D-Radio
By D-Radio
不定期更新
D-RadioOct 19, 2021
#42 坂本さんとのこれまでと、これからのこと:後藤正文×Yuri Kim×永井玲衣
#41すべてがGIVEで成り立つ社会ってなに?: 後藤正文×遠藤治郎×永井玲衣
#40 わたしたちはいかにして表現するのか?:後藤正文×遠藤治郎×永井玲衣
大変お久しぶりです / 「借金を抱えたりね」 / 伝わらないイベントをしてしまった / もう少し伝わるイベントをします / 最近どんな本を読みましたか? / podcastは沈黙できていいなあ / 不利益を被るひとが不公正を正当化する / 「これっていいのかしら?」 / 勉強につながらない読書 / AIが絵を描く / 著作権という概念はどうなる? / つくること、囲い込まれること / AIのつくる兵器 / シンギュラリティこわいな / 困難さのかたわらに詩があること / 「あなたはきっと橋を渡って来てくれる」 / ただの文字列は詩なのか? / いかにして表現をするのか / 病と差別の中でうまれる表現 / 狭い時間軸での問題意識 / 読むことの射程を長くする / 沈黙の中に沈む言葉 / 触媒の波 / つづきは来週に
10/13イベント「Dと後藤と東郷と」詳細 https://eplus.jp/sf/detail/3704730001-P0030001P021001?P1=1221
千葉雅也『現代思想入門』https://honto.jp/netstore/pd-book_31527210.html / ジョン・T・ジョスト『システム正当化理論』https://honto.jp/netstore/pd-book_31751782.html / ジョナサン・ゴットシャル『ストーリーが世界を滅ぼす』https://honto.jp/netstore/pd-book_31724621.html / チョムスキー『気功嬉々とグローバル・グリーン・ニューディール』https://honto.jp/netstore/pd-book_31333229.html / 阿部正子編『訴歌 あなたはきっと橋を渡って来てくれる』https://honto.jp/netstore/pd-book_30916992.html
#39 「商い」のすこやかな大きさってなんだろう?:後藤正文×佐藤太亮×永井玲衣
このサイズ感でいいんだっけ? / 工業化したくない葛藤 / 消費ではなく生み出すことの楽しさ / 欲望の手綱をどこまでひけるのか / ゴッチが感じた消費されている感覚 / 会社への忠誠心 / 折り合うためにはどうしたらいいの? / バンド的共同体 / 自分がいなくなってもいい共同体 / 漕いでいる感覚 / 人生をかける働き方をするべき? / 船だと思ってたら島っぽくなったアジカン / いつから消費になっちゃうんだろう / 地酒の酒蔵的あり方 / 蔵元っぽいあり方 / 「駆け出しのバンドみたいな気持ち」 / ものづくりとあきらめ / 拡大じゃなくて増殖 / しなやかなチームってなんだろう
D2021×haccobaのライブイベントはこちらから:https://d-dcomposition.peatix.com/
#38 戦争の中で、もっと具体的な生活の話をしよう:後藤正文×Yuri Kim×塩田潤×永井玲衣
「歴史上最も危険なロックツアー」https://amass.jp/156288/
#37 国家について考えるための対話:後藤正文×篠田ミル×永井玲衣
国家ってなんだ? / 人類が最近発明したものじゃないの / 帝国主義 / 国ってどうなん大調査 / ハーフタイムショーの話 / 「国を愛するとはどういうことか」 / がんばれニッポンってなんだ? / 「伸び縮みするな」 / 帰ろうとすると小さくなる / うまく咀嚼できない国への愛着 / ごはんという文化 / どうしようもなさとしての国への愛 / 嫌韓でも焼き肉は食べる / 政府と国 / 浮いていたことを事後的に知ったゴッチ / 社会がもう始まっている / ゴッチの登呂遺跡の思い出 / 「このPodcastを聞いている小学生たちは気を悪くしないでほしいけど…」 / 体育会系神話 / ひとはなんで集まるとこんなにわけわからなくなっちゃうのか / 言い訳をつくる / ゴッチのあだ名エピソード / 「ずるい」という言葉 / 「特権」「ずるい」となぜ言ってしまうのか?
