アナリティカと一連の事件に関与した人々を追う。

『FYRE 夢に終わった最高のパーティー』
https://www.netflix.com/jp/title/81035279
オシャレな私有島に集う豪華な音楽フェスとして派手に売り出されたFYREは、ある実業家の思い上がりとずさんな運営により未曾有の惨事に終わる。

『アメリカン・ファクトリー』
https://www.netflix.com/jp/title/81090071
オハイオ州で閉鎖されていた工場が中国企業により再開され、地域の期待が高まったのも束の間。米中文化の衝突により、再びアメリカンドリームが打ち砕かれる。

▶︎出演者紹介
徐昊辰(映画ジャーナリスト)
1988年中国・上海生まれ、2007年来日、立命館大学卒業。
2008年から中国の映画専門誌「看電影」「電影世界」、ポータルサイトSINA、SOHUなどで、日本映画の批評と産業分析を続々発表。
2011年以降毎年、東京国際映画祭などで是枝裕和、黒沢清、役所広司、川村元気などの日本の映画人を取材し、2016年には、北京電影学院に論文「ゼロ年代の日本映画~平穏な変革」を発表。中国最大のSNS、微博(ウェイボー)のフォロワー数は250万人以上。毎日、日本映画の情報や分析を発信中。
日本映画プロフェッショナル大賞選考委員
微博公認・映画ライター、年間大賞選考委員
WEB番組「活弁シネマ倶楽部」の企画・プロデューサー

森直人(映画評論家)
映画評論家、ライター。1971年和歌山生まれ。
著書に『シネマ・ガレージ~廃墟のなかの子供たち~』(フィルムアート社)、編著に『21世紀/シネマ』ほか。

May 05, 202001:14:03
SAVE THE CINEMA×折田侑駿×徐昊辰×森直人

SAVE THE CINEMA×折田侑駿×徐昊辰×森直人

▶︎YouTube
https://youtu.be/RxasTJd_81g
SAVE THE CINEMA 日本独自の映画文化“ミニシアター”を語る!! 活弁シネマ倶楽部#82

▷出演者紹介
折田侑駿(文筆家)
1990年生まれ。おもに映画、演劇、俳優の魅力などについて執筆。「リアルサウンド映画部」や劇場パンフレットなどに寄稿している。そのほかの守備範囲は、服飾、酒場など。最も好きな監督は増村保造。

徐昊辰(映画ジャーナリスト)
1988年中国・上海生まれ、2007年来日、立命館大学卒業。
2008年から中国の映画専門誌「看電影」「電影世界」、ポータルサイトSINA、SOHUなどで、日本映画の批評と産業分析を続々発表。
2011年以降毎年、東京国際映画祭などで是枝裕和、黒沢清、役所広司、川村元気などの日本の映画人を取材し、2016年には、北京電影学院に論文「ゼロ年代の日本映画~平穏な変革」を発表。中国最大のSNS、微博(ウェイボー)のフォロワー数は250万人以上。毎日、日本映画の情報や分析を発信中。
日本映画プロフェッショナル大賞選考委員
微博公認・映画ライター、年間大賞選考委員
WEB番組「活弁シネマ倶楽部」の企画・プロデューサー

森直人(映画評論家)
映画評論家、ライター。1971年和歌山生まれ。著書に『シネマ・ガレージ~廃墟のなかの子供たち~』(フィルムアート社)、編著に『21世紀/シネマX』『シネ・アーティスト伝説』『日本発 映画ゼロ世代』(フィルムアート社)『ゼロ年代+の映画』(河出書房新社)ほか。「週刊文春」「朝日新聞」「キネマ旬報」「TV Bros.」「メンズノンノ」「シネマトゥデイ」「Numero TOKYO (Web)」「映画秘宝」などでも定期的に執筆中。

▶SAVE THE CINEMA
SAVE THE CINEMA Twitter:https://twitter.com/save_the_cinema
署名:change.org/save_the_cinema
Mini-Theater AID Twitter:https://twitter.com/MiniTheaterAID
クラウドファンディング:https://minitheater-aid.org/ (4月13日スタート予定)

Apr 11, 202001:04:12
『本気のしるし』×深田晃司監督

『本気のしるし』×深田晃司監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/_PMYlxKkXZI
ドラマ『本気のしるし』初めての漫画原作、初めてのテレビドラマを深田晃司監督が語る!! 活弁シネマ倶楽部#81

▷作品紹介
『本気のしるし』(メ~テレ)
https://www.nagoyatv.com/honki/

▶イントロダクション
 物語の主人公は、どこか虚無感をかかえながら成り行きまかせの日常をこなしている会社員・辻一路 (森崎ウィン)。人当りはいいものの実は何事にも冷めており、職場の先輩と後輩の二股を進行させているという “クズ男” の辻が出会うのは、無意識のうちに男性をひどい状況へと導くヒロイン・葉山浮世 (土村芳かほ)。 追い込まれるとその場限りの嘘をつき、お金や人間関係、すべてに無責任な言動をとる浮世は、辻を含めた周囲の男性を巻き込みながら転落を繰り返します。
 裏切りや背徳が満ちた作品ですが、ただの「愚かな男女が堕ちていくゴシップストーリー」ではありません。彼らの弱さは、実は自分自身にも少なからず身に覚えがある部分なのではないでしょうか。
特に、一見ひどい女に見える浮世という女性にフォーカスをあてています。
「男社会の欲望の中で消費されていく女性の生きづらさ、男社会で求められる女性の姿を生き抜くための擬態のように身にまとってしまったかのようなヒトの哀しさ」を描きたいと深田監督自身がコメントするように、女性に対する理不尽を通じて人間を描きます。

▷あらすじ
どこか虚無感をかかえながら成り行きまかせの日常をこなしている会社員辻一路 (森崎ウィン)は、人当りはいいものの実は何事にも冷めており、職場の先輩と後輩の二股を進行させているという “クズ男” 。
そんな辻がコンビニで出会った葉山浮世 (土村芳)は、無意識のうちに男を破滅へ導く危険な女だった!
踏切で立ち往生する浮世を救った辻は、運命に絡めとられるように浮世との関係を深めていく…

▶スタッフ
監督:深田晃司
原作:星里もちる『本気のしるし』

Apr 10, 202001:08:24
『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』×豊島圭介監督

『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』×豊島圭介監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/O--PMAk1IR4
映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』豊島圭介監督が語る!!三島由紀夫はどう生きたのか 活弁シネマ倶楽部#80

▷作品紹介
『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』
https://gaga.ne.jp/mishimatodai/

▶スタッフ
監督:豊島圭介
出演:三島由紀夫、芥正彦、木村修、橋爪大三郎、篠原裕、宮澤章友、原昭弘、椎根和、清水寛、小川邦雄、平野啓一郎、内田樹、小熊英二、瀬戸内寂聴

▷監督紹介
1971年静岡県浜松市生まれ。東京大学在学中のぴあフィルムフェスティバル94入選を機に映画監督を目指す。卒業後、ロサンゼルスに留学。AFI監督コースを卒業。帰国後、篠原哲雄監督などの脚本家を経て2003年に『怪談新耳袋』(BS-TBS)で監督デビュー。以降映画からテレビドラマ、ホラーから恋愛作品まであらゆるジャンルを縦横無尽に手掛ける。
映画は『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』(10)、『ソフトボーイ』(10)、『花宵道中』(14)、『ヒーローマニア-生活-』(16)、『森山中教習所』(16)など。テレビドラマは「ホリック~xxxHOLiC~」(13)、「黒い十人の女」(16)、「徳山大五郎を誰が殺したか?」(16)、「I”s(アイズ)」(18)、「ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマ」(19)、「特捜9」(19)などがある。

Apr 08, 202001:51:32
YouTube×映画批評 Vol.1

YouTube×映画批評 Vol.1

▶︎YouTube
https://youtu.be/eAfSoUsVebw
全員集合!?YouTube×映画批評の可能性と未来を語る!! 活弁シネマ倶楽部#78

▷ゲスト紹介
大島育宙
YouTubeチャンネル「コンテンツ全部見東大生」で映画・テレビドラマのレビュー、考察動画をアップしています。お笑いコンビ「XXCLUB」としても活動。東京大学法科大学院在学中。
Twitter:https://twitter.com/zyasuoki
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCMutK6zOvD0EJuudaK9kOZw

柿沼キヨシ
普段は映像ディレクターの仕事をするかたわら、趣味チャンネルとして『おまけの夜』を開設。自分のチャンネル以外にもしもふりチューブやみんなのかが屋、Aマッソのゲラニチョビなども手がけている。
Twitter:https://twitter.com/bakemonofilm
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCyDorohZS_8P4csyytQ3AZg

ジャガモンド斉藤
1991年東京生まれ東京育ち。芸人ジャガモンドのツッコミを担当。
3つの映画YouTubeチャンネル「おまけの夜」、「シネマンション」、「しゃべんじゃーず」にレギュラー出演するほか、芸人としても活躍中。
Twitter:https://twitter.com/MondMasa
YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCtrObbzVHcYjorFW2v9Encw

もっちゃん
東京大学経済学部卒。東大留年を機にYouTubeを始めたことで話題になり「もっちゃんねる」は現在チャンネル登録者数5万7千人以上。
2019年からは映画の紹介や解説をメインに発信しており、役者としても活動中。
Twitter:https://twitter.com/m0chan3
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCsN0m1lwpEDOcMy4SoLI8Pw

SYO
1987年福井県生。東京学芸大学卒業後、映画雑誌の編集プロダクション、映画WEBメディアでの勤務を経て、映画ライター/編集者に。

Mar 24, 202001:41:57
『透明花火』×三浦賢太郎×髙橋雄祐×東野瑞希

『透明花火』×三浦賢太郎×髙橋雄祐×東野瑞希

▶︎YouTube
https://youtu.be/2PqnGoXXQlQ
映画『透明花火』三浦賢太郎P、髙橋雄祐、東野瑞希が語る!! 活弁シネマ倶楽部#77▷作品紹介

▷作品紹介
『透明花火』
https://tomei-hanabi.localinfo.jp/

▶イントロダクション
『私は渦の底から』で第10回 田辺・弁慶映画祭、映画.com賞を受賞した野本梢監督の初長編作『透明花火』。
『死んだ目をした少年』の脚本、三浦賢太郎がプロデューサーと脚本を兼ね、ミドリカワ書房が音楽を担当。
人間関係に、どこか不器用な人々が、そっと傷つきながらも、それでも、懸命に人と向き合おうとする姿を描く。

▷あらすじ
ナンパ塾を経営しながら祖母と暮らす淳(髙橋雄祐)。
24歳で女性経験がないことに引け目を感じている圭太(清水尚弥)。
キャリアウーマンとなった同級生と再会した、バイト生活に明け暮れる楓(安藤輪子)。
親友の彼氏作りを手伝う女子高生、理恵(根矢涼香)。
血のつながっていない息子との関係に悩む真希(みひろ)。
心に空いた穴にもがき苦しむなか、彼らは大切な人と約束した花火大会の日をむかえる。
親子の絆、見栄、愛し合うことの難しさといった、現代人なら誰もが抱える悩みや痛みを描く5人の群像劇。

▶スタッフ
監督:野本梢
脚本&プロデューサー:三浦賢太郎
出演:髙橋雄祐、清水尚弥、安藤輪子、根矢涼香、みひろ
   百元夏繪、土山茜、櫻井保幸、東野瑞希、手島実優、古山憲正

Mar 23, 202058:17
『ひとくず』×上西雄大監督

『ひとくず』×上西雄大監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/hUWFdXxBzf4
映画『ひとくず』上西雄大監督が語る!!児童虐待の連鎖に加担しない 活弁シネマ倶楽部#76

▷作品紹介
『ひとくず』
https://hitokuzu.com/

▶イントロダクション
児童虐待の実態は凄まじいものであり子供には逃げ場がなく、救いの手から閉ざされてしまっています。
また日本の法律上、行政が非常に介入し難いという現実があります。
厚生労働省によると、2016年度における児童虐待相談の件数は12万2578件であり、26年連続で増加しています。
この映画は監督・脚本を務める上西雄大が、児童相談所にてご尽力される医師、楠部知子先生から虐待の実態を耳にしたことから始まりました。楠部先生から「眼を向けてあげてください、救われる命があります」との言葉を受け、今こそ一人ひとりが関心を持つべき問題だと考えを固めました。虐待に苦しんでいる子供に手を差し伸べたい・・・
そこで、児童虐待をテーマにした映画「ひとくず」を制作することを決断しました。

Mar 23, 202054:12
『子どもたちをよろしく』×隅田靖監督

『子どもたちをよろしく』×隅田靖監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/5U4WT2sSTXY
映画『子どもたちをよろしく』隅田靖監督が語る!!救いの無い物語を描いた理由 活弁シネマ倶楽部#75

▷作品紹介
『子どもたちをよろしく』
http://kodomoyoroshiku.com/

▶イントロダクション
オリンピック、カジノ、万博…世の中が浮足立つなかで、子どもを巡る事件が、毎日のように報じられるが、。しかし、子どもたちの世界に目が向けられることは少ない。いじめに苦しみ、そのために死を選んでしまう少年、性的虐待を受け自らを「汚れた存在」と思い込んでしまい風俗産業に身を沈める少女、そんな彼らに、われわれ大人は手を差し伸べることができるのか。いや、アルコール依存、ギャンブル依存、対人依存、同調圧力など、大人社会にはびこる闇こそが問題の源なのではないのか。その問いかけを、観客の皆さんに投げかけたい――。それがこの映画を作った一番の狙いだ。映画の中の子どもたちは、悩み、苦しみ、他人を追い詰め、自分を追い詰めていく。子どもたちの心の中の闇を振り絞るような叫び!この叫びがあなたの胸に届くだろうか。

▷あらすじ
東京にほど近い北関東のとある街。デリヘルで働く優樹菜(鎌滝えり)は、実の母親・妙子(有森也実)と義父・辰郎(村上淳)そして、辰郎の連れ子・稔(杉田雷麟)の四人家族。辰郎は酒に酔うと、妙子と稔には暴力、血の繋がらない優樹菜には性暴力を繰り返した。

▶スタッフ
監督:隅田靖
出演:鎌滝えり、杉田雷麟、椿三期、川瀬陽太、村上淳

▷監督紹介
1959年生まれ。大学卒業後、ビデオ製作会社入社。退社後、主に東映セントラル・アーツを中心にフリーの助監督を始める。『ビー・バップ・ハイヒール』(87)、『あぶない刑事』(88)、『ふたり』(91)、『時雨の記』(98)等の助監督を務め、澤井信一郎、長谷部安春監督に師事。東映映画『ワルボロ』(2007/松田翔太・新垣結衣主演)で初監督を務める。DJとしても活躍。

Mar 20, 202056:54
『初恋』×紀伊宗之プロデューサー

『初恋』×紀伊宗之プロデューサー

▶︎YouTube
https://youtu.be/PuzMDhnSE9g
映画『初恋』紀伊宗之プロデューサーが語る!!不寛容な時代に痛烈なメッセージ 活弁シネマ倶楽部#74

▷作品紹介
『初恋』
https://hatsukoi-movie.jp/

▶イントロダクション
カンヌ国際映画祭監督週間、トロント国際映画祭、オースティンファンタスティック映画祭、サン・セバスティアン国際映画祭、マカオ国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭・・・・・・そして全米先行公開。30以上の映画祭から招待され各国で熱いスタンディングオベーションを浴びた三池崇史監督の待望の最新作が、満を持して日本に凱旋する。主演に窪田正孝を迎え、完全オリジナルストーリーで届けるのは、『孤狼の血』(18)で平成のジャパニーズ・ノワールを締めくくった東映が令和の時代に送り出す新たなる意欲作だ!

