日本文化ラジオ
By 茶の間ラボ
①『日本文化はロックだぜ』浮世絵は世界最高のコンテンツビジネス?、江戸のメディア王「蔦屋重三郎」とは?『源氏物語』は政治ドラマだった!知られざる日本の歴史、偉人、古典文学、芸術文化...etc幅広いテーマでお届けします。
②『漆チャンネル』世界初!?漆滅亡への危機意識から始まった番組。縄文時代以降、日本の文化をさまざまな形で伝えてきた蒔絵の歴史、制作過程、材料など、漆にまつわる超ディープな話を漆坊主こと彦十蒔絵代表若宮隆志さんと日本文化愛好家セバスチャン高木がお届けします。
③『穴窯ラヂオ』穴人こと信楽の陶芸家篠原希さんとセバスチャン高木がお届けする熱々陶芸トーク。古くから伝わり一度途絶えた穴窯とは?その魅力や歴史、陶芸家の普段の生活は?陶芸とパン作りの共通点があった!など陶芸をさまざまな切り口でお届けします。
日本文化ラジオ Feb 22, 2022
『茶の本』を読む前に知っておきたい!岡倉天心とその時代
岡倉天心の『茶の本』を読むにはその背景を知るにはもっと面白い!人生の前半を辿ります。
最近セバスチャンがハマっている老子のこと/岡倉天心は幕末〜明治の激動の時代に生まれた/7歳で英語、9歳で漢詩を学び始めた/アーネスト・フェノロサとの出会い/当時の授業は全部英語!?/狩野芳崖の『悲母観音』はこうして生まれた/気概に溢れてる!?海外視察で記者に行った言葉/日本美術に関する学術誌『國華』創刊/アイキャッチは国立国会図書館 「近代日本人の肖像」より
まずはここからだった!熊野詣ってそもそもなんだ?
鳥羽上皇・後鳥羽上皇・平清盛・北条政子も訪れた!熊野詣のあれこれを語ります。
ガラケーに思うこと/iPhoneは禅そのものになっている!/禅を具現化したのはスティーブ・ジョブズだけ?/古代信仰の1つの形、生まれ変わりの象徴だった/熊野詣は色んな信仰が入り混じっている/熊野を愛した人々/ 画像は国立国会図書館デジタルコレクションより
タオイズムの「道」は点のつながり
今回も岡倉天心の『茶の本』からトークはどんどん発展。「道教的な道は点のつながり」と、うるし坊主こと若宮隆志が話せば、「今様の連続が道に近づくけれど、それが決定的ではない」と応じるセバスチャン高木。真剣にふざける重要性を熱く語ったりと、エンドレス状態に!!最後にスペシャルな報告があるので、お聞き逃しのないように!
アイキャッチ画像:歌川広重「名所江戸百景 するかてふ」国立国会図書館デジタルコレクションより
ごめんなさい!これを聞いてから定家の熊野詣もう一度聴き直して
旅のエナジーバー!思いのはせ力で楽しめ!/そもそも藤原定家ってどんな人?/百人一首の選者という説が揺らいでいる?その理由とは/新古今和歌集はなぜすごいの?/新たな境地を開いた!?茶人に影響を与えた定家の和歌「見わたせば 花も紅葉も なかりけり浦の苫屋の 秋の夕暮れ」/超日記魔、定家の熊野御幸記はなぜ重要なのか?/アイキャッチはcolbaseより
美は口に出した瞬間に「美」ではなくなる
岡倉天心『The Book of Tea(茶の本)』に端を発するセバスチャン高木の思考は、いつしか老子と結びつき、天心が述べた「美」とは何かを探る試みへと変化し始めました。なお穴人こと篠原希さんの個展は、2024年4/27(土)~5/19(日)まで、水戸市の「うつわや季器楽座」にて。
いよいよ最終回!藤原定家、熊野詣の結末はいかに?
気にはなるけど実際にはなかなか行けない熊野詣。定家の熊野詣を知るとちょっと行った気になるかも!