#36 反戦・デモ・フェスについての対話:後藤正文×篠田ミル×永井玲衣
元気ですか? / NOWAR0305について / 答えはない / ドサクサ日記 / 無力だと嘆くことはナルシシズムなのか / 手応えがないということ / わたしもいたかったと思うこと / どういう気持であそこにいたのか / 功名心と社会運動 / 秒で出る坂本龍一さんの名前 / ゴッチと屈折 / エモーションだけが炸裂 / いろんな言葉がある場 / NO NUKESの話が書いてある本 / 音楽イベントをやることは奇妙な行動? / ロックフェス幻想? / 「NO NUKES主催なんで…」 / デヴィット・バーンの考え / フェスとデモの近さ / ボヘミアンブルジョア / カウンターカルチャーは権威的な文化ではないか / 音楽があるから行けた / 集まるってなんでこんなに難しいんだろう / 言い訳をつくる / 手段として音楽をつかうことを引き受ける / 音楽なしで幕張メッセを埋められるのだろうか? / デモ楽しくてよくないか / 無償でいいの? / 手が止められない働き方 / 全感覚祭と食料品配布と東京マラソン / 集まる場所なさすぎる / 広場がない日本 / ずっと戦時中 / 暗いままに終わる
長﨑励朗『偏愛的ポピュラー音楽の知識社会学』(創元社)
#35 震災について考えるための対話:後藤正文×Yuri Kim×永井玲衣
#34 わからないって何だ?:後藤正文×温又柔×永井玲衣
わからないがわからない / わかるっていう時に何が起きてる? / わかるって言われて憤る / わかってほしくて書いてるのに、なぜ? / 相手のスケールを疑いたい / 共感できればいい作品? / 「新しいね〜」 / 手渡すという気持ち / わからないものを受け取りました / 贈り物をわたすことについて考える / 一緒に持ちたい / わかると受け取るを分けよう / コミュニケーション能力ってやり過ごす力なの? / 本当に武器になるのかな / カードの切り合いモデル / 表現者が加担したくないもの / 武器はいつか兵器になる / 自分をさらにわからなくさせてくれる読書体験を信じる / 「哲学するコツ」 / 安心してつまづきたい / 自分が自分であることを楽に肯定したい / ヘイト本のかなしみ / 手を止めたら即干からびてしまう社会 / 「俺もうわかんなくなってきちゃったよ」 / 自分が言い続ける責任を楽しみたい / 荒野を食い止めたいひとたち / 「長い目」ってどう持つことができるんだろう?
ローマン・クルツナリック『グッド・アンセスター わたしたちは「よき祖先」になれるか』
#33:「言葉が通じる」って何だろう?:後藤正文×温又柔×永井玲衣
twitterをやめた温又柔さん / ことばって何だろう? / 日本語って誰のもの / 宙吊り状態であること / 言葉の方がずっとのろま / 書けないからこそ書く / 感情と言葉の一番ちかいところ / twitterって何でこんなにつらいんだろう / 奥行きがない / そのとおりに読んでいるのに、そのとおりにならないこと / 答えってそんなに必要? / 間違ってokだった時間が少ない / 台湾人?日本人? / 「ヒンディー語がとどまっている」 / ただの器 / 私の中に滞在するという感覚 / わからないことへの快感 / 相手のことを全部わかったら / 「俺という人格が崩壊する」 / わかるとこわい、わからないとこわいは違う / わからないことに救われる / 言葉以前の世界 / 話すことばかりに夢中になってる
温又柔『真ん中の子どもたち』(集英社)
中島岳志『思いがけず利他』(ミシマ社)
#32 「受け手」であることについての対話:後藤正文×Yuri Kim×永井玲衣
#32 「受け手」であることについての対話:後藤正文×Yuri Kim×永井玲衣
"嫌な社会”に加担するということ / そこにいないと生きられない切実さ / ゆるせなかった自分をゆるす / 世の中って無邪気にひどい / 違うって言ったら干されちゃう / 自己否定が他者否定へ / 自己嫌悪は自己愛の可能性をもてる / どこからこの技術がやってきたのか / どうやって社会に参加したらいいんだろう / 参加しなきゃいけないって思った / 正しさではなく、よりまし / 恥に突き動かされる / 使っちゃえ / 手渡していく責任 / わたしたちは受け手でもあり渡し手でもある / やってきて、とどまっている / 僕たちの中に社会がある / 利他は過去からやってくる / バトンを受け取る感度 / きれいなことばをうけとるとは / 「ことわざつくろうかな」 / 未来のことを考えられるってすごいね / 日本語も受け取ったもの / よい受け手ってなに?
中島岳志『思いがけず利他』(ミシマ社)https://mishimasha.com/books/omoigakezurita.html
#31 自然とわたしの関係について、何とか立ち止まって考える:後藤正文×Yuri Kim×永井玲衣
はじめにおしらせです / CLPについて / 自分で殺せないものを食べるってどういうことなんだろう / 立ち止まってぐずぐずしたい話 / 自然とわたしたちのあいだのグラデーション / ピュシスとロゴス / 非倫理的な中でのかろうじての倫理学 / ふしぎなニュース / 不義さ / 動物園とか水族館とか / 自然の解釈と改良 / 自然主義からすべりおちる優生思想 / ままならなさにどうやったら立ち止まれるんだろう / バサッと切れなさ / 考える猶予がほしい / 追い込まれた先で答えを出したくない / でも、何かを選べないわけではない / 何かを通って言葉にする / ナウシカから考えることたち / 「論破とかよくないっすよ」 / 論破じゃなくて説得 / 論破は可能性の破壊 / 「パクって使おう」
福岡伸一・伊藤亜紗・藤原辰史『ポストコロナの生命哲学』(集英社新書)https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-721185-6
カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』(ハヤカワepi文庫)https://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/310051.html
宮崎駿『風の谷のナウシカ』(徳間書店)https://www.tokuma.jp/book/b504001.html
#30 なぜつながりあえないの?:後藤正文×塩田潤×永井玲衣
湯浅誠『活動家一丁あがり!社会にモノ言うはじめの一歩』(https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000883432011.html)松村圭一郎『くらしのアナキズム』(https://mishimasha.com/books/kurashinoanarchism.html)
#29 世界は関係でできている?:後藤正文×塩田潤×永井玲衣
