残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか"
By kotaro zamma
残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか"May 09, 2024
「ゆらぎ・つなぎ・ずらし」ノベーション(1139回)
名和高司さんの10x思考より、東京大学名誉教授の清水博さんの著書『生命を捉えなおす』(中公新書、1978年)で、生命の進化のプロセスを教えていただき、組織活動との関係について感動しました!
曰く
"「ゆらぎ」が起点となった変化は、「つなぎ」運動によって組織の中に伝播していく。そしてそれが次の「ずらし」を誘発する。組織全体が、環境変化に適した新しい仕組みへと大きく構造変化していくのである。これが生命的な進化のプロセスだ"
"「ゆらぎ・つなぎ・ずらし」という生命の進化のリズムを実装できた企業だけが、持続的に進化し続けられることを、今一度、肝に銘じる必要がある"
ここから私は思いました
1、ゆらぎの現場
2、つなぎのオープンイノベーション
3、ずらしのイノベーター
ゆらぎは、現場で、これまでの環境とは何か変わったところの、真の課題を、お客様よりも先に把握することかもしれない、と思いました
そして、そこで発見した真の課題を解決するために、会社のパワーをフル活用するためには、解決ができるところへの、つなぎの機能が必要ということかと思いました
それは例えていうなら、オープンイノベーション担当のように、現場の課題を把握しながら、ある時は研究開発部門、ある時は別事業部、そしてある時はベンチャー企業と
新たなところとの掛け算を促すような、つなぎの機能としての、人や組織が必要なのだなと思いました
そして、最後のずらしを、実現するためには、ずらしを創発するイノベーターが必要になってくると思いました
このイノベーターは、会社の中には何人かいることが多いのですが、その人が手一杯になったら、すぐに枯渇してしまうということが、大企業によく見られる悩みかなと思いました
そのためには、言い方はあれですが、イノベーターの一軍二軍三軍を常に意識して、二軍三軍を常にアップデートしていくアクティビティが必要なのだと、そんなことを思いました
このお話は、太刀川さんの進化思考ともとてもシナジーがあり、イノベーションを組織化していく活動という意味で、めちゃくちゃ勉強になりました
そんな話をしています^ ^
参考:桁違いの成長と深化をもたらす 10X思考 2023年6月23日 著者 名和高司 発行 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン
新たな楽器を創発するノベーション:第四弾(1138回)
ついに最終回です。雄一さんがどんな未来を見ているのか!そして闘う皆さんへのメッセージに、打ち震えてください!
これからの挑戦としては、まだ海外で売っていない。引き合いはあるし、ユーザも英国でメジャーでインスタで歌ってくれてる人もいるので
海外の販売認証を今年中にとって、海外展開の準備をしているとのことです
そして、数字で弾ける楽器という国際特許もあるので、他のメーカーさんにも作って欲しいし、ゲームボーイのような形でテンキーで弾ける楽器も作っているとのことです
これは数字で弾ける楽器という、これまでの世の中にない市場を創造していくということなので、競合よりも共創をして市場創造をして行きたいということなのだなあと思いました。
そして、さらには、障害を持たれている方も興味を持ってくれていて、指一本で弾けるのを喜んでくれている方がいたり、全盲の方も喜んで弾いてくれたり、知的障害の方々の学校でも弾いてくれたりしているそうです。
それでも、この形だと難しいという方にも出会ったために、これからは、ユーザーインターフェースを自分で作れて、拡張できる新しい楽器というのも、作ろうとしているとのこと
そして、最終的には、本当に楽器の弾けない人をいかにゼロに近づけるか、せっかくなんでそこを目指しています。
との力強い言葉をいただきました。これは、まさにとても大きな大義だなと思いました。この大義があるからこそ、みんなついていくし、応援してくなるんだろうなあと、つくづく思いました。
また、楽器作っているメーカーさんとも繋がりが増えていて、楽器製造協会にも参加していて、他の楽器メーカーさんともコミュニケーションとっているとのこと
もし、こういう場でやって欲しいとか、体験会とかあれば、これ持って行きますし、
あと老人ホームとかそういう施設でも、お年寄りのための脳トレにもなり、体験できるようなプログラムも開発してるので、
そういう場を提供いただけるのであれば、人が集まるとこならどこでも行きます
そして、一番はインスタコード買ってください!とのことでした
最後に、イノベータを目指す皆さんへの貴重なメッセージをいただきましたので、ここは原文を掲載させていただきます。皆さん、じっくり味わってください。
”僕も今まで、音楽もそうですし、これ絶対売れるぞとか、新しいぞ、面白いぞって、いろんなものを作って、いいねって言ってくれる人もいるけど、そこまで売れないとか
失敗はいっぱい経験してきて、それなんでなのかなって思ったら、自分がいいと思ってるだけだったんですよね
あの、結構、自分を疑うってことをキーワードにしていて
自分が思いついたアイディアって、1番の支援者は自分だし、自信持ってなきゃ新しい商品やっちゃいけないと思うんですけど
自信持つことがすごい大事で、ただ、根拠のない自信は絶対いけなくって、それを根拠で固めなきゃいけないんですよね
だからこそ、自分を疑い続ける、というのが大事だと思っています”
さらに
”ほんと、ユーザの皆さんが、いろいろ意見くださるのを、吸い上げて、精査して、全部を盛り込むわけにはいかないし、何が多数派なのか、っていう
何が大事で、何がそうでないのか、っていうのを常に見極めながら、採用していって改良してアップデートしていく、ピボットしていくってことが大事なんじゃないかなって思ってます
失敗できない規模だったんで、失敗しないためにはとにかく自分の考えだけでやらないことだった
最大公約数を取ることが正義だと僕は思って、そうすれば失敗しないと思うんで”
とのことでした。このメッセージは私のイノベーション活動の忘れられない言葉になりそうです。
そして、もうひとつ私から、どうやったら、仲間のハートに火をつけられるのか?を聞いたのですが
”冗談と本気と混ざっているんですけど
値引き交渉をしない、出された見積もりは一発オッケー
最初にお金ないので厳しいと伝えて、その代わり見積もりは、一発オッケーします、精一杯の金額を出してください、って言います
それがお互いの信頼感につながるんじゃないかなと思います”
ということでした。
いかがでしたでしょうか?皆様
至極の言葉が溢れていたと思います。
雄一さんのイノベーター3つのフレーとしての、決してなくなることのないあくなきパッション、徹底的に信頼関係を重視した仲間づくり、そして、できるかどうかわからないけども、楽器を弾けない人をゼロにするという、大きな大義
これらがばっちり噛み合う頃で、この未来の奇跡の楽器ができてきたんだなと、感動に打ち震えました。
お話を聞いて心の底から応援したくなりました。
本当にありがとうございました。
そんな話をしています^^
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新たな楽器を創発するノベーション:第三弾(1137回)
いよいよ第三弾は、プロトタイプから製品化への茨の道のりと、それをどう突破したのか?イノベータ雄一さんの真骨頂を伺うことができます!
一緒に打ち震えてください!
ついにプロトタイプを手に入れた雄一さんは、それを手に国内最大級の音楽系イベント、さらには世界最大級の音楽系イベントに出展していきます
そこで実際に触る人の表情や、使う人の目線などを見ながら、改善、アップデートポイントを着々と手に入れて
また、アカペラの仲間への紹介で、よくあるペインとして歌が得意な人は、意外と楽器が苦手というターゲティングなど
これはまさに、現場100回と仮説検証を回すリーンスタートアップそのものを実践していかれたのだなあと思いました
そして、現場での自らの確実な実感として、これはいける、との思いが、製品化への決断をさせたとのことでした
さて、ここからが実は一番大変なフェーズになってくるわけですが
よくイノベーションの世界でPOCまではいくけど、実際のビジネス化ができないという悩みを多く聞くのですが、雄一さんはどうやって乗り越えたのか?
雄一さんは、製品化を決断してからは、マンションを賃貸へ変え、自動車も軽自動車へ変えて、いよいよ本気モードで資金調達に奔走するのですが
実績のないベンチャー企業には、誰も必要額を貸してくれないという大きな壁にぶつかったそうです
それでも、自らが主体的に動くために、出資はできるだけ避けた方法をとりたかった
また時期もコロナが真っ盛りで、銀行窓口も多忙で回っていなかった時期でもあったとのことです
八方塞がりの中、雄一さんがとった選択は、購入型クラウドファンディングだった
しかしながら、購入型クラウドファンディングの一般的な目標額が、必要額に全然合わないため、いくつかのクラウン°ファンディングでは実施できないという事態に
ところが、唯一、心意気を買ってくれるクラウドファンディング会社が現れて、実施することができるようになったのですが
10%分は広告費をかけることが条件となったため
なんと自らの生命保険の前借りをして、捻出して実施に踏み切り
SNSを中心とした広告もお金が減る中、ノウハウが溜まっていって
その結果、予想を遥かに超えるスピードで目標金額を達成し、製品化へ走り出すことができるようになった、とのことでした
この達成の背景には、雄一さんの消えないパッションとマーケティングノウハウやスキルもありますが
もう一つは、仲間の協力が半端ないということを感じました
実は、木のモックで提案していた時代に、現在の製品化を実施してくれた企業の社長にもプレゼンしていたそうで
改めてここまできましたという話をした時に、その社長がクラファン実施時に、成功したら製品化を約束するというニュースリリースまで出してくれていたという感動の話もありました
ここからわかるのは、雄一さんの仲間を呼び込み力、さらには仲間のパッションに本気の火をつける力、それが一番の凄さなんじゃないか、そんなことを思いました
明日は、いよいよ、第四弾、今後の展開についてです
お楽しみに!