▷あらすじ
欲望うずまく新宿・歌舞伎町。天涯孤独のプロボクサー・葛城レオ(窪田正孝)は稀有な才能を持ちながら、負けるはずのない格下相手との試合でまさかのKO負けを喫し、試合後に受けた診察で余命いくばくもない病に冒されていることを告げられた。
あてどなく街を彷徨うレオの目の前を、少女が駆け抜ける。「助けて」という言葉に反応し咄嗟に追っ手の男をKOする。が、倒した男は刑事!
レオは懐から落ちた警察手帳を手に取ると少女に腕をひかれ現場を後にする。少女はモニカ(小西桜子)と名乗り、父親に借金を背負わされ、ヤクザの元から逃れられないことを明かす。さっきレオが倒した男は刑事の大伴(大森南朋)で、ヤクザの策士・加瀬(染谷将太)と裏で手を組み、ヤクザの資金源となる“ブツ”を横取りしようと画策中。その計画のためにモニカを利用しようとしていた。

▶スタッフ
監督:三池崇史
出演:窪田正孝、大森南朋、染谷将太、小西桜子、ベッキー、三浦貴大
企画・プロデュース:紀伊宗之

Mar 07, 202057:01
第92回アカデミー賞×よしひろまさみち×徐昊辰

第92回アカデミー賞×よしひろまさみち×徐昊辰

▶︎YouTube
https://youtu.be/mfKMt0kbQY8
第92回アカデミー賞を語る!!『パラサイト 半地下の家族』作品賞を含む4冠 活弁シネマ倶楽部#72

▷出演者紹介
よしひろまさみち(映画ライター)
徐昊辰(映画ジャーナリスト)
森直人(映画評論家)

第92回アカデミー賞 特集(映画.com)
https://eiga.com/official/oscar/

映画『パラサイト 半地下の家族』をポン・ジュノの助監督を務めた片山慎三監督が語る!! 活弁シネマ倶楽部#63
【ネタバレあり】
https://youtu.be/XWAAUG3AIp4
【ネタバレなし】
https://youtu.be/KIb24ToIs8k

Mar 07, 202001:59:35
『ウーマンウーマンウーマン 完全版』×近藤啓介監督

『ウーマンウーマンウーマン 完全版』×近藤啓介監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/aKTTQqaIAHA
映画『ウーマンウーマンウーマン 完全版』近藤啓介監督が語る!! 男同士の生っぽさ 活弁シネマ倶楽部#71

▷作品紹介
『ウーマンウーマンウーマン完全版』
https://twitter.com/umansenden

▶イントロダクション
元乃木坂46 伊藤寧々、若手注目株・水石亜飛夢ほか出演『食べられる男』の近藤啓介監督長編最新作『ウーマンウーマンウーマン』が“完全版”として公開決定!

▷あらすじ
女の話し― リアカーを引いて世界中を歩き回る冒険家の女が可愛いしか知らない女子大生に出会い、お互いの正義をぶつけ合う。女の美をあぶり出す物語。
男の話し― 元野球部の男4人で温泉旅行に行くが、幹事の男は夜勤明けで徹夜3日目の状態。眠気と泥酔と吐き気と友情の物語。

▶スタッフ
監督:近藤啓介
出演:佐藤乃莉、伊藤寧々、長谷川ティティ、水石亜飛夢、山元駿、三河悠冴、川島直人、小村昌士

Feb 21, 202001:06:02
『AI崩壊』×入江悠監督

『AI崩壊』×入江悠監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/7wgSY_BhPIg
映画『AI崩壊』入江悠監督が語る!!日本映画でエンタメ大作を撮る 活弁シネマ倶楽部#70

▷作品紹介
『AI崩壊』
http://wwws.warnerbros.co.jp/ai-houkai/

▶イントロダクション
2030年――わずか10年後の未来。
働ける人間は国民の50%、未来を担う子供は10%未満、残り40%は老人と生活保護者。
国家として崩壊寸前の日本において、AI(人工知能)は、全国民の個人情報、健康を完全に管理し、人々の生活に欠かせないライフラインとなっていた。だがそんな“人に寄り添う”はずのAIが突如暴走、年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴等から人間の生きる価値を選別し、殺戮を始めた!国中が未曽有の大混乱に陥る!
AIを暴走させたテロリストとして、警察の捜査線上に浮かび上がったのは、開発者である天才科学者・桐生だった!彼は自身の開発したAIに対する国の認可が間に合わず妻を亡くした過去をもっていた。逮捕される寸前に逃亡を図る桐生。追うのは最新のAI監視システムを駆使する警察庁のサイバー犯罪対策課。AIはなぜ暴走したのか。決死の逃亡劇は予想もしない方向へと進んでいく!

▶スタッフ
監督:入江悠
出演:大沢たかお、賀来賢人、広瀬アリス、岩田剛典、髙嶋政宏、芦名星、玉城ティナ

▷監督紹介
神奈川県出身。09年自主制作による『SR サイタマノラッパー』が、ゆうばり国際ファンタスティック映画オフシアター・コンペティション部門グランプリを受賞し一躍注目監督に。その後『SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷らだけのライム~』(10)、『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』(12)を発表しいずれも大きな話題になる。主な監督作に『ジョーカー・ゲーム』(15)、『太陽』(16)、『22年目の告白-私が殺人犯です-』(17)、『ビジランテ』(17)、『ギャングース』(18)など。

Feb 18, 202001:03:44
『ロマンスドール』×タナダユキ監督

『ロマンスドール』×タナダユキ監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/9GOCmFfXXEw
高橋一生×蒼井優!映画『ロマンスドール』タナダユキ監督が語る!! 活弁シネマ倶楽部#69

▷作品紹介
『ロマンスドール』
https://romancedoll.jp/

▶イントロダクション
型破りな設定とセンセーショナルな展開に多くの話題と共感を呼んだ、タナダユキの小説『ロマンスドール』。発表から10年、タナダ自らの手によって遂に映画化。高橋一生と蒼井優の映画共演は『リリイ・シュシュのすべて』(01)以来19年ぶり。タナダと蒼井の映画作品におけるタッグは『百万円と苦虫女』(08)以来となる。恋焦がれ、愛し合って結婚したはずなのに、気づくと何かが変わっていた…。平穏な日常の中で、変化していく愛、仕事と家庭、――「恋愛・結婚」における永遠の問いをテーマに、現代夫婦のかたちを圧倒的共感度で描く。夫の嘘と、妻の秘密。それぞれの思いを抱えながら、ふたりはどんな答えを見つけるのか? 変わりゆく男女の感情をリアルに映し出す、美しく儚い、大人のラブストーリー。

▷あらすじ
一目惚れをして結婚した園子(蒼井優)と幸せな日常を送りながら、ラブドール職人であることを隠し続けている哲雄(高橋一生)。
仕事にのめり込むうちに家庭を顧みなくなった哲雄は、恋焦がれて夫婦になったはずの園子と次第にセックスレスになっていく。いよいよ夫婦の危機が訪れそうになった時、園子は胸の中に抱えていた秘密を打ち明ける……。

▶スタッフ
監督:タナダユキ
出演:高橋一生、蒼井優、浜野謙太、三浦透子、大倉孝二

Feb 11, 202001:34:16
『音楽』×岩井澤健治監督×大橋裕之

『音楽』×岩井澤健治監督×大橋裕之

▶︎YouTube
https://youtu.be/CcYjvWRXHKg
最もミニマムで純粋な音楽の初期衝動!映画『音楽』岩井澤健治監督と原作者・大橋裕之が語る!! 活弁シネマ倶楽部#68

▷作品紹介
『音楽』
http://on-gaku.info/

▶イントロダクション
アニメーション映画『音楽』の原作は、「シティライツ」(講談社)、「夏の手」(幻冬舎)などで人気を集める漫画家、大橋裕之による「音楽と漫画」(太田出版)。楽器を触ったこともない不良学生たちが、思いつきでバンドを組むことから始まるロック奇譚です。

▷あらすじ
楽器を触ったこともない不良学生たちが、思いつきでバンドを組むところから始まる【ロック奇譚】

▶スタッフ
監督:岩井澤健治
原作:大橋裕之
出演:坂本慎太郎、駒井蓮、前野朋哉、芹澤興人、平岩紙

▷監督紹介:岩井澤健治
1981年東京都生まれ。高校卒業後、石井輝男監督に師事、実写映画の現場から映像制作を始め、その傍らアニメーション制作を始める。2008年に初のアニメーション作品「福来町、トンネル路地の男」が完成。以後、アニメーションを中心とした短編映画の制作を続けた後、2012年より自主制作長編アニメーション映画「音楽」を制作

▶︎原作者紹介:大橋裕之
1980年、愛知県生まれ。漫画家。2005年、自費出版誌『謎漫画作品集』を発表。2010年~2012年、『モーニング・ツー』にて『シティライツ』を連載。単行本に『音楽と漫画』(太田出版)、『シティライツ』(講談社)、『夏の手』(幻冬舎)などがある。

Feb 11, 202001:15:02
『こおろぎ』×青山真治監督

『こおろぎ』×青山真治監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/XIxXRcuwVD4
映画『こおろぎ』青山真治監督が出演!! 遂にソフト化が実現した幻の傑作を語る 活弁シネマ倶楽部#67

▶イントロダクション
カンヌ国際映画祭をはじめ国内外で多くの評価を集める映画監督青山真治の『ユリイカ』(2000年)と『サッドヴァケイション』(2007年)をつなぐ幻の傑作ながら劇場公開されず、一部映画祭、イベント上映されただけで封印されていた幻の傑作が遂に劇場初公開。
西伊豆が放つ独特の風土と歴史、記憶、自由、束縛、食、官能、生、死・・・
ミステリアスで空気を支配する山崎努の演技と鈴木京香によるハレとケ、陰と陽を見事に調和した演技は必見。

▷あらすじ
静岡県西伊豆-もう若くはなくなってきた女・かおるはこの土地で盲目で口のきけない男と暮らしている。いや、暮らしているというよりも男を「飼っている」に近い。「私がいなければこの男は生きていけない」という優越感に満ちた生活が続く。一方、盲目の男は一人で出歩き、深夜の海に浸かったり等の謎の行動をとるようになる。そして、かおるは地元のバーで出会った謎めいた若い男と女からその土地に伝わる謎めいた歴史を聞かされるが・・・

▶スタッフ
監督:青山真治
出演:鈴木京香、山崎努、安藤政信、伊藤歩、光石研

Feb 11, 202001:06:16
2019年ベスト映画・日本映画業界

2019年ベスト映画・日本映画業界

▶︎YouTube
https://youtu.be/uCUAnkv49eY
2019年ベスト映画・日本映画業界を語る!! 活弁シネマ倶楽部#66

▷出演者紹介&2019年日本映画ベスト5
よしひろまさみち(映画ライター)
1位:『ひとよ』
2位:『新聞記者』
3位:『愛がなんだ』
4位:『ココロ、オドル』
5位:『火口のふたり』

徐昊辰(映画ジャーナリスト)
0位:『男はつらいよ お帰り 寅さん』
1位:『ウィーアーリトルゾンビーズ』
2位:『岬の兄妹』
3位:『宮本から君へ』
4位:『i 新聞記者ドキュメント』
5位:『海獣の子供』

森直人(映画評論家)
1位:『岬の兄妹』
順不同:『タロウのバカ』
順不同:『よこがお』
順不同:『愛がなんだ』
順不同:『アンダー・ユア・ベッド』

折田侑駿(文筆家)
1位:『旅のおわり世界のはじまり』
2位:『殺さない彼と死なない彼女』
3位:『天気の子』
4位:『おいしい家族』
5位:『宮本から君へ』

▶番組スタッフ選出2019年の一本
門脇康平(OP&EDアニメーション制作)
『おばけ』

朱恒斌(オフィシャルフォトグラファー)
『宮本から君へ』

菊地陽介(プロデューサー)

『ホットギミック ガールミーツボーイ』

▷番組スタッフによる映画ベスト10
【年間ベスト】「活弁シネマ倶楽部」スタッフが選ぶ2019年映画ベスト10|活弁シネマ倶楽部
https://note.com/katsuben_cinema/n/n546a60060e7a

Feb 11, 202002:04:59
『サヨナラまでの30分』×萩原健太郎監督

『サヨナラまでの30分』×萩原健太郎監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/L6U4PYJIWN0
真剣佑新×北村匠海W主演!映画『サヨナラまでの30分』萩原健太郎監督が語る!! 活弁シネマ倶楽部#65