ゴッチさんが最近考えていること / 正しい尺度のなさ / 関係性でしかないわたしたち / コペル君の気付き / なんでこの感覚は失われたの? / 個ってなんだろう / 確固たる個というときに想定するわたし / 議論と対話のちがい / 「みんな死ぬじゃん」 / 流れの一部でしかない自分 / 「確固たる」のしんどさ / 自己更新 / 変わるし流れていくし / 失敗と地続きだと呪われる / 失敗したLIVEの話 / 新陳代謝するように生きている / 瞬間を生き返す / わたしもまた過程 / 「アップデート」という言葉への違和感 / アップデートよりも読み込み中 / 計画的陳腐化 / わたしたちはあらゆるものと関係している / 前回の放送は寝てしまった / お呼びでない / 聞く耳を持つこと
カルロ・ロヴェッリ『世界は「関係」でできているー美しくも過激な量子論』(https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784140818817)
吉野源三郎『君たちはどう生きるか』(https://honto.jp/netstore/pd-book_28640808.html)
#028 よく「聞く」とはどういうことか?: Yuri Kim×塩田潤×永井玲衣
「聞く」って当たり前じゃない / 受け渡しとしてのケア / 相手の言葉を引き受けるってなに? / 伝えると聞くは一体なのかも / 使っているのは耳だけじゃない / 聞いてるときは考えているとき / 能動的行為としての聞く / 「聞く」を強いることのつらさ / 吐き出す場としてのtwitter / 見ると聞く / 潜ると聞く / 一緒に潜っているという瞬間 / 「聞かれる」体験って何だろう? / 「聞かれない」社会 / 心拍数が速い社会 / 応答関係に入ること / めちゃくちゃ喋る聞き手 / 賛同しているからって聞かれてるわけじゃない / 連帯と「聞く」 / 「賛同であっても連帯ではない」 / 運動を自分の中に取り込むこと / 人間と人間の連帯がつくられる場が対話 / 「これだからやめらんねえな」 / 哲学対話を観察することはあまり意味がない / 聞くことをゆるさない社会ってなに? / お風呂が湧く音が入ってすみません / なんで聞いてほしいと思うんだろう? / 対話ってアナーキー?
BUMP OF CHICKEN「メーデー」https://www.youtube.com/watch?v=4N8miWIdD54
#027 「対話がうまくいく」ってなんだ?:田代伶奈×永井玲衣
#026 ケアについて悩みながら考えてみる対話:宮木快×塩田潤×永井玲衣
ケアってなに? / 今日受け取ったケアってなんだろう / ケアは人類的な活動 / セルフケアについて考える / セルフケアって本当にセルフなの? / わたし「を」・わたし「で」のちがい / 貨幣によって不可視化されるケア / 自分はどういうケアを与えているのか / 水中の哲学者たち / エンパワメントよりもささやか / ケアとしてのBTS / BTSめっちゃ好き… / ケアは革命的な実践 / コミュニティ形成に必要 / やさしいけど抵抗運動 / 新自由主義は個人をバラバラにする / ベタに聞こえちゃう / わたしたちはなぜこんなに自立が好きなのか / 地球環境にもケアされている / 人間の価値なんて無数にある / 生きてるだけで充分でしょ / 全員遅刻した / 今日のケア実践 / ただ存在するだけ運動 / 「全部ケアじゃん…」 / ケアじゃないものって何だ? / ケアを与えるひとの不均衡さ /
ジョアン・トロント『ケアするのは誰か?ー新しい民主主義のかたち』(https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784768479827)
The Radical History of Self-Care(https://www.teenvogue.com/story/the-radical-history-of-self-care)
永井玲衣『水中の哲学者たち』(https://honto.jp/netstore/pd-book_31196011.html)
ケア・コレクティヴ『ケア宣言』(http://www.otsukishoten.co.jp/book/b583928.html)
熊谷晋一郎「自立は、依存先を増やすこと 希望は、絶望を分かち合うこと」(http://www.tokyo-jinken.or.jp/publication/tj_56_interview.html)
#025 やさしい社会運動についての対話:永井玲衣×Yuri Kim×宮木快×塩田潤
選挙どうだった? / これからどうしよう / 未来への希望は票に反映されたか / 変わるのはこわい? / 自分の位置がわからない / 不思議だけど身に覚えがある / まだ見ぬものを求めるより奪われることをこわがる方が簡単 / 「政策見てないです」/ 有権者は合理的な選択をしている / 投票率低すぎ! / 選挙に感情をはじめて持った / 対話のおこる街宣 / わたしたちが大切にしてるものって社会は大切にしていないんだ / なんで市民がこんなに傷つかなければいけないんだろう / 個別イシューから政治へ / やさしい社会運動 / ケアが後回しになっちゃう運動 / 「みんなで達成するか、さもなくば達成しない」 / 傷つくくらいならスピードダウンしよう / ケアのリレー / 「これがケアか…」 / ケアのプレッシャー / caring about / 自分はどんなケアを受け取っているんだろう? / 自己責任とケア
#024 楽じゃなくても、気まずくてもいいから、話そう 選挙権がないことについての対話:後藤正文×Yuri Kim×Hibi Bliss×永井玲衣
田中宏『在日外国人 第三版ー法の壁、心の溝』岩波新書 www.iwanami.co.jp/book/b226216.html
#023 いい政治家ってどんな政治家? : 後藤正文×今井るる×永井玲衣
25歳で政治家にチャレンジ / 政治ってなんだろう / どうして政治家を目指す? / 希望を語ることの難しさ / 震災から10年 / 公の仕事が報酬と感じる / 弱さは呼びかけになる / 選挙が軋轢を生む / 自分はたまたま政治家を目指せた / 一緒に悩みたい / なんで政治家を偉いって思っちゃうんだろう / 先生って先生という生き物だと思っていた / 権威に敏感でありたいけど / ときどき触ってしまう権威 / APPLE VINEGAR賞での悩み / 「どこの記者だ」 / それでも続けることのすごさ / ペンスルール / 権威性の責任のとり方 / なんで政治家をやりたくないのか? / 権威への嫌悪かもしれない / 利用されている? / 自分は一つのピース / 自分は転換点にいるだけ / 大いなる流れの中で自分をとらえる / 点と点の比較になるとつらい / わたしたちはどんな社会を目指したいんだろう?