5分くらいあるけど聴いてほしい!平安名物!?エピソードトーク!/熊野本宮は川の中にあった!/当時は裾をたくし上げてはいけなかった/落差半端ない「那智の滝」での宗教体験/定家大ピンチ!心中は夢のよう、前後不覚、日記魔なのに日記が書けないレベルに。/日記の終わりは…「魚を食べる」!出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)
心の旅も人生の旅も終わらない?ディープトークの回
『熊野詣』を体験しようと、休日に新幹線で関西へ赴き、石碑を巡る旅をしたセバスチャン高木。3日間で約55キロ歩いたと知って、驚くうるし坊主こと若宮隆志。「平安時代や鎌倉時代など歴史のなかに舞い込む感覚ですね!」。前回に続き岡倉天心の『茶の湯』の話では、「道教」の教えが影響しているのでは?と、2人の本質に迫る深い話が止まりません......。
身も心もボロボロに…藤原定家40歳魂の叫びを聞け!
今回も引き続き熊野御行記がテーマ。怒ったり涙したり、定家の等身大の姿が伝わってきます。
桜は散ってからがシーズンだ!/当時は大変だった!定家の中間管理職っぷりがわかる宿問題/身分によって不公平が生じることに怒り/滝尻王子についた定家は倒れ込み…/発心門王子ではやることなすことちぐはぐに/担がれながらも着いた熊野本宮大社で涙/出典:シカゴ美術館
漆チャンネルのトークは、聞き流すぐらいが正解!?
生漆チャンネル・トークチャリティイベントを終えた2人。「1人での講演会だと、彦十蒔絵は全て1人でやっていると誤解されがち。初めて自分らしい本音トークができた」と喜ぶうるし坊主こと若宮隆志。「作家が1人で全て作ったと思うのは、日本の工芸の根深い問題があるかも」とセバスチャン高木。話題はアート談義から、岡倉天心の『茶の本』や禅の話へと広がります。
「BF」の発案者・岡倉天心が伝えたかったこと。禅の世界にその答えを探る
主著『The Book of Tea(茶の本)』第1章の中で「beautiful foolishness」という言葉に言及している岡倉天心。禅の世界にも精通していたであろう彼がこの言葉に込めた思いを探ります。写真は国立国会図書館「近代日本人の肖像」より
篠原希さんの個展は2024年4月6日(土)〜14日(日)、工房IKUKO(岡山県倉敷市)にて開催中!※正しくは14日(日)までです
定家危機一髪!まだまだ続くぞ熊野御行記
いよいよ明日!まだ申し込みできます!彦十蒔絵のイベントに登壇!4月6日(土)16時〜/18時半〜 https://hikoju-makie.com/event/event-detail/#1287/何のために支援するのか考えてみる/ちょっと復習藤原定家の『熊野御幸記』とは/宿をとろうと思っていた場所の主人が… 想定外の連続でドキドキハラハラ!アイキャッチは国立国会図書館より
穴窯も現代アートも同じ土俵に乗せる魔法の単位BF(Beautiful Foolishness)値で世界をのぞく
岡倉天心が著書『The Book of Tea』の中で書き残した言葉「Beautiful Foolishness(美しき愚かさ)」。これをもとに、物事を見る基準値として「BF値」なるものを発明したセバスチャン高木。この数値を基準にすると、デュシャンも穴窯も同じ土台で語れるようになるそう。
篠原さんの個展は4/6-14、岡山県倉敷市にある工房IKUKOなにて。
世界を変えるBF値!今私たちに必要なのは『美しい愚かさ』だった!
