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松本コウイチの鍼灸健康講話

松本コウイチの鍼灸健康講話

By Matsumoto Koichi

東洋医学・鍼灸を中心に心と体の健康について考える番組です。凝り固まったアタマを広い視野から見直します。ちょっとした気づきから自分を快適にアップデートしましょう。
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鍼灸健康講話019荀子

松本コウイチの鍼灸健康講話Oct 22, 2018

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05:14
鍼灸健康講話078怒る人

鍼灸健康講話078怒る人

誰かを怒ることも好きではないですが、怒られることも好きではありません。それでも世の中は怒りに満ちあふれています。いったい怒る人は何にそんなに怒ったいるのでしょうか。自分が怒りに対する認識を新たにすることができれば、怒りに対する不安も軽減されるのではないでしょうか。感情は決してすべて抑えればよいというものではありません。ただ、怒りに関してはそのエネルギーが強く、そして破壊的でさえあります。今回は怒ること、怒る人、そして自分が怒ったときにどのように受け止めるかということについてお話ししました。

May 20, 201905:08
鍼灸健康講話077立ち直ること

鍼灸健康講話077立ち直ること

悲しいことが一切なければ良いのに、それでも悲しいことが起きたりします。ふさぎ込むときがあります。怒りに震えることもあります。そのようなことが無いように心がけているのに。そのような理不尽さに見舞われることも人生では起こりうることです。だからこそ、私たちが必要なのは純粋な回復力です。つまり立ち直ることを覚えて進まなければなりません。それはそう簡単にできることではありません。しかしながら、私たちが悲しくて涙したときからずっと、今まで泣いているということはありません。ずっとふさぎ込んでいることもないでしょう。それは立ち直ったからにほかなりません。人生の貴重な時間をできるだけ喜びや笑顔で過ごすために「立ち直ること」を覚えておくことも大切な工夫かもしれないのです。

Mar 04, 201903:33
鍼灸健康講話076叶えるという漢字

鍼灸健康講話076叶えるという漢字

漢字は古人の思いや考えの宝庫です。 「叶う」という漢字は「きょう」とも読み協力の「協」の略体の字だといいます。そして力は耡(すき)を表します。  協という文字は「衆の同(とも)に和するなり」 と説文解字に説明があり「叶える」ためにはどうする必要があるのか古人の考えをうかがい知ることができるのです。はたして私たちは夢を叶えるにはどうしたらよいのでしょうか。古人の考えを参考に実現してみたいものです。


Mar 04, 201903:52
鍼灸健康講話075顔色について

鍼灸健康講話075顔色について

東洋医学は五行(ごぎょう)という木、火、土、金、水に分類する考え方があります。顔色についても同じように5つの色に分けて五臓六腑の影響を考えます。偏った色味はそれに対応する内臓の異変を疑います。ただし肌ツヤが良い場合はその限りではありません。肌ツヤが悪い場合はしっかり休養を取るなどチェックするポイントでもあります。

Feb 17, 201904:47
鍼灸健康講話074メメント・モリ

鍼灸健康講話074メメント・モリ

人が生きていられるのはおそらく死ぬことを忘れているから。「自分がいつか死ぬことを忘れるな」という意味の警句であるメメント・モリ。この言葉の大きさこそ「より良く生きるために」必要なエッセンスかもしれません。自分なりのメメント・モリを受け入れられた時、人間的に一歩前進するのではないかな、と思うのです。ただ、それはまだまだ先のことかもしれませんけれど。

Feb 08, 201904:22
鍼灸健康講話073手をやすめる

鍼灸健康講話073手をやすめる

私は日々、反省をすることがあります。なかでも気をつけていることがあります。それは「手をやすめること」です。自分のリズムが中断されるのを嫌がるという言い訳をしてしまいがちですが、おそらくそこには自分以外に注意を払う余裕がない状況なのかもしれません。