松村圭一郎『くらしのアナキズム』https://mishimasha.com/books/kurashinoanarchism.html
#022 そもそも”希望"とは何か?:後藤正文×遠藤治郎×Yuri Kim×永井玲衣
“希望"って実はよくわからないかも / 未来に繋がっているマイルストーン? / 希望を感じるためには希望を感じていなくてはいけないというパラドクス / ゴッチの希望 / 表現と生活をつなげることの危険さ / どうやったら希望がなくなってしまう? / 期待が先立つこと / 希望は受け取るもの / アジカンとの出会い / マーチングバンドの歌詞 / BUMP OF CHICKENの衝撃 / 希望の先は人?社会? / 行いに希望をもつ / 「まさかD-Radioで俺たちの話が…」 / 希望の隣には絶望がいるけど、絶望の隣には希望がいない / 希望と期待の違いとは? / 期待のほうが裏切られる / 希望は自分のためのもの / 希望の反対は諦念かも / これがあるだけでありがたい / アジカン死ぬほど聞いた / 義務と権利 / 「なんで選挙に行くんですか?」 / 恥ずかしさがないようにしたい / まだ見ぬ世代との約束と死者たちとの対話 / 対話のあとに変わるかもしれないという希望 / 「みんなPodcastやったらいいんじゃないかな?」
ASIAN KUNG-FU GENERATION「マーチングバンド」https://youtu.be/u9-kd82t-Z4
ASIAN KUNG-FU GENERATION「センスレス」https://youtu.be/QDKybxUCCqg
BUMP OF CHICKEN「天体観測」https://youtu.be/j7CDb610Bg0
永井玲衣『水中の哲学者たち』晶文社 https://www.shobunsha.co.jp/?p=6703
#021 選挙、どうする?:後藤正文×遠藤治郎×Yuri Kim×永井玲衣
選挙の話 / 本当はハードルが低い話題なのに / 選挙にいかない理由 / 民主主義に参加できないということ / 負けとった民主主義 / 肌身から遠い近現代史 / 喫茶店で選挙の話ができない / 情報を分け合っていく / 選挙カーとの違い / 笛美さんのnote「あの日、私は選挙に行かなかった。」 / 手を止めないためのくすり / 忙しさと社会参加 / 希望とリンクしている? / 私たちは何に希望を持ちたいんだろう / そもそも希望ってなに?
笛美「あの日、私は選挙に行かなかった。」https://note.com/fuemiad/n/nd29d5fc4139a
ヨハン・ハリ『麻薬と人間 100年の物語』福井昌子訳、作品社 https://sakuhinsha.com/politics/27921.html
ソロー『ソローの市民的不服従 悪しき「市民政府」に抵抗せよ』https://honto.jp/netstore/pd-book_03382447.html
#020 社会運動のあり方についての対話:後藤正文×田代伶奈×永井玲衣
働きかけ、問いかけ / 運動はひとりでもできるのか? / ゴッチの魂の解放運動 / 数として呼びかける / 動員 / 連帯よりも居合わせること / 世界の複雑さを書き取る / 社会運動とわかりやすさ / 世界が二つしかない? / ドローン語り、武将問題 / twitterアプリを削除した話 / おじさんの面白さをかみしめる / 言葉を変える、それも運動 / 日頃のコミュニケーションとしての社会運動 / 朗らかさ / 複雑さを手放さない態度 / 人に本を勧める
ケア・コレクティヴ『ケア宣言』岡野八代、冨岡薫、武田宏子訳、大月書店 http://www.otsukishoten.co.jp/book/b583928.html
川上未映子『夏物語』文春文庫 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167917333
ヨハン・ハリ『麻薬と人間 100年の物語』福井昌子訳、作品社 https://sakuhinsha.com/politics/27921.html
馬渕浩二『連帯論ー分かち合いの論理と倫理』筑摩選書 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784480017321
#019 連帯と言うことで、何を言おうとしているのか?:後藤正文×田代伶奈×永井玲衣
社会運動ってなに? / どうなのよ、連帯 / 和訳に成功していない / 社会うつしだすことば / 連帯と言いたい時、何を言おうとしている? / 潔癖さから離れたい / 余白の共有 / 同じ星を見ている / どうやってゆるしていくの? / 怒り、欲求、ニーズ / 人を憎んで人を憎む / 感情と理性 / フェアであれるかどうか / なぜDに参加しているの? / 一人称、二人称、三人称 / わたしの怒りを掘り下げたその先
上野千鶴子・鈴木涼美『往復書簡 限界から始まる』(幻冬舎)https://www.gentosha.co.jp/book/b13803.html