参考:インスタコード・ホームページ
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新たな楽器を創発するノベーション:第二弾(1136回)
世界初の”誰でも弾ける新しい楽器”インスタコードを開発・販売されている永田雄一さんの仰天のイノベーティブ人生に大感動しました
どんな人生を歩み、何がきっかけで、世界初の楽器を開発することになったのか、プロトタイプ作成までの道のりを楽しんでください
理科の先生から、広告会社行って、さらに科学ベンチャーやりながら、アカペラグループをされていた雄一さん
そこから湯船の横でアコーディオンと一緒に洗濯板で歌う、浴室歌謡ショーの”お風呂でアフロ”を始めたところ、年間100本以上の声がかかるようになっていた
これだけでも十分イノベーティブだと思うのですが
そこで、相方から、ギターくらい弾けるようになってくださいと言われたことがきっかけになって
真剣に楽器を弾けるようになるのではなく、真剣にすぐに弾ける楽器を探し始めていた、、
しかしそれが見つからず、こういうものがあったら、僕にも弾けるし、様になるんじゃないか
と思ったことがきっかけで、気づいたら作り始めていたとのことでした
これはイノベーションでいうところの、まさに逆転の発想ですが、これを本当に実行に移せる人が地球上に何人いるでしょうか?
そしてそこから、自作の木のモックを持って、いろんな人にこんな楽器作りたいんですと、出会いまくってたそうです
そしたら、プロダクトデザイナーの方との出会いや、その筋では有名なエンジニアの方との出会いがあって、その半年後には今の音のでる原型ができていたとのこと
さらにそこで驚愕だったですが、そのために先輩にも少し援助いただきながら、1000万円相当を自己資金でかけていたということです
これは雄一さんのパッションが炸裂して、セレンディピティな幸運の出会いを掴んだということ以外ないなと、そんな気が致しました
でも、実はそこには、緻密に2000人規模のユーザアンケートをとって、楽器弾きたいけど弾けない、憧れがある人がかなりいて、ポテンシャルがあると確証した上で実施した、とのことです
単なるパッションだけではなくて、情熱と冷静の間の論理的な判断も入っているということも、まさにイノベーターだなあとつくづく思いました
さあ、プロトタイプはできました。そして、次回はいよいよ、本格的な製品化への道のりになります
お楽しみに^^
参考:インスタコード・ホームページ
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新たな楽器を創発するノベーション:第一弾(1135回)
クラファンで7900万円を集め、すでに累計7000台を販売し、累計2.5億円販売されています
コード譜を、数字のディグリーネームに変換して、その数字を押すだけで、誰もがギターやピアノをはじめとして様々な楽器の音で伴奏をして歌ったり
エドシーランのように1人で曲を奏でたり、簡単に作曲したり、できるようになる、今までに見たことのない楽器になります。
そして、これは、音楽を学ぶ方には、基本中の基本の話なのに、学校ではあまり教えてくれていない
音楽の正体に迫る、画期的な、考え方が身につくものと思います。
小さい頃からこれを活用して、音楽を習っていたら、もっと早くに作曲が楽しくなっていただろうなと、思いました。
そんな、誰もが楽器を奏でることができる、そしてもしかしたら、誰もが簡単に曲を作ることができるようになる
そんな夢のような、新しい楽器だと思いました。
とにかく、まずは、見てみてください。
参考:インスタコード・ホームページ
instachord.com
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youtu.be/1pa86UlEtFs
たくみの仕組み化ノベーション(1134回)
曰く"そこで「クリエーティビティ」を「ルーティン」に変換する仕組みが必要となる。これが、「クリエーティブ・ルーティン」だ。
このコンセプトを生み出した野中郁次郎・一橋大学名誉教授は、新しいルーティンを作る仕掛けという意味で、「メタ・ルーティン」とも呼んでいる。
この変換装置によって、暗黙知が生み出すイノベーションをスケールさせ、形式知としてのアルゴリズムを常に進化させることが可能になる"
ここから私は思いました
1、真の課題の発見
2、たくみの創発
3、たくみの仕組み化
これはイノベーションの根本原理をわかりやすく教えてくれる、画期的な考え方と思いました
まずは、真の課題の発見に従事する。これは、昨日お話ししていただいた、ラテラル、ロジカル、クリティカルシンキングを活用して到達へ勤しむことかと
そこには、人から言われたことではなく、自らのパッションから始まり、そして仲間が集い、自己満足ではない大義に基づいて、真の課題へ立ち向かうというマインドセットも大事かと思います
その上で、真の課題に到達したと思ったなら、そこから、フリップザコインのように課題の単なる裏返しが解決策なのではなく、その課題がなぜそのまま放置されているのか?にも着目して
新たな解決策を何度も仮設検証しながら、たくみとしての解決策をクリエーションして、最終的なたくみを創発していく
でもそれだけでは、エキスポネンシャルな成長を臨むことは難しいので、スケールするための仕組みづくりをしていくのだけれども
そのルーチンの仕組みをデジタルで行うことで、より大きなエキスポネンシャルな成長に繋げていくことができる
ここまでできると、まさに10xで、エキスポネンシャルなdxソリューションに昇華できる
そんなストーリーを描くことが、社会に対して大きなインパクトを創出するソリューションに、とても大切な考え方なのだなと
改めて勉強させて頂きました
たくみを仕組みがすることで10x
たくみの仕組み化ノベーション
そんな話をしています^ ^
参考:桁違いの成長と深化をもたらす 10X思考 2023年6月23日 著者 名和高司 発行 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン
3シンキングサイクルノベーション(1133回)
京都先端科学大学の名和高司さんの、思考法のお話に目から鱗が落ちる思いでした
曰く
"最初の段階では、いきなり答えに行こうとするのではなく、思考の幅を広げるためにラテラル・シンキングを行う。
しかし、ラテラル・シンキングだけでは発想が広がるだけなので、発散させたあとで収束させる。そこからロジカル・シンキングに入る。
ただし、そのロジックが常識の罠に陥らないよう、クリティカル・シンキングで常に揺さぶりをかけておく。"
ここから私は思いました
1、真の課題への着想
→ラテラルシンキング
2、真の課題への道筋
→ロジカルシンキング
3、真の課題への到達
→クリティカルシンキング
なんちゃらシンキングという思考法はいろいろありますが、名和さんのお話のこの3つの思考法は、イノベーション創発にはとても大切であり、かつこの関係性を理解しておくことで、より有効に暑要できるなと思いました
アインシュタインさんが 「私は地球を救うために1時間の時間を与えられたとしたら、59 分を
問題の定義に使い、1分を解決策の策定に使うだろう」と、おっしゃってとおり、まずは課題をどう理解し設定するかということが、イノベーションにはとても重要と思います
まずは、課題の捉え方を、これまでの捉え方と違うものがないのかとの試行錯誤が、大切かと思います。そこで、ラテラルシンキングにより、既成概念や固定概念を取り払った、課題への着想が大事なのかと思いました
その上で、真の課題に近づくために、トヨタで有名になったなぜなぜ分析のように、因果関係を論理的に繋げていくことにより、本当に解決すべき課題に辿り着いていく
しかしながら、その考えが本当に妥当なのか?真を買っているかということを、批判的思考であるクリティカルシンキングにより、何度も検証を重ねていく
ここから時には、最初のラテラルシンキングに戻ることも視野に入れながら、サイクルを回していく、ということが、イノベーションにたどり着くための、重要な思考法の使い方なのだなと
改めて教わった気がしました
ラテラルシンキング、ロジカルシンキング、クリティカルシンキング、という代表的な思考法を、再クリックに繋げながら回していく
3シンキングサイクルノベーション
なのだなと、そんな話をしています^ ^
参考:桁違いの成長と深化をもたらす 10X思考 2023年6月23日 著者 名和高司 発行 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン
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真の課題も解決策も「間」にあるノベーション(1132回)
筑波大学大学院ビジネスサイエンス系教授の平井孝志さんの言葉に、ハッとさせられました
曰く
" 「真理は『間』にある」"
"確かに人が作っている世の中は関係性の塊です。シュンペーターの〈新結合〉も関係性。人の喜びも悲しみもそのほとんどが他の人との関係性から生じる。つまり何かと何かの『間』こそが確かに大事そう"
ここから私は思いました
1、アドラー哲学
人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである
2、アウフヘーベン
対立する2つを否定せずに第3の道を探る
3、イノベーター3つのフレーム
仲間がパッションと大義をつなぐ
確かに人間にとって、間をどれだけ意識できるかで、人生の見え方が変わってくるなと、思わせて頂きました
アドラー哲学では、まさに"人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである"と言われていたことを思い出しました
どんな職場でも、ある意味、人間関係が良ければ、めちゃくちゃ楽しい人生になるし、その逆もあるなと思います
人との関係性の中に、人生の課題も解決策も全て飲み込まれているというのも、頷ける気がします
また、ヘーゲルのアウフヘーベンでは、対立する関係性を双方を否定せずに第3の道を探ることで解消を目指す
人類の最大の叡智だと思いますが、これも相対する関係性をどう解決していくのかという、究極の課題とそのソリューションだなあと思いました
そして、イノベーター3つのフレームを考えてみると、全ての起点は自らのパッションの源から始まるのですが、そのままでは自己満足に終わってしまいます
そこで大切になるのが、仲間となり、その仲間がいるからこそ、独りよがりにならずに、誰もが幸せになる大義に繋げていくことができる
そういう意味では、仲間が大きな鍵を握っており、これもまた、関係性が鍵を握っているなと、そんなことを思いました
真の課題も解決策も「間」にあるノベーション
そんな話をしています^ ^
参考:本: 武器としての図で考える習慣 「抽象化思考」のレッスン 電子版発行日 2020年7月30日 Ver. 1.0 著者 平井孝志 発行所 東洋経済新報社
根源欲求×テクノロジーノベーション(1131回)
古い電化製品を電子楽器として蘇生させ合奏する祭典を目指すプロジェクト「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」を始動させて取り組むアーティスト和田永さんの言葉に感動しました
曰く
"基本的に土着的な音楽が根源的に生まれる瞬間って、生活と結びついていると思うんです。身近にあるモノを叩いたり、弾いたりするなかで音をみつけ、さらに弾いた弦の長さが違うと、音程が変わることを発見して音楽になっていく、みたいな"
"僕たちが電磁的な発音原理を見つけて、楽器にしていく過程も似たようなものだと思うんです。そしてあらためて思ったのは、身近にあるテクノロジーって、実は楽器としての機能を秘かに備えているのかもということでした。"
ここから私は思いました
1、根源的な行動とテクノロジーの掛け合わせ
2、機能のシフトによる新たな価値の創発
3、常識への問い
身の回りにあるものを叩いてコミュニケーションをするという、原始の時代からの根源的な人間の欲求を、現代でも無くしているわけではない、ということに深く共感しました
また、それが現代においては、電子機器が身の回りに溢れている中で、どんなコミュニケーションが生まれるかについて、探求するというのは、新しいイノベーティブな掛け合わせだなと目から鱗が落ちる思いでした
これは、ある意味においては、違う目的で作られたはずの機能を持った電気機器が、その機能的特徴を活かしながら、全く違う使い方にシフトさせているということだなあとも思いました
まるで、企業が持っている強みを、全く違う業界へ向けてシフトして、新たな市場や価値を作り出すことにも似てるなと思いました
それを実現してる根源的な鍵は、和田さんの、常識を覆す柔軟な問いのなす技なのかもしれないなとも思いました。
まさか、使い古された扇風機をギターのように弾いたら面白いんじゃない?と、そんな問いを出せる人が何人いるか?