「世界BF値導入推進委員会会長」の肩書きが加わったセバスチャン高木。「美しい馬鹿馬鹿しさ・ビューティフルフーリッシュを数値化してBF値として広めたい」と熱弁します。「彦十蒔絵の作品作りにも共通する」とうるし坊主こと若宮隆志も共感!!「美しいだけではなく、そこに愚かさが加わると、もののあわれに繋がる」と盛り上がる2人。このコンビの生トークが聞けるイベントが開催されます。
■2024年4月6日(土)16時~17時半、18時半~20時の2回 『“継承“彦十蒔絵』チャリティイベント第1部「生・漆チャンネル」に出演。参加はこちらから(要予約・有料)
https://hikoju-makie.com/event/event-detail/#1287
天心先生いただきます!今こそ必要だ!新しい単位が誕生したぞ!その名もBF値(Beautiful Foolishness)
久々にイベントに登壇!4月6日(土)16時〜/18時半〜 https://hikoju-makie.com/event/event-detail/#1287/復習も兼ねて!岡倉天心ってどんな人?/Beautiful Foolishnessとは?/今こそ必要だ!新しい単位、世の中をBF値で見てみると?/BF値推進委員会加入者募集
古今和歌集 仮名序・今様とは 彦十蒔絵の新しい挑戦が始まった
金沢を仮の拠点とする彦十蒔絵の中期的な仕事場を探す、うるし坊主こと若宮隆志。そんな中、『古今和歌集仮名序の今様版』の構想を練る日々。「カジカガエルの声を聴いて和歌を書かない人の気が知れないと書かれているので、ユーチューブで鳴き声を聞いたり」。セバスチャン高木は、「大きなテーマへの挑戦ですよね。若宮さんの蒔絵の構想は、和歌を詠むのと一緒かも」。蒔絵作品から日本文化、やがては哲学的な境地へと2人のクロストークが続きます。このコンビの生トークが聞けるイベントが開催されます。
■2024年4月6日(土)16時~17時半、18時半~20時の2回 『“継承“彦十蒔絵』チャリティイベント第1部「生・漆チャンネル」に出演。参加はこちらから(要予約・有料)
https://hikoju-makie.com/event/event-detail/#1287
全サラリーマンに告ぐ!定家(39歳)、熊野詣と中管理職日記を読む
天心の人間性が垣間見えるぞ!茨城県天心記念五浦美術館/岡倉天心とスティーブ・ジョブズの共通点/中間管理職の悲哀たっぷり!『熊野御幸記』/最初は水路から!/熊野詣の重要ポイント王子ってなんだ?/盛りだくさんすぎ!熊野に着くまでの御一行は何をした?/段取り・段取り・段取り!定家のハードすぎる仕事/『熊野御幸記』肝心の中身/熊野懐紙が身近に
藤原定家のように言葉を残していきたい二人の雑談回
56年にわたって日記を残した公家であり歌人・藤原定家。国宝『明月記』には全然大したことない話もたくさん残されているそう。そのように雑感を残しておくことがいつかは価値あることにつながるのかも。そう考えるセバスチャン高木と穴人こと篠原希さんの雑談をお楽しみください。
嗚呼、熊野詣!藤原定家の日記から中間管理職の悲哀を読み解く
いてもたってもいられず3泊4日で熊野へ/文武両道!後鳥羽上皇も、今様を愛したゴッシー(後白河法皇)も!?熊野詣に何度も行っていた/同行人数の桁が違う!上皇の熊野詣/熊野詣を伝える資料『明月記』/当時は家宝級!?現代と違う平安末期〜鎌倉時代の日記事情/当時の人は超日記魔だった/新古今和歌集の選者藤原定家の人間っぽさがわかる『明月記』の魅力/タイトルは『愚記』だった!/『熊野御幸記』って?3つの面白さ
彦十蒔絵が作り出す虚と実はメタバースに通じる?
アート集団・彦十蒔絵再生の道を探る、うるし坊主こと若宮隆志。今月の3月23日(土)には、金沢漆器作家の大坪直哉さんからのオファーで、メタバースイベントへの登壇が決定!!この情報を聞いたセバスチャン高木は、「平安貴族の和歌は、インターネット上の仮想空間・メタバースだと思うんですよね」と発言。続けて「彦十蒔絵の虚と実の世界観はメタバースに通じる!」とも。ついには彦十蒔絵職人が集うメタバースを作ると宣言する展開に。アナログを自認する若宮も、「それはたのしそうですね!!」。彦十蒔絵メタバース計画の詳細は、次回に続きます。
■2024年3月23日(土)21時~22時 第4回大坪伝統工芸舎メタバースイベントの参加はこちらから(要予約・無料)
https://www.urushitsubo.net/service-page/%E7%AC%AC4%E5%9B%9E%E5%A4%A7%E5%9D%AA%E4%BC%9[…]%B1%E5%B7%A5%E8%8A%B8%E8%88%8E?referral=service_list_widget
時代を超えて残った芸術、今様とは?
今様シリーズ第6回。今様の魅力大解剖です!
3月15日19時から!オンラインで御書印ロングナイト開催!/ゴッシーが行った今様ロングナイト/梁塵秘抄の魅力を紐解き①歴史的な意味②ストレートな表現/なぜゴッシーたちは今様に夢中になったのか?時代背景から考えてみる/諸説ありすぎる今様「遊びをせんとや生まれけむ戯れせんとや生まれけん」/今様から宗教観が読み取れる!?