#018 なぜわたしはあきらめないのか?#絶望しないための公開会議 : 永井玲衣×宮木快×Yuri Kim
わかりやすさって必要? / わかりやすさって先がない / 知の消費者へ / 「さらに」をどう伝えるんだろう / 見れるデザイン / 余白をつくる / 突如反応するSiri / 発信者もまた受信者 / 疑うことは孤独なこと / どうやったら共に悩めるんだろう? / あきらめとの戦い / あきらめた人とどうやって一緒に悩める? / なぜわたしはあきらめていないんだろう? / くやしい / 純ジャパという言葉 / 道に落ちているまきびし / meとpeopleとhuman being / まきびしの上手い避け方 / 今日わたしは傷つかないでいられるかな / 「そこまきびしあるよ!!」 / 「ごめん、撒いてたら言って?」 / お互いに確認できること / みなさんの#まきびし についての話、教えてください
#017 連帯について考える #絶望しないための公開会議 : 永井玲衣×宮木快(紡 / Green Tea)×川村里紗(Voice Up Japan 明治大学)×Yuri Kim(D2021)
連帯って何だろう / 生活の中で「連帯している」と感じているときってどんなとき? / 連帯は非常事態以外でも / 連帯は気持ち悪い? / バラバラのまま共にあるためには / 言葉をさがす / 気軽に使えない言葉“多様性” / 君は君だよね / 大丈夫と思える場って何だろう / 不特定多数に呼びかける語り、そして場の設定 / 上から目線はやだ / 緩急をつける / 「あ、人間なんだ」と思われること / 身近の言葉のこわさ / #絶望しないための公開会議 はつづきます
参考:Vol.7 Dialogue 「やっぱり社会は変わらない? 絶望しないための公開会議」https://www.youtube.com/watch?v=JVGm_ftXLUc
紡:https://www.instagram.com/tsumugi2690/?hl=ja
Voice Up Japan:https://voiceupjapan.org/ja/
もやもや大放出CLUB:https://open.spotify.com/show/6p9bjfJYsbvItsrKNqK1T2
#016 「将来の夢」ってそもそもなんだ?:後藤正文×遠藤治郎×篠田ミル×永井玲衣
責任ある社会の一員じゃないと思ってしまう / 将来の希望ってある? / 社会は変えられないし、夢もない / 社会がやばいなら、自己防衛だ / 世界のコメディ化 / 世界は等しく愚かである / 画一的なキャリアパス / 「じゃあそれぞれの夢を開陳しようよ」 / 夢の定義がない / 「まぼろしだよ、それ」 / 隠遁したい、とは? / 利用される感動 / 夢と切り離される社会 / お国のための夢? / 「何者になるか」ではなく「いかに生きるか」 / 詳細のPDFがあった! / 社会参加は納税すること? / みなさんもぜひチェックしてみてください
▶️日本財団「18歳意識調査」第20回テーマ:「国や社会に対する意識」(9カ国調査)
https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2019/20191130-38555.html
#015 どうやったら自分が社会の一員と思えるようになるのか?:後藤正文×Yuri Kim×田代伶奈×永井玲衣
音楽で社会問題について考えることを当たり前にするには / ヒアルロン酸みたいになりたい / 社会的であることがクールであるべきか? / 語るべきときに語る / 詩の可能性を模索したい / 制作の現場でちゃんと疲れること / アーティストに課せられる責任 / 生きているだけで緊張する / つきつけられる影響性 / 民主主義に参加できないということ / いかにして自分が社会の一員と思えるようになるのか? / 失点即退場主義 / おっかない社会 / 「私たちが彼らを失うだけ」 / わたしを肯定する社会 / そもそも退場させられている人 / アタック25としての社会 / 自由に耐えるということ
#014 わからないまま、あなたを尊重することについての対話:後藤正文×荒井裕樹×永井玲衣
「ダイバーシティ」へのもやもや / スローガン社会 / 将来の目標ではなくて喫緊の課題としてのダイバーシティ / 侵害と調整 / 声を上げられる社会 / トーンポリシング / 分かりあいたくない / 「分かり合うより想い合うように」 / 読み手を信頼する / 難しく書きすぎてない? / 言葉の身体感覚 / 哲学者たちの奮闘 / ダイバーシティと差別 /メニューが2つしかないレストランの例え / 角度を奪う太字のスローガン / 理屈抜きに楽しかったり、しんどかったり、ふつうだったり / 権威にしない / ちゃんとバラバラになりたい / まとまらなさを、まとまらないままに書きたい / どんな言葉が降り積もった社会にしたい?