和田さんは、自身の人間的な根源的な欲求に従い、身の回りの電気機器を叩いたところから、大好きパッションが炸裂し
賛同する仲間が集って、古い電化製品を電子楽器として蘇生させ合奏する祭典を目指すプロジェクト「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」という大義に昇華されて行ったのだなと
根源欲求×テクノロジーノベーション
まさにイノベーターそのものだなあと思いました
そんな話をしています^ ^
参考:六本木未来会議 INTERVIEW 101
和田永 アーティスト / ミュージシャンEi Wada / Artist / Musician『電磁神輿に通電キス! 街で電磁百鬼夜行を』【後編】https://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/101_02/
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パッションの源が「繁栄」スイッチノベーション(1130回)
"最新著『CHANGE』(ダイヤモンド社、2022年)のなかで、コッターは変革の2つのトリガーを論じている。 「生存(Survive)」スイッチと「繁栄(Thrive)」スイッチの2つだ。
コッターは「繁栄」スイッチこそが、進化のトリガーになるという。「ありたい未来」に向けて、本質的な進化が始まる。社員一人ひとりの中に、変革へのアドレナリンが漲ってくるからだ。
筆者はこれを持論の「志(パーパス)」に結びつけて、(義務を意味する「使命感」ではなく)「志命感」と呼んでいる。「危機感」ではなく、「志命感」こそが、進化のトリガーなのである"
ここから私は思いました
1、進化は、生存よりも繁栄スイッチ
2、繁栄スイッチはパッションの源
3、進化のトリガーはパッションの源
危機に瀕した企業が、イノベーションのトリガーを引いた結果、生き残りを果たしたとは、イノベーションの世界ではよく聞く話ですが、実はそれは本質的ではないというお話は、考えさせられました
ノーベル平和賞のムハマドユヌスさんのマイクロクレジット支援を思い出しました。貧困支援を寄付ではなく、ビジネスで立ち上がれるように支援する、ということのように、短期的な一時凌ぎではなく、自らが繁栄するためのスイッチに入れるというところは同じかもしれないと思いました
そして、実は繁栄スイッチは、自らのパッションの源に火をつけるということと、とても似ている気がしました
名和さんが「志命感」と言われているものは、自らの気持ちから溢れて抑えられない、志であり、それこそがパッションの源なのかもしれないと思いました
そう考えると、進化のトリガーを引くのは、自らのパッションの源に気づくこと、または、その導火線に火をつけることにつながるのかもしれないと、そんなことを思いました
太刀川さんの進化思考によると、進化はエラーであるということなので
パッションの源が繁栄スイッチを押し、これまでにはないエラー(進化)を引き起こし、それが従来の適応を駆逐し、新たな適応を作っていくことで、進化のサイクルが回っていく
ということになるのかなと思いました
パッションの源が「繁栄」スイッチノベーション
そんな話をしています
参考:本: 超進化経営 電子書籍データ作成日 2024年2月22日 第1版 著者 名和高司 発行 株式会社日経BP 日本経済新聞出版
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捻くれていても嫌味にならないノベーション(1129回)
世界的な建築家である隈研吾さんのインタビューに震えました
曰く
"自分の好きなものがなんかはっきりしてるってことが、僕は建築家にとって大事だと思うわけよ。
しかも、みんなが好きだなと思うものと違うもので
これは俺だけがわかるってものがちゃんと見える人
やっぱり次の時代を切り開く人ってのは、今かっこいいと思ってるものを、あれ、なんかみんないいって言ってるけどダサいじゃんあれ
っていう風に感じられる人間が、僕は次の時代を切り開いていくと思ってるから
僕ってやっぱそういう、捻くれたところが昔からあったわけよ、で尚且つそれが嫌味じゃないっていうところが
イノベーターってのは、だいたい嫌味なことが多いからさ、捻くれた奴の周りには誰も人がよりつかなったりするわけじゃん
でも、捻くれていても嫌味じゃないと、自分のひねくれの周りにいろんな人がついてきてくれて、こういう風なその事務所になってるわけで
まあ建築家に向いてると言えばそういう部分だったかなと思いますね"
ここから私は思いました
1、大好きパッション
2、個性派パッション
3、捻くれていても嫌味じゃないから仲間が集う
独創的で世界的な建築をされている大好きな隈研吾さんですが、私は東京の表参道にある台湾ケーキのお店の建築が、めちゃくちゃ好きです
自然と協調する意思が溢れていて、木々が暖かく人を包んでくれるような、ずっと中に暖かくぬくぬくしていたいようなそんなことを感じてます
そんな隈さんからの言葉がめちゃくちゃ沁みました
まずは、大好きパッションから始まってるんだなと、好きなものがはっきりわかってることが、第一声として言われてることに、納得してしまいました
とはいえ、それがなかなか難しいのは、それを自分軸と仕事軸の真ん中に位置付けて、そこを仕事として創発しないと、なかなかそれで生きていくということがなかなか難しかったりするのですが
そこでさらに炸裂してるのが、個性派パッションなのだなということがよくわかりました。しかも、これは、心の底から他の今あるものがダサく感じているということが重要なんだよなぁとも思いました
これは仕事で言えば、差別化とか競合ポジショニングみたいなことになると思うのですが、小手先ではない、心のパッションの源から、人とは違うものがいいと思えるか?というところに鍵があるなあと思いました
逆に言えば、それをパッションの源に発見できたら、自分軸と他人軸の真ん中を創発した、仕事にできるということなのかもしれないと思いました
ただ、このパッションの源だけだと、隈さんのいうところの、捻くれ者に、なっちゃうかもしれない
いわゆる自己満足で終わっちゃうパターンだと思うのですが
そこで、仲間を連れて行くことのできる、嫌味じゃない、という表現が秀逸だと思いました。つまり、捻くれ者なんだけど嫌味じゃないからこそ、仲間がついてきてくれる
仲間がついてきてくれたら、それは独りよがりではなく、みんなが喜んでもらえる大義に結びつけることができるようになる
それで、まさに、イノベーター3つのフレームである、パッション、仲間、大義が揃うことになってるなあと、つくづく思いました
こここらわかったことは、
イノベーターは、パッションの源をわかってること
そして、捻くれ者でも、嫌味じゃな良ことが重要で、仲間と大義を連れてきてくれる
捻くれ者でも嫌味じゃないノベーション
これがイノベーターの鍵なのだなあと、教えて頂けました
そんな話をしています^ ^
参考:MBS 毎日放送 情熱大陸 2024/5/11 建築家vol3000 隈研吾 一緒に彷徨おう、僕も迷っているから ひねくれ者の巨匠が描く、ひとの未来https://www.mbs.jp/jounetsu/2024/05_12.shtml
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"この世界の片隅に"自分の居場所があるノベーション(1128回)
こうの史代さん原作の"この世界の片隅に"のミュージカルで、脚本・演出の上田一豪さんと音楽のアンジェラアキさんの対談の内容に痺れました
アキさん曰く
"自分の居場所やその形は様々に変わっていくけれど、誰かとつながった時にそこにあるぬくもりが、きっとその人の居場所。
失敗をたくさんしながらも、人とつながろうとしてきた自分は間違ってなかったんだ、自分の居場所はちゃんとあるんだ、と感じてもらえたらと思います。"
ここから私は思いました
1、仲間と繋がったところが居場所
2、自分から繋がろうとすること
3、普通でいること
イノベーション3つのフレームとして、パッション、仲間、大義の話をいつもしているのですが、生きていく中でも、とても大切なのは"仲間"なんだなということを改めて教えて頂きました
ある意味、パッションが分からなくなっても、大義なんて大それたことがなくても、仲間だけは絶やしちゃいけない、そこが自分の居場所になるからと思いました
それでも、1人ぽっちに感じる時は、私も沢山ありますが、そんな時に思い出すのは、ももいろクローバーZの、"白金の夜明け"という曲の
'誰もが1人なんかじゃない、1人になろうとするだけなんだ"というような歌詞です。とかく、1人ぽっちの時ほど、こもってしまわざるを得なくなるんですが、そんな時にこの歌を思い出します
自らが1人になろうとするだけなので、ぎゃくにいえば、1人になろうとしなければ、仲間は必ず迎えてくれるはずだと思いました
そして、この物語の中で、とっても好きなフレーズがあって、すずさんに言われる言葉なのですが
"あーあ、たまげるくらい普通じゃのう
まるで当たり前のことで怒って
当たり前のことで謝りよる
お前だけは最後までこの世界で
普通で、まともでおってくれ"
という言葉で、いつもぼーっとしていると言われている、すずさんですが、実は自分に正直に生きてこられた人なんだろうなあと思いました
イノベーションをする時に、自分軸と他人軸の話をよくしますが、自分軸が他人軸に飲み込まれてはいけない、とお話をします
それは、いろんなことが起きている普通の生活の中でも、きっと大切なことで、自分軸の気持ちを、いつも大切に心の中に持ってられるかどうか、それがここでいうところの、"普通"ってことなのかなと思いました
それは、実はとても難しいことなのだと思いますが、すずさんは、きっとそういう人だったんだろうなあと
自分も、いかなる時も、そういう人でありたいなあと、そんなことを思いました
パッションや大義がなくても仲間がいれば、そして仲間は自分が動けば必ずいてくれる、そして、自分の気持ちやパッションの源はいついかなる時も無くさないでおく
それが
"この世界の片隅に"自分の居場所があるノベーション
そんなことを思いました^ ^
これは、日本から世界へ行って欲しいミュージカル!音楽も舞台も主演の昆さんも他の皆さんも、本当に素晴らしかった!本当に心からそう思いました
そんな話をしています^ ^
参考:ミュージカル "この世界の片隅に" 原作 こうの史代『この世界の片隅に』(ゼノンコミックス/コアミックス) 音楽 アンジェラ・アキ 脚本・演出上田一豪 東宝 https://www.tohostage.com/konosekai/
動画で見たい方はこちらから
絵本で哲学ノベーション(1127回)
絵本作家の宮西達也さんの大好きな絵本"おまえうまそうだな"を読んで、感涙したとともに、生きていく上でとても大切な哲学を沢山教えてくれてるんだなあと気づかせて頂きました
"舞台はむかしむかしの大昔。山がドドド……と噴火して、その時生まれたのがアンキロサウルスの赤ちゃん。だけどひろーいところに一人ぼっち。とぼとぼ泣きながら歩いていると、出会ったのが……彼の何倍も何十倍も大きな大きなティラノサウルス!!
「ガォーー!ひひひひ、おまえうまそうだな」
大変、アンキロサウルスの赤ちゃん、ピンチです。ところが、ティラノサウルスが飛びかかろうとしたその瞬間。
「おとうさーーん」
アンキロサウルスの赤ちゃんがティラノサウルスの足もとにしがみついたのです。一体これはどういうこと…? 物語はここから急展開。草食恐竜と肉食恐竜の思いもよらない二人のやり取りが始まっていくのです"
ここから私は思いました
1、セレンディピティからニーチェの解釈論
2、対立から第3の道を探るアウフヘーベン
3、利他パッションそして大義へ
生まれたてのアンキロサウルスの赤ちゃんは、とぼとぼでしたが、歩き始めたというところが、ここからセレンディピティの旅が始まったのだなと思いました
そして、本来、最悪であるはずの肉食獣ティラノサウルスにであったのに、お父さんと呼びかけたところが、これはニーチェの解釈論と同様に、180度人生を変える力になったのだとも思いました
そして、肉食獣のティラノサウルスは、絶好の対立軸である草食動物に出会って食べちゃうのが通常なのですが、このティラノサウルスはそれよりも別の道を選ぶことによって、物語が思いもよらない方向へ進んでいくことになるのは
これはヘーゲルの弁証法における、アウフヘーベンとして、対立軸から第3の選択を目指すことによって、全く違う価値を生み出していくことに、通じるなあと思いました
さらには、そのアウフヘーベンをすることによって、お互いの心に、利他パッションが生まれてきて、そしてもしかしたらそこから2人だけに閉じないら新しい価値を作ることができるようになるのかもしれない
そんなことを思いました
これはまるで人生を生きていく上で、本当に必要な哲学が詰まった本だなあと
とにかく動くことによってセレンディピティを掴み、ニーチェの解釈論で勇気をつことができる
たとえ対立があっても、赦しからのアウフヘーベンを目指して、共に歩くことができる
そして、それは利他パッションを生み、大義に繋がり、最終的には愛が溢れる
みたいなそんなことを、2.3.4歳の子供から感じてもらえたら、素晴らしいことになるなあと
この絵本はそんなとてつもない力をあもってるのかとしれないなあと、そんなことを思わせて頂きました
そんな話をしています^ ^
参考:絵本ナビ おまえうまそうだな 作・絵:
https://www.ehonnavi.net/sp/sp_ehon00.asp?no=3735&spf=1
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ギャンブルはするな。チャレンジはしろノベーション(1126回)
"ギャンブルはするな。前のコーチはよく言った。競馬やパチンコという意味ではない。「うまくいけば最高だが、駄目だった時は最悪の展開」というプレイはしないほうがいい、ということだ"
"だけどもし、試合中、次のプレイで試合の流れが変わると信じたら、その時はやってみろ。それはギャンブルじゃなくて、チャレンジだ。試合は俺や親のためじゃなくて、おまえたちのものだ。自分の人生で、チャレンジするのは自分の権利だよ"
ここから私はギャンブルではなくてチャレンジなのはなんなのか?について思いました
1、エフェクチュエーション
→「許容可能な損失」
2、パッションと大義
→パッションだけでなく大義にも基づいているか?
3、螺旋
→積み上がるものか?