御書印ロングナイトについてはこちら:https://note.com/goshoin/n/n927157bad338
輪島は町全体が工房。培われてきた技術を震災からどうやって復活させるか?
輪島塗りの技術を使ったアート集団・彦十蒔絵を率いるうるし坊主こと若宮隆志。現在は金沢に拠点を置きながら、復活を模索中。「制作の工程がそれぞれ分かれていて、輪島でなければ作業ができない職人もいる。輪島の町が1つの工房だった」と語る若宮に、「町全体が工房というのは、とてもよくわかる」とセバスチャン高木。古今和歌集をテーマに、遊び心を込めた作品作りができないかと、2人の夢は広がる。アイキャッチ画像:ColBase https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/B-2992?locale=ja
日本酒と酒器の関係性。燗をつける時間を楽しむ
よどみに浮かぶうたかたをはかなんで、熊野参りをしてきたセバスチャン高木。一方、穴人こと篠原希さんの窯には、アメリカからの来客があったそう。雑談は日本酒の話題から徳利や酒器の魅力へと広がります。
ゴッシー(後白河法皇)が愛した梁塵秘抄って何?今様って何?
3月に入りましたがマニアック路線は変わらず、今様とゴッシーのことを語ります
セバスチャン高木の支援のあり方論議/文化や芸術に触れている時には自由になれる/支援は自分のためにしている/なんでゴッシーは今様に夢中になったのか?/文学界のスターたちが虜になった!?/「梁塵」秘抄の意味って?/今様愛伝わる〜!『梁塵秘抄』の構成/全然知らなかった!舞うと踊りの違い/舞え舞えカタツムリ論争 画像出典:シカゴ美術館
キング・オブ・ポップ “ゴッシー”とは何者だったのか?
導入が7分超えですが本編も意外と充実!市井の日本文化を愛好した男、ゴッシーの背景を語ります。
出家願望強まるセバスチャン/平安末期と現代の共通点/セバスチャンが作りたい「切り離された小屋」とは?/「僕と一緒に小屋をつくりませんか?」土地の提供者募集!その見返りは…!/『病草紙』『伴大納言絵巻』『蓮華王院』を作った後白河法皇/インフルエンサーの時代を1000年先取った人!?/和歌はレガシーメディア、今様はポップカルチャー/今様の特徴をばくっと知る/今様は当時の人が仏教をどのように受容していたのかわかる/今様愛半端ない!エピソード/後白河法皇が撰した『梁塵秘抄』はどんな内容?
彦十蒔絵の職人の生の声。能登半島地震で被災した蒔絵職人をどう支援する?
漆芸アート集団・彦十蒔絵の心臓部とも言える、職人の生田さんと明地さんがゲストで登場。「少しづつ漆の作業を始めたところで、その時間は集中できる」と2人。うるし坊主こと若宮隆志は、「金沢でいち早く仕事場を確保した行動力が、他の職人の刺激になっている」。マネージャーのワワも「希望の存在」と信頼を寄せる。彦十蒔絵東京支部長を自認するセバスチャン高木は、「個々の職人に直接届く有効な支援を考えていかなければ」と、長い支援の必要性を熱く語る。彦十蒔絵復興支援プロジェクトはこちら。https://hikoju-makie.com/info_post/2024noto_peninsula_earthquake/
ゴッシーこと後白河法皇が生きた時代とはどんな時代だったのか?
後白河法皇自身のことを知るにはまずは時代を(ちょっと)!昔勉強した時には見えてこなかった平安末期〜鎌倉時代の面白さも見えてきます。
バレンタインデー細分化問題/タイトルにゴッシーを入れた理由/政治のシステムを大きく変えた白河上皇のこと/平安末期〜鎌倉の見え方が変わる!?院政以降の政治の話/
画像出典:国立国会図書館デジタルコレクション
気分は方丈記!なぜ人は穴窯を求めてさまようのか?
SNS時代に嫌気が差し、仙人のごとく山奥の小屋に住みたいと思い始めたセバスチャン高木。文明との接触を絶った暮らしを願いますが、穴人こと篠原希さんが穴窯での陶芸を始めた当初の暮らしは、それに近い雰囲気があったようです。
外堀の前に土台作りだ!後白河法皇準備運動回!