#013 まとまらない言葉を生きる、わたしたちの対話:後藤正文×荒井裕樹×永井玲衣
ずっとひっかかっている詩 / 歩けることは、歩けないことを差別することになる? / 詩人横田弘とのまじわり / 「元気な赤ちゃんを産んでね」 / 愛と正義を否定する / アライシップ / あなたにだけ反応しない自動ドア / かけがえのないわたし、たまたまのわたし / “特権”という言葉のあやうさ / 反転する言葉 / マジョリティの罪悪感 / まじめに引き受けすぎない / 私は生き直すことができない / 私らは生き直すことができる / 「君と話をしているんだけど」/ 大きな社会を見据えながら小さな主語で考える / 朗らかな解消 / また反省って言っちゃった! / 誰かのため、わたしのため
TOPPAN INNOVATION WORLD ERA 荒井さんゲスト回(https://www.youtube.com/watch?v=ISMvZ3Zlicg)
荒井裕樹『障害者差別を問いなおす』(https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480073013/)
坂本いづみ・茨木尚子・竹端寛・二木泉・市川ヴィヴィカ『脱「いい子」のソーシャルワークー半抑圧的な実践と理論』(http://www.gendaishokan.co.jp/goods/ISBN978-4-7684-3582-3.htm)
大江健三郎『晩年様式集』(http://book-sp.kodansha.co.jp/topics/inlatestyle/)
#012 なぜカテゴリが不必要で必要なのか?:後藤正文×篠田ミル×永井玲衣
レペゼンすることの難しさ / 「おれ、大阪やねん」 / 自分がレペゼンすればするほど境界ができる / 国ごとのレペゼンとしての五輪 / 日本国というでっかいアイデンティティ / アジカン、yahyel、YMO / レペゼンさせられる / 戦うための武器 / 「俺は俺で来てるんだけどなあ」 / 役割をどう引き受けていくのか? / 肉塊A、肉塊B / 忘れながら、忘れない / 普遍性へと還元しない / 愛なんだから一緒じゃん / 緊張して、言葉を選んで、話す / 直感のこわさ / 恐れながら勉強する / 寺山修司のエッセイ / 治水する / きらびやかな主体確立へ / 人文社会学の運命 / ターゲティング広告とディストピア / 煽られる欲望、定められる規範 / お前の欲望、ここにあります
#011 社会を生きるわたしと反省のあり方についての対話:後藤正文×篠田ミル×永井玲衣
変えなきゃ、でも逃げたい、でも / 「ビザ 取りやすい国」で検索 / 運でしかない / おろおろ / 自分が得たものは自分のものという感覚がない / 俺たち何なんだろう / 自分に向き合うと社会に向き合わざるを得ない / 状況に巻き込まれているわたし / わたしたちに主体性はあるのだろうか? / 個人でがんばれ、個人ががんばれ / フェアじゃないことへの怒り / 特権性から社会への還元 / 人間ってなんだ? / セルフケアとしての反省 / 懺悔、土下座、罪悪感から離れて / 「反省」を問い直す / 反省をポケットにいれておこう / 反省は切腹ではない
#010 自分自身の特権性と加害性に向き合うための対話:後藤正文×SIRUP×永井玲衣
自分の持っている加害性、特権性にどう触れていくのか / 怒りだすひと / 何も考えずに暮らせるという特権 / 想像力によって乗り越えられること、乗り越えられないこと / 「どうしてボールが入ったの?」 / CDバブル / 下の世代を感じずにいられた特権 / 変わる姿勢 / 加害者になるかもという恐怖 / なぜ学ぼうと思えるの? / 社会の進歩とリンクしていたい / 女性を消費している空気感 / 「聞く」を上手になりたい / 違和感を察知する能力 / 自分の苦しみと思いたいと思うこと / 自分はどこまでやればいいのか / セルフケアとアーティスト / 考えをどう浸透させていくんだろう? / 個人を責めずに事柄について考えていくためには?
対話の中に出てきた本たち:
荒井裕樹『まとまらない言葉を生きる』(https://honto.jp/netstore/pd-book_30882702.html)
ダイアン・J・グッドマン『真のダイバーシティをめざしてー特権に無自覚なマジョリティのための社会的公正教育』(https://honto.jp/netstore/pd-book_28352529.html)
#009 資本主義の中でミュージシャンたちが語ること:後藤正文×SIRUP×永井玲衣
過去の自分を恥じながら / 音楽に対する潔癖さ / LIVE音源をどこまで直すか / いい空気を社会に波及させたい / そんなに有名にならなくていい / 「売れる」ってなんだ? / ミュージシャンたちの働き方改革 / 「資本主義と社会がわるい」 / たったひとりから始める / 完璧じゃないならやめよう / 学校のテストを変えたい / 多様な読み方を知ること / 「ゆう、じゃなくていう、でしょ」 / 上滑りしていく議論
