カシオペイア・ラジオ

ライチの語りの後でジョーの内側に湧いてきたこと。家族のなかでは「聴く」ことも「訊く」ことも難しい？我が家をカメラで撮影したら…？そして監督へのリスペクトなど、ふたりのクロストークをどうぞ。

映画　公式サイト『どうすればよかったか』https://dosureba.com/＊曲は「フリーBGM　DOVA-SYNDROME」内、のる様の作品を使用しています。https://dova-s.jp/_contents/author/profile437.html

家庭という密室を覗き見る感覚。20年の時間の流れを凝縮して体感する101 分。親の権力、子の無力感、外部の介入の余地…家族というシステムが抱えるものは、この一家庭だけが特殊なわけではない。ライチの注目点と問題意識をぽつぽつと言葉にしていきます。私たちはどうすればいいのか。

映画　公式サイト『どうすればよかったか』https://dosureba.com/

＊曲は「フリーBGM　DOVA-SYNDROME」内、のる様の作品を使用しています。https://dova-s.jp/_contents/author/profile437.html

タイトルと、そのそばに書かれた「優秀で面倒見のよい姉に統合失調症の症状が現れた　父と母は玄関に南京錠をかけ、彼女を閉じ込めた」という言葉。普段は映画館に行くのに、二の足を踏むジョーの心はぶち抜かれ、絶対見たいと思った。その理由は？そして見た感想は…。

映画　公式サイト『どうすればよかったか』https://dosureba.com/＊曲は「フリーBGM　DOVA-SYNDROME」内、のる様の作品を使用しています。https://dova-s.jp/_contents/author/profile437.html

2024年エンタメ大賞をそれぞれが語ったあとのクロストークは、縦横無尽にドラマ、映画、果ては漫画まで放談しました！

つきつけられるもの、無責任にみられるもの、演者と脚本と演出の三位一体の妙、

あなたの好きな作品はあるでしょうか。

『虎に翼』『不適切にもほどがある』『地面師たち』『無能の鷹』『DUNE　砂の惑星PART』『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』『ラスト・マイル』『きのう何食べた？』・・・

2025年も引き続きエンタメとカシオペイア・ラジオをよろしくお願いいたします。

＊曲は「フリーBGM　DOVA-SYNDROME」内、のる様の作品を使用しています。https://dova-s.jp/_contents/author/profile437.html

勝手にエンタメ大賞、ジョー編です！

このラジオでも語った作品が、ジョーの中に残っています。

横断的に語る中で、現在進行中のドラマも食い込んで…　何がジョーの琴線に触れたのか、共通点も見えてくる。

何が出てくるか？たぐりよせながらお聴きください！

＊曲は「フリーBGM　DOVA-SYNDROME」内、のる様の作品を使用しています。https://dova-s.jp/_contents/author/profile437.html

やってきました！年に1回の勝手にエンタメ大賞。ライチ編です。ライチが見た約30作品から絞って絞ってランクインしたのは…

『哀れなるものたち』『システム・クラッシャー』『ナミビアの砂漠』『ハッピーアワー』。ライチの語りを通してこれらの作品から、ジョーが感じた印象まで一緒に味わいましょう！

＊曲は「フリーBGM　DOVA-SYNDROME」内、のる様の作品を使用しています。https://dova-s.jp/_contents/author/profile437.html

コミュニケーション、思春期、排泄、身体の使い方、華のある取っ組み合い、さまざまなキーワードでまだまだ語ります。ホンダとハヤシ、あなたはどっち派？

細部にわたるネタバレ全開なので、ぜひ映画をご覧になってからお聴きください。

21歳のカナと彼女を取り巻く人々の日々を、定点カメラでじっと観察しているかのような映画『ナミビアの砂漠』。
映画　公式サイト『ナミビアの砂漠』
https://happinet-phantom.com/namibia-movie/
＊曲は「フリーBGM　DOVA-SYNDROME」内、のる様の作品を使用しています。https://dova-s.jp/_contents/author/profile437.html

21歳のカナと彼女を取り巻く人々の日々を、定点カメラでじっと観察しているかのような映画『ナミビアの砂漠』。ライチに「すごくいいから」とおすすめされて行ったジョーは戸惑いながらも目が離せない。社会的にはサイアクだけど魅力的、臭いけれども嗅いじゃうような、その臭さは誰でも持っているような…戸惑いながらも引き込まれたジョーの感想から。