Feb 08, 201903:24
鍼灸健康講話072勘違いの仕組み

鍼灸健康講話072勘違いの仕組み

年齢が高齢でなくとも思い込みや勘違いというものはよくあります。(若い人は気にしないだけです)。今回は代表的な勘違いなパターンである認知バイアスについてご紹介します。人間として判断の誤りを起こしやすいパターンは存在します。その存在を知っていれば人間である限り情けない判断ミスは起こり得るのです。学者を目指すわけではないでしょうから今回は少しだけご紹介します。

Jan 13, 201904:17
鍼灸健康講話071田植えもそれぞれ

鍼灸健康講話071田植えもそれぞれ

山田方谷は幕末の陽明学者。安岡正篤先生も心酔したという人物です。その山田方谷も学ぶことの大切さや違いを認めることの重要性をエピソードのひとつとして残しています。私たちは自分の価値観を基準に物事を判断します。しかし、価値観はすべてに共通して正しいとは限らないでしょう。そんな謙虚さを忘れないように気を引き締めるエピソードでもあります。

Jan 13, 201903:45
鍼灸健康講話070こころの鏡

鍼灸健康講話070こころの鏡

幕末の儒学者である山田方谷は人のこころは鏡であると説いています。私たちは外界に求めるものが多いのですが、外界に映るものも結局は自分自身の鏡のようなものであるといいます。悪しき人には悪く見え、善良な人には善に見えるという極めて自然な道理を説いたエピソードです。
Dec 12, 201803:52
鍼灸健康講話069話しを聞こう

鍼灸健康講話069話しを聞こう

人間関係のなかでも家族の関係性にストレスを感じている人は多くいます。それは思春期の一過性のものではありません。なぜ近い関係なのに不快な思いで対立するのでしょうか。家族だからといってわかった気にならず相手を尊重することが大切だと考えます。その第一歩が「話しを聞こう」という提案です。
Dec 12, 201803:45
鍼灸健康講話068よい人ほどつらい理由

鍼灸健康講話068よい人ほどつらい理由

国民性なのか、県民性なのか、自己主張があまりできない人がいます。そうでなくとも相手の意向に従い過ぎて自分にストレスが集まってしまう人もいます。これは珍しいことではありません。自分の価値基準をしっかりと見直し、その達成のためには相手の要求を断る勇気もときに必要となるのです。
Dec 12, 201804:07
鍼灸健康講話067小さな習慣

鍼灸健康講話067小さな習慣

習慣というものは、自分自身を知らないうちに思いがけない環境に連れて行ってしまうものです。それが良い意味でも悪い意味でも共通します。今回は「1日1000歩多く動くという意識を習慣としてみたら」と提案しました。このような実践が習慣となったときに、どのような変化が起きるのでしょうか。理屈で知るよりも、ぜひ実践してみてください。
Dec 09, 201803:34
鍼灸健康講話066手を洗う

鍼灸健康講話066手を洗う

ウイルスについて深く知る必要はありません。とにかく「手を洗う」ことがウイルス対策の大きな柱だということを理解してください。そして、それを欠かさず実行してください。あまり言うと潔癖症を引き起こすかもしれませんが、それくらい手を洗うことは大切な予防効果があるのです。
Dec 09, 201803:16
鍼灸健康講話065舌の色

鍼灸健康講話065舌の色

体の調子は、いたるところで変化として現れます。なかでも舌の色や苔の量などは素人目に見ても日々の変化が観察しやすい部位でもあります。厳密に判断しないまでも、赤か白か、という目安だけでも知っておくとその後の対処が自分でできますので是非よく観察してみてください。
Dec 05, 201804:01
鍼灸健康講話064杉山検校

鍼灸健康講話064杉山検校

杉山検校は苦難の末に新しい技術を身につけイノベーションを発揮しました。彼の功績は鍼灸の技法のみならず、盲人、健常人に関わらず生き方それ自体がお手本です。まるで寓話か神話でもあるようなストーリーで後世に多くの希望の光を与えたことでしょう。文化伝統というものは、本当に数奇なエピソードの蓄積だといえます。
Dec 05, 201804:10
鍼灸健康講話063沢庵和尚のアドバイス