市井の日本文化愛好家と名乗るのが恥ずかしかしくなる!?平安時代の旅を現代に再現!?超マニアックなサイト「更級日記紀行」/いよいよスタート!後白河法皇シリーズ!今回は土台を作る回/意外とつかみどころがない!?/改めて整理するとすっきり。法皇・上皇・天皇の違い/全然知らなかった!『院』の由来/加藤周一が「ナウい」と表現した今様
※10分35秒頃の後白河法皇のおじいさんにあたる、という部分は正しくはひいお爺さんでした。失礼いたしました。
出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)
彦十蒔絵の今。能登半島地震と蒔絵職人たちが置かれた現状とは?
漆芸アートグループ・彦十蒔絵に甚大な被害をもたらした令和6年能登半島地震。生まれ育った景色が一変し、様々なことが中断されるなか、うるし坊主こと若宮隆志とマネージャーのワワは、「漆チャンネル」リスナーの励ましに勇気づけられたと熱弁。昨年の12月に訪ねたばかりだったセバスチャン高木も大きなショックを受けたと吐露。現在の状況とこれからについて、3人が語ります。彦十蒔絵の復興支援プロジェクトはこちら。https://hikoju-makie.com/info_post/2024noto_peninsula_earthquake/
大河ドラマを楽しむには?加藤周一の言葉とともに送る、セバスチャンもの申す回。
雑談回、でも名言もちょっと出てきます。『光る君へ』におもうこと/日本を代表する評論家、加藤周一のこと/時代を超える=芸術の前提!?/源氏物語は美しい布、大河ドラマは今風の服/脱線。いきなり小学生の通知簿に記載されたセバスチャン高木の共感性/平安と現代の共感性は異なる
出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)
美は用途から生まれるのか?純粋アートと焼き物の関係
日本の工芸作品はどれも「用途」を伴っています。一方、西洋の概念における「アート」は、モノとしての用途からは独立したものと定義されます。では日本の焼き物は「アート」とは言えないのでしょうか。むしろその「はざま」にこそ、勝機があるのではとセバスチャン高木は考えます。
和歌ってるー!竹内まりや『September』の歌詞に注目!
2050年、日暮里セバスチャンズ誕生の噂/本当の贅沢とは/セバスチャン高木が提唱。所有欲&独占欲満載!言葉は自分のものにできる!/書籍『全てを手に入れるために全てを手放した』発表!?本当に手に入れるというのはどういうことか/発見!現代のうたにも『古今和歌集』の心は見つかる。Romanticが止まらないは『伊勢物語』?/東出圭吾に在原業平を見出す/画像出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)
妄想にこそ真実がある!岡倉天心が説く“beautiful foolishness”とは?
今後も馬鹿馬鹿しく!日本文化はロックだぜ、どうぞよろしくお願いいたします。
サッチーが最近響いた土田浩翔さんの言葉/セバスチャン高木が最近響いた言葉は岡倉天心の「茶の本」に出てくる“beautiful foolishness”/今後も馬鹿馬鹿しくいこう!/目指せ、Mリーグのチームオーナー!その名も日暮里セバスチャンズ/妄想こそ真実
被災地の職人たちのために、できることを。
1月1日に発生した令和6年能登半島地震は、輪島塗をはじめとするさまざまな工芸職人たちの生活にも甚大な被害を与えました。被災地支援のために、全国の工芸作家らが「チャリティーオークション」をスタート。穴人こと篠原希さんも参加しています。詳しくは「能登半島地震 工芸 チャリティー」で検索ください。
自分たちができる事は何か。能登半島地震で甚大な被害を受けた輪島のこと。
今回は何を収録しようか直前まで悩みました。今自分たちができる事は何かを考えたいということもあって能登半島地震で甚大な被害を受けた輪島の話をしています。
彦十蒔絵の復興支援プロジェクトはこちら。https://x.com/HikojuMakie1/status/1743115973320941597?s=20
2023年最終!この一年もありがとう回
今年も1年、『日本文化はロックだぜ!ベイベ』を聞いてくださりどうもありがとうございました。この1年を通じて気づいたこと、来年への抱負を語ります。良いお年をお迎えください!
ラジオとpodcastの大きな違い/難しいことを少しずつ解きほぐしていく面白さ/日本文化がハイコンテクストになった理由/源氏物語の「野宮(ののみや)」を読んだら、能の「野宮」がめちゃめちゃ面白い/能は相互作用?/1時間は楽しめる!?和歌を書写していたら『誰が袖図屏風』の見方が大きく変わった/合意形成社会こそ日本文化/山を登って楽しむのか山を眺めて楽しむのか/一緒に山に登ってみませんか。
ミステリという火鍋!?四川省・古代遺跡弾丸ツアー報告の回!