映画　公式サイト『ナミビアの砂漠』

https://happinet-phantom.com/namibia-movie/

＊曲は「フリーBGM　DOVA-SYNDROME」内、のる様の作品を使用しています。https://dova-s.jp/_contents/author/profile437.html

記憶障害を負った外科医・ミヤビが主人公のドラマ。 ※ややネタバレ。まっさらな気持ちで見たい方はまずドラマをご覧ください※

今回はライチ編。味わいポイントが次から次へと出てきます。ミヤビの「そばかす」「大口」に感じる魅力。「ケアする人」としての三瓶先生のふるまいに、ライチの理想のパートナシップも語られます。 関テレ公式サイト『アンメット』 https://www.ktv.jp/unmet/

＊曲は「フリーBGM　DOVA-SYNDROME」内、のる様の作品を使用しています。https://dova-s.jp/_contents/author/profile437.html

記憶障害を負った外科医・ミヤビが主人公のドラマ。 ※15分以降ぐらいから、ややネタバレが始まります。 前半を聞いて興味を持った方はいったん停止して、ドラマを観てください！※ ジョーがまず惹かれたのは音質、画質の美しさ。世界観。匂いや手触りも感じられるような五感を刺激する作品！ さらにコミュニケーションを探究する研究生のジョーに、刺さるポイントが満載。 メインキャスト2人の独特な間合い。ノンバーバルなコミュニケーションをとらえるカメラ。 さらに二人の聴き方・聴く力に、『モモ』をも彷彿とさせる・・・しびれるジョーの語りと、自分も語りたそうなライチのかろうじて抑えた合いの手をお楽しみください。 関テレ公式サイト『アンメット』 https://www.ktv.jp/unmet/

＊曲は「フリーBGM　DOVA-SYNDROME」内、のる様の作品を使用しています。https://dova-s.jp/_contents/author/profile437.html

【注・完全ネタバレ・トーク＆嘆きの感想を展開しています】

ライチとジョーの想像が広がり、自分だったら…とキャストについて話しました。役に込めたイメージについて話しています。

■映画『違国日記』　監督・脚本・編集：瀬田なつき

https://ikoku-movie.com/

■カシオペイア・ラジオでのマンガ原作『違国日記』を語った回

vol.44『違国日記』①～自分の中にある朝と槇生とともにした３年分の日常

https://open.spotify.com/episode/7cjUF1jU1PlgPMVJ0f7JRP?si=cYRbcqfPTWulijxnCQb5rA

vol.45『違国日記』②～登場人物それぞれの「わかる」「わからない」と私

https://open.spotify.com/episode/7hHxMrJkv17zk95uLjc6tu?si=_Motu0evSjWxNcaquUXDmA

vol.46『違国日記』③～ジョー編「朝は成長していないのか？」

https://open.spotify.com/episode/5mhrzZjvyOVyn29jBNRnMf?si=j1wVY0SwSnGOGZbP9n0LzQ

vol.47『違国日記』④～ライチ編「『何者でもないこと』に絶望するあなたへ贈るエール」

https://open.spotify.com/episode/4X3zu547iqUYwFt2XJCXA5?si=9EroNYqNTom4oKo1zQ3UwQ

＊曲は「フリーBGM　DOVA-SYNDROME」内、のる様の作品を使用しています。https://dova-s.jp/_contents/author/profile437.html

【注・完全ネタバレ・トーク＆嘆きの感想を展開しています】

今回はライチの嘆き編。でも「嘆きの後ろ側には、願いがあるはず」と二人で考えることに。ライチが原作で感じていたこの作品の魅力とは…？

■映画『違国日記』　監督・脚本・編集：瀬田なつき

https://ikoku-movie.com/

■カシオペイア・ラジオでのマンガ原作『違国日記』を語った回

vol.44『違国日記』①～自分の中にある朝と槇生とともにした３年分の日常

https://open.spotify.com/episode/7cjUF1jU1PlgPMVJ0f7JRP?si=cYRbcqfPTWulijxnCQb5rA

vol.45『違国日記』②～登場人物それぞれの「わかる」「わからない」と私

https://open.spotify.com/episode/7hHxMrJkv17zk95uLjc6tu?si=_Motu0evSjWxNcaquUXDmA

vol.46『違国日記』③～ジョー編「朝は成長していないのか？」

https://open.spotify.com/episode/5mhrzZjvyOVyn29jBNRnMf?si=j1wVY0SwSnGOGZbP9n0LzQ

vol.47『違国日記』④～ライチ編「『何者でもないこと』に絶望するあなたへ贈るエール」

https://open.spotify.com/episode/4X3zu547iqUYwFt2XJCXA5?si=9EroNYqNTom4oKo1zQ3UwQ