▷作品紹介
『サヨナラまでの30分』
http://sayonara-30min.com/

▶スタッフ
監督:萩原健太郎
出演:真剣佑新、北村匠海、久保田紗友、葉山奨之、上杉柊平、清原翔

▷監督紹介
1980年生まれ、東京都出身。2000年、米・ロサンゼルスのArt Center College of Design映画学部に入学。帰国後は、多数のTV-CM、MV、ショートフィルムの演出を手がける。13年には初の長編脚本「Spectacled Tiger」が、米・サンダンス映画祭で最優秀脚本賞、サンダンスNHK賞を日本人で初めて受賞。17年石田スイの人気コミックを実写映画化した『東京喰種 トーキョーグール』で長編映画監督デビューを果たし、18年には河瀨直美らと共に短編プロジェクト『CINEMA FIGHTERS/シネマファイターズ』に参加し短編映画『Snowman』を監督。そのほか、演出を手掛けたNHK BSプレミアムドラマ「嘘なんてひとつもないの」がATP賞ドラマ部分奨励賞を受賞。

Feb 05, 202026:26
『転がるビー玉』×宇賀那健一監督

『転がるビー玉』×宇賀那健一監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/DSZ0D8aJ0bw
吉川愛×萩原みのり×今泉佑唯×渋谷=映画『転がるビー玉』を宇賀那健一監督が語る!! 活弁シネマ倶楽部#64

▷作品紹介
『転がるビー玉』
https://korogarubidama.com/

▶イントロダクション
新しいファッションやカルチャーを生み出し続け、時代の流れと共に常に変化しているカオスな街、渋谷。かつてないほどの大規模再開発中の渋谷で、いずれ取り壊されることが決まっている古いマンションをシェアして生活する、3人の女の子の物語。
若手注目株の女優、吉川愛、萩原みのり、今泉佑唯がメインキャストを務め、笠松将、大野いとら、実力派俳優陣がストーリーを印象的に色付けします。
目にする景色は毎日めまぐるしく変化しているのに、自分たちは同じ場所からなかなか動くことができない。
そんな葛藤と共に明日を描く、ささやかな青春映画が誕生しました。

▷あらすじ
再開発が進む、渋谷。その片隅にある古い家の床は少し傾いている。ここで共同生活する愛、瑞穂、恵梨香の3人は夢を追い求めながら、悩み、もがき、飲んで、愚痴って、笑っては、泣いた。彼女たちが手にいれたのは、〈宝石〉なんて眩しいものではなくて、どこかで紛れ込んだ一つの欠けた〈ビー玉〉だった。そんなある日、部屋の立ち退き勧告の通達が来る。街の再開発で家の取壊しが決定したのだ。これは、いずれ出て行かなくてはならないその部屋で3人が過ごした、ささやかな日常の物語。絶え間なく変化するこの街で埋もれてしまいがちな幸せは確かにそこにあった。

▶スタッフ
監督:宇賀那健一
出演:吉川愛、萩原みのり、今泉佑唯、笠松将、大野いと

Jan 24, 202001:04:27
【ネタバレあり】『パラサイト 半地下の家族』片山慎三監督×森直人

【ネタバレあり】『パラサイト 半地下の家族』片山慎三監督×森直人

▶︎YouTube
【ネタバレあり】
https://youtu.be/XWAAUG3AIp4
【ネタバレなし】
https://youtu.be/KIb24ToIs8k
映画『パラサイト 半地下の家族』をポン・ジュノの助監督を務めた片山慎三監督が語る!! 活弁シネマ倶楽部#63

▷作品紹介
『パラサイト 半地下の家族』
http://www.parasite-mv.jp/

▶イントロダクション
カンヌ国際映画祭では、審査員満場一致で[最高賞]パルムドールに輝いた『パラサイト 半地下の家族』。タランティーノ、ジャームッシュら名匠の話題作を抑え、韓国映画として初の同賞受賞という歴史的快挙を成し遂げた。その後も各国の映画祭を席巻。第92回アカデミー賞®国際長編映画賞韓国代表にも選出され、受賞が有力視されている。

▷あらすじ
過去に度々事業に失敗、計画性も仕事もないが楽天的な父キム・ギテク。そんな甲斐性なしの夫に強くあたる母チュンスク。大学受験に落ち続け、若さも能力も持て余している息子ギウ。美大を目指すが上手くいかず、予備校に通うお金もない娘ギジョン… しがない内職で日々を繋ぐ彼らは、“ 半地下住宅”で 暮らす貧しい4人家族だ。
“半地下”の家は、暮らしにくい。窓を開ければ、路上で散布される消毒剤が入ってくる。電波が悪い。Wi-Fiも弱い。水圧が低いからトイレが家の一番高い位置に鎮座している。家族全員、ただただ“普通の暮らし”がしたい。

▶スタッフ
監督:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ、チャン・ヘジン、チェ・ウシク、パク・ソダム

▷監督紹介
1969年9月14日生まれ。大韓民国・大邱広域市出身。延世大学社会学科卒業後、韓国映画アカデミーで映画制作を学ぶ。劇場長編デビュー作は、監督・脚本を手掛け高い評価を得たペ・ドゥナ主演『吠える犬は噛まない』(00)。実際の未解決事件を題材にした長編2作目『殺人の追憶』(03)は、韓国動員520万人を超える大ヒットを記録し、完璧と評される構成力が絶賛された。その後、漢江に出現した怪物に娘を奪われた一家の奮闘を描いた『グエムル‒漢江の怪物‒』(06)を発表。1,240万人を超え、当時の韓国動員歴代1位のメガヒットとなった。
初の海外監督作品は、ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックスと共に参加した『TOKYO!』(08)。3部作のうちの一編『TOKYO!<シェイキング東京>』を、香川照之を主演に迎え東京で撮影。日本でも大きな話題となった。息子の殺人容疑を晴らすため真相に迫る母を描いた『母なる証明』(09)は、カンヌ国際映画祭などで高い評価を受け、国内外で20を超える賞を受賞。名実ともに韓国を代表する若き巨匠として、不動の地位を確立する。そして、ハリウッドを代表する国際色豊かな面々をキャストに配した『スノーピアサー』(13)を発表。氷河期が到来した地球を走り続ける列車を舞台に、独特の世界観を圧倒的スケールで具現化させた。その後、手掛けたNetflixオリジナル映画「オクジャ/okja」(17)は、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、高い評価と共に大きな話題を呼んだ。ポン・ジュノ監督の長編7作品目となる『パラサイト 半地下の家族』(19)は、『母なる証明』以来10年ぶりとなる韓国映画。ジャンルにとわられない唯一無二の作風に磨きをかけ、見事、満場一致でカンヌ国際映画祭最高賞のパルムドールに輝いた。

Jan 11, 202051:29
【ネタバレなし】『パラサイト 半地下の家族』片山慎三監督×森直人

【ネタバレなし】『パラサイト 半地下の家族』片山慎三監督×森直人

▶︎YouTube
【ネタバレあり】
https://youtu.be/XWAAUG3AIp4
【ネタバレなし】
https://youtu.be/KIb24ToIs8k
映画『パラサイト 半地下の家族』をポン・ジュノの助監督を務めた片山慎三監督が語る!! 活弁シネマ倶楽部#63

▷作品紹介
『パラサイト 半地下の家族』
http://www.parasite-mv.jp/

▶イントロダクション
カンヌ国際映画祭では、審査員満場一致で[最高賞]パルムドールに輝いた『パラサイト 半地下の家族』。タランティーノ、ジャームッシュら名匠の話題作を抑え、韓国映画として初の同賞受賞という歴史的快挙を成し遂げた。その後も各国の映画祭を席巻。第92回アカデミー賞®国際長編映画賞韓国代表にも選出され、受賞が有力視されている。

▷あらすじ
過去に度々事業に失敗、計画性も仕事もないが楽天的な父キム・ギテク。そんな甲斐性なしの夫に強くあたる母チュンスク。大学受験に落ち続け、若さも能力も持て余している息子ギウ。美大を目指すが上手くいかず、予備校に通うお金もない娘ギジョン… しがない内職で日々を繋ぐ彼らは、“ 半地下住宅”で 暮らす貧しい4人家族だ。
“半地下”の家は、暮らしにくい。窓を開ければ、路上で散布される消毒剤が入ってくる。電波が悪い。Wi-Fiも弱い。水圧が低いからトイレが家の一番高い位置に鎮座している。家族全員、ただただ“普通の暮らし”がしたい。

▶スタッフ
監督:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ、チャン・ヘジン、チェ・ウシク、パク・ソダム

▷監督紹介
1969年9月14日生まれ。大韓民国・大邱広域市出身。延世大学社会学科卒業後、韓国映画アカデミーで映画制作を学ぶ。劇場長編デビュー作は、監督・脚本を手掛け高い評価を得たペ・ドゥナ主演『吠える犬は噛まない』(00)。実際の未解決事件を題材にした長編2作目『殺人の追憶』(03)は、韓国動員520万人を超える大ヒットを記録し、完璧と評される構成力が絶賛された。その後、漢江に出現した怪物に娘を奪われた一家の奮闘を描いた『グエムル‒漢江の怪物‒』(06)を発表。1,240万人を超え、当時の韓国動員歴代1位のメガヒットとなった。
初の海外監督作品は、ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックスと共に参加した『TOKYO!』(08)。3部作のうちの一編『TOKYO!<シェイキング東京>』を、香川照之を主演に迎え東京で撮影。日本でも大きな話題となった。息子の殺人容疑を晴らすため真相に迫る母を描いた『母なる証明』(09)は、カンヌ国際映画祭などで高い評価を受け、国内外で20を超える賞を受賞。名実ともに韓国を代表する若き巨匠として、不動の地位を確立する。そして、ハリウッドを代表する国際色豊かな面々をキャストに配した『スノーピアサー』(13)を発表。氷河期が到来した地球を走り続ける列車を舞台に、独特の世界観を圧倒的スケールで具現化させた。その後、手掛けたNetflixオリジナル映画「オクジャ/okja」(17)は、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、高い評価と共に大きな話題を呼んだ。ポン・ジュノ監督の長編7作品目となる『パラサイト 半地下の家族』(19)は、『母なる証明』以来10年ぶりとなる韓国映画。ジャンルにとわられない唯一無二の作風に磨きをかけ、見事、満場一致でカンヌ国際映画祭最高賞のパルムドールに輝いた。

Jan 09, 202001:03:55
『i 新聞記者ドキュメント』×森達也監督×河村光庸

『i 新聞記者ドキュメント』×森達也監督×河村光庸

▶︎YouTube
https://youtu.be/myGjVS4X2Vg
映画『i 新聞記者ドキュメント』森達也監督と河村光庸プロデューサーが語る!! 不健全な日本社会への警鐘 活弁シネマ倶楽部#62

▷作品紹介
『i 新聞記者ドキュメント』
https://i-shimbunkisha.jp/

▶イントロダクション
『新聞記者』は序章にすぎなかった――
「フィクション」を越えた衝撃の「リアル」!今、あなたに問う。
私たちが生きる“今”と“メディアの正体”に警鐘を鳴らす、新感覚ドキュメンタリー!

▷森達也監督コメント
望月衣塑子記者の名前を、あなたはいつ知っただろうか。官房長官の記者会見で質問を重ねる女性記者。同じ質問を何度もするなと官邸スタッフに咎められたとき、「納得できる答えをいただいていないので繰り返しています」と彼女は即答した。とても当たり前のこと。でもその当り前の言葉が、ずっと僕の頭から離れない。
この国のメディアはおかしい。ジャーナリズムが機能していない。そんな言葉を日常的に見聞きするようになってから、もう何年が過ぎただろう。僕のこれまでの人生は、常にメディアと共にあった。そのうえで断言する。
あなたが右だろうが左だろうが関係ない。保守とリベラルも分けるつもりはない。メディアとジャーナリズムは、誰にとっても大切な存在であるはずだ。だから撮る。撮りながら考える。望月記者はなぜこれほどに目立つのか。周囲と違うのか。言葉が残るのか。特異点になってしまうのか。
撮りながら悩む。考える。だから観ながらあなたにも考えてほしい。悩んでほしい。きっと最後には、あるべきメディアとジャーナリズムの姿が見えてくるはずだ。

▶スタッフ
監督:森達也
出演:望月衣塑子

▷監督紹介
1956年、広島県呉市生まれ。立教大学在学中に映画サークルに所属し、86年にテレビ番組制作会社に入社、その後にフリーとなる。地下鉄サリン事件発生後、オウム真理教広報副部長であった荒木浩と他のオウム信者たちを描いた『A』は、98年に劇場公開され、ベルリン国際映画祭など多数の海外映画祭でも上映され世界的に大きな話題となった。99年にはテレビ・ドキュメンタリー「放送禁止歌」を発表。2001年には映画『A2』を公開、山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。06年に放送されたテレビ東京の番組「ドキュメンタリーは嘘をつく」には村上賢司、松江哲明らとともに関わり、メディアリテラシーの重要性を訴えた本作は現在でもドキュメンタリーを語る上で重要な作品のひとつとなっている。11年には東日本大震災後の被災地で撮影された『311』を綿井健陽、松林要樹、安岡卓治と共同監督し、賛否両論を巻き起こした。16年には、ゴーストライター騒動をテーマとする映画『Fake』を発表した。

Dec 14, 201901:04:60
『殺さない彼と死なない彼女』×小林啓一監督

『殺さない彼と死なない彼女』×小林啓一監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/XSbNVLFLRIQ
映画『殺さない彼と死なない彼女』小林啓一監督が語る!! 原作の読後感をそのまま表現するために... 活弁シネマ倶楽部#61