ギャンブルとチャレンジの違いは、よく計画性があるかなしやの話もあるかと思いますが、昨日のお話のように計画性がありすぎてもチャレンジは萎んじゃう部分もあるかと思っていまして、今回のお話はめちゃくちゃ面白かったです
一つは、エフェクチュエーションの許容可能な損失のことを思い出しました。仮説検証サイクルは何度も回す必要があるので、一回失敗して立ち直れなくなってしまっては、イノベーションが育てられない
その観点では、ギャンブルは一発勝負的な印象があり、チャレンジとの違いになってくるのかなと思いました
また、今回のコーチのお話で面白かったのは、試合の流れを変えると信じるならやってみろ、との言葉で、これは自分のパッションは大切だと思うのですが、それだけでなく、チーム全体が良い方向に向かうと信じるならと考えると、
これは仲間を含めた大義があるやなしや、ということが、ギャンブルではなくチャレンジには、とても大事なことなのだと、感じました。つまり、イノベーター3つのフレームが揃ってて初めてチャレンジになるということにもつながるなと思いました
そして、これはヘーゲルの弁証法でとても重要だと言われている、世の中は螺旋状に発展するということも思い出しました
つまり、例えば今回の失敗が、次につながるものとしてされているかどうか、ということが、ギャンブルではなくチャレンジには、とても大事なことかなと思いました
蓄積して次に繋げていくという意味では、もはやそれは失敗ではないとも言えてくるのかもしれません
ということで、イノベーション活動をしていく中でも、それは、ギャンブル的なのか?またはチャレンジ的なのかの判断の一つとしても
許容可能な損失か?パッションから大義があるか?螺旋が積み上がるか?の観点は心の片隅に置いておいてもいいかなと思いました
そんな話をしています^ ^
参考:本: 集英社e文庫 逆ソクラテス 著者 伊坂幸太郎2023年6月30日発行 発行所 株式会社集英社
半分目をつむりながら走り出すノベーション(1125回)
田んぼの真ん中にあるホテル「スイデンテラス」を仕掛け、年間6万人を呼び込むなど数々の地方創生を実現しているSHONAIの山中大介社長の言葉に震えました
"多くの人って100%完璧な状態になったらやろうと思うんすよ
なんだけど、それだと何も始まらなくて、いかにその不完全な状態から、それでもある種半分目をつむりながらスタートできるかってのがすごく重要で
農業なら農業、観光なら観光やっていくと、狼煙が上がるんすよ、狼煙が上がると誰かが見つけてくれるんすよ
ほとんどの人たちは狼煙を上げられないんすよ、やっぱりリスクがあって怖いから、未来が不確実だから"
ここから私は思いました
1、Fast Fail
2、三木清さんの失敗は彩
3、ネルソンマンデラさんの立ち上がることそ栄光
イノベーションの世界でよく言われるFast Failを思い出しました。リスクがある中で、早く失敗しながら軌道修正をしていく方が、早く適切なゴールに辿り着くことができるという考え方です
なかなか大企業などでは、さまざまな人々からのレビューが入ってきて、市場調査などに時間をかけてしまうケースが多くなるということも、ままあるものとも思います
山中社長は、さらには賛同者がほとんどいない中で、賛同者を見つける苦労をされて、そして壁を突破してきたというのは、溢れるパッションの力が本当に強いイノベーターそのものなのだなあと感動しました
こういったマインドセットを身につけるには、自分自身の中に哲学を持つということもとても大切なのかなともおも思います
三木清さんの、人生のゴールは成功ではなく幸福である、失敗は人生の彩りの一つ、という考え方は、自分自身、挑戦する気持ちを支えてくれる、とっても好きな考え方です
そして、もう一つ、私の座右の銘でもあるのですが、ネルソンマンデラさんの、最も輝かしい人生とは一度も転ばない人生ではない。転ぶ度に起き上がり続ける人生である"という言葉も
人生自体のリーンスタートアップ的な考え方だなあと、何度も投獄されながらも、奴隷解放を叫びつづけて実現された生き様に、かくありたいなあと、そんなふうに思います
山中社長の言われる不完全な状態から半分目をつむりながら走り出すのは、イノベーターマインドやスキルが詰まりまくった至極の言葉だなと、改めて思わせて頂きました
半分目をつむりながら走り出すノベーション
そんな話をしています^ ^
参考:テレビ東京 カンブリア宮殿 2024年4月18日放送 地方に眠る魅力を再発掘 "まちづくりベンチャー"の挑戦 https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/smp/backnumber/2024/0418/
”黄色い家”ノベーション(1124回)
ブランチbook大賞2023の川上未映子さん著の"黄色い家"から、衝撃を受けました
主人公の少女の言葉曰く
"つまり今日を生きて明日もそのつづきを生きることのできる人たちは、どうやって生活しているのだろう。
そういう人たちがまともな仕事についてまともな金を稼いでいることは知っている。
でもわたしがわからなかったのはその人たちがいったいどうやって、そのまともな世界でまともに生きていく資格のようなものを手に入れたのかということだった"
ここから私は思いました
2、ユクスキュルさんの環世界
1、それぞれの正義
3、ローティさんの感情教育
"十七歳の夏、親もとを出て「黄色い家」に集った少女たちは、生きていくためにカード犯罪の出し子というシノギに手を染める"というところから始まる物語ですが
虫や木々とは全く違う世界を生きているというユクスキュルさんの環世界の話がありますが、それどころか同じ人間、同じ日本の中でも、全然違う世界の見え方をしている、ということに大きな衝撃を受けました
そしてその自分の生きる環世界においては、レミゼや進撃の巨人のように、自分の正義を貫きながら、真摯に生きようとしている人がいて、それが別の環世界からは、全く同じようには見えないということがあるということを改めて教えて頂きました
それを環世界に生きる私は、別の環世界を生きる人たちが実は身近にもいるというこたを知る必要があって、それを当事者の感情と共に分からせてくれたのは
ローティさんが言われるところの、感情教育として、小説を媒介として、知らない環世界のことをありありと表現して頂いた、作者の川上さんなのであると思いました
物語の少女のお話は、ある意味、ニュースなどで断片だけを見知っている私にとっては、普段は見えててもみようとしない、タブーやサンクチュアリなことに、真っ直ぐに問いを投げかけ、あからさまにしていただいたこの小説は、本当にイノベーティブだなあと思いました
黄色い家を思い出すことで
自分が見えてない、またはみようとしていない、環世界に気づかせてくれる
昨日のお話でもありましたが、それを、まずは知ろうとすること、そうすると好きになる、そして好きになって欲しくなる
このループを回すことで、わかりあうことがとっても大切なことなのかも知れないと、思わせて頂きました
黄色い家ノベーション
そんな話をしています^ ^
参考:本: 黄色い家 2023年2月20日 発行 著者:川上 未映子 発行所:中央公論新社
一人一人を知ることから始めるノベーション(1123回)
1860年代のタイの国王が、欧米列強が迫る中、子供達に西洋式の教育を受けさせようと、英国から女性の家庭教師アンナを招いたことから始まる名作ミュージカル"王様と私"の演出をされた小林香さんの言葉に考えさせられました。