＊曲は「フリーBGM　DOVA-SYNDROME」内、のる様の作品を使用しています。https://dova-s.jp/_contents/author/profile437.html

※ごめんなさい、雑音多めになってしいまいました

【注・完全ネタバレ・トーク＆嘆きの感想を展開しています】

映画を観てがっかりした、私が監督なら？私にとっての違国日記の魅力は…ジョーが熱く語ります。

■映画『違国日記』　監督・脚本・編集：瀬田なつき

https://ikoku-movie.com/

■カシオペイア・ラジオでのマンガ原作『違国日記』を語った回

vol.44『違国日記』①～自分の中にある朝と槇生とともにした３年分の日常

https://open.spotify.com/episode/7cjUF1jU1PlgPMVJ0f7JRP?si=cYRbcqfPTWulijxnCQb5rA

vol.45『違国日記』②～登場人物それぞれの「わかる」「わからない」と私

https://open.spotify.com/episode/7hHxMrJkv17zk95uLjc6tu?si=_Motu0evSjWxNcaquUXDmA

vol.46『違国日記』③～ジョー編「朝は成長していないのか？」

https://open.spotify.com/episode/5mhrzZjvyOVyn29jBNRnMf?si=j1wVY0SwSnGOGZbP9n0LzQ

vol.47『違国日記』④～ライチ編「『何者でもないこと』に絶望するあなたへ贈るエール」

https://open.spotify.com/episode/4X3zu547iqUYwFt2XJCXA5?si=9EroNYqNTom4oKo1zQ3UwQ

＊曲は「フリーBGM　DOVA-SYNDROME」内、のる様の作品を使用しています。https://dova-s.jp/_contents/author/profile437.html

語る中で味わいが増した作品たち。違うからこそ面白い、違いの中で作品とも自分自身とも出会い直す。ジョーが選んだエンタメ大賞3作品を紹介します。

よかったら、各回の音声もお楽しみください！

第3位　漫画『違国日記』

https://podcasters.spotify.com/pod/show/u30e9u30b8u30aau30abu30b7u30aau30dau30a4u30a2/episodes/vol-44--3-e29oiqk/a-a58luu

（全4本）

第2位　映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

https://podcasters.spotify.com/pod/show/u30e9u30b8u30aau30abu30b7u30aau30dau30a4u30a2/episodes/vol-30-e21ldah/a-a58luu

（全4本）

第3位　本『モモ』

https://podcasters.spotify.com/pod/show/u30e9u30b8u30aau30abu30b7u30aau30dau30a4u30a2/episodes/vol-9-e1pfoqv/a-a58luu

（全22本！）

可愛い系アイドルと思いきや、ふと目にしたキレキレのダンスに驚き、ジョーがハマっていったという「新しい学校のリーダーズ」の魅力とは？人が何かに「惹かれる」ということの意味とロマンを感じながらお聴きください。あなたは今、何に惹かれていますか？

新しい学校のリーダーズOfficial site

https://leaders.asobisystem.com/

とつとつダンス

https://torindo.net/project/totsutotsu/

なんと現在4本のドラマを見ているというライチ。かたや、1本も見ていないジョーにお気に入りポイントを紹介します。最後は映画の話にまで広がり、いつもに増してゆる～い回なので、喫茶店の隣席の会話を聞くようなつもりでどうぞ！

テレ東『きのう何食べた？season2』

フジ『いちばんすきな花』

テレ朝『ゆりあ先生の赤い糸』

日テレ『セクシー田中さん』

（映画『月』/石井裕也 監督）

【ネタばれあり】まだまだ語り切れない！引き続きの違国日記、こんどはぐっと朝寄りに読み返してみると…語るジョーと、ところどころ相槌を忘れ無言で聞き入るライチ。空洞、生々しい獲得、ラベリングからグラデーションへ。ようやく言葉になってきたところをお聴きください。

（『違国日記』①～⑪　ヤマシタトモコ　著　　祥伝社　特設サイト https://www.shodensha.co.jp/ikokunikki/ ）

【ネタばれあり】前回出てきた「やりたいことがわからない」時代のジョーの経験から、変化のプロセスをひもときつつ、作品と現実を行き来して語ります。自分の中の朝と槇生、家族の対比、境界線、悩む権利、他者の出入り、お互いの存在がもたらすもの。たっぷり40分☆家事や手仕事のおともにどうぞ。