▷作品紹介
『殺さない彼と死なない彼女』
http://korokare-shikano.jp/

▶イントロダクション
Twitterに投稿された四コマ漫画が多くの読者の胸を打ち、熱狂的な支持を集める漫画家・世紀末の処女作にして代表作”殺カレ死カノ”。〈心の処方箋〉として世代を超えて圧倒的な共感を呼ぶ本作の映像化を果たしたのは、『ももいろそらを』『ぼんとリンちゃん』『逆光の頃」など日 常と非日常を行き来するようなストーリーテリングと映像美、卓越した人間描写で10代の光と影を描いてきた注目の粋才・小林啓一。 主人公・小坂れい役には、圧倒的な存在感と変幻自在な演技力で高く評価される若手実力派俳優・間宮祥太朗。もう一人の主人公・鹿野なな 役には、底知れないポテンシャルとその活躍から目が離せないイットガール・桜井日奈子。また、恒松祐里、堀田真由、箭内夢菜、ゆうたろう、そして金子大地、中尾暢樹ら2019年最注目の瑞々しい魅力溢れる若手俳優たちの豪華競演が実現!また、癒しの歌姫・奥 華子が主題歌と自身のキャリア初となる映画音楽を担当し、美しいピアノの音色で少年少女たちのうつろいやすい一瞬一瞬を、切なくもあたたかく彩った。

▷あらすじ
何にも興味が持てず、退屈な高校生活を送っていた少年・小坂(間宮祥太朗) は、リストカット常習者で“死にたがりの少女・鹿野(桜井日奈子)に出会う。そ れまで周囲から孤立していた二人は、ハチの埋葬》をきっかけに同じ時間をと もに過ごすようになる。不器用なやりとりを繰り返しながらも、自分を受け入れ、 そばに寄り添ってくれるあたたかな存在――そんな相手との出会いは、互いの 心の傷を癒し、二人は前を向いて歩み出していくのだが......。

▶スタッフ
監督:小林啓一
原作:世紀末「殺さない彼と死なない彼女」(KADOKAWA 刊)
出演:間宮祥太朗、桜井日奈子、恒松祐里、堀田真由、箭内夢菜、ゆうたろう

▷監督紹介
1972年2月18日、千葉県出身。明治大学政治経済学部卒。テレビ東京「ASAYAN」の番組ディレクターでキャリアをスタート。ミニモニ、DA PUMP、DREAMS COME TURE等のPV、ライブ映像、CMを手掛ける。2011年、初長編映画『ももいろそらを』を脚本監督。同作品が第24回東京国際映画祭ある視点部門にて作品賞を授賞。サンダンス映画祭、ロッテルダム映画祭他、多数の映画祭に招待を受け、第50回ヒホン国際映画祭では日本映画として初のグランプリを受賞。続く長編『ぼんとリンちゃん』(14)では第55回日本映画監督協会新人賞や第18回上海国際映画祭アジアン・ニュー・タレントアワード優秀撮影監督賞他を受賞。中編映画『逆光の頃』(17)では主演の高杉真宙を第9回TAMA映画祭最優秀新進男優賞に導き、現在に至る。

Dec 12, 201956:04
『種をまく人』×竹内洋介監督

『種をまく人』×竹内洋介監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/83TOYlXUUq0
映画『種をまく人』竹内洋介監督が語る!!ゴッホを現代日本に置き換えた寓話 活弁シネマ倶楽部#60

▷作品紹介
『種をまく人』
http://www.sowermovie.com/

▶イントロダクション
第57回テッサロニキ国際映画祭にて、みごと最優秀監督賞と最優秀主演女優賞を受賞した本作は、監督・竹内洋介の敬愛するオランダの画家・ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの手紙と東日本大震災の翌年に生まれたダウン症の姪の存在から始まった。
初の長編自主映画でありながら、その完成度の高さと世界観は各方面から賞賛され続けている。そして出演している役者たちの 真に迫る魂の演技に心を揺さぶられることだろう。

▷あらすじ
3年ぶりに病院から戻った高梨光雄は、弟・裕太の家を訪れる。 再会を喜ぶ姪の知恵、その妹でダウン症の一希に迎えられ束の間の幸せを味わう光雄。 その夜、知恵にせがまれた光雄は被災地で見たひまわりについて語る。 知恵はその美しい景色を思い浮かべながら、太陽に向かって咲くひまわりと、時折ふと空を見ている愛しい一希の姿とを重ね会わせるのだった。
明くる日、知恵は光雄と遊園地に行きたい嘆願する。裕太と妻・葉子はそれを快く受け入れ、娘たちを光雄に預けるが・・・幸福な時間も束の間、遊園地で突然の不幸が訪れる。

▶スタッフ
監督:竹内洋介
出演:岸建太朗、竹中涼乃、足立智充、中島亜梨沙、竹内一花

▷監督紹介
1978年 埼玉県生まれ。芝浦工業大学システム工学部を卒業後食品系の会社に就職。2001年退職後アメリカ・ロサンゼルスに発ち、航空機免許を取得。その後ハワイで 滑空機の免許も取得する 。2002年にはフランス・パリに渡り油絵を始める。2003年にパリのAcadémie de Port-Royal展 で審査員特別賞を受賞。その後、ヨーロッパからアフリカへ発ち、約半年間アフリカ各地を旅し、2004年帰国。

Nov 30, 201901:04:01
東京国際映画祭×釜山国際映画祭2019

東京国際映画祭×釜山国際映画祭2019

▶︎YouTube
https://youtu.be/xes46qMsjJM
東京国際映画祭と釜山国際映画祭を徹底比較!!活弁シネマ倶楽部#58

▷出演者紹介
徐昊辰(映画ジャーナリスト)
1988年中国・上海生まれ、2007年来日、立命館大学卒業。
2008年から中国の映画専門誌「看電影」「電影世界」、ポータルサイトSINA、SOHUなどで、日本映画の批評と産業分析を続々発表。
2011年以降毎年、東京国際映画祭などで是枝裕和、黒沢清、役所広司、川村元気などの日本の映画人を取材し、2016年には、北京電影学院に論文「ゼロ年代の日本映画~平穏な変革」を発表。中国最大のSNS、微博(ウェイボー)のフォロワー数は250万人以上。毎日、日本映画の情報や分析を発信中。
日本映画プロフェッショナル大賞選考委員
微博公認・映画ライター、年間大賞選考委員
WEB番組「活弁シネマ倶楽部」の企画・プロデューサー

森直人(映画評論家)
映画評論家、ライター。1971年和歌山生まれ。著書に『シネマ・ガレージ~廃墟のなかの子供たち~』(フィルムアート社)、編著に『21世紀/シネマX』『シネ・アーティスト伝説』『日本発 映画ゼロ世代』(フィルムアート社)『ゼロ年代+の映画』(河出書房新社)ほか。「週刊文春」「朝日新聞」「キネマ旬報」「TV Bros.」「メンズノンノ」「シネマトゥデイ」「Numero TOKYO (Web)」「映画秘宝」などでも定期的に執筆中。

▶︎東京国際映画祭HP
https://2019.tiff-jp.net/ja/

Nov 25, 201901:28:51
『歩けない僕らは』×佐藤快磨監督

『歩けない僕らは』×佐藤快磨監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/7KuGXYYiw-s
映画『歩けない僕らは』佐藤快磨監督が語る!!ラストシーンを変えた理由 活弁シネマ倶楽部#59

▷作品紹介
『歩けない僕らは』
https://www.aruboku.net/

▶イントロダクション
初の長編監督作品『ガンバレとかうるせぇ』が、若手監督の登竜門であるぴあフィルムフェスティバル(PFF)でPFFアワード2014映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)&観客賞を受賞し、アジア最大の映画祭である釜山国際映画祭に正式出品されるなど、国内外の様々な映画祭で高く評価された佐藤快磨(たくま)監督が、岩井俊二プロデュースの連続ドラマ「なぞの転校生」、 映画『罪の余白』ほかで女優として活躍中の若手実力派・宇野愛海(なるみ)、「おっさんずラブ(2016)」など人気作に出演が続く落合モトキ、NHK連続テレビ小説「なつぞら」の番長役で注目を浴びている板橋駿谷、『空(カラ)の味』主演で第10回田辺・弁慶映画祭 女優賞受賞の堀春菜、PFFアワード2016の観客賞受賞作『ヴァニタス』主演の細川岳、映画『突き射す』の門田宗大ら今後が楽しみな若手と、『運命じゃない人』の山中聡と2019年に急逝した佐々木すみ江らベテラン勢を迎え、新人理学療法士についての中編映画を制作。

▷あらすじ
宮下遥(宇野愛海)は、回復期リハビリテーション病院1年目の理学療法士。
まだ慣れない仕事に戸惑いつつも、同期の幸子(堀春菜)に、彼氏・翔(細川岳)の愚痴などを聞いてもらっては、共に励まし合い頑張っている。
担当していたタエ(佐々木すみ江)が退院し、新しい患者が入院してくる。仕事からの帰宅途中に脳卒中を発症し、左半身が不随になった柘植(落合モトキ)。遥は初めて入院から退院までを担当することになる。
「元の人生には戻れますかね?」と聞く柘植に、何も答えられない遥。日野課長(山中聡)と田口リーダー(板橋駿谷)の指導の元、現実と向き合う日々が始まる。

▶スタッフ
監督:佐藤快磨
出演:宇野愛海、落合モトキ、板橋駿谷、堀春菜、細川岳、門田宗大

▷監督紹介
1989年秋田県生まれ。2012年よりニューシネマワークショップ映画クリエイターコースを受講、『舞い散る夜』(2012)、『ぶらざぁ』(2013)を監督。その後ニューシネマワークショップ制作部に所属し、初の長編監督作品『ガンバレとかうるせぇ』(2014)が、ぴあフィルムフェスティバル PFFアワード2014で映画ファン賞と観客賞を受賞、第19回釜山国際映画祭のコンペティション部門にノミネートされるなど、国内外の様々な映画祭で高く評価される。
文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2015」にニューシネマワークショップより推薦され、アスミック・エース制作で、『壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ』 (出演:太賀、岸井ゆきの)を監督。
2018年、「東映 presents HKT48×48人の映画監督たち」の監督の一人に選ばれ監督した松岡菜摘主演の『きっとゲリラ豪雨』がゆうばり国際ファンタスティック映画祭に招待。また、バウムアンドクーヘンの役者を使った短編映画『ハッピーハッピーサタデー』が池袋シネマ・ロサにて公開された。

Nov 22, 201954:11
『だってしょうがないじゃない』×坪田義史監督×池田将

『だってしょうがないじゃない』×坪田義史監督×池田将

▶︎YouTube
https://youtu.be/hY6Wo0SX7AU
映画『だってしょうがないじゃない』坪田義史監督が語る!!発達障害は“発達”する 活弁シネマ倶楽部#57

▷作品紹介
『だってしょうがないじゃない』
https://www.datte-movie.com/

▷あらすじ
精神に不調をきたした映画監督/坪田義史が 発達障害を持ちながら一人暮らしをする親類の叔父さん(まことさん)がいることを知る。 坪田は衝動的にカメラを持ってまことさんに会いにいく。 坪田はまことさんとの交流を深めていく中で「親亡き後の障害者の自立の困難さ」や 「障害者の自己決定や意思決定の尊重」「8050問題にともなう住居課題」などの問題に直面していく。

▶スタッフ
監督:坪田義史
出演:大原信、坪田義史、木村真智子、木村義則

▷監督紹介
1975年、神奈川県出身。多摩美術大学映像演劇学部在学中に制作した『でかいメガネ』がイメージフォーラム・フェスティバル2000で大賞を受賞。2009年には、『美代子阿佐ヶ谷気分』(英題:MIYOKO)で、劇場デビュー。第39回ロッテルダム国際映画祭コンペティション部門「VPROタイガー・アワード」選出。イタリア・第46回ペサロ映画祭 審査員特別賞受賞。韓国・Cinema Digital Seoul映画祭、Blue Chameleon Award(批評家連盟賞)、Movie Collage Award(観客賞)をダブル受賞。ポルトガル・2011 FANTASPORTO映画祭 特別賞、最優秀脚色賞をダブル受賞。主演女優の町田マリーが、第31回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞受賞、第19回 日本映画プロフェッショナル大賞新人 奨励賞受賞。また、韓国・ソウルの映画館CGVにて「美代子阿佐ヶ谷気分」(英題「MIYOKO」)劇場公開する。2012年 文化庁在外芸術家派遣によりNYで一年間活動。2016年2月、リリー・フランキー主演映画『シェル・コレクター』(監督・脚本) テアトル新宿、桜坂劇場他、全国42カ所で公開。本作『だってしょうがないじゃない』は初の長編ドキュメンタリー作品となる。

Nov 17, 201938:47
『普通は走り出す』×渡辺紘文×渡辺雄司

『普通は走り出す』×渡辺紘文×渡辺雄司

▶︎YouTube
https://youtu.be/cXSVu-Xmqjo
映画『普通は走り出す』渡辺紘文&雄司兄弟が語る!!現役最高の呪われた作家 活弁シネマ倶楽部#56

▷作品紹介
『普通は走り出す』
https://foolishpiggiesfilms.jimdo.com/

▶イントロダクション
東京国際映画祭を始め、海外の映画祭に多数出品してきた渡辺紘文監督が奇才・吉田靖直率いるトリプルファイヤーの楽曲から着想を得て作り上げた、映画制作に悩み苦しみ毒を吐き続ける映画監督の日常。古賀哉子、萩原みのり、松本まりかなど美しき女優陣にもご注目。

▷あらすじ
「蓮實重彦だろうが、アンドレ・バザンだろうが、淀川長治だろうが、佐藤忠男だろうが……!」など傍若無人に映画評論家への愚痴を炸裂させる大田原在住の自主映画監督。電話の向こうの「直井さん」なる人物といい、こりゃヤツアタリの楽屋オチか!?と思いきや、トリプルファイヤーの怪曲群がミュージカル顔負けにパズルのピースとして完璧に組み込まれている精巧さ。正しい意味でフェリーニを受け継いだ渡辺紘文版の『8 1/2』と呼ぶべき傑作。そして問題のシーン、燃えていく老舗映画雑誌の表紙に写っている映画作家は誰だ!?(森直人)

▶スタッフ
監督:渡辺紘文
音楽:渡辺雄司
劇中歌・主題歌:トリプルファイヤー
出演:渡辺紘文、萩原みのり、古賀哉子、加藤才紀子 、ほのか、黒崎宇則、永井ちひろ、久次璃子、平山ミサオ、松本まりか