#008 身体を思い出し、想像力を養うための対話 : 後藤正文×コムアイ×永井玲衣
押し付けじゃない対話って何だろう? / 問いがひとをつなぐ / 動き続けること / 身体が緊張する / 勝手に最初から最後までうまくいくとき / 歌詞が間違ったとしても正解になる / 朗らかな身体づくり / 自分の身体の面倒を見てあげる / 怒っている人を減らすためのクラブ / 毎日忙しすぎる / これだけ働いてこれだけ貧乏っておかしい / 「なんでこれでこんなに儲かるの」 / 本当に労働って義務なのか? / バーチャル公共事業 / 「作れないコンペ」をやりたい / SFにヒントをもらう / 想像力を訓練する / 理想をあきらめない / コムアイとゴッチの問いへ
#007 大丈夫ですか?と見知らぬあなたに声をかけるための対話:後藤正文×コムアイ×永井玲衣
話し出すきっかけをつくるにはどうしたらいいの? / 自治会に参加するゴッチ / 参加しなければいけない民主的な場は本当はたくさんあるかもしれない / 鍵のかかる公園 / おじさんのぶちまけられる怒り / コムアイ、不機嫌を分析する / 言うことと言いたいことは違う / 空気をつくる、つくられる / 空気を振動させる音楽 / もっとDIVAぶろう / 対話がこわい / ひとりで背負わないこと / 無責任な放棄と自由の尊重は違う / 「ちょっと席見ておいてもらっていいですか」 / 人との関わりの中で発動される倫理 / どこまで責任をもつべき? / 全体の社会を居心地よくするために
#006 ただ存在するため、自分に料理をして街のベンチに座る : 後藤正文×田代伶奈×永井玲衣
自由に考える場をつくること / 原っぱのない町 / 失敗しなくなった / 資本主義の奴隷 / ただ存在しているだけ運動 / 仕事をやめられない恐怖 / 自分でつくって食べるという運動 / ゴッチと釜飯 / 「映え」への反逆 / なぜ料理をするのか / 料理の一回性のよさ / どんな時に不自由を感じるか / 自由を感じるためのレッスン / ただ生きているだけ日記を書く永井 / 人の自由を許せない不自由 / 解きほぐすだけ / ジャッジし合わないこと / みんながバラバラという統一感 / どう見られているか / 失敗する自由 / 「自由とは何か」という問いへ
#005 誤解されることの恐怖と、自由な他者関係へ向けての対話:後藤正文×永井玲衣×田代伶奈
肩書きにこまる / 他者からどう思われるかの自己申告としての名乗り / 人から誤解されることの恐怖 / なぜ長文を書くのか / 音楽も誤解されたくない? / 私が自由であるために他者の自由をのぞむ / 自由はこわい / 誤解じゃなくて攻撃 / キャラクターが引き剥がされていく / よく思われたくて恐怖する / 正しいことが歪められる絶望 / 「地獄とは他人のことだ」 / 安全な場は緊張感がある / ゆるしが前提にある関係 / 人に石を投げるのは緊張する / 嫌なことをしたときに嫌だと感じられる身体であること / 幽体離脱 / 有限性を感じるものとしての身体 / 無敵状態 / 死刑と身体性 / わたしが自由、ではなくここが自由 / 互いに自由であること / 環境がひとを自由にさせる / 自由を感じる場ってどんな場?
#004 知ることが大切だ、でもどうやって?:後藤正文×遠藤治郎×Yuri Kim×永井玲衣
構造的暴力について / 加害者という意識と隠蔽 / 綱引きをつづけよう / 韓国のフェスに初めて出たときのこと / 抱えている原罪 / 在日韓国人であるということ / 手に入れた民主主義的成熟 / 知は力なり / わたしが行為していないことについてどう責任をとるのか / 「これはみんなの問題です」の軽さ / 罪とはなにかを研究しよう / 戦争責任 / 未来への責任 / チョナンに行ったときのこと / 知るの多様さ / 隣にいるように感じる / 表情がなくなる表現 / 「サラリーマンっていいよな」 / のっぺらぼうにする暴力 / どう知るの? / 学問は問うことの学び / 俯瞰奉行 / 言ったそばから反省するゴッチ / 問うことはラディカルなこと / 「四択っておかしくない?」 / 自分で出した答えなら覚えている / ドローン野郎の登場 / 踏みしめてはじめて手に入る私の考え / 民主主義はしんどい / 変化しつづけよう / 独裁のほうが実は安心安全 / 済州島四・三事件 / 武将じゃなくて個人から学ぶ歴史 / 書き残すことの責任 / ボルタンスキーの作品 / 歴史の教科書がこわかった永井 / 誰がやった?じゃない仕方での責任 / 死者の声に耳を澄ます責任 / 「そういうもんだよ」って言わないようにすること / 恐怖ではなく緊張へ / どうやったら恐怖をちゃんと抱えることができるのか?