鍼灸健康講話063沢庵和尚のアドバイス

「気を持って気を整えるのは自分にある」と心の平和を実践するのは自分の心がけだと沢庵和尚は言っています。花鳥風月という言葉がありますが、花や鳥に心を移し、気持ちの豊かさを保つことこそ自分でできる気を整える方法だと教えてくれます。なかなか穏やかにいることが難しい現代。和尚のアドバイスに耳を傾ける必要もあるでしょう。
Dec 05, 201804:08
鍼灸健康講話062コーヒーのカフェイン

鍼灸健康講話062コーヒーのカフェイン

カフェインの健康作用について話題になることが多いですが、それはカフェインが優れているのではなく、研究対象として調査している人が多いからではないか?と穿った見方もできます。何事にも長所と短所があります。また度が過ぎれば何でも害悪になるので注意喚起しています。
Dec 05, 201804:08
鍼灸健康講話061コレステロールは悪者か(後)

鍼灸健康講話061コレステロールは悪者か(後)

コレステロールがそれほど問題視されなくなったのは、コレステロールの働きが徐々に解明されてきたため。それでも投薬治療が無くならないのは研究結果が現場レベルにまで至っていないのでしょう。血管を修復するために集まったコレステロールが誤解をされたために続く悲劇。多くの議論によってはっきりと結論が開示されると良いのですが。
Nov 30, 201804:58
鍼灸健康講話060コレステロールは悪者か(前)

鍼灸健康講話060コレステロールは悪者か(前)

コレステロールの歴史を見ていくと意外な事実にぶつかります。なんとアメリカではそれほど重要視されていない項目なのです。それでは、その事実は日本に伝わっているのかと言われれば現場レベルでは、いままで通り投薬によってコントロールすべきものという認識のようです。
Nov 30, 201805:14
鍼灸健康講話059体に合わないもの

鍼灸健康講話059体に合わないもの

アレルギー食品ではないのに、自分の体に合わないもの(消化・分解できないもの)が存在します。それは人によって違うので注意が必要です。あまり知られていませんが、食物不耐症というものはかなりの人にある、いわば体質のようなもの。食べ物に良し悪しがあるのではなく本人との相性もあるというのは見落とされがちな視点です。
Nov 25, 201804:27
鍼灸健康講話058知識と行動の原則

鍼灸健康講話058知識と行動の原則

《智は円ならんことを欲し、而(しか)して行(ぎょう)は方ならんことを欲す》と孫思邈(ソンシバク)は残しました。表現は円や方は違いますが陰陽の調和を考えてのことです。私たちは、何かを推し進めると一方向の勢いに乗じてバランスを失います。その理を承知して調和させよというのがこのお話の真意です。
Nov 23, 201804:54
鍼灸健康講話057道に至るまでの八原則

鍼灸健康講話057道に至るまでの八原則

『大学』によると道(どう)は人間を洗練する方法だと説いています。そしてそこに至るには原則があります。《止(し)することを知り定まる。定まって静か。静かにして安(やす)んず。安んじて慮(おもんぱか)る。慮りてよく得(う)。物に本末有り。事に終始有り。》この人間の洗練過程を論理的に説明している内容はぜひとも心に留めて置きたいと思いご紹介します。
Nov 20, 201805:36
鍼灸健康講話056養生に熱心な人

鍼灸健康講話056養生に熱心な人

健康でいるためには何をすれば良いのか。昔の人も誰だって養生の方法に振り回されていたようです。あまりに何が正しいのかわからなくなった人々に対して『養生訓』では一応の答えを出しています。それは、自分を知ること、節制すること、そしてあとひとつあると言います。情報教育のあり方は皮肉にも現代に通じる点が多くあり、私たちはそこからしっかり学ばなければなりません。
Nov 20, 201804:14
鍼灸健康講話055勉強のアドバイス

鍼灸健康講話055勉強のアドバイス

困った経験がある人ほど同じような人にアドバイスを残してくれるもの。国学者である本居宣長(もとおりのりなが)も読んでいる本がわからなくても心配ないと教えています。それは1度ですべてを理解しようとするのではなく、自分のレベルを高めていけばいつぞや理解できるであろうという根気を説いているものだと気づきます。いまでいうモチベーションを落とさない方法を説いていたのでしょう。
Nov 18, 201805:45
鍼灸健康講話054花は半開