▷監督紹介
映画監督。脚本家。映画プロデューサー。
1982年栃木県大田原市生まれ。
大学では日本文学を専攻。大学卒業後日本映画学校に入学。
2008年、日本映画学校卒業制作作品『八月の軽い豚』が第九回フジフィルムラヴァーズフェスタグランプリ受賞、京都国際学生映画祭入選、佐藤忠男賞受賞など高い評価を受け各地で上映される。
2009年、日本映画学校、北京電影学院、韓国フィルムアカデミーの共同企画、日中韓共同横浜開港150周年記念映画『3つの港の物語』の監督に抜擢され日本篇『桟橋』の監督を務める。
2010年、昭和最後の無頼派作家色川武大の遺稿『狂人日記』を舞台化。
同年、刺青ボクサー大嶋宏成の自伝的物語をリング上で舞台化。
2013年、故郷の栃木県大田原市で弟で映画音楽家の渡辺雄司と共に映画制作集団 大田原愚豚舎を旗揚げ。
大田原愚豚舎の第一回作品として、また渡辺本人の初長編作品として『そして泥船はゆく』を製作した。
『そして泥船はゆく』は第26回東京国際映画祭を皮切りに世界各国の映画祭などに出品され大きな反響を呼び、2014年12月、新宿武蔵野館で国内初公開されると連日立ち見が出るほどの動員を記録、現在も自主上映など上映活動が続いている。
2015年、製作・監督・脚本・編集さらに自ら主演を務めた2年ぶりの新作『七日』を発表。同作は『そして泥船はゆく』に続いて第28回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に正式出品された。
2016年、大田原愚豚舎の第三作として『プールサイドマン』を製作。
『プールサイドマン』は2016年10月に開催される第29回東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門へ正式出品され、同部門の最高賞である“作品賞”を受賞、その後、第52回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭、第13回ユーラシア国際映画祭など世界の有力な国際映画祭に次々と出品され、世界最大の日本映画祭ニッポンコネクションにおいてもグランプリに当たるNIPPON VISIONS JURY AWARD2017を受賞するなど国内外で高い評価を獲得した。
2017年、4本目の長編監督作品として『地球はお祭り騒ぎ』を発表。同作は第30回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門への正式出品、デビュー以来、4作連続で監督作品を東京国際映画祭へ出品するという史上初の快挙を成し遂げた。
2018年、ロックバンド・トリプルファイヤーとコラボレーションした新作『普通は走り出す』を製作。
同作はMOOSIC LAB 2018に出品され審査員特別賞を受賞した。

Nov 16, 201901:48:45
『積むさおり』×梅沢壮一監督

『積むさおり』×梅沢壮一監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/4aXKuxnQgCY
映画『積むさおり』梅沢壮一監督が語る!! 夫婦の不協和音を聴覚的に表現 活弁シネマ倶楽部#55

▷作品紹介
『積むさおり』
http://tsumu-saori.com/

▶イントロダクション
主人公さおりを演じるのは、園子温監督作『冷たい熱帯魚』(10)や、マーティン・スコセッシ監督作『沈黙 サイレンス』(16)の実力派女優、黒沢あすか。夫役には『クライングフリーセックス』(18)の木村圭作。メガホンをとったのは、特殊メイクアーティストとして、数々の映画やTVに参加し、黒沢の夫でもある梅沢壮一。2017年に手掛けた長編監督デビュー作『血を吸う粘土(VAMPIRE CLAY)』は、カナダのトロント映画祭・ミッドナイトマッドネス部門のクロージング作品に選出され、テキサスFANTASTIC FEST2017ではホラー部門の特別賞を受賞した。
『積むさおり』を撮るにあたり「普段は目に見えないものを具現化するのが特殊メイク。ただ、“音”というものは本当に見えない。それを映画の表現として形にしたかった」と語る梅沢。無神経な夫が発する生活音や笑い声など、さまざまな“音”が、妻にどのような影響を及ぼしていくのかーー。結婚、出産とさまざまな経験を積み重ねてきたヒロインが直面する新たな葛藤を軸に、ひたひたと忍びよる夫婦関係の崩壊を描く『積むさおり』。梅沢の真骨頂である特殊メイク技術も融合した、新感覚のサスペンスとなっている。

▷あらすじ
間も無く結婚5周年を迎えるバツイチ同士の夫婦、さおりと慶介。さおりは、自宅の一室を仕事部屋にし、イラストレーターとして働きながら、夫を支えていた。
そんなある日、さおりがいつものように犬の散歩に出かけると、積み枝の前に見たことのない穴を発見する。風が起こり、音が吸い込まれるような不可思議な体験をするさおり。
それ以来耳鳴りが起こり、さらには夫の立てる些細な音にも敏感になってしまうさおり。夫や仕事に不満を抱えることなく暮らしていた日々が一変、気づかぬうちに積み重なっていた鬱屈が頭をもたげ始める。
軋み出す夫婦関係を守るために、さおりは何に向き合うのか。

▶スタッフ
監督:梅沢壮一
出演:黒沢あすか、木村圭作

▷監督紹介
高校時代から独学で特殊メイクの勉強を始める。卒業後、地元映画館の映写技師の仕事をする傍ら、造型作品を作っては米国特殊メイク界の大御所、ディック・スミス、リック・ベイカーらに送り、アドバイスをもらい続けた。ベイカー氏の紹介により、23歳より日本で仕事をスタート。5年間のフリーを経て29歳で独立。現在、株式会社ソイチウムの代表。
近年は映画制作を積極的に行い、自ら脚本、監督を担当する。2015年のホラーオムニバス映画「ABCs of DEATH2」(アメリカ)では日本代表として一編を監督。2017年の長編デビュー作「血を吸う粘土(VAMPIRE CLAY)」は、カナダのトロント映画祭・ミッドナイトマッドネス部門のクロージング作品に選出され、テキサスFANTASTIC FEST2017ではホラー部門の特別賞を受賞した。

Nov 01, 201929:08
『楽園』×瀬々敬久監督

『楽園』×瀬々敬久監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/4nfT0fg9i8E
映画『楽園』を瀬々敬久監督が語る!!残されてしまった人々の物語 活弁シネマ倶楽部#54

▷作品紹介
『楽園』
https://rakuen-movie.jp

▶イントロダクション
国内外で多数の映画賞を受賞した『悪人』(10)、『怒り』(16)と、映像化が続くベストセラー作家・吉田修一。自身、「こんなにも物語をコントロールできず、彼らの感情に呑み込まれそうになったのは初めて」と語る、新たな最高傑作「犯罪小説集」が、2部作の超大作『64 -ロクヨン-』(16)を大ヒットさせた名匠・瀬々敬久の監督・脚本により映画化。

▷あらすじ
青田が広がるとある地方都市―。
屋台や骨董市で賑わう夏祭りの日、一人の青年・中村豪士(綾野 剛)が慌てふためきながら助けを求めてきた。
偽ブランド品を売る母親が男に恫喝されていたのだ。
仲裁をした藤木五郎(柄本 明)は、友人もおらずに母の手伝いをする豪士に同情し、職を紹介する約束を交わすが、青田から山間部へと別れるY字路で五郎の孫娘・愛華が忽然と姿を消し、その約束は果たされることは無かった。必死の捜索空しく、愛華の行方は知れぬまま。

▶スタッフ
監督:瀬々敬久
原作:吉田修一
出演:綾野剛、杉咲花、佐藤浩一、村上虹郎、片岡礼子

▷監督紹介
1960年5月24日生まれ、大分県出身。89年『課外授業 暴行』で監督デビュー。『ヘヴンズ ストーリー』(10)で第61回ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞、NETPAC賞の二冠を獲得。『アントキノイノチ』(11)では第35回モントリオール世界映画祭でイノベーションアワードを、『64 -ロクヨン- 前編』(16)では第40回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞。『最低。』(17)では第30回東京国際映画祭コンペティション部門に出品。その他映画監督作品に、『MOON CHILD』(03)、『感染列島』(09)、『ストレイヤーズ・クロニクル』(15)、『64 -ロクヨン- 後編』(16)、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17)、『友罪』 『菊とギロチン』(18)、『糸』(20)など。

Nov 01, 201901:06:08
『アイニ向カッテ』×高山康平監督

『アイニ向カッテ』×高山康平監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/YlkUMfQT0Ho
人間の依存と意志と愛について『アイニ向カッテ』高山康平監督が語る!!活弁シネマ倶楽部#53

▷作品紹介
『アイニ向カッテ』
https://koheitkym6e9a.myportfolio.com/home

▶イントロダクション
「愛とはなにか?」。これまで幾度となく繰り返され、そして、決して答えの出ることのなかったこの問いに、ひとつの道筋を提示する。
監督は、2011年より自主制作での映画を多く手がけてきた高山康平。これまでに、『くだらない くだらない この世界。』などの監督作品があり、近年は「ハタラクティブ」のwebCMや、栗林すみれ「Little Piece」、柴山哲郎「開放ショー」といったミュージックビデオも多数手がけている。第13回大阪アジアン映画祭でも好評を博した本作が、初の長編作品にして、満を持しての劇場デビュー作となる。

▷あらすじ
同郷の女・泰子と東京で同棲している漫画家・昭輔。泰子の献身的なサポートも虚しく筆は進まず、「一日3本まで!」と決めた酒の量は増え、次第に依存症へと堕ちていく。
昭輔は眠りにつくと、昔同棲していた女・佐和子の夢を見る。彼は佐和子を裏切り、泰子と二人で上京してきたのだった。そんな泰子との生活も破綻しかけてきた頃、母が危篤との連絡が入る。昭輔は故郷へと戻ることになるが……。

▶スタッフ
監督:高山康平
出演:田中一平、向有美、出原美佳、坂口候一、皆川鈴夏

Oct 11, 201951:58
『典座-TENZO-』×富田克也監督×相澤虎之助

『典座-TENZO-』×富田克也監督×相澤虎之助

▶︎YouTube
https://youtu.be/Adi1pxIelTM
すべての作品が数珠繋ぎに繋がっている『典座 -TENZO-』富田克也監督と相澤虎之助が語る!!活弁シネマ倶楽部#52

▷作品紹介
『典座 -TENZO-』
https://sousei.gr.jp/tenzo/index.html

▶イントロダクション
『サウダーヂ』『バンコクナイツ』に続く富田克也最新作は、仏教とそれを取り巻く3.11以後の日本のすがた
演じているのは、全国曹洞宗青年会の実際の僧侶たち。映画製作にあたり、彼らが“今、一番話を聞いてみたい曹洞宗の高僧”青山俊董老師の元へ、実際に智賢が訪ね交わされた対話を軸に、福島、山梨、長野、そして中国の自然の中で繰り広げられる、現代日本の僧侶たちの日常が、フィクションとドキュメンタリーの枠を超え、円環しはじめる。

▷あらすじ
10年前、本山での厳しい修行期間を終えた河口智賢(僧名・チケン)と兄弟子の倉島隆行(僧名・リュウギョウ)は、自らの生まれた寺へとそれぞれ戻っていった。
富士山の裾野に広がる山梨県都留市、耕雲院。智賢は住職である父と、母、妻、そして重度の食物アレルギーを抱える三歳の息子と共に暮らしている。全国曹洞宗青年会副会長としての顔も持ち、いのちの電話相談、精進料理教室やヨガ坐禅など、自分なりに今の時代に合った仏教というものを模索し意欲的な活動を続けている。修行時代に精進料理を任される役職“典座”だった智賢は、かつて自分自身もアレルギーに苦しめられ、それが本山の修行によって完治したという経験から高度に発展したこの現代社会にこそ仏教の教え、その中でもとりわけ日常全ての人間が行う“食”に関する問題が大切なのではないかと考えていた。「一体どうしたら多くの人々にそのことを伝えることができるだろう?そうだ。映画をつくってみたらどうだろうか?」たまたま従兄弟が映画監督をしていたこともあって、智賢は“典座”についての映画を青年会で製作することを思いついたのだった。
一方の兄弟子・隆行は福島県沿岸部にあったかつての自身のお寺も、家族も檀家も、すべてを東北大震災の時の津波によって流されてしまっていた。今では瓦礫撤去の作業員として軽トラックを走らせながらひとり仮設住宅に住んでいる。そんな隆行のことを人知れず心配している青年会の近藤は、山梨の智賢から届いたいのちの電話相談の携帯電話を隆行にも託そうとするが「俺、いま土建屋だから」と断られてしまう。年間3万人にものぼる自殺者を抱える現代日本。その日もいのちの電話相談には睡眠薬を飲み過ぎた女性からの電話がかかってくるのだった。そんなある晩、智賢の息子の智優が食物アレルギーによるアナフィラキシーショックで救急病院に運ばれてしまう…

▶スタッフ
監督:富田克也
脚本:相澤虎之助、富田克也
出演:河口智賢、近藤真弘、倉島隆行、青山俊董

▷監督紹介
1972年、山梨県生まれ。脚本家・映画監督の相澤虎之助らとともに映像制作集団・空族(くぞく)を率い、「作りたい映画を勝手に作り、勝手に上映する」をモットーに活動。舞台となる土地で実際に生活を営む人たちへ取材を綿密に行い、非職業俳優を積極的にキャスティングすることで、ストリートのリアリティをフィクションに差し込む。2003年に中上健次、柳町光男に多大な影響を受け制作に4年を費やした処女長編『雲の上』、2007年に地方都市のロードサイドに生きる荒んだ若者を描いた『国道20号線』を発表。続いて、寂れゆく日本経済を背景に、肉体労働者、移民、そしてヒップホップをテーマに制作した『サウダーヂ』(2011)ではナント三大陸映画祭グランプリ、高崎映画祭最優秀作品賞、毎日映画コンクール優秀作品賞&監督賞をW受賞など数々の賞に輝いた。その後、タイおよびラオスにて長期滞在制作を行った『バンコクナイツ』(2016)は、20世紀のインドシナ半島での戦争の傷跡をトレースしつつ、複層的な物語構成によって、東南アジアから現代日本を逆照射した。本作は、ロカルノ国際映画祭など世界中の約30の海外映画祭に招待。国内では、第72回「毎日映画コンクール」にて監督賞、音楽賞をW受賞。その年の「キネマ旬報ベスト10」では6位に選出された。
そして最新作となる『典座 -TENZO-』が、2019年度のカンヌ国際映画祭 批評家週間「特別招待部門」に選出。既にフランスの全国公開が決まっており、2019年秋に150館以上で公開される予定だ。