（『違国日記』①～⑪　ヤマシタトモコ　著　　祥伝社　特設サイト https://www.shodensha.co.jp/ikokunikki/ ）

【ネタばれあり】SNSで話題の漫画を、それぞれ読み進んで最終巻まで読了。どこが好き？と語りあうとこんなキーワードが出てきました。コミュニケーション、人間関係、丁寧に描かれる家事、家族、マジョリティとマイノリティ、美しい孤独。掘り下げる人掘り下げない人、自分を引き受ける、フツーって何？語るうちに、ジョーの10代20代の経験がぽろりと出てきて…　

沈黙多めの、手探りで語る回です。一緒に立ち止まりながらおつきあいください。

（『違国日記』①～⑪　ヤマシタトモコ　著　　祥伝社　特設サイト https://www.shodensha.co.jp/ikokunikki/ ）

vol.38 でジョーが「推し」として語ったQuizKnock（クイズノック）。収録後にライチもまんまとハマり、この魅力の正体は一体なんなのか？さらなる言語化にトライすることに。前編は、ジョーが観始めたきっかけから、深みにはまるプロセスを語ります。名人芸と思って観ていたら仮説力に惹き込まれ、そして粘り強さ、学びへの貪欲さ…と感嘆の先にまた感嘆が連なっていきます。さらにはチームの在り方！それらの魅力が、ジョーの日常にどんな影響を与えているのか？「エンタメは、こんな風に人を変える！ジョーの場合」をお楽しみください。（YouTube『QuizKnock』https://www.youtube.com/@QuizKnock）

★ジョーが驚きすぎてハマるきっかけになった動画→⁠【見ずに解け】パズルの達人なら電話の向こうのパズル解けるのか？https://youtu.be/JEVsjvqmnR4

【ネタバレ注意！】映画を見た二人が、感じたことを3つのキーワードからしゃべる回、後編。ジョーが挙げたキーワードは「自分で選べ」「信頼を築く」「命」。眞人の変化、登場人物との関わり、増していく生命力…映画のシーンを思い浮かべながら聴いてくださいね。そして、生まれた問いは「私たちの現実に置き換えると？」さて、どんな答えが浮かんでくるでしょう。（2023年公開「君たちはどう生きるか」/原作・脚本・監督：宮﨑 駿、製作：スタジオジブリ）

【ネタバレ注意！】映画を見た二人が、感じたことを3つのキーワードからしゃべる回。先行ライチが挙げたのは「トイレを探せ」「大嫌いから始まる」「それぞれのドア」。「トイレを探せって何？」と最初から困惑するジョーにライチが語るのは、あのシーンとあのシーンのこと。トイレ、ステップファミリー、運命を受け入れる…ライチが共鳴し、ライチの中でさらに紡がれた物語に一緒に耳を傾けてみましょう。（2023年公開「君たちはどう生きるか」/原作・脚本・監督：宮﨑 駿、製作：スタジオジブリ）

ジブリ最新作「君たちはどう生きるか」。情報解禁がほとんどないまま公開が始まった作品。さっそく見てきたライチに、まだ見てないジョーが質問します。今回はなるべくネタバレなしでいこう、と決めたのですが、そんななかでライチは何を語り、ジョーは何を感じるのか…。（2023年公開「君たちはどう生きるか」/原作・脚本・監督：宮﨑 駿、製作：スタジオジブリ）

最近ジョーの好奇心をくすぐってるのは、映画でも、本でもラジオでもなくYouTube。今回は「YouTube見たことない」というライチに、ジョーが熱く推しチャンネル・QuizKnock（クイズノック）を語る。「好き」を掘っていくと、今のニーズまで見えてきた！？ジョーの声がだんだんとイキイキしていく様にもご注目。★ジョーが驚きすぎてハマるきっかけになった動画→⁠【見ずに解け】パズルの達人なら電話の向こうのパズル解けるのか？https://youtu.be/JEVsjvqmnR4

『こちらあみ子』の映画についてもっと語りたい！と続編。小説にはない、音や映像によって繰り広げられる映画の世界。キャストの存在感、特に子役たちの素晴らしさ。原作にリスペクトをもって独自の解釈による映画だけのシーン。観ていないジョーにネタバレなしで伝える魅力の限界まで語り、ぜひ観たらまた語ろう！とお誘いするライチ。ハマるにしてもハマらないにしても、同じ作品で「違う感想を語ることの豊かさ」があるから、「あなたの感想が聴きたい」。エンタメ作品の世界観で心を満タンにできることの価値について、などなど。