鍼灸健康講話054花は半開

「忙」も「忘」も、両方とも心が亡くなっている状態を表しています。それでは先が思いやられるもの。古くから日本人に愛読されているものに『菜根譚(さいこんたん)』でも心構えについて言及している点が数多くあります。「花は半開を看(み)、酒は微酔(びすい)に飲む」という風情ある言葉を覚えておこうと思います。私は下戸なんですけどね。
Nov 18, 201803:51
鍼灸健康講話053盆栽の学び

鍼灸健康講話053盆栽の学び

日本文化は外国人に人気が高まりつつあります。埼玉県には大宮盆栽美術館があります。盆栽について興味を持って学ぶと、驚くべきエピソードを耳にしました。東洋思想、東洋医学では比較的似たような考え方を持つのですが、盆栽でも同じだったのです。やはり真理は共通しているものですね。驚くべきエピソードとは何かぜひ本編をお聞きください。
Nov 18, 201804:40
鍼灸健康講話052ストレス発散

鍼灸健康講話052ストレス発散

鍼灸師は健康のお手本であるべきと思っています。しかしながら、すべてが正解かどうかなんてわかりません(正解でありたいですけれど…)。ストレスの発散についてどう考えているのか。端的に言ってストレスよりも好奇心の方が勝つように自分を持っていっている気がします。「小人閑居して不善をなす」(ダメな人は暇だとろくな事をしない)というのと同じでしょうか。今回は私のストレスの発散について。
Nov 15, 201805:11
鍼灸健康講話051七の倍数

鍼灸健康講話051七の倍数

質問いただくのは大変ありがたいです。女性は7の倍数で体調が変化すると言っていたテレビCM。それは体調ではなく出産に関する体の変化を言っているに過ぎず体調というわけではないのです。短い時間では受け取るほうも誤解するかもしれませんので興味を持っていただけると理解が深まって有益な情報に変わるものです。今回はそのようなお話しを少々。
Nov 15, 201804:22
鍼灸健康講話<特別編>2003年ラジオ出演放送分

鍼灸健康講話<特別編>2003年ラジオ出演放送分

かつて地元のコミュニティエフエム局FMチャッピー(77.7MHz)にインタビュー出演したことがあります。懐かしい音源を手に入れましたので15年経ったいまですが、ご紹介したいと思います。当時から鍼灸への理解を深めてもらいたいという強い思いが詰まった懐かしい記録です。
Nov 12, 201812:31
鍼灸健康講話050火の性質

鍼灸健康講話050火の性質

自然を観察し、そこから共通点を見出します。そればかりかその先に発展的普遍的な法則まで見出すのです。それが古代中国人の特色ある能力とも言えるでしょう。いまではこじつけに思えることでも当時はそのような視点で価値判断に使われ文化が発達しました。嘘か真かはわかりませんが、妙な説得力に興味を持つこと請け合いでしょう。
Nov 07, 201804:45
鍼灸健康講話049検証してみたら

鍼灸健康講話049検証してみたら

理科の実験だけが科学ではありません。イメージで語られる事故も検証したらその原因はまったく違うものが多数を占めていたというのです。私たちは日頃から疑うことなく、そして検証もせずに聞き入れてしまうことで本当の解決策を見失う可能性があります。今回のエピソードはとても教訓となるお話しなのでご紹介しました。
Nov 07, 201804:07
鍼灸健康講話048数学者の結論

鍼灸健康講話048数学者の結論

数学者である岡潔(おかきよし)は多変数解析関数の分野で世界的業績をあげた人物です。また教育者の側面もあり、京都大学時代には湯川秀樹、朝永振一郎らも岡の講義を受けており、物理の授業よりもよほど刺激的だったと語っています。その岡が大切にした考え方はどのようなことだったのでしょうか。
Nov 07, 201804:52
鍼灸健康講話047善人のつきあい

