TECH CULTURE TALK Presented by RealSound Tech
By Real Sound
TECH CULTURE TALK Presented by RealSound TechSep 02, 2020
#9 Appleの今回の発表、どうでした? 「Apple One」と市場のバンドル化におけるデメリットを考える
主に新しい「Mac book」周りの発表がメインではあったけれど、その裏で「Apple One」などの新しい“サービス”系の発表も。今回は、ハード面ではなく、ソフト面の新しいAppleの方向性について、サブスク絡みで考察を展開していきます。Apple帝国、強気です。
・今回の主なトピック
【イントロ】
セット加入の新しいサブスクプラン「Apple One」とは/「抱き合わせ商法」……というより、ケータイ会社みたい?/海外でエンタメバンドルでよく使われているサブスクは何?etc.
【エンタメバンドルを考える】
エンタメバンドルでユーザーを獲得することのメリット・デメリット/自社サービスで完結させる=支払いもコントロールできる/App Store内戦etc.
【サブスクの値上げ】
App StoreもNetflixも来年以降値上げ傾向?アプリ会社はどう動くべきか/バンドルが主流になったら、力と力の殴り合い?etc.
【バンドルに耐えうるか】
Tencent、Uber、LINEバンドルを構築できる会社の共通点は?/バンドルを構築する余裕のないサービスに居場所は残るのか……etc.
【2021年、「Apple One」の余波】
「Apple One」で一番ダメージを受けるのは?市場のバンドル化がもたらす恐怖/2021年、勝負の年、乗り換えの年/サブスクの供給過多、「ここでしか見れない」への苛立ちetc.
【サブスクの将来性】
サポーツ、ニュース、ヘルスケア……サブスク配信が入り込めそうな業界/ケーブルテレビへの立ち返り?デバイスが変わっただけ?/コンテンツの普遍性etc.
#8 グローバルチャートでYouTube Musicはどう変わる? これから重要性が「増す」「減る」チャートの項目とは
今回は、基本的にYouTube Musicについて話を展開しつつ、グローバルチャートやストリーミングサービスのチャートについても話をしていきます。チャートって、観察すると面白いんです。
・今回の主なトピック
【イントロ】
ジェイ・コウガミがこのトピックを選んだ理由とは?/今は「チャート」自体が増加傾向?/etc.
【チャートの面白さ】
存在感を増す「バイラルチャート」の意義/プラットフォームによって色味が変わる音楽チャートは観察すると面白いetc.
【アーティストとチャート】
初めて作った曲が「ヒット」する時代、戦い方がフェアになったのか?/レコード会社はチャートの見方を考え直す必要がある?/海外のレーベルは「TikTokをみんなやれ」?etc.
【チャートの再生カウント論】
これから重要性が「増す」「減る」チャートの項目は?/Spotify再生の1回(30秒以上)にも満たないTikTokの1再生を、チャートのカウント扱いしてもいいのか?etc.
【あったらいいなこんなチャート】
チャートが大陸で分かれてたら面白そう/チャートを再考したらアニソンの強さが見えてくるんじゃないかetc.
#7 Podcastの勢いが止まらない! 激変する海外での動きを読む
Podcast市場の成長、大変動にさまざまな業界の人間が振り向いた2020年。特に、大手音楽サブスクサービスによるPodcast関連会社や番組の買収が目立ち、たびたびニュースになりました。2021年を迎える前に、一度Podcastのこれまでを振り返る必要がありそうです。
・今回の主なトピック
【イントロ】
「Podcastの勢いが止まらない」/特に“Podcastの勢い”を痛感した最近の出来事は?/今はPodcast市場は投資のフェーズ? etc.
【噂とエトセトラ】
話題は「海外のPodcast関連のリーク・うわさ話」に/AppleとSonyがPodcastプロダクション・ワンダリーを狙っている?/Netflixが音声コンテンツを開拓する?etc.
【Podcastのサブスク法】
SpotifyもPodcastのサブスクを始めるなら、どんな事業展開をするのか?/音楽や音声広告を入れたらラジオに帰化するだけではないのか?/Podcastの強みとは……?etc.
【Podcastとラジオ局】
昨今のPodcast旋風に対して、海外のラジオ局はどんな反応を示しているのか?etc.
【比較したら】
Apple PodcastsやSpotifyのPodcastその他、各サービスのPodcastプラットフォームに“色味の違い”はついてきたか?etc.