Oct 10, 201955:12
『アイネクライネナハトムジーク』×今泉力哉監督

『アイネクライネナハトムジーク』×今泉力哉監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/m7ruqyWA3qk
伊坂幸太郎×今泉力哉×斉藤和義『アイネクライネナハトムジーク』今泉力哉監督が語る!!活弁シネマ倶楽部#51

▷作品紹介
『アイネクライネナハトムジーク』
https://gaga.ne.jp/EinekleineNachtmusik/

▶イントロダクション
多くの熱狂的ファンを惹きつけてやまない大人気ベストセラー作家・伊坂幸太郎、絶大な支持を誇る稀代のシンガーソングライター・斉藤和義。時代を超えて圧倒的なリスペクトを集める2人の〈出会い〉が、この奇跡のラブストーリーのプロローグだ。伊坂にとって“初”にして“唯一”の恋愛小説集となる原作「アイネクライネナハトムジーク」は、かねてから斉藤ファンを公言していた伊坂が、斉藤から作詞のオファーを受け、「小説なら」と短編「アイネクライネ」を書き下ろし、それに楽曲「ベリー ベリー ストロング〜アイネクライネ〜」で応えた斉藤に、再び伊坂が短編「ライトヘビー」を書くという夢のような交流から生まれた。これに新たな4編が加わり、伊坂らしい伏線と名言が散りばめられた6章からなる連作小説集が完成。待望の映画化にあたり「映像化するなら彼にお願いしてみたい」と伊坂がラブコールを送ったのは、恋愛群像劇の名手として今最も注目を集め、『愛がなんだ』で各地の劇場で満席続出の大ヒットを放った新鋭監督・今泉力哉。脚本は『アヒルと鴨のコインロッカー』など伊坂原作に定評のある鈴木謙一。音楽を手がけたのは無論、斉藤だ。物語のキーとなる主題歌「小さな夜」を書き下ろし、グルーヴィーなサウンドで全編を彩る。物語と映像と音楽のこれ以上ない才能の緊密な連携。心地よい余韻が広がる、本作独特の世界観の魅力がここにある。

▷あらすじ
仙台駅前。大型ビジョンを望むペデストリアンデッキでは、日本人初の世界ヘビー級王座を賭けたタイトルマッチに人々が沸いていた。そんな中、訳あって街頭アンケートに立つ会社員・佐藤(三浦春馬)の耳に、ふとギターの弾き語りが響く。歌に聴き入るリクルートスーツ姿の本間紗季(多部未華子)と目が合い、思いきって声をかけると、快くアンケートに応えてくれた。紗季の手には手書きで「シャンプー」の文字。思わず「シャンプー」と声に出す佐藤に紗季は微笑む。
元々劇的な〈出会い〉を待つだけだった佐藤に、大学時代からの友人・織田一真(矢本悠馬)は上から目線で〈出会い〉の極意を説く。彼は同級生の由美(森絵梨佳)と結婚し、2人の子供たちと幸せな家庭を築いている。変わり者ながらも分不相応な美人妻と出会えた一真には不思議な説得力がある。佐藤は職場の上司・藤間(原田泰造)にも〈出会い〉について相談してみるが、藤間は愛する妻と娘に出て行かれたばかりで、途方にくれていた。一方、佐藤と同じく〈出会い〉のない毎日を送っていた由美の友人・美奈子(貫地谷しほり)は、美容室の常連客・香澄(MEGUMI)から紹介された、声しか知らない男に恋心を抱き始めていた。
10年後―。織田家の長女・美緒(恒松祐里)は高校生になり、同級生の和人(萩原利久)や亜美子(八木優希)と共にいつもの毎日を送っている。そして佐藤は、付き合い始めて10年になる紗季に、意を決してプロポーズをするが…。 果たして佐藤と紗季の〈出会い〉は幸せな結末にたどり着けるのか。美奈子の恋は、藤間の人生は―。思いがけない絆で佐藤とつながっていく人々が、愛と勇気と幸福感に満ちた奇跡を呼び起こす。

▶スタッフ
監督:今泉力哉
原作:伊坂幸太郎「アイネクライネナハトムジーク」
音楽:斉藤和義
出演:三浦春馬、多部未華子、矢本悠馬、森絵梨佳、恒松祐里、萩原利久、貫地谷しほり、原田泰造

▷監督紹介
1981年生まれ・福島県出身。2010年『たまの映画』で長編映画監督デビュー。2012年、恋愛群像劇『こっぴどい猫』を発表、国際映画祭にて監督賞受賞。2013年『サッドティー』の出品を機に東京国際映画祭に5度ほど参加。その他の監督作に『知らない、ふたり』(16)、『退屈な日々にさようならを』(17)、『パンとバスと2度目のハツコイ』(18)など。4月に公開された『愛がなんだ』(19)が大ヒット上映中。

Oct 04, 201901:31:00
『お嬢ちゃん』×二ノ宮隆太郎監督

『お嬢ちゃん』×二ノ宮隆太郎監督

▷作品紹介
『お嬢ちゃん』
http://ojo-chan.com/

▶イントロダクション
監督はロカルノ国際映画祭ほか世界各国の映画祭で高く評価され、鮮烈な印象を刻みつけた『枝葉のこと』も記憶に新しい二ノ宮隆太郎。前作では自身が主演した自叙伝とも言うべき作品だったが、今作は、自身は出演せず、ある若い女性の生きざまをスクリーンに焼き付けた。主演のみのりを演じるのは、『ハローグッバイ』(2017)、『転がるビー玉』(2019年度内公開予定)等、今まさに映画女優として活躍めざましい萩原みのり。常に苛立ちを隠せず、しかし心の奥底に優しさを秘めた類まれな役どころを見事に演じた。

▷あらすじ
みのり、21歳。海辺の町、鎌倉でお婆ちゃんと二人で暮らしている。観光客が立ち寄る小さな甘味処でアルバイトをしている彼女は、揖斐の生活の中で出会う男たちに絶対に屈しない。大男にも平気で喧嘩を売り、持論を投げつける。誰にも媚びない、甘えない、みのり。そんな彼女だが、ある日親友の理恵子と未来を想像した時、現実と向き合っていなかった自分に気付いてしまう。

▶スタッフ
監督:二ノ宮隆太郎
出演:萩原みのり、土手理恵子、岬ミレホ、結城さなえ、廣瀬祐樹、伊藤慶徳

▷監督紹介
1986年 8月 18 日生まれ。神奈川県出身。2012年、初の長編作品『魅力の人間』が第 34 回 ぴあフィルムフェスティバルで準グランプリを受賞し、海外映画祭でも好評を博す。2017年、監督、主演を務めた長編第二作『枝葉のこと』が第 70 回ロカルノ国際映画祭に日本映画から長編部門に唯一選出される。本作が劇場公開デビュー作となる。2019年9月28日、長編第三作『お嬢ちゃん』が公開予定。2019 フィルメックス新人監督賞グ ランプリを受賞する。長編第四作『逃げきれた夢 仮 』の製作が決定初めて商業映画を監督することになる。映画監督、脚本家、俳優として活動する。

Sep 30, 201901:06:32
『タロウのバカ』×大森立嗣監督

『タロウのバカ』×大森立嗣監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/9JLUCbo_5vM
社会のボトムから物語を紡ぐ『タロウのバカ』を“詩人”大森立嗣監督が語る!!活弁シネマ倶楽部#49

▷作品紹介
『タロウのバカ』
http://www.taro-baka.jp

▶イントロダクション
長編11本目となる最新作『タロウのバカ』は、大森監督が『ゲルマニウムの夜』以前の1990年代に執筆したシナリオに基づいている。本来はデビュー作として構想していたそのオリジナル脚本に、現代にふさわしい変更をいくつか加え、とりわけ思い入れの深い物語の映画化を実現させた。社会のシステムからはみ出した3人の少年の純粋にして過激な生き様を描く本作は、上記のアウトサイダー映画の系譜に連なるが、実際に完成した作品は「映画とはこうでなくてはならない」という既成概念を打ち破る、破格の問題作に仕上がった。

▷あらすじ
思春期のまっただ中を生きる主人公の少年タロウには名前がない。彼は「名前がない奴はタロウだ」という理由でそう呼ばれているだけで、戸籍すらなく、一度も学校に通ったことがない。そんな“何者でもない”存在であるタロウには、エージ、スギオという高校生の仲間がいる。大きな川が流れ、頭上を高速道路が走り、空虚なほどだだっ広い空き地や河川敷がある町を、3人はあてどなく走り回り、その奔放な日々に自由を感じている。しかし、偶然にも一丁の拳銃を手に入れたことをきっかけに、それまで目を背けていた過酷な現実に向き合うことを余儀なくされた彼らは、得体の知れない死の影に取り憑かれていく。やがてエージとスギオが身も心もボロボロに疲弊していくなか、誰にも愛されたことがなく、“好き”という言葉の意味さえ知らなかったタロウの内に未知なる感情が芽生え始める……。

▶スタッフ
監督:大森立嗣
出演:YOSHI、菅田将暉、仲野大賀、奥野瑛太、豊田エリー、植田紗々、國村隼

▷監督紹介
1970年、東京都出身。大学時代に入った映画サークルがきっかけで自主映画を作り始め、卒業後は俳優として活動しながら荒井晴彦、阪本順治、井筒和幸らの現場に助監督として参加。2001年、プロデュースと出演を兼ねた奥原浩志監督作「波」が第31回ロッテルダム映画祭最優秀アジア映画賞“NETPAC AWARD”を受賞。その後、荒戸源次郎に師事し、「赤目四十八瀧心中未遂」(03)の参加を経て、2005年「ゲルマニウムの夜」で監督デビュー。第59回ロカルノ国際映画祭コンペティション部門、第18回東京国際映画祭コンペティション部門など多くの映画祭に正式出品され、国内外で高い評価を受ける。二作目となる「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」(10)では第60回ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式招待作品に選ばれ、2010年度の日本映画監督協会新人賞を受賞。13年に公開された「さよなら渓谷」(13)では第35回モスクワ国際映画祭コンペティション部門にて日本映画として48年ぶりとなる審査員特別賞を受賞するという快挙を成し遂げる。さらには、「さよなら渓谷」「ぼっちゃん」(13)で第56回ブルーリボン賞監督賞も受賞。また「日日是好日」(18)では、第43回報知映画賞監督賞を受賞する。その他の監督作として「まほろ駅前多田便利軒」(11)、「まほろ駅前狂騒曲」(14)、「セトウツミ」(16)、「光」(17)、「母を亡くした時、 僕は遺骨を食べたいと思った。」(18)がある。

Sep 21, 201901:23:27
『葬式の名人』×樋口尚文監督

『葬式の名人』×樋口尚文監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/Lz4EoH2tn3o
前田敦子×高良健吾『葬式の名人』樋口尚文監督が語る!!活弁シネマ倶楽部#48

▷作品紹介
『葬式の名人』
http://soushikinomeijin.com/

▶イントロダクション
卒業から10年たったある日。母校・茨木高校を突然訪れ、突然逝ってしまったクラスメート。
彼はなぜ母校にやってきたのか? そして、なぜ死んだのか?
かつての親友を失って、やりきれない悲しみで集まった同級生たちは、ひょんなことから母校のなかで、自分たちでお通夜をすることになる。見たことも聞いたこともない、不思議なお通夜を通して、失った友情を取り戻し、果たせなかった愛の思いをあらたにする仲間たち。
そして、笑いと涙の一夜に、思わぬファンタジックな朝がやってくる――。
大切な人の死によって、再び結びつく仲間の絆。観る人すべてのノスタルジーを揺さぶる、大人の物語が誕生した。

▷あらすじ
大阪府茨木市——木造アパートで息子・あきお(阿比留照太)と二人で暮らす28歳・渡辺雪子(前田敦子)。
そこに、茨木高校時代の同級生・吉田創(白洲迅)の訃報が届く。
野球部で吉田とバッテリーを組んでいた豊川大輔(高良健吾)ら、旧友たちが遺体の安置所に集まった。進学校を卒業した同級生たちはそれぞれ自分の道を歩んでいる。工場勤めシングルマザーで、家賃の支払いにも窮する雪子は肩身が狭い。
高校時代、ピッチャーだった吉田は、地方予選決勝で右腕を故障して棄権。野球を断念した。その無念を知る豊川は、「吉田をもう一度、母校・茨高(いばこう)へ連れて行ってやりたい」と提案。吉田の棺桶をかついで茨木の街を練り歩き、久しぶりに母校を訪れ、思い出話で盛り上がる。
と、ここで熱血漢の豊川がささいなことで葬儀屋と喧嘩をしてしまい、彼らは母校の中で、吉田のお通夜を行うはめになってしまった。僧侶(栗塚旭)の読経も終わり、いよいよ吉田に別れを告げる時——雪子があきおに真実を告げる。
「ここで寝てる人は、あきおのパパやねん…」。

▶スタッフ
監督:樋口尚文
出演:前田敦子、高良健吾、白洲迅、阿比留照太、有馬稲子、尾上寛之

▷監督紹介
1962年生まれ。早稲田大学政治経済学部在学中に映画評論家としてデビュー、ぴあフィルムフェスティバルにも自主映画の監督作が入選。以来『大島渚のすべて』『黒澤明の映画術』『実相寺昭雄 才気の伽藍』『有馬稲子 わが愛と残酷の映画史』ほか映画評論の単著多数。電通のクリエーティブ・ディレクターとしても30年にわたって膨大な数のTVCMを企画制作。2013年、オールスターの劇場用映画『インターミッション』で映画監督デビュー。『葬式の名人』が監督第2作となる。

Sep 21, 201901:34:19
『帰れない二人』『SHADOW/影武者』×徐昊辰×森直人

『帰れない二人』『SHADOW/影武者』×徐昊辰×森直人

▶︎YouTube
https://youtu.be/JLh5vysFntM
中国映画の二大巨匠最新作『帰れない二人』『SHADOW/影武者』を語る!!活弁シネマ倶楽部#46