（今回のテーマ／　小説『こちらあみ子』今村夏子 著　　映画『こちらあみ子』森井勇佑 監督

『こちらあみ子』ライチが体験した小説と映画の世界を、未見のジョーに熱く語ります。どこが魅力？どう良いの？を伝えるのって難しい。けれど「聴く」を学ぶ研究生のジョーは、言葉にならないものを感じ取りながら、ともに同じイメージを観ようと試みます。作品世界の魅力と、それを良いと思ったライチの主観と、そこに興味を持って聴くジョーの中で次第に輪郭がみえてくる過程をお楽しみください。

（今回のテーマ／　小説『こちらあみ子』今村夏子 著　　映画『こちらあみ子』森井勇佑 監督

ジョーとエンタメとのつきあい方を聴いていく回。紙媒体、音声メディア、映像作品、それぞれ距離感が違うというジョーは、図書室に入り浸る小学生時代を過ごしていたとか。自分のペースで読める紙ものから、予習復習して堪能するドラマの魅力へと話は移り…。「ひとりでドラマは作れない」「お茶のお稽古に通ずる世界観」「推し作品は飽きるまで味わったほうがいい」映画とドラマの違い、などなど、たくさんの作品名とともに2人の生き生きさを感じていただければ。（今回のテーマ／エンタメ全般・『名探偵ポワロ』『ミス・マープル』『モモ』『ああ無情』宮部みゆき　野木亜紀子『MIU404』『アンナチュラル』『最愛』『初恋の悪魔』『おっさんずラブ』『凪のお暇』『男女七人夏物語』『カルテット』『大豆田とわ子と3人の元夫』…）

ドラマ、映画、小説…　エンタメ作品を、日常の中でどう摂取しているか？について話してみました。どの媒体を、どんな目的で手にするのか。ジョーが聴き手としての手腕を発揮して、ライチのエンタメ観が言語化されていきます。あなたはどんな風にエンタメを摂取していますか？（今回のテーマ/エンタメ全般・『全ラ飯』『茶飲友達』『彼女は頭が悪いから』『MIU404』『アンナチュラル』『エブエブ』）

『エブエブ』を見て語る最終回。前回ライチの「今ひとつだった」ポイントを聴いて、少々意気消沈するジョー。しかし、そこから語りをすすめることで、2人がそれぞれ大切にしている、価値観や願いが浮かびあがる。温度差のあるスタートから、対話しながらたどり着いた場所は…思いのほか明るい場所？（今回のテーマ／『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』ダニエルズ監督）

『エブエブ』を語る3回目。今回はライチも映画を見終わり、ジョーはワクワクしながらライチの感想を待つが、ライチにはこの映画はハマらなかった…というところからスタート。同じ映画を見たのに、語られるものは微妙に違うもの。それはライチとジョーの内面の物語とも言えるような。私たちが見ているものは、私たちの内面なのかもしれない。そして、満足度が違う状態から始まるコミュニケーションはどこへ行きつくのか？一緒に見守ってください！（今回のテーマ／『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』ダニエルズ監督）

前回で解釈的なことを話したけれど、この作品は、観た人によって全然違う印象かもしれない。要素いっぱいなおもちゃ箱のようなところが魅力の映画です。「できっこないを超える」へんてこなことって？「きみしかここを救える人はいない」と信頼でエンパワーするパートナーシップ、サポートがなくなって自走する主人公は、『モモ』にも通じる構成？なんて話題も。「もしマルチバースの自分とつながるならどんな能力が欲しい？」映画を観たジョーに、観てないライチが食い込んでいきます。あなたなら、どうでしょう？

（テーマ／映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』ダニエルズ監督）

2023年にアカデミー賞を作品賞含め7冠達成した映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を題材に語ります。これぞエンタメ。映画を観てきたジョーと、まだ観ていないライチの対話。「それってどんな映画？」を観てない人にどう説明する？観てない側はどう把握していく？マルチバースやバースジャンプというSFの設定がまたややこしい。父と娘、母と娘、夫と妻、のファミリードラマの要素について、観てないライチが考察を始めるなど、カオスをご一緒にお楽しみください。（今回のテーマ／『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』ダニエルズ監督）