"(Getting to Know You)。一幕で、アンナが子供たち、女性たちに教える歌です。作品のテーマ曲とも言えるでしょう。歌詞はこうです。
「知りたいの。あなたをもっと知れば、好きになって、好かれたくなる」
理解しあえなかった正反対の人間同士がもっと知ろうとして、少しずつ分かり合うようになって、それが人間の愛、世界の変化へとつながる…・・・・。
第二次世界大戦後すぐに上演されたこのミュージカルは、まだまだ必要とされ、世界中で大きな分断が起き、格差と不寛容が拡大する現代に、人として死ぬまで覚えておきたいことを教えてくれます"
ここからこれは、誰もができる分断を解決する方法だなぁと思いました
1、知ることから始める
2、知れば好きになる
3、そしたら好きになって欲しくなる
誇り高きタイの国王(北村一輝さん)と、同様に誇り高き英国の女性家庭教師アンナ(明日海りおさん)の間の、お互いの正義のもとにぶつかり合う中で、アンナが歌うこの歌は、とても胸を打ちました
これは、どんなに対立をする中でも、まずはどちらかが、相手を理解しようと努めることによって、何らかの突破口が開ける可能性があると、教えてくれてる気がしました
そして、そこから魔法のように、対立していた相手であっても、知っていくことによって、好きなところも見えてくる、より知ることで好きになることができるというのは、人間の素晴らしさを感じました
私も、世界20都市でオープンイノベーションコンテストを実施していたときは、どの国に行っても、そこの人たちと、何か一つの目的に向かって、一緒に達成する経験をして、そしてご飯を食べてお話をしているうちに
どんな国の人たちだって、自分と同じように、自分の価値観を信じて、自分の正義を信じて、一生懸命やっているということがわかると、本当に好きになっていったことを思い出しました
そうすると、これも魔法のように、私のことも好きになって欲しくなってくる、そのためにもっと知り合いたいと思ってくる、そんなことが、1人と1人としてお話ができれば、きっと実現するのだなあと、つくづく思いました
国と国、会社と会社ではなく、1人と1人として、相手のことをもっとよく知ろうとする、これだけで、実は、たくさんの争いはなくなるのかもなあと、そんなことを思いました
そして、ともに、Shall We Dance?と、言える関係にまでなれるのだ、そんなことを教えてくれる素敵なミュージカルでした
1850年台から、今の時代に向けて、何も変わってないよ、それだけだよ、と教えてくれるような、そんな経験になりました
めちゃくちゃ素敵なミュージカルでした!
そんなことをお話ししています^ ^
参考:ミュージカル 王様と私 https://www.tohostage.com/thekingandi/
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仕事ノベーション(1122回)
人類にとって仕事とは何なのか?を壮大な歴史を紐解きながら、3つの重要な要素にある、とのお話に目から鱗が落ちました
曰く
"現在、歴史のこの段階にいたって、今後の人間の働き方がどのようなものになるかを大陸規模で、さらには世界規模で決定する新しい機会がめぐってきたという意識がとみに高まっている。
これに関して、人間の生きてきた長い歴史が強く示唆しているのは、そのような選択をするときに三つの原則を見失ってはならないということだ。意義、協力、公正──これがこの仕事の物語から導かれる答えである"
ここから私は人間にとっての仕事とは?イノベーター3つのフレームにとても近しいのではないか?と思いました
1、意義
→パッション、大義の実現
2、協力
→仲間づくり
3、公正
→平等なルールづくり
意義の中には、自尊心と尊敬が含まれているそうですが、まさにこれは、自らのパッションの源に紐づいた活動ができてるか?または、自分よがりではないみんなの役に立つ大義に基づいているのか?というところが大切になるのかもしれないなと思いました
また、協力については、人類最大の発明は分業であるとの話もありましたが、それによって仲間と協力することができて、そしてそこにこそ、喜びが生まれる、というところも、仕事の大きな意味だなあと思いました
と考えると、なんと、仕事の三原則には、イノベーター3つのフレームがすっぽり収まってるなと、もっと言えば、イノベーター3つのフレームを実践することは、仕事の三原則を満たすことにもつながるのかもしれないなと思いました
そして、公正については、これは環境としてのルールづくりなのかもしれないと思いました。労働が出できたからこその、強制労働のような上下関係が生まれてくることのないような、内側の人たちだけではなく、外側の人たちにも開かれた、まさに公正なルールづくりが何より大切だなと思いました
これについては、イノベーター3つのフレームでは、これまでは語っていたかったのですが、パッション、仲間、大義の3つの和の外に、公正というルールの環境があってもいいのかもしれないなと、そんなことを思いました
仕事と人間の歴史からの三大原則、めちゃくちゃ目から鱗が落ちて勉強になりました
仕事って素晴らしいイノベーションなのだなと
仕事ノベーション
そんなお話をしています^ ^
参考:本: 仕事と人間 70万年のグローバル労働史 2024年3月31日 電子書籍版発行 著者 ヤン・ルカセン 訳者 塩原通緒 桃井緑美子 発行所 NHK出版
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制限はイノベーションの種ノベーション(1121回)
ゴジラ-1.0の山崎貴監督の言葉に、イノベーションの秘密を見させて頂いた気がしました
"ギリギリの予算の中で、一生懸命工夫して、なんとかこれを成立させようと思って作るってのは、なんかちょっと映画にあの豊かさを与えるような気がするんですよね
なんかそういうね、工夫って意外と作品に影響を与えるような気がする
なんとなく一生懸命頑張ってるなって感じがフィルムに映ってるような気がするので、そんな悪いことじゃないかなと思いますけどね"
ここから私は思いました
1、制限からイノベーションは生まれる
工夫が必要になる
2、フロー状態
熱中する
3、魂は細部に宿る
パッションは伝わる
オープンイノベーション活動を始めた時は、なかなか予算がなくて、できるだけ自分たちでやろうと、苦労したのを思い出しました
そのおかげで、いろんなことがわかってきたし、わかってきたからこそ、いろんな工夫ができるようになった気がします
とにかく常に問題との戦いだったので、熱中せざるを得ないという状況だった気もします。その熱中がきっとある意味、フロー状態を作り出して、みんなでいろんなことを乗り越えてこれたのかもしれないなと思います
そうやって、一生懸命自分たちで始めたことは、きっとそのパッションが、いろんな人たちに伝わるのかなと思います。
魂は細部に宿ると、よく言われますが、きっと、やってる人にパッションが溢れていれば、それは映画であろうと、ソリューションであろうと、イベントであろうと、きっと伝わるのかなと思います
本日のヒビアカにおいても、1人の方のこのイベントやりたいというパッションが、仲間のみんなに伝わって、こんなにも素敵なイベントを作ってくれた
そして、それを聴きにきていただいた方も、同様に一緒に創り上げていただけた、そこには、みんなのパッションが溢れていたからなんだろうなと、つくづく思いました
改めて本日のライブを企画しそして実現してくれたスタッフの皆様、そして、来ていただき一緒に盛り上げていただきましたお客様、さらには、香港好運メンバー、本当にありがとうございました!