▶︎作品紹介
『帰れない二人』
http://www.bitters.co.jp/kaerenai/

▷あらすじ
激動の21世紀中国。
北京五輪開催、三峡ダム完成、経済の急成長……
変わりゆく17年の月日の中で、
変わらぬ想いを抱えた女と男がすれ違う。

▶スタッフ
監督:ジャ・ジャンクー
出演:チャオ・タオ、リャオ・ファン、シュー・ジェン、ディアオ・イーナン

▷監督紹介
1970年5月24日生まれ、中国山西省・汾陽(フェンヤン)出身。18歳の時に山西省の省都・太原(タイユェン)の芸術大学に入り、油絵を専攻しながら、小説を執筆し始める。この頃、『黄色い大地』(84/チェン・カイコー監督)を観て映画に興味を持ち、93年に北京電影学院文学系(文学部)に入学。在学中の95年にインディペンデント映画製作グループを組織し、55分のビデオ作品「小山の帰郷」を監督、香港インディペンデント短編映画賞金賞を受賞。この時、グランプリを受賞したのがユー・リクウァイの「ネオンの女神たち」。この出会いを通じて、『一瞬の夢』以降、ほぼすべての作品の撮影をユー・リクウァイが手掛けることとなる。97年に北京電影学院の卒業制作として、初長編映画『一瞬の夢』を監督、98年ベルリン国際映画祭フォーラム部門でワールドプレミア上映され、ヴォルフガング・シュタウテ賞(最優秀新人監督賞)を受賞したほか、プサン国際映画祭、バンクーバー国際映画祭、ナント三大陸映画祭でグランプリを獲得、国際的に大きな注目を集めた。06年、三峡ダム建設により水没する古都・奉節(フォンジェ)を舞台にした『長江哀歌』がヴェネチア国際映画祭コンペティション部門でサプライズ上映され、金獅子賞(グランプリ)を獲得。15年、フランス監督協会が主催する「黄金の馬車賞」を受賞。18年10月、福岡アジア文化賞大賞を受賞。本作『帰れない二人』は5度目のカンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品。中国人監督でカンヌのコンペに5作品出品されているのはチェン・カイコー監督とジャ・ジャンクーのみ。いま最も、パルムドールに近い映画監督といっても過言ではない。

▶︎作品紹介
『SHADOW/影武者』
http://shadow-movie.jp/

▷あらすじ
弱小の沛〈ペイ〉国は、領土の境州を奪った強大な炎国と休戦同盟を結んだが、それから20年、国民はいつまた攻めてこられるかと脅える日々を送っていた。沛国は若き王(チェン・カイ)を筆頭とする平和派と、重臣の都督〈トトク〉(ダン・チャオ)に従う開戦派に分かれていた。
ある時、都督は王の許しを得ず、炎国の楊蒼〈ヤン・ツァン〉将軍に境州での対決を申し込む。王は激怒するが、高貴で知略に富み、国民からも尊敬される都督を前にすると、責める言葉もなくなっていく。先王が早死にし、妹と二人の自分が王位に就けたのも都督のお陰だった。王は矛先を変えて、琴の名手と称えられる都督と妻の小艾〈シャオアイ〉(スン・リー)に合奏を命じるが、小艾は「境州が戻るまで琴は弾かないと天に誓った」と頑なに拒むのだった。

▶スタッフ
監督:チャン・イーモウ
出演:ダン・チャオ、スン・リー、チェン・カイ、ワン・チェンユエン

▷監督紹介
1951年、中国、西安生まれ。カメラマンとしてキャリアをスタートし、『紅いコーリャン』(87)でベルリン国際映画祭金熊賞に輝いたことで、国際舞台に突如姿を現した。それから30年以上の間、並外れた作品群は、芸術としての功績と商業的な成功という両面で、世界中で高く評価され続けている。
作品のジャンルとテーマは『紅いコーリャン』、ベルリン国際映画祭審査員特別賞に輝いた『初恋のきた道』(99)、ベネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞した『紅夢』(91)などの中国の田舎を舞台とした奥深くパーソナルな物語や、ベルリン国際映画祭アルフレード・バウアー賞を獲得した『HERO』(02)や全米批評家協会賞監督賞を受賞した『LOVERS』(04)などの武術ドラマ、カンヌ国際映画祭審査員グランプリを受賞した『活きる』(94)や『妻への家路』(14)などの20世紀の中国での社会的トラウマを感動的に綴る作品、マット・デイモンを起用した超大作映画『グレートウォール』(16)など多岐にわたっている。
チャン・ツィイー、コン・リーなどの女優の才能を見出し、賞に導いたことでも知られている。
1998年には、プッチーニのオペラ「トゥーランドット」を物語の舞台である北京、しかも紫禁城で初上演するという一大イベントで演出を務める。
2008年の北京オリンピックでは開会式を指揮し、世界的な名声を手に入れた。

Sep 19, 201901:39:12
『おいしい家族』×ふくだももこ監督

『おいしい家族』×ふくだももこ監督

▶︎YouTube
“生きてるだけでいい”って言われたい『おいしい家族』ふくだももこ監督が語る!!活弁シネマ倶楽部#47
https://youtu.be/IXoCcGlatfs

▷作品紹介
『おいしい家族』
https://oishii-movie.jp/

▶イントロダクション
監督のふくだももこは、第40回すばる文学賞佳作を受賞、ndjc:若手映画作家育成プロジェクトに選出されるなど、映像と文学の両フィールドでの活躍が期待される新鋭。人も気候も穏やかな島を舞台に性別も国籍も越えて、好きなものを好きといえる世界を、おいしく、たのしく、カラフルに描きだした。
出演陣は、ドラマ「この世界の片隅に」の主役すず役で注目を集め、さらなる飛躍が期待される松本穂香が主人公・橙花に抜擢。亡き妻の服を着て生活する橙花の父・青治役に板尾創路、そしてどこかにくめないお調子者の居候・和生を浜野謙太が好演。 さらに、伊丹十三監督作品を長年手掛けてきた本多俊之(『マルサの女』)の軽快な音楽が、本作に彩りを添えた。

▷あらすじ
銀座で働く橙花は、夫と別居中。
仕事もうまくいかず都会での生活に疲れ気味。
ちょうど母の三回忌を迎え、
船にゆられて故郷の離島へ帰ってきた。
すると、実家では
父が、亡き妻の服を着て
おいしいごはんを作ってまっていた!
唖然とする橙花に追い打ちをかけるように、
見知らぬ居候が登場。
それはお調子者の中年男・和生と
生意気な女子高生・ダリア。

▶スタッフ
監督:ふくだももこ
出演:松本穂香、笠松将、モトーラ世理奈、三河悠冴、栁俊太郎、浜野謙太、板尾創路

▷監督紹介
1991 年 8 月 4 日生まれ、大阪府出身。監督、脚本を務めた卒業制作「グッバイ・マーザー」(13)がゆうばり国際映画祭 2014、第六回下北沢映画祭、湖畔の映画祭に入選。同年、映像産業振興機構(VIPO)による若手映画作家育成プロジェクト(ndjc)2015 に選出され、注目を集める。2016 年には執筆活動も開始し、すばる文学賞佳作を 25 歳にして受賞し小説家デビュー。ほか山戸結希企画・プロデュース映画『21 世紀の女の子』(19)、ドラマ「深夜のダメ恋図鑑」(ABC/18)にて監督を務めるなど映像、文学の両フィールドでその才能を如何なく発揮する新鋭作家。

Sep 18, 201901:07:37
『みとりし』×白羽弥仁監督

『みとりし』×白羽弥仁監督

▶︎YouTube
人生の最期に寄り添う看取り士の物語『みとりし』を白羽弥仁監督が語る!!活弁シネマ倶楽部#45
https://youtu.be/dj_E-RxzP2E

▷作品紹介
『みとりし』
http://is-field.com/mitori-movie/index.html

▶イントロダクション
交通事故で娘を亡くした58才の柴久生。
喪失感の中で日々を過ごしていた彼が初めて知った“看取り士”という存在。 誰にでも訪れる最期の日々を支えるというこの仕事をセカンドライフに選んだ柴の、「死」に穏やかに向き合う日々がはじまる。

▷あらすじ
交通事故で娘を亡くした定年間際のビジネスマン・柴久生(榎木孝明)。家族ともバラバラになり、喪失感から自暴自棄になり、 自殺を図ろうとした彼の耳に聞こえた「生きろ」の声。それは切磋琢磨して一緒に仕事に励んだ友人・川島(宇梶剛士)の最期の声 だったと彼の“看取り士”だったという女性(つみきみほ)から聞かされる。聞き慣れない看取り士という職業に興味を持った柴は、 看取り士について訊ねる。そして、「お医者さんから余命告知を受けた方が最期をできるだけ安らかに旅立つことが出来るよう お手伝いすること」が看取り士の仕事だと知る。

▶スタッフ
監督:白羽弥仁
出演:榎木孝明、村上穂乃佳、高崎翔太、斎藤暁、大方斐紗子、堀田眞三

▷監督紹介
1964年3月11日、兵庫県出身。1993年に公開された『She's Rain』で劇場映画の監督デビュー。97 年にアメリカへ短期留学。08年に15年ぶりの劇場作品となる『能登の花ヨメ」を、14年にはTVドラマ と劇映画のコラボ作品『神戸在住』を、16年には日台合作映画『ママ、ごはんまだ?』を監督。プロ モーションビデオ、CM、短編映画を多数手掛ける。

Sep 13, 201928:00
『左様なら』×石橋夕帆監督

『左様なら』×石橋夕帆監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/hQa1ueiEjgo
教室のリアルを描く『左様なら』石橋夕帆監督が語る!!活弁シネマ倶楽部#44

▷作品紹介
『左様なら』
https://www.sayounara-film.com/

▶イントロダクション
新進気鋭の若手監督を輩出し続ける音楽と映画の祭典MOOSIC LAB(ムージック・ラボ)の長編部門作品として制作された本作。監督を務めるのは繊細なタッチで儚く美しい映像を紡ぐ女性監督・石橋夕帆。原作はTwitter・Instagramで若い世代から圧倒的な支持を得ているイラストレーター・ごめん。主演に注目の若手女優・芋生悠と祷キララ。出演に平井亜門、こだまたいち、日高七海、夏目志乃、白戸達也、石川瑠華といった豪華俳優陣を迎える。

▷あらすじ
高校生の由紀は平穏な日々を過ごしていた。ある日、中学からの同級生の綾が由紀に引越すと告げた翌日に突然亡くなる。綾の死をきっかけに、クラスメイト達の人間関係にも思わぬ波紋が広がり、由紀は周囲から距離を置かれるようになるが…

▶スタッフ
監督・脚本:石橋夕帆
出演:芋生悠、祷キララ、平井亜門、日高七海、夏目志乃、白戸達也

▷監督紹介
2015年、監督作品『ぼくらのさいご』が田辺・弁慶映画祭コンペティション部門に選出され映画.com賞を受賞、横濱HAPPY MUS!C 映画祭で音楽映像部門最優秀賞を受賞。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭、福岡インディペンデント映画祭など国内複数の映画祭に入選・上映される。2016年、テアトル新宿&シネ・リーブル梅田で開催された田辺・弁慶映画祭セレクション2016で監督作品の特集上映を行う。2017年、監督作品『水面は遥か遠く』がショートショートフィルムフェスティバル&アジアミュージック・ショート部門奨励賞を受賞。

Sep 06, 201935:55
『メランコリック』×田中征爾監督

『メランコリック』×田中征爾監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/SdMc5cbdzIo
満席続出!!緻密なストーリーテリングで魅せる『メランコリック』田中征爾監督が語る!!活弁シネマ倶楽部#43

▷作品紹介
『メランコリック』
https://www.uplink.co.jp/melancholic/

▶イントロダクション
長編第一作目となる新人監督が、いきなり東京国際映画祭で監督賞を受賞!
更に昨年『カメラを止めるな!』が受賞し話題となったウディネファーイースト映画祭で新人監督作品賞受賞の連続快挙!
ひょんなことから人生が大きく動き出してしまう登場人物たちの人間模様を、ドラマ、サスペンス、コメディ、ホラー、恋愛など様々なジャンルを盛り込みながら、一級の青春エンターテイメント作品に仕立て上げたその手腕が絶賛され、第31回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門では監督賞、ヨーロッパ最大のアジア映画祭・第21回ウディネファーイースト映画祭で新人監督作品賞が贈られた。受賞の話題と共に、映画の変幻自在なストーリー展開に心を揺さぶられた観客からは多くの反響が寄せられた。

▷あらすじ
バイトを始めた銭湯は、深夜に風呂場で人を殺していた――!?
名門大学を卒業後、うだつの上がらぬ生活を送っていた主人公・和彦。ある夜たまたま訪れた銭湯で高校の同級生・百合と出会ったのをきっかけに、その銭湯で働くこととなる。そして和彦は、その銭湯が閉店後の深夜、風呂場を「人を殺す場所」として貸し出していることを知る。そして同僚の松本は殺し屋であることが明らかになり…。

▶スタッフ
監督:田中征爾
出演:皆川暢二、磯崎義知、吉田芽吹、羽田真、矢田政伸

▷監督紹介
1987 年8月21日生まれ。福岡県出身。
日本大学芸術学部演劇学科を中退後、映画を学ぶ為にアメリカはカリフォルニア州の大学に入学。 帰国後は舞台の演出及び、脚本執筆をしつつ、映像作品を製作。現在はベンチャーIT企業で動画制作を担当。第31 回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門にて初長編監督作『メランコリック』が上映、監督賞を受賞。第21回ウディネファーイースト映画祭でも新人監督作品賞を受賞。

Aug 30, 201901:11:19
『無限ファンデーション』×大崎章監督

『無限ファンデーション』×大崎章監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/Rq150dqc2mE
南沙良主演!!全編即興&オールロケ『無限ファンデーション』を大崎章監督が語る!!活弁シネマ倶楽部#42

▷作品紹介
『無限ファンデーション』
https://mugenfoundation.com/

▶イントロダクション
スクリーンに照射される、少女たちの眩しいほどの痛みと瑞々しさを目撃せよ!
『キャッチボール屋』『お盆の弟』の大崎章監督がシンガーソングライター・西山小雨の楽曲「未来へ」を原案に、映画監督×ミュージシャンのコラボ映画祭「MOOSIC LAB」に向けて全シーンを“即興"で紡いだ青春映画の傑作。
西山小雨の音楽を軸に未来へと向かう10代の少女たちの即興芝居で紡がれた本作の主人公・未来を堂々と演じきったのは、ブルーリボン賞ほか新人賞を続々と受賞している女優・南沙良(『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』)。共演の原菜乃華 (『はらはらなのか。』)、小野花梨 (『SUNNY/強い気持ち、強い愛』) など10代の実力派女優たちによる瑞々しくも緊張感あふれるアンサンブルと、それらを優しく包み込むまっすぐな西山小雨 の音楽、そしてベテラン・猪本雅三、伊藤裕規による撮影と録音が、少女たちのかけがえのない一夏を見事に切り取った、世界で一番熱くて尊い青春映画がここに誕生!