年末スペシャル4人でトーク!四川省・古代遺跡を現地で見る夢を叶えた、うるし坊主こと若宮隆志。4500年から6000年も前の大量の青銅器に驚愕!同行したマネージャー・ワワは、「伝説で聞いていた太陽と鳥の図案の装飾もありました」と興奮気味。謎めいた黄金の仮面の出土など、歴史の定説がひっくり返るかもと聞いたサッチーは、「スゴすぎて、想像が及ばない!」。重慶名物の火鍋の紹介では、火鍋大好きセバスチャン高木が食いつきます。「蒔絵で火鍋を表現しては?」と仰天発言も。「今回の遺跡見学で、長年温めていた構想が実現しそう」と若宮。どんな世界が発表されるのか、乞うご期待!
源融伝説で知る日本文化の奥深さ
光源氏のモデルとも言われる源融。今回は彼のエピソードを例に、日本文化ってどんなもの?を考えてみました。
セバスチャン大宣言!日本文化は難しい。でもだからこそ面白い!/日本文化は合意形成社会?/仮想現実を作った?/芭蕉も含め、あらゆる人が訪れた!文知摺石って?セバスチャンの実体験
光る君へのモデル?平安屈指の色男、源融伝説
平安時代の色男といえば、忘れてならないのが源融(みなもとのとおる)。嵯峨天皇の皇子で豪華な暮らしを送った人物だそう。どんな人物なのか、2回にわたってご紹介します。
オープニングは年内初で最後!?サッチー回/漫画の力を再発見!『古今和歌集』を書き写した後に漫画『応天の門』を読むと/何かを得るために動く/源融ってどんな人?/心乱れるのはあなたのせいよ的な和歌/ドラマチックといえばレイン?/源融、光源氏のモデルになった理由/後世に語り継がれるもぢずり伝説とは?/連綿と続くことで形成される文化
「作為」は消せるのか?意図する景色と意図しない景色
先ごろ五島美術館を共に訪れた市井の日本文化愛好家・セバスチャン高木と穴人こと篠原希さん。これまでにもたびたび話題に上る古伊賀水指 銘「破袋」を鑑賞し、そこに潜む(ように見える)「作為」について考えました。
輪島から日本文化への愛を叫ぶ!4人のスペシャルトークの回!
輪島へやって来たセバスチャン高木とサッチー。煎茶と水羊羹でもてなす、うるし坊主こと若宮隆志とマネージャー・ワワとで日本文化トークが炸裂!!「奥深いものは、自分で探っていかないと楽しめない」とワワが言えば、「まさしく日本文化がそう。わかりにくいけど、だから面白い」とセバスチャン。「ものに自分の気持を託す美意識を、古今和歌集から知った」とサッチーが言えば、「日本文化を知るのは、人を知ることと同じ」と、ディープなトークが連鎖します。木彫漆器のカブトムシ作品の紹介もあり、漆チャンネルリスナー必聴です!
テーマがまとまらないっ!本と陶芸と『風姿花伝』のこと
雑談回。最近セバスチャンが気になっていることを軽やかに語ります。
神保町は世界一の古書店街/出版業界・古書店への危惧/紙の本、雑誌だからこそできること/雑の重要性/世阿弥の『秘すれば花』は実践的!?その構造を日本文化はロックだぜを例にやってみた/自分を土に「よせる」篠原希さんの作陶と日本文化/篠原さんの個展について詳しくはこちら(http://www.ammon.co.jp/tokyo1.html)
芭蕉が最後の最後にたどり着いた境地とは?
必見!我々が愛する信楽の陶芸家、篠原希さんの個展『窯る。Ⅱ』が始まるゾ!(http://www.ammon.co.jp/tokyo1.html)/いよいよ芭蕉シリーズ最終回!芭蕉が到達した境地「かるみ」とは?/恋も仕事もBE KARUMI!/ドラマチックもない、密着しない脱力系「あはれ」/神がかっている名句紹介/芭蕉の#はみだせ緑/死が迫る芭蕉が読んだ句
和歌にはドラマがある!稀代の色男、源融のロマンチックが止まらない
源融(みなもとのとおる)の「みちのく~」の和歌を題材にした蒔絵作品へと進みたいセバスチャン高木。今回はウォーミングアップの回。うるし坊主こと若宮隆志と共に、石川・輪島の平家末裔の話も交えながら脱線トークが続きます。長者の娘と源融の悲恋を伝える「もちずり石」のエピソードも飛び出し、蒔絵作品製作も進みそう!?松尾芭蕉も影響を受けたというこの和歌。次回は、どんな作品が紹介されるのか?乞うご期待。
アイキャッチ画像:国立国会図書館デジタルより
二大旅のスター・在原業平と西行の旅の思いとは?