【予想】
日本のPodcastはどこに向かうのか/誰が、何が求められているのか
#6 Pelotonの快進撃にみるデジタルフィットネスのすごさと、有料サブスクからのスター誕生
デジタル音楽ジャーナリストのジェイ・コウガミと『リアルサウンドテック』副編集長の中村拓海によるポッドキャスト番組『TECH CULTURE TALK Presented by RealSound Tech』。#6のテーマは「Pelotonの快進撃にみるデジタルフィットネスのすごさと、有料サブスクからのスター誕生」。家庭内で使うエクササイズバイクとオンラインでエクササイズを受講できるサブスクリプションサービスをセットで提供し、アメリカで爆発的に普及しているPeloton。Appleがフィットネスサービスの展開を発表するなど、さらに盛り上がるテック×ヘルスケアの現在地と、クローズドな有料サブスクリプションサービスからスターが誕生しているという、新たな時代を予感させる現象について語り合いました。
〈Source〉
Appleがヘルスケア市場に本格参入 急成長のPelotonへの影響はいかに?(https://realsound.jp/tech/2020/10/post-639095.html)
Appleを超えるブランド Peloton / 現代の聖職者はエアロバイクに乗る(https://link.medium.com/hVSKe9c0x9)
#5 ゲーム業界を揺るがす“チート行為”の現状から考える、未来のエンタメ企業の役割
デジタル音楽ジャーナリストのジェイ・コウガミと『リアルサウンドテック』副編集長の中村拓海によるポッドキャスト番組『TECH CULTURE TALK Presented by RealSound Tech』。#5のテーマは「ゲーム業界を揺るがす“チート行為”の現状から考える、未来のエンタメ企業の役割」。Riot Gamesがチート行為を行うユーザーを監視する専門家を雇用したことを受け、ゲーム企業とチーターの変化について考えていこうという回です。
議題は主に「手動BANからチート検知ツール全盛の流れへ」「チーターに対して企業がかけるべきコストと戦略」「Riot Gamesはチーター対策の先駆者に?」「Fall Guysがチート対策でも注目されている理由」など。
〈Source〉
Riot Games Hires a Cheat Hunting Vigilante(https://www.vice.com/en_us/article/889je4/riot-games-hires-gamerdoc-cheat-hunting-vigilante)
『Fall Guys』チート検知システムを改善「もう個々のチーターの報告の必要はない」(https://www.gamebusiness.jp/article/2020/08/12/17468.html)
『Fall Guys』にはチーターだけが戦いに参加する「チーター島」があった。開発チームは島を閉鎖するまでのチーターとの戦いの記録を公開(https://news.denfaminicogamer.jp/news/200915b)
Fall GuysがPC版のチート対策強化を予告。フォートナイトと同じアンチチート導入へ(https://japanese.engadget.com/amp/fall-guys-easyanticheat-cheat-000501979.html)
1000万円超の報奨金を新作ゲーム用チート対策ツールの抜け穴を発見した人に与えるとLeague of Legendsの開発元が発表(https://gigazine.net/amp/20200420-riot-vanguard-anti-cheat-software-valorant)
#4 Spotifyはライブ配信に進出するべき?