ということで、制限からイノベーションは生まれる、いやむしろ、制限がきたらイノベーションの種がきたと喜んでもいい、くらいな感じでいると
いろんな壁を乗り越えていくエネルギーになるのかもなあと、思わせて頂きました
そんな話をしています^ ^
参考:NHK ワルイコ集まれ (84)稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾と学ぶ教育バラエティー 初回放送日:2024年4月16日 https://www.nhk.jp/p/ts/8MRG8ZQ317/episode/te/V93VQK9KNM/
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身近なことから始まる仕掛け学ノベーション(1120回)
「ぼうさい甲子園」グランプリ受賞の大槌町の吉里吉里中学校の「巾着で命をつなげ〜HAPPY&SAFETYプロジェクト〜」に素晴らしいイノベーション創発を教えて頂きました
''災害が起きたときに高齢者にお菓子を入れた巾着を持って避難してもらい、避難場所で子どもたちに菓子を配ってもらうというユニークな取り組みです。
東日本大震災で犠牲になった地区の住民の多くが高齢者だったことを知った3年生の関谷璃美さんが、高齢者に積極的な避難を促そうと発案しました"
ここから私は思いました
1、高齢者の真の課題(感情面)
2、解決策としての生き甲斐の創発
3、松村真宏教授の仕掛け学
ひっくり返るくらい素晴らしいイノベーションだと思ったのですが、私なりに何が凄いのかを考えてみました
まずは、真の課題への迫り方かなと思いました。真の課題は、よく6回なぜを繰り返せ、などの話がありますが、実はそれも大事ですが、機能、感情、価値観、tabooなどなど、横に髭を伸ばすことが大事だと思ってます。
それが今回は、高齢者の感情面に寄り添った真の課題を追求したところに、素晴らしさがあると思いました
高齢者は実は機能的なことで動かない(動けない)のではなく、感情面で動かないのではないか?という問いが、今回の素晴らしいところだなと
そこから、高齢者の真の課題は、実は生き甲斐を持つことだったり、役割を持つことなんじゃないか、との真の課題から、解決への糸口が出てきたところが素晴らしいと思いました
この考え方は、以前もお話しさせて頂いたことがあるのですが、大阪大学の松村真宏教授の仕掛け学に、とても良くハマるんじゃないかと思いました
ナッジのように考えなくともやっちゃうではなく、つい自分で選んでしまう仕掛けを作るイノベーション、"大きなポイントは、"解決すべき問題と、行動したい問題が違う"ように設計すること"
今回の場合、行動したい問題は避難した子どもに飴ちゃんを上げて励ますこと、解決すべき課題は高齢者に避難してもらうことと、となり、十分に違う設計ができてるなと思いました
イノベーションは、技術じゃないとのお話しは、よくしていますが、気づいていない髭伸ばしからの真の課題の追求、仕掛け学の考えを活用した解決すべき課題と行動したい問題が違うソリューション設計
この二つがあれば、山口周さんのアジェンダシェイパーとしての新たな課題の発見と、技術ではないけど優れたソリューションが、まだまだ出すことが可能なんだなあと
そしてそれは老若男女、誰でもイノベーションはできる、身近なことからイノベーションは起きると
改めて思わせて頂きました
そんな話をしています^ ^
参考:NHK 明日をまもるナビ(121)チャレンジ!BOSAIアクション第七弾 2024/5/5
参考:NHK NEWS WEB 大槌町の吉里吉里中学校 「ぼうさい甲子園」でグランプリ12月15日 17時36分https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20231215/6040020152.html
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言葉は時空を超えて繋がるノベーション(1119回)
大好きなNHKドラマ"舟を編む"で、柴田恭平さん演じる松本先生の言葉に震えました
曰く
"私の死後、あなた方が言葉を潤沢に、巧みに使い、私の話をしてくれる。その時私は、確かにそこに、あなた方と共にあるのです。
言葉は、死者とも、そしてまだ生まれてないものとさえ、つながる力を持っているのだと、、、
つながるために、人は言葉を生み出したのだと、そう思えてならないのです"
ここから私は思いました
1、後世への最大の遺物
2、仲間
3、言葉は時空を超えて繋がる
内村鑑三さんの"後世への最大の遺物"での、思想、お金、事業、そして誰もが生き様を遺せる、とのお話がとても好きなのですが
松本先生の言葉を聞いて、それに一つ加えたくなってしまいました
それは、仲間です
万が一、思想、お金、事業、そして生き様が遺せなくても、仲間がいればいい
仲間が、自分のことを語ってくれる時があれば、その時に自分はいきいきとそこに生きてるのである
そんな素敵な考えがあるとは、感動してしまいました
そして、そこにとても大事な要素として、言葉、がある
その言葉によって、過去でも、未来でも、人は繋がることができる
はじめに言葉ありき、とは、聖書の言葉ですが、これを授かったことによって、過去にも、未来にも、時空を超えて、人は繋がることができるようになった
とは、なんて大きなイノベーションだったんだろうと、改めて思いました
それとともに、仲間と語らうことの、過去、未来を語らうことの、大切さ、そして、つながりを感じる力
その素晴らしさを改めて思いました
言葉は時空を超えて繋がるノベーション
ドラマ自体、めちゃくちゃ感動させて頂きました
素晴らしい体験をありがとうございました!