▷あらすじ
人付き合いが苦手な女子高生・未来は、服飾デザイナーになる夢を胸に秘め、誰にも打ち明けることなく退屈な日々を過ごしてい た。ある日の帰り道、リサイクル施設から聴こえる澄んだ歌声に導かれ、ウクレレを弾きながら歌う不思議な少女・小雨と出会う。さらには未来が描いた洋服のデザイン画を目にしたナノカたちに誘 われ、舞台の衣装スタッフとして入部することになる。戸惑いつつ も小雨やナノカたちに心を開いていく未来だったが、彼女たちの 一夏はやがて思いがけない方向へと走り出していく...。

▶スタッフ
監督:大崎章
出演:南沙良、西山小雨、原菜乃華、小野花梨、片岡礼子

▷監督紹介
群馬県出身。 龍村仁(『地球交響曲ガイアシンフォニー』)に師事してドキュメンタリー番組、CMなどを制作。その後フリーの助監督として北野武(『ソナチネ』)、黒木和雄(『スリ』)、庵野秀明(『式日』)、諏訪敦彦 (『M/OTHER』)、篠原哲雄監督(『洗濯機は俺にまかせろ』)などの多くの作品に参加。
2006年に『キャッチ ボール屋』(第18回 東京国際映画祭・日本映画ある視点部門出品、第16回日本映画批評家大賞新人監 督賞 受賞)で長編監督デビュー。2015年『お盆の弟』が公開。出身地の群馬県・玉村町、高崎市を舞台に自らの自伝的要素が濃く入り込むこの作品は内外から高い評価を獲得、第37回ヨコハマ映画祭にて主 演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞受賞の4冠に輝く。最新作 MOOSIC LAB 2018長編部門『無限ファンデーション』(南沙良、西山小雨、原菜乃華、小野花梨、片岡礼子)は再び高崎市、玉村町でオールロケを行い、2019年夏 新宿K's cinema 、シネマテークたかさきほか全国順次公開。

Aug 27, 201901:27:12
「2019年上半期映画興行収入」×徐昊辰×森直人

「2019年上半期映画興行収入」×徐昊辰×森直人

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▶YouTube
https://youtu.be/jLOH9BOaVQA
映画興行収入を語る!!2018年と2019年の違いとは!?活弁シネマ倶楽部#39 Part1
https://youtu.be/M9wedhHaewE
2019年上半期の映画興行収入を語る!!東宝とディズニーの二強時代!!活弁シネマ倶楽部#39 Part2

▷出演者紹介
徐昊辰(映画ジャーナリスト)
1988年中国・上海生まれ、2007年来日、立命館大学卒業。2008年から中国の映画専門誌「看電影」「電影世界」、ポータルサイトSINA、SOHUなどで、日本映画の批評と産業分析を続々発表。
2011年以降毎年、東京国際映画祭などで是枝裕和、黒沢清、役所広司、川村元気などの日本の映画人を取材し、2016年には、北京電影学院に論文「ゼロ年代の日本映画~平穏な変革」を発表。中国最大のSNS、微博(ウェイボー)のフォロワー数は250万人以上。毎日、日本映画の情報や分析を発信中。
日本映画プロフェッショナル大賞選考委員
微博公認・映画ライター、年間大賞選考委員
WEB番組「活弁シネマ倶楽部」の企画・プロデューサー

森直人(映画評論家)
映画評論家、ライター。1971年和歌山生まれ。著書に『シネマ・ガレージ~廃墟のなかの子供たち~』(フィルムアート社)、編著に『21世紀/シネマX』『シネ・アーティスト伝説』『日本発 映画ゼロ世代』(フィルムアート社)『ゼロ年代+の映画』(河出書房新社)ほか。「週刊文春」「朝日新聞」「キネマ旬報」「TV Bros.」「メンズノンノ」「シネマトゥデイ」「Numero TOKYO (Web)」「映画秘宝」などでも定期的に執筆中。

Aug 26, 201901:20:11
『アンダー・ユア・ベッド』×安里麻里監督

『アンダー・ユア・ベッド』×安里麻里監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/RL2ZZIug30E
黒沢清と廣木隆一の融合『アンダー・ユア・ベッド』安里麻里監督が語る!!活弁シネマ倶楽部#41

▷作品紹介
『アンダー・ユア・ベッド』
http://underyourbed.jp/

▶イントロダクション
盲目の愛なのか――、それとも暴走した狂気なのか――。
「殺人鬼を飼う女」「甘い鞭」や「呪怨」ノベライズなど数々の話題作を世に送り出した大石圭の角川ホラー文庫処女作にして、孤独な人生を送る男のほんの微かな甘い記憶に執着する歪んだ愛を、純粋にそして盲目的に描いた人気小説「アンダー・ユア・ベッド」の映画化。この異常で変質的で狂った繊細な主人公・三井直人を、『蛇にピアス』(08)『ソラニン』(10)『軽蔑』(11)『横道世之介』(13)などで頭角を現し、『シン・ゴジラ』(17)『万引き家族』(18)など超話題作へ出演し、今年も主演作『多十郎殉愛記』ほか『葬式の名人』『カツベン』など続々公開作を控え、日本映画界で益々存在感を増す高良健吾が演じる。
三井が大学生時代から11年間一途に想い続ける女性・佐々木千尋を、『私は絶対許さない』(18)でマドリード国際映画祭主演女優賞にノミネートされた西川可奈子が、夫から激しいドメスティック・ヴァイオレンスを受ける難役を体当たりで演じ魅了する。
監督・脚本は安里麻里。黒沢清監督、塩田明彦監督の助監督を経て『バイロケーション』(14)『氷菓』(17)などで確かなファンを獲得し各方面から称賛を集める期待の女性監督。
新たな一面を存分に発揮した高良が演じる、愛する女性への狂気の愛を描いた、痛々しくも繊細な男の結末とは――。

▷あらすじ
「今、こうして名もない男がベッドの下で虫のように横たわっている。そして、そこで毎日…彼女を、ただ見つめているんだ」
三井直人(高良健吾)は、今から11年前、大学の講義中に「三井くん」と名前を呼んでくれた佐々木千尋(西川可奈子)のことをふいに思い出した。講義後に千尋を喫茶店に誘い、彼女が好きだというマンデリンのコーヒーを飲み、飼育しているグッピーを分けてあげる話をしたのだった。三井は人生で唯一幸せだったこの時を思い出し、“もう一度名前を呼ばれたい”一心で、現在の彼女の自宅を探し出し、近くにいられるよう引っ越し、観賞魚店をオープンさせた。しかし、目の前に現れた千尋にあの日のキラキラとした眩しい面影はなく、今にも消え入りそうな虚ろな表情の変わり果てた姿に。数日後、千尋が店に来店するも、当然三井のことは覚えてはいないが、“グッピーを飼育する”という絶好の機会を得ることができ、その日以降無断で千尋の家の合鍵を作り、留守を見計らい定期的に潜入し、寝室のベッドに盗聴器を仕掛け盗聴、窓越しに望遠レンズで盗撮し毎日近くから監視する毎日が始まった。だが、見えてきたものは、夫・浜崎健太郎(安部賢一)から激しいDVを受ける凄惨な姿であった…。

▶スタッフ
監督:安里麻里
出演:高良健吾、西川可奈子、安部賢一

▷監督紹介
1976年生まれ、沖縄県出身。
黒沢清、塩田明彦の助監督を経て、2004年『独立少女紅蓮隊』で劇場長編映画デビュー。2005年『地獄小僧』はフランクフルト映画祭に出品される。
その後、「怪談・新耳袋」などテレビドラマにも進出し、活躍の場を広げる。2009年『呪怨 黒い少女』を監督。2014年『バイロケーション』ではホラー要素と謎解きミステリー、人間ドラマを融合させ、ウディネ極東映画祭、ストックホルム国際映画祭などへ出品され、国内外で称賛を浴びる。
その他の作品に、大ヒットシリーズの三連作『リアル鬼ごっこ3 ・4・5』(12)、『劇場版零~ゼロ~』(14/ストックホルム国際映画祭出品)、『鬼談百景』(15/「影男」「尾けてくる」)、『氷菓』(17/富川国際ファンタスティック映画祭出品)など。

Aug 18, 201901:06:05
『暁闇』×阿部はりか監督

『暁闇』×阿部はりか監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/_nrGyxCcR8c
渋谷を彷徨する少年少女の青春群像劇『暁闇』阿部はりか監督が語る!!活弁シネマ倶楽部#40

▷作品紹介
『暁闇』
https://moonlessdawn.com/

▶イントロダクション
MOOSIC LAB 2018準グランプリ、韓国・全州国際映画祭で熱狂!
新星・阿部はりか監督と若き才能たちが生み出した、静かで孤独な青春映画の傑作!
友情でも恋愛でもなく、ただ互いの孤独を共有しあう少年少女たちの青春劇。その透明な関係性を瑞々しく描きだすのは、こ れが初の監督作となる新星・阿部はりか。
本作は、インターネットを通してカルト的な人気を誇るLOWPOPLTD.の音楽からインスパイアを受け、制作された。10代の繊細な心情を見事に演じきったのは、期待の新人俳優、青木柚(『アイスと雨音』)、越 後はる香(『明日にかける橋』)、中尾有伽(『クレイジーアイランド』)。
また「少女邂逅』を手がけた平見優子による撮影が、闇を 照らすひとすじの光のように、陰鬱さのなかに幻想的な風景をつくりだす。MOOSIC LAB 2018長編部門にて準グランプリ・ 男優賞(青木柚) を受賞し、韓国の全州国際映画祭でもインディーズ映画ながら堂々の招待上映を果たした。

▷あらすじ
何に対しても無気力な少年・コウ(青木柚)、学校が終わると見知らぬ男たちとつかのまの関係を持っているユウカ (中尾有伽)、不器 用にすれ違う両親の狭間で行き場のない悲しさを抱えるサキ (越後はる香)。誰ともつながれない寂しさと疎外感を抱えながら、ふとし たきっかけで音楽を通じて出会いを果たした3人。中学生最後の夏休み、都会の片隅にある廃ビルの屋上に集っては、足りない何か を埋めるように、届かない何かを求めるように、静かに魂を重ね合わせてゆく......。

▶スタッフ
監督:阿部はりか
出演:中尾有伽、青木柚、越後はる香、若杉凩

▷監督紹介
1995年生まれ。東京都出身。東京芸術⼤学美術学部先端芸術表現科卒業。
これまで四作の演劇作品の脚本・演出を手掛ける。『なっちゃんはまだ新宿』(2017年/首藤凜監督)に美術として参加するほか、美術や役者として多数の映像の現場に参加。MOOSIC LAB2014では、オープニング映像で主演。本作が映画初監督作品となる。

Aug 09, 201931:14
『よこがお 』×深田晃司監督

『よこがお 』×深田晃司監督

▶︎YouTube
https://youtu.be/Dfz5wi8CVzU
ロカルノ国際映画祭正式出品『よこがお』を深田晃司監督が語る!!活弁シネマ倶楽部#38

▷作品紹介
『よこがお』
https://yokogao-movie.jp/

▶イントロダクション
ある事件をきっかけに〈無実の加害者〉に転落した女
運命を受け入れ、それでも生きていくと決意するまでの
絶望と希望を描くヒューマンサスペンス

▷あらすじ
初めて訪れた美容院で、リサは「和道」という美容師を指名した。数日後、和道の自宅付近で待ち伏せ、偶然会ったふりをするリサ。近所だからと連絡先を交換し、和道を見送った彼女が戻ったのは、窓から向かいの彼の部屋が見える安アパートの一室だった――。リサは偽名で、彼女の本当の名前は市子。半年前までは訪問看護師として、その献身的な仕事ぶりで周囲から厚く信頼されていた。なかでも訪問先の大石家の長女・基子には、介護福祉士になるための勉強を見てやっていた。基子が市子に対して、憧れ以上の感情を抱いていたとは思いもせず――。

▶スタッフ
監督・脚本・編集:深田晃司
出演:筒井真理子、市川実日子、池松壮亮、須藤蓮、小川未祐

▷監督紹介
1980年生まれ、東京都小金井市出身。大正大学文学部卒業。99年、映画美学校フィクションコースに入学、習作長編『椅子』など自主制作した後、05年、平田オリザが主宰する劇団「青年団」に演出部として入団。06年、19世紀フランスの小説家、バルザックの小説を深澤研のテンペラ画でアニメーション化した『ざくろ屋敷 バルザック「人間喜劇」より』を監督。08年、青年団の劇団員をキャストにオムニバス長編映画『東京人間喜劇』を公開。10年、『歓待』を発表。11年、第一回こまばアゴラ映画祭を企画・開催。12年、映画の多様性を創出するための互助組織、特定非営利活動法人独立映画鍋を有志数人と設立し現在、共同代表理事。13年、『ほとりの朔子』公開。15年、平田オリザ原作の『さようなら』公開。16年、『淵に立つ』が第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査委員賞を受賞。17年、第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。18年、インドネシアを舞台にした『海を駆ける』公開。同年、フランスで芸術文化勲章「シュバリエ」を受勲。作品のノヴェライズも手がけ、小説「淵に立つ」(16)、小説「海を駆ける」(18)が書籍化されている。

Jul 26, 201951:54