デジタル音楽ジャーナリストのジェイ・コウガミと『リアルサウンドテック』副編集長の中村拓海によるポッドキャスト番組『TECH CULTURE TALK Presented by RealSound Tech』。#4のテーマは「Spotifyはライブ配信に進出するべき?」。実際にそういったサービスがスタートしたわけではありませんが、海外の一部メディアで報じられていた内容をベースに、音楽ストリーミングサービスがライブ配信に進出するメリット・デメリットや類似の事例などを考えながら、あれこれと議論を交わす回となりました。
議題は主に「Spotifyがライブ配信に進出する利点って?」「Spotifyの“特性”とライブ配信は相性が良かった?」「競合他社で類似サービスを立ち上げている例は?」「ライブ配信って、どこまでが“ライブ配信”?」「そもそも”音楽”ライブを配信する、という先入観を捨ててみたら……?」「国内競合はTikTokではなくLINEやSHOWROOM?」など。
〈Source〉
Spotify is developing a ‘virtual events’ feature https://techcrunch.com/2020/08/26/spotify-is-developing-a-virtual-events-feature/
TikTok初のXRライブ『The Weeknd Experience』が示す”バーチャルライブとアフロ・フューチャリズム”表現の新たな可能性 https://realsound.jp/tech/2020/08/post-600539.html
Spotifyがビデオポッドキャストをスタート YouTubeからシェア奪還なるか? https://realsound.jp/tech/2020/07/post-591308.html
#3 音楽業界はメタヴァースをどう活かすべき? 『フォートナイト』×トラヴィス・スコットの例から考える
ジェイ・コウガミ×中村拓海による新ポッドキャスト番組『TECH CULTURE TALK Presented by RealSound Tech』。PodcastでPodcastについて話した#1、非アメリカ発の巨大IT企業・テンセントの“したたかなエンタメ戦略”について話した#2に続き、#3では『フォートナイト』×トラヴィス・スコットの今後についてトーク。
クロスプラットフォーム向けのバトルロイヤルゲーム『フォートナイト』にて、ラッパーのトラヴィス・スコットが『Astronomycal』というバーチャルライブを行い、世界中で大きな話題を呼びましたが、今回は海外で報道されている同公演の裏側についての記事から改めて分析するとともに、マーチャンダイズや権利関係の管理、その後の報道やユーザーの動きまで考え抜かれていたことを改めて理解したうえで、音楽業界はどのようにメタヴァースを自分たちのプロモーションに取り入れるか?といったところまでディスカッションしてみました。
サブテキストとしては、「Fortnite's Travis Scott concert was historic. But he's not the only artist getting creative.」「Travis Scott × フォートナイト『Astronomical』、仮想空間から生まれる”体験”の意味を考察」「Travis Scottの「Astronomical」は、『フォートナイト』から生まれた現代アートだ」あたりを読んでいただくといいかもしれません。
#2 非アメリカ発の巨大IT企業・テンセントの“したたかなエンタメ戦略”
ジェイ・コウガミ×中村拓海による新ポッドキャスト番組『TECH CULTURE TALK Presented by RealSound Tech』。PodcastでPodcastについて話した#1に続き、#2では中国発の巨大IT企業・テンセントのエンタメ戦略について。世界中で使われているSNS『WeChat』を生み出した企業であり、ゲームではライアットゲームス、アクティビジョン・ブリザード、ユービーアイソフト、ネットマーブル、Epic Gamesの大株主としても有名なテンセント。同企業のビジネスの特徴は、あらゆるエンタメを押さえる“権利ビジネス”の巧さと、インフラとコンテンツを握るしたたかさ? このビジネススタイルは中国でないと生まれなかった? アメリカでの展開には黄信号だが、今後はどうなる? そんなトピックについて語り合ってみました。
サブテキストは「中国政府のゲーム規制強化の影響か? テンセントがすべてのゲームに「年齢認証システム」導入」「米国政府の次なる中国テック標的はAlibabaか、海外メディアが予想」など。
#1 Podcastはなぜ、このタイミングで世界的に流行したのか?
ジェイ・コウガミ×中村拓海による新ポッドキャスト番組『TECH CULTURE TALK Presented by RealSound Tech』。記念すべき第一回目のテーマはなんと「Podcast」。PodcastでPodcastについて話すという、なんともメタ的な話題から、2人のトークが始まります。今回のテーマ選びは、Spotifyでミシェル・オバマ前大統領夫人による『ミシェル・オバマ・ポッドキャスト』の独占配信が始まったことを受けてのもの。
日本でもオリジナル番組が続々スタートしたり、ジョー・ローガンのような推定1億ドルを稼ぐ世界的ポッドキャスターが登場したり、番組を制作する会社がアメリカを中心に立ち上がったりと、ワールドワイドで広がり続けるPodcast経済圏。ここではユーザー視点からの「なぜPodcastにユーザーが集まるようになった?」という疑問と、発信者視点の「Podcastを配信するメディアや個人が多くなった背景は?」という観点から、一連の文脈を拾い上げつつ、今後の展開についての予測なども繰り広げました。
サブテキストとしては、「人気ポッドキャスターに100億円払う時代ーー音声コンテンツ新時代の未来とは?」「ニッポン放送に聞く“ラジオ局のPodcastに対する向き合い方” 「最終的にはコンテンツの勝負」」「Spotify、なぜポッドキャストに注力? アメリカ市場の分析から“音声コンテンツの可能性”を示す」あたりを読んでいただくといいかもしれません。