ヨハン・ガルトゥング『ガルトゥング平和学入門』(https://www.hou-bun.com/cgi-bin/search/detail.cgi?c=ISBN4-589-02689-9)
※「武将問題」という言葉が気になった方は、ぜひ#003の回をお聞きください。
#003 暴力性を隠蔽しない「反暴力」を探すための対話 : 後藤正文×藤原辰史×永井玲衣
藤原さんが奥田知志さんとの対話で考えたこと / 「数撃ちゃ当たる」で待つ / 下関駅放火事件 / 起こってしまったことへの向き合い方 / テロも反対、戦争も反対では、何もならない / 考えていなくていいということは特権 / 瞬間湯沸かし器 / 「暗闇で知らない人に殴られることにも僕は慣れてしまえる」(徳毛圭太) / 「実行犯が億人組でそのうちのひとりが僕である可能性」(岡野大嗣) / 電灯をつける / ひとつの言葉に緊張が集まる / 住所不定の無職の男 / きれいなかけ声がもたらす暗闇 / 麻薬依存症を生み出す麻薬撲滅運動 / 「麻薬を使うやつは黒人だ」 / 禁酒法 / つくられる暴力ランド / 宇宙ステーションですら腐ったりんごの匂いがする / 闇から闇へ消えてほしい願望 / 緩慢な暴力 / わかりやすくない暴力 / 被抑圧者が抑圧者の言葉で語ってしまう / 「だって効率がいいもんね」 / 統治者目線の解決方法 / 武将問題 / なぜ足軽が主人公の大河ドラマがないのか / 声をあげるひとに求める潔癖さ / 元ヤンキーの武勇伝はなんで受け入れるのか / 「復興」が見えなくさせるもの / 無力化させるスローガン / バラバラになっていくための詩 / 非武装としての哲学 / 上空飛翔的思考 / 「変身」の必要性 / 恐怖と共にどう生きていくのか / 中村哲「一番安全なのは丸腰である」 / 恐怖をめぐる対話へ
今回紹介された本など:
藤原辰史×奥田知志「呼びかけ続けることの意味〜対話とは何か?」ほうぼくチャンネル(https://www.youtube.com/watch?v=_6f000MukxA&t=2731s)
穂村弘『短歌ください』※徳毛圭太さんの短歌収用(https://www.kadokawa.co.jp/product/301404001095/)
岡野大嗣『サイレンと犀』※短歌収用(http://www.kankanbou.com/books/tanka/shinei/0665)
ヨハン・ハリ『麻薬と人間 100年の物語(https://www.sakuhinsha.com/politics/27921.html)
藤原辰史『分解の哲学』(http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3305)
フランツ・カフカ『変身』(https://www.shinchosha.co.jp/book/207101/)
#002 わたしたちはいかにして緊張をつくりだすことができるのか:後藤正文×藤原辰史×永井玲衣
民主主義なのに、全体主義になる / 自分たちが無力だと思わされること / 対抗としての「緊張」 / 非暴力ではなく反暴力 / キング牧師から学ぶこと / 建設的非暴力的緊張 / ナチス政権化での緊張 / 祝祭を愛したナチ党 / 「どうでもいい、まあヒットラーえらいこと言うてるし」な人たち / 批判することは悪である? / 強いられる無毒的戦い / Power to the People / 暴力の漂白が行き着くところ / その場その場で発生する倫理を捉える / 力の両義性 / 緊張させるソクラテス / 問うことによって緊張が生まれる / 「考えすぎたらつらくなるよ」 / 事を荒立てない暴力とスペクタクル暴力 / 自分との緊張を生み出す / 間違いたくない恐怖 / 「答え知ってるんでしょ」 / 「問う」を取り戻そう / クリシェに頼る病 / 古文の五段活用を歌うバンド / 暴力の話をしていると学校の話になる / 社会の学校化 / 基本知性はひらめきではなく持久力 / かたつむりのようにゆっくり / 「答え」が出ないことに耐えよう / 教える人こそが悩む / 宇宙人としてのゴッチ / どうしてこんなに調教されちゃうんだろう / 「逃げたいくらい大きな問題だ!」/ 暴力性を隠蔽しない反暴力とは?
酒井隆史『暴力の哲学』(https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309414317/)
川島昭夫『植物園の世紀ーイギリス帝国の植物政策』(https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784907986667)
#001 わたしたちの潔癖主義と暴力についての対話 : 後藤正文×藤原辰史×永井玲衣
D2021の配信でもおなじみ歴史研究者の藤原辰史さんをゲストにお迎えしています。今回のテーマは、潔癖、分断、暴力、そして全体主義。歴史学、音楽、哲学、それぞれの見地からうねうねと対話が展開していきます。
害虫を「ぷしゅー」してしまうわたしたち / 民主主義を獲得する時に必ず行使してきた暴力について / 「暴力はだめ!」じゃ、だめ? / 自分たちに都合よく何かを駆除してきた歴史の再考をしよう / 「雑草を抜きたくなっちゃう」に潜む排除欲望 / 「きれい」は見えるところから、見えないところまで / 潔癖とナチズムの暴力はつながっている / 清潔さの二面性 / 真四角になっていく音楽 / 唾液の音を消すソフトとそのたやすさ / 音楽の潔癖さが生まれる / 教室を跋扈する完璧主義 / マイノリティに押し付けられてきた汚濁のイメージ、そして差別 / 「白鍵しか弾いちゃいけないよ」 / ドレミをなぜありがたがる? / 素振りしないといいボールが打てない / 内なる独裁主義者 / 芸術的な政治のあやうさ / 芸術を政治にしたナチス / 教育は常に強制をはらむ / 民主主義の中で立ち上がる全体主義とは?
今回紹介された本など:
ロブ・ダン『家は生態系ーあなたは20万種の生き物と暮らしている』(http://www.hakuyo-sha.co.jp/creature/never-home-alone/)
藤野裕子『民衆暴力』(https://www.chuko.co.jp/shinsho/2020/08/102605.html)
酒井隆史『暴力の哲学』(https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309414317/)
H・P・ブロイエル『ナチ・ドイツ清潔な帝国』(https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784409230046)
ヌスバウム『感情と法』(https://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766417197/)
映画『ちいさな哲学者たち』(http://www.phantom-film.jp/library/site/tetsugaku-movie/)