カシオペイアと再会して、マイスターホラのところに向かうモモ。しかし、後をつけていた灰色の男たちも時間の国へ導くことに。危機的な状況のなかでマイスターホラはある決断をくだします。その重要な任務を任されたのは、そう、小さなモモでした。長い長い物語もいよいよ大詰め。ストーリーは、スリリングに、テンポよく進んでいきます。守られる存在だったモモが、今度は皆を救う側になる、そんな小さきものの成長も見られる場面でもあります。／今回のテーマ：『モモ』第三部　18・19・20章　ミヒャエル・エンデ著　大島かおり訳

ベッポの終わりなき綱渡り、ジジの口から繰り出される果てしない紙テープ、ふたつの悪夢にどっぷり浸かったライチの感想と、それに寄り添い共感的に観察するジョーとのやりとりから、あなたの立ち位置を探してみてください。モモの逃亡、そして不安から勇気へのスイッチの瞬間は圧巻です。モモを支える「あの記憶」、そして灰色の男たちとの緊迫した「取引」。／今回のテーマ：『モモ』第三部　17章　ミヒャエル・エンデ著　大島かおり訳

ジジとの別れのあと、ベッポともすれ違ってしまうモモ。つくづく自分でなくなってはいけない。大切な人とも再会できないし、救うこともできない。このラジオの前シリーズで扱ったドラマ『初恋の悪魔』にも通じる！と熱が入ります。さらに、ドラマ『アンナチュラル』も持ち出して、考察します。「分ち合えないと破滅してしまうほどの富」持ちきれない尊さ、何もしないことが耐えられなくなる状況とは。社会課題からマツコの知らない世界まで、自在に比喩を飛ばしながら理解を深めていく私たちについてきてください！／今回のテーマ：『モモ』第三部　16章　ミヒャエル・エンデ著　大島かおり訳

高級住宅街でのジジとの再会　ー会うことで別れが決定的になることがあるなんて。物語の展開の見事さに感嘆しつつ、ジョーとライチはわが身にガッツリ置き換えながら読み進みます。ジジが今住んでいる世界、貪欲な秘書たちとのストレスフルな闇と病み…気づけば私たちもこんなやりとりをしているかもしれません。ギスギス、カリカリとした描写を味わった後で、私たちは自分の現実にどんな生活を選べるのでしょう。叶えられるはずのない夢とは？自分が自分でなくなるとは？どうしたらアクセルを踏みすぎずにいられるのか。あなたとも語りあいたいです。／今回のテーマ：『モモ』第三部　15章　ミヒャエル・エンデ著　大島かおり訳　　

「おなかがすいたら、ニノのところへ行けばいいよ。」というジジの置手紙を見て、モモはさっそくニノに会い。ニノは、場末の小さな居酒屋の店主…だったはずが、モモが辿り着いた場所は、はでな看板を掲げ、繁盛しているスピード料理店でした。モモはレジにいるニノと話したいのですが、手ぶらだと周りの人たちがそれを許してくれません。そのためにモモは何度も食べ物をとっては、列に並びながら、やっとのことでニノと言葉を交わします。この場面は、滑稽で、コミカルで、でも既視感ある描写。ふと日常と重ね合わせてゾッとしたりもしながら、ライチとジョーの話は今回も転がっていきます。／今回のテーマ：『モモ』第三部　14章　ミヒャエル・エンデ著　大島かおり訳

モモの友人である道路掃除夫ベッポや、子ども達にも、灰色の男たちの魔の手がのびます。ベッポは誠実さを利用され、子どもは大人、特に親を使って囲いこまれていく…。私たちの世界も彷彿とさせる描写が多くでてくるこの場面。ライチとジョーは、自分たちにひきつけ、時には恐れおののきながらも物語を味わいます。システムに入れなかった人たち、人の資源化、手段の目的化、話をきいてもらったのに絶望する、人から自己決定を奪う環境…キーワードだけでも、読み応えのあるシーン。一緒に味わいましょう！／今回のテーマ：『モモ』第三部　13章　ミヒャエル・エンデ著　大島かおり訳

時間の花の美しさ、星々の歌に圧倒されたモモは、目を覚ますと円形劇場にいました。夢ではなかった証拠に、モモの内側にはあの美しい歌が。そしてキュートでマイペースなあの相棒の姿も。短いシーンの中にライチが射抜かれた会話がありました。ジョーと語る、言葉、音楽、演劇、望まないことは体に出る、そして他者と関わりながら変化する私たちについて。あなたの実感とも比べてみてくださいね。／今回のテーマ：『モモ』第三部　13章　ミヒャエル・エンデ著　大島かおり訳