参考:NHK ドラマ 舟を編む 〜私、辞書つくります〜 10)初回放送日:2024年4月21日(日)https://www.nhk.jp/p/funewoamu/ts/GZ8RQ7PNJ1/
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"比較三原則"ノベーション(1118回)
「マイブーム」「ゆるキャラ」の生みの親である"サブカル界の帝王"みうらじゅんさんの"比較三原則"に心震えました
曰く
"自信はね、ないです
当然人間だから比較するんですよ、そのまあ一応、比較三原則って呼んでんだけど
そのやっぱり比較ですよね、人間て比較して生きてるから不幸になるじゃないですか
で一応、比較三原則は、他人と、過去の自分と、親
この3つさえ、って言ってもほとんどなんですけどそれが"
ここから私は思いました
1、他人との比較
パッションの源
2、過去の自分との比較
メリデメを理解する
3、親との比較
遺伝子を生きる
みうらさんがおっしゃるとおり、比較しても仕方ないと思ってるのに、どうしても比較しちゃって、たまに落ち込んだりしてる私ですが
そんな時には、比較三原則、比較三原則と唱えれば、大丈夫という言葉に、なんだかとっても癒されました
私として1番やるのは、他人との比較だなと。足を引っ張りだなんて全然思わないつもりなのに、活躍を見るとなんだか寂しくなってしまう、そんなこともあるなあと
他の人ではなく、自分のパッションの源に目を向けて、それに乗っかってるなあということで、十分に満足できるようになれたらなあと思います
また、過去の自分のと比較も、結構やってる気がします。気がつけばサラリーマン時代から4年が経ってますが、あの頃は良かったなあと思うことはほとんどないですが
でかい資金力と人材力と、技術力はやっぱあったなあと思うことはあります。もしそんな立場にいたら、簡単にできそうなことも、独立した会社では立ち上げることでさえ、なかなか難しい、そんなことも感じます
その分、自分の決定権や選択権が、圧倒的にあるので、ヒトモノカネを大きく動かさずにできることを、自分の裁量で素早く動かしていくことはできる、メリデメがあるよなあと、割り切ってます
そして、親との比較ですが、私の場合は、これはあまり意識したことはない気がします。父も同じようにサラリーマンだったという面もあるかもしれませんが、そういう意味では、限りなく自由にしてくれた親に感謝の気持ちが湧いてきます
とは言いながら、こういうところは、親に似てるなぁとか、または、父や母の言葉をふと思い出すことはよくありますので、体の一部として遺伝子入ってるなあと、それはどちらかと言うと良い意味の時に思うことはあるかもなあと思います
私の"比較三原則"の体験はこんな感じですが、どの場合においても、
1、パッションの源は比較できない
2、誰もが比較に苦しんでいる
3、"比較三原則"と唱えるだけで癒される
ということを考えれば、何か比較してるなと感じたときには、まるで念仏のように、"非核三原則"を唱えると言うのは
みうらさんらしいユーモアで、笑顔になりながらも、自分を癒しの場へ連れて行ってくれる、魔法のような言葉だなと
そして、みうらさんは、この講義の中で、"自分なくし"という金言も残されてました
自分がなければ、比較のしようがないじゃん
とも思わせて頂き
心底、素敵だなぁと思わせて頂きました
そんな話をしています
参考:NHK 最後の講義 みうらじゅん 2020年3月20日初回放送日https://www.nhk.jp/p/ts/4N7KX1GKN7/plus/
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200歳まで生きるノベーション(1117回)
曰く
「わたしが思うに、これまで二百歳まで生きた人がいないのは、ほとんどの人が二百歳まで生きようと思っていないからだと思うんだ。二百歳まで生きようと思う人が増えれば、そのうち一人ぐらいは二百歳まで生きるかもしれない」
ここから私は思いました
1、ロジャー・バニスター効果
2、伊藤亜紗さんの技術獲得のパラドックス
3、パッションの源
奇想天外な発言に見える"200歳まで生きる"の話ですが、有名なロジャーバニスター効果を思い出しました。
1954年の陸上選手のロジャーバニスターが1マイルを4分以内で走ることは、論理的に不可能と言われてた中
厳しい練習を重ね、31年ぶりにしかも4分を切る新記録を打ち立てた後、なんとその46日後にその記録を破る選手が登場したというお話です
そしてもう一つ、東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長の伊藤亜紗さんの、技術獲得のパラドックス、のお話も思い出しました
実は体はとてもゆるくて、頭では無理だと思うことを、実現してしまうことがある。それは例えば、逆上がりのように、論理的に頭で考えても理解できないことが
練習を重ねることで、体が勝手に実現してしまうことを指していると、私は理解してます。
主人公の成瀬の言ってる話は、根拠はまったくないのだけれはども、今までそんなこと実現できた人がいないのだから、できっこないじゃんという、我々の思い込みを、痛快に突破してくれているところが
めちゃくちゃイノベーターだなあとつくづく思いました
そしてその大切なことは、それを実現したいという、成瀬のパッションの源が強烈にあるというところかと思います
周りがいろんなことを言ってることを意識してはいるものの、自分の思うことを第一に大切にする
そんな生き方が、みんなやりたいと思っても、なかなかできないよあーというところから、でも、成瀬だってやってるんだから、私にだってできるんじゃない?
という勇気に変わってくる
本当に実現手間切るかどうかはわからないけれども、そんな生き方や生き様をしているイノベーターは、周りに勇気を与える存在なんだなと
改めて思わせて頂きました
ほとんどの人は笑うことになるかもしれない
それでも、そんな人がいるから、進化があるし、それに続く人もでてくる
そんな存在なるのは、素敵なことだなあと
思わせて頂きました
そんな話をしています^ ^
参考:本:成瀬は天下を取りにいく 発行 2023年3月17日 著者 宮島未奈発行所 株式会社新潮社
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youtu.be/RmtFNmNKmiY
何度でも立ち上がるノベーション(1116回)
能登半島地震に見舞われた、輪島塗で革新的な漆器を生み出してきたパイオニアの漆器工房代表の桐元泰一(きりもとたいいち)さんの言葉に震えました
曰く
"そんな簡単なことではないですけども
輪島塗のようにですね、しっかりと直す
で、なおかつ、直したらもっと長く使えるようになる
だから僕たちもしんどいけど、今一生懸命、頑張って、みんなと話ししてですね
意見交換して、次に繋がるようにすれば、輪島塗みたいに、もっと長く使えるようになるから
僕らはもっと長くものを作れるようになる、俺は可能性があると思ってますけど"
ここから私は日本の遺伝子として、後世へも引き継ぐべき文化があると感じました
1、壊れたものを直し次世代へ繋げる文化
新しいものを生み出すだけじゃない
2、自らが立ち上がる復興文化
寄付やボランティアをするだけじゃない
3、次世代へ向けてみんなで話す文化
Winner takes allだけじゃない
2007年の能登半島地震、2020年のコロナ禍、そして2024年の能登半島地震と、経験されてきている桐元さんの言葉に感動しました
日本になぜAppleやGoogleが生まれなかったのかと、言われることもありますが、日本には新しいものを生み出すだけじゃない
輪島塗のように壊れたものに手を加えて、さらに味が加えられて、もっと素敵に長く使っていくいく
これは、ある意味、モノに対する愛情というか、ある意味尽くしてくれたものへの感謝という、利他パッション、または愛着が生まれたことによる大好きパッション、さらには、他とは違う個性を生み出そうとする個性派パッションを兼ね備えた、なんて誇らしい文化と思いました
そして、戦後の復興や、度重なる震災に見舞われる土地柄にも関わらず、その土地の人々は、自らの力で何度も立ち上がってきていることも、本当に大変だけれどもスピリッツが溢れているのだと思いました
海外では寄付やボランティアが、よりたくさん行われているという話を聞くこともありますが、もちろん日本でもたくさん行われていますが
何より日本には自らが立ちあがろうとする、脱出または成長パッションが、復興文化という中に、遺伝子として息づいている気がしました
さらには、自分1人だけで立ち上がるのではなく、みんなで立ち上がるというのも、日本の中には遺伝子であるのだなぁと思いました
揚げ足をとるとか、成功者を妬むような、そんなところもあるかもしれませんけれども、一方では
イノベーター3つのフレームのように、1人のパッションだけではなく、仲間を巻き込んで、そしてみんなで喜んでいく形を作る、だからこそ、古の伝統や文化がここまで継承してきていると思いました
日本には、新しいものを生み出すだけでなく、壊れたものをさらに素敵にしていく継承文化
寄付やボランティアをするだけではなく、自らが立ちあがろうとする復興文化
Winner takes allだけじゃない、みんなで新たなものを創り上げていく仲間文化
それらは、一言で言うと
何度でも立ち上がる文化
それが遺伝子としてあるのかもしれないと、1人感動してしまいました
そんな日本だからこそ、さらなる”何度でも立ち上がる仕組みづくり”ができる
そんなふうに思っています
そんな話をしています^ ^
参考:NHK プロフェッショナル仕事の流儀 能登のプロフェッショナルたち 初回放送日:2024年3月11日 https://www.nhk.jp/p/professional/ts/8X88ZVMGV5/episode/te/NZ7216161G/
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なんとなく続けるからパッションが始まるノベーション(1115回)
"「時間をかける」ということは、「続ける」ことの先にある。 きっとわたしは時間をかければ「好き」を見つけられることに気づいたのだ。 だから「続ける」ことが「好き」になったのだと思う。
「なんのため」より「なんとなく」を大事にしよう。
小さなちいさな一歩を積み上げていこう。 とにかく、誰にでもできることを、誰もやらないくらい続けることだ。 それが個性になり、武器になっていく。 今すぐ何にもならなくても、無意味に思えても、続けた先にきっと希望がある"
ここから私は思いました
1、パッションの源は"続ける"から発見できる
2、毎日やるから続けられるという逆転の発想
3、パッションの種は"なんとなく"とちょっとだけ
自分は何をやりたいのか、何が合っているのかが、全然わからない、ということは、よくあると思います
そんな時にこのお話は、めちゃくちゃ勇気をいただけるお話だと思いました
いつも私は、何をしたらよくわからなくなったら、自分のパッションの源を、見つめてみよう、というお話をさせて頂いていますが
それさえもよくわからなくなったら、どうすれば良いのか?ということに、一筋の光をくれる話だなと思いました
それは、続けるということに実は鍵がある、さらには、続けるためには毎日やることが続けることの最大の鍵とのお話は、めちゃくちゃ逆転の発想だなと思いました