前回に引き続き「からごろも」の蒔絵作品について。サントリー美術館所蔵の硯箱は、技のてんこ盛り!
箱の表側は八つ橋、裏側には柳に影の表現が......。「西行の歌を表している?」と遊行柳好きのセバスチャン高木は、大興奮。「旅のスターで、歌の名手の業平と西行を入れてくれという、注文者のオーダーだったのかも」と、うるし坊主こと若宮隆志。古の人の旅への思いを想像する2人。加熱するトークは「星の王子さま」と、「銀河鉄道の夜」へと広がります。
アイキャッチ:国立国会図書館デジタルより
旅に生き旅に死んだ男、芭蕉にとって旅とはなんだったのか?
市井という言葉が好きなセバスチャン/日本文化はロックだぜの進め方/芭蕉とはいえ、野ざらし紀行では力が入っていた!?/セバスチャンのフランス旅/星の王子さまを辿る!セバスチャン高木の旅/日本人にとっての旅とは?その答えが奥のほそ道にある!/新しいラグジュアリーな旅の提案
焼き物は脳内トリップの起動装置。それこそが本当の贅沢
雑談回。焼き物は和歌における歌枕のようなものだとセバスチャン高木は語ります。陶芸家・篠原希による個展「篠原希実験室 窯る。Ⅱ」は2023年12月1日(金)よりAMMON TOKYOならびにWADA GAROU TOKYO Lab.にて12月24日まで。http://www.ammon.co.jp/tokyo1.html
芭蕉の決意がギュッと詰まった!蕉風の世界へようこそ
友達がひとりもいない問題/秋になると余裕ができてディスり復活!?/決意を感じる芭蕉の句/セバスチャンおすすめの句/セバスチャン世の中に物申す?芭蕉の句には○○がない/連歌が続かなかった!?完成しすぎた発句/もはや旅。日本文化はロックだぜはどこへ行くのか。
在原業平の東下りと「星の王子さま」は共通するの説!
うるし坊主こと若宮隆志の意欲的な個展が銀座にて開催中。当番組を聞いた人も声を掛けてくれている様子!!数回取り上げた「しおのやま」に続き、「からごろも」がテーマの蒔絵作品に進みたいセバスチャン高木。「伊勢物語」在原業平の自分探しの旅は、「星の王子さま」に通じる説を投げかける!!いまだ自分探し中と話す若宮は、「星の王子さま」をモチーフにした蒔絵作品を発表したことが......。「自分探しには自信がある」セバスチャンの若かりし頃の旅の話も飛び出し、盛り上がる2人。
・2023/11/19までセイコーハウス銀座ホールにて『融合する工芸ーコレが答えだー』を開催。くわしくは、https://www.wako.co.jp/exhibitions/detail.html?id=4e0c29fe-92d9-42c8-b140-e5b141b60987
・2023年12/10まで若宮イチオシの展覧会「漆壺斎(しっこさい)と勝軍木庵(ぬるであん)」が、松江市立松江歴史館で開催。くわしくは、https://matsu-reki.jp/exhibition/4988/
アイキャッチは“Poet with Two Pages on the Banks of the Tatsuta”歌川国芳 メトロポリタン美術館蔵
これは必聴!芭蕉が世界を描き始めたぞ!!
すべてはこの時代に作られた?蕉風時代の幕開けに迫ります。
最近セバスチャンがハマっている番組/自らつけたタイトルにダメ出し/隠遁生活を送ろうとした芭蕉。作風はどう変化した
?/名句のオンパレード/歌の歴史を総括!?人生の無情に書き換えた宗祇の句を取り込んだ芭蕉/散文+句の格子が垣間見える/名だたる芸術家はホップ・ステップ・ジャンプのジャンプが大事
画像出典(一部トリミング):ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)