鍼灸健康講話047善人のつきあい

東洋思想において「善」は大きなテーマです。刺激が大きいものに魅力を感じるのはまだ世間知らずともいえます。一時的な刺激に魅了されても、その感激を長い期間保つことは難しいものです。与え合う世界・高め合う世界という住人になることが、善人のつきあいの秘訣だというのです。
Nov 07, 201803:23
鍼灸健康講話046脈診

鍼灸健康講話046脈診

東洋医学の診断方法は問診だけではありません。実際に手首の脈を触れ全身の気血の流れを把握する脈診(みゃくしん)という技術があります。この独特かつ伝統的な技術によって、巨大な検査機器に頼らないで多くの体の不調を理解したり、将来的な体調の崩れを察知できるようになるのです。
Nov 05, 201804:32
鍼灸健康講話045善の姿

鍼灸健康講話045善の姿

物事を善悪という基準で評価することはありますが、何が善で何が悪かという定義は個人によって曖昧かもしれません。私は一応の結論として古人の言う「自然に従っているか否か」という視点で善なるか否かを判断するよう心がけています。しかしながら、これもまた自然とは何かと深い話しになっていく難しさもあります。ただ無いよりは私にとって有り難い指針だということは間違いありません。
Nov 04, 201805:31
鍼灸健康講話044運と挨拶

鍼灸健康講話044運と挨拶

鍼灸師になってから「運」というものに大変興味を持っていました。そしてそれは今でも変わりません。自分の歩んだ道が幸運だったからこそ、運についての興味も強く持っています。今回は世間でいう「運」の捉え方と私の考え方では若干違うところがあったので、ご紹介してみたいと思いました。私は運は一切減らないものだと思っています。むしろ、運はどんどん良くなる方向に発展するものとさえ感じています。(それを妨げるのは自分が行動に転じないだけという主張です)
Nov 04, 201804:25
鍼灸健康講話043理想といっしょに

鍼灸健康講話043理想といっしょに

自分だけで自分を変えようと思っても、いつもの日常がいつもの自分にしてしまいます。そこで理想を掲げたら、自分の理想と似た環境に自分を置くようにしましょう。これは驚くべきことではありません。だいたいの諺(ことわざ)で同じ結論を言っています。自分は周囲の影響を受ける存在なのです。ですから理想の環境におけば理想の自分が誕生するというわけです。
Nov 04, 201803:38
鍼灸健康講話042養実の道

鍼灸健康講話042養実の道

曽 国藩(そう こくはん)は「耐冷、耐苦、耐煩、耐閑、不激、不躁、不競、不随、以成事」と四耐四不訣(したいしふけつ)を語りました。また君逸臣労と言ってリーダーと従う者についても心構えを説きました。これらをしっかりと実践するだけで多くの心身の負担が軽減することは間違いありません。東洋医学ではそれほど心の働きに注目してきたのです。
Nov 03, 201804:12
鍼灸健康講話041想像力の無駄遣い

鍼灸健康講話041想像力の無駄遣い

膝が痛いと言って来院した人でも傘立てに杖を忘れて帰った人もいます。膝が痛くて悩む人は、膝が痛いのではなく「歩けなくなること」を恐怖に思っている方が多いです。自分を苦しめる間違った想像力を使わないように。西洋医学的な説明だけでなく東洋医学的な説明も参考にしてほしいと思います。
Nov 03, 201804:36
鍼灸健康講話040負け癖、逃げ癖、怠け癖

鍼灸健康講話040負け癖、逃げ癖、怠け癖

東洋思想を勉強していると、ある道の達人は古人の言葉と同じことを言っていることに驚きます。苦難の道を歩む人には「ある種の結論」はほとんど同じ答えに到達するのでしょう。到底、座学で見聞きして知ったとは思えないようなことを同じ結論として言うのです。「結果」だけでなく「過程」を重んじ「心」を中心に据えるのは東洋思想の真骨頂と言える所作ではないでしょうか。
Nov 01, 201803:55
鍼灸健康講話039佐藤一斎

鍼灸健康講話039佐藤一斎

佐藤一斎は江戸時代後期の儒学者。言志四録は後世に大きな影響を与えたとも言われています。門下生には山田方谷、佐久間象山、渡辺崋山、横井小楠などそれぞれに立派な功績を挙げた人が多くいます。言志四録はこの講話でも何度となく紹介したいエピソードの宝庫です。
Nov 01, 201803:13
鍼灸健康講話038井戸はまだ

鍼灸健康講話038井戸はまだ

「軍井(ぐんせい)未だ達せざれば、将(しょう)渇(かつ)を言わず」古典には井戸に関するエピソードは本当に多いものです。ノドが渇いても井戸が掘れていないのに一番最初に騒いではリーダー失格です。リーダーのみならず、自分を律することができなければ社会で生きていくことは難しいと昔から考えられていたのです。
Nov 01, 201803:16
鍼灸健康講話037急がない

鍼灸健康講話037急がない

古人は結局「急がない」と言います。急ぐことを戒め、小利を得ることを戒めています。急いではいけないという意味のことわざはたくさんあります。それだけ古人は多くの人が言い伝えたかった内容なのでしょう。忙しい現代ならなおのこと「急がない」という心構えが重要になります。
Nov 01, 201804:06
鍼灸健康講話036忘れる天才

鍼灸健康講話036忘れる天才

天才というのではなく得意だという能力が「忘れること」。このような短所をどうにか長所に変えるべく、転んでもただでは起きない精神が必要だと痛感しています。おそらく辞書を調べる回数は人一倍多いかもしれません。忘れるたびに調べていけばきっと「それでいい」のです。
Nov 01, 201803:52
鍼灸健康講話035働くこと

鍼灸健康講話035働くこと

このエピソードは東洋思想のみならず東洋人に綿々と流れる思想が垣間見れます。「何をするか」のみならず「どのような心境で臨むのか」ということが重視されるからです。大切にする思いは仕事の面でも大いに影響すると考えるのです。仕事に慣れたとしても、この気持ちは失いたくないと思っています。
Oct 31, 201804:02
鍼灸健康講話034チャンスについて

鍼灸健康講話034チャンスについて

古くから伝わる兵法書『六韜(りくとう)』には、チャンスをモノにするには時機を捉えることだとその秘訣を説いています。そしてその時機を捉えにくくする3つの心理状態についても言及しています。自分の心を制することによってチャンスを格段にモノにしやすくなるのです。その3つの注意点とは…。
Oct 31, 201803:12
鍼灸健康講話033風邪に負けない

鍼灸健康講話033風邪に負けない

風邪を引き起こす原因のほとんどはウイルスによるものです。そのウイルスにどのように対処するかがわかれば風邪を引く可能性を大幅に引き下げることができます。いくつかの日頃からの注意が薬を不要とし風邪にかかりにくくなるのです。
Oct 31, 201804:20
鍼灸健康講話032心地よさ

鍼灸健康講話032心地よさ

人は快適でいると「感謝」よりも「慣れ」のほうが表出するということを古くから見抜き、注意喚起していました。江戸時代の『養生訓』が紹介したのは中国唐代(日本では飛鳥時代)の『千金方』の一文でした。ちなみに日本の元号のはじめと言われるのが千金方が著されたこの頃「大化」です。
Oct 29, 201803:29
鍼灸健康講話031転職につき

鍼灸健康講話031転職につき

成功事例を集めて「マニュアル」が完成すると「マニュアル化」が横行します。そしてその「マニュアル化」によって深く物事を考えないで済むメリットとデメリットを生んでしまいます。素直に思う気持ちはマニュアル化とは違う「気づき」があるのかもしれません。
Oct 29, 201804:20
鍼灸健康講話030形だけ

鍼灸健康講話030形だけ

自分が感銘を受けた言葉を誰かに伝えたとしても「同じように感銘する」とは限りません。言葉だけではなく思いが伝わるかどうかは伝える側の心構えが必要かもしれません。「心を添える」というのは再確認をしないと見失いやすい行為かもしれません。
Oct 29, 201803:48