毎日続けられないから困ってるんすよ、という風に思っていましたが、実は逆で、毎日続けないから続がないのである、ということは目から鱗でした
私のこのYoutubeも実は、毎日続けないと、恐らくどこかで忘れちゃう日が来るなと思って、毎日続けてるところがありますので、めちゃくちゃ共感しました
とは言っても、じゃあお前さんは本当にやりたいことを毎日できてるのかい?と聞かれると、決してできてないなあと思うのですが
それらは、考えてみると、気がついた時にやろう、もしくは、時間が空いた時にやろう、と考えていることが多くて、そんな時はなかなか訪れないので、やらなくなっている、ということなのかもしれないと思いました
そして、毎日続けることの切り札は、なんとなくと、ちょっとだけ、ということなのだなということも、めちゃくちゃ目から鱗でした
とにかく毎日続けることを第一目標にしたら、30秒だけなら、なんとかできることもあるなと、そしてあまり真剣にパッションとか人生とか考えずに
なんとなくやってみよっかなあくらいが、続ける上では気楽に始められてやめられるので、ポイントなのだということも、続ける仕組みとしてはめちゃくちゃ良いお話と思いました
ということで
パッションの源を見てみても何もやりたいことが見つからなくても大丈夫
なんとなくやってみたいことを、ほんのちょっと時間だけ
だけど毎日やる
それだけで、新しいパッションの源が生まれる原動力になる
なんとなく続けるからパッションが始まるノベーション
新たなパッションの源を発見するとても良いお話を頂きました
ちなみに私が毎日ちょっとずつ続けようと思った項目は、16項目出てきました笑
そんな話をしています^ ^
参考:本: 「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる!続ける思考 著者 井上新八 発行所 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン
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前を否定しない簾ノベーション(1114回)
野村萬斎さんの言葉に考えさせられました
"日本というのはどういうわけか前を否定しないんだね〜
だから1000年から続く雅楽もいまだにあるし、700年続く能・狂言もある。400年から続く歌舞伎・文楽もある。宝塚も100年くらい続いてるかな
ま、そういうふうにね、前を否定しないで、簾のようにしかも続いているのが日本文化の特徴です"
ここから私は思いました
1、noと言わない日本の良さ
アウフヘーベン
2、もったいない文化
サーキュレーション
3、和える文化
イノベーション
ずいぶん前ですが、noと言えない日本人、という話が言われていた時期があったかと思いますが、それには、良い面と悪い面両方があるのかもしれないなと思いました
これは言ってみれば、ヘーゲルの弁証法における、対立する両方を否定せずに第3の道を探る、ということにも繋がるのかもしれないなと
前にあるモノを否定しないからこそ、それが形を変えながら残されていく、そう言ったものが日本にはたくさんあるということは、素敵なことなのではないかとも思いました
そして、もったいない文化も、日本から世界へ発信するお話もたくさんありますが、これも使ってしまったモノを否定せずに、再度光を当てるという意味においては
サーキュレーション・エコノミーにも通じる考え方なのかと思いました。戦後のもののない時だけに限らず、今の時代だからこそ、すでにあるものを否定せずにどう活かすかを考えていく
これも日本の培ってきた遺伝子なのではないかとも思いました
さらには、日本は、和の文化を重んじる、などと言われることもありますが、これは、英語で言えばハーモニーとなり、さまざまな異分子を否定せずに調和を成すようにしていく
ということも日本の中にはある気がしました。それは、シュンペーターさんが言われるところの、既存の知と既存の知を掛け合わせると新しい知が生まれる
そのことに伝わる日本の考え方なのかと思います。これによって、実は日本には、イノベーションや、ひいてはオープンイノベーションの文化的資質も
昔の遺伝子から実は面々と続いているのだ、ということも言える気がしました
そう考えると、前を否定しない簾のような日本の文化には
アウフヘーベンや、サーキュレーションエコノミー、イノベーション、オープンイノベーションの素養が遺伝子として備わっているのだと
とっても勇気をいただけるお話だったなと思いました
前を否定せずに簾のように繋げていく
前を否定しない簾ノベーション
これこそが日本の文化の特徴なのだなと
そんな話をしています^ ^
参考:NHKアカデミア 野村萬斎 現代に生かす狂言の技と心(後編)初回放送日:2024年4月10日
https://www.nhk.jp/p/ts/XW1RWRY45R/episode/te/X6V9VN88Q3/
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お茶を回すノベーション(1113回)
100歳を超える茶道裏千家の前家元・千玄室さんのお話が心に突き刺さ理りました
曰く
"ある意味で自分の忍耐力、寛容、忍耐、寛容、お茶を何回回したらええんですかって、何回回すんじゃないんです
出されたとこ、正面をちょっとよけさせて頂きます
謙虚になる
回すってこと、覚えていただいたらね、ちょっと自分が半歩下がるんですよ
どっちかが言い合いしてても、ちょっと自分が控えめにしたら衝突しません
お茶を立てて自分で静かに飲んだ時に、初めてはあっと自分の心の中が豊かに落ち着いてくるんですよね"
ここから私は、千玄室さんのお話を、イノベーター3つのフレームで見てみました
1、パッション
寛容、忍耐、謙虚
2、仲間
千利休からの日本国民の支持
3、大義
世界と心の平和
茶道の心が、お椀を回すことに表れているということに、衝撃を受けました
回すことで、自分が少し下がることができる、そこに寛容、忍耐、謙虚の姿勢が表れている。それが作法となっていることから、すべての人たちがその形から心を学ぶことができる
ある意味形を作ることで、その心、私の言い方では、パッションを伝えてきているのだなあと、そのやり方にとてもイノベーションを見ました
またそれが、この日本という土地において、たくさんの仲間が集うことになって、何百年も続く大きな活動になっていることにも、何か誇らしさを感じました
日本の人々の心の中には、寛容、忍耐、謙虚のパッションが、とても共感できるものとして、長年存在しており、さらにはそれが、われわれの遺伝子や文化になっている
これは今に生きるわれわれ自身が、後世に伝えるべく、大切にしていかなければならない、そういうものだなあと深く思いました
さらには、われわれがその先に大きく共感できるのは、千玄室さんが言われるところの、大義があるからとも思いました
エリザベス女王やローマ法王へお茶を立てに行かれる、そこから、日本の何百年も繋がる遺伝子ときての大義、世界の平和と心の平和を茶道を通じて、伝えていかれる
それは翻って、我々日本人がその心を持っていることや、これまでの先人の想いや歴史や遺伝子を、絶やさずに行かなければいけないという
そんなメッセージにも感じられました
日本にはお茶道がある
そこには日本が伝えてきた、支えてきた大切な価値観がある
お茶を回すことにはそこに全てが込められている
お茶を回すノベーション
そんなことを感じました
参考:NHKアカデミア 千玄室 茶道と世界平和(後編)初回放送日:2024年4月24日 https://www.nhk.jp/p/ts/XW1RWRY45R/episode/te/RMPLYL3G7W/
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「タテ・ヨコ・算数」ノベーション(1112回)
あのライフネット生命創業者の出口治明さんの"よりよく考えるための3種の神器"に深く共感させて頂きました
曰く
"僕の提唱している思考のツール、「タテ・ヨコ・算数」です。これはあらゆる問題に対応できるうえに一生使える優れものですから、ぜひとも身につけてほしいと思います"
"まず、タテとは「歴史」の時間軸です"
"ヨコとは、「世界」。ほかの国や地域を参考にするのです"
"あらためて説明すると、印象論や「なんとなく」ではなく、数字やエビデンスを見よということです"
ここから、様々なことに組み合わせて、めちゃくちゃ使える考え方だなと思うと同時に、特にこんなところに力を発揮しそうだなあと思いました
1、タテ
真の課題の特定
2、ヨコ
解決策の探索
3、算数
アクションプラン
タテの世界として、まずは歴史を知るということは、ある事柄の真の課題を探る上でとても力になるなあと思いました
表面化している課題は、なぜ表面化してきたのか?、またこれまでの中で表面化してこなかったのは何故なのか?表面化しているのに、何故手がついていないのか?
そんな何故の問いに対して、これまでの歴史や背景を振り返ることによって、そもそも何がその始まりだったのか?を知ることは、真の課題を突き止める上で、とても大事なアクティビティだと思いました
また、横の世界で、同じような出来事が起こっていないか?さらには、それに対する別の世界での解決策への試みがもしあるのであれば
それは事情の違いを考慮しながら、こちらに持ってくることで、新たな解決策の糸口になると思いました
ここでいう横は、他の国々もありますが、他の業種というところも、企業のベスプラとしては、よくやることかなと思います
そして、算数については、真の課題が突き止められて解決の糸口が見えてきてから、実際のデータを活用して
もしソリューション化された際に、どれだけの数をお客様にできる可能性があるのか?または、どのようなビジネスモデルにすることでサスティナブルな構造を作れるのか?
といったところを、具現化して表現するといった方向に進めていけるかと思いました。
そういった意味で、この三つの神器は、イノベーションを策定していく道筋に、かなり使わせていただけるなと感じました
タテの時間で真の課題、横の他世界で新たな解決策、そして具体的データでアクションプラン
「タテ・ヨコ・算数」ノベーション
これを覚えておくだけで、様々なことに新たな価値を生み出すことができるかもしれない
そんなことを思わせて頂きました
そんな話をしています
参考:本: 働く君に伝えたい 「考える」の始め方 2023年10月2日 発行 著者 出口治明 発行所 株式会社ポプラ社
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不条理劇ノベーション(1111回)
シアタートラムにて観劇させて頂いた、日本の不条理劇の第一人者の別役実さん作、加藤拓也さん演出の舞台: "カラカラ天気と五人の紳士"がめちゃくちゃイノベーティブで感動しました
パンフレットにて日本経済新聞社の編集委員の内田洋一さん曰く
"何がおかしいかわからない、けれどおかしい。それが不条理劇だ。
評伝をまとめるため晩年に連続インタビューした私は、何度となくそう聞かされた。そして、何がおかしいかわからないがおかしい笑いには、行きつく先があった。
ほかならぬ人の死である。本来厳粛であるべき死を笑うことができるか"
ここから私は、堤真一さん、溝端淳平さん、藤井隆さん、野間口徹さん、小手伸也さん、中谷さとみさん、高田聖子さんという大好きな俳優の皆様の創られる不条理劇に感動と共に、イノベーションそのものだと思いました。
1、期待とのズレ
太刀川さんの進化的エラー
2、常識は非常識
ニーチェの解釈論
3、余白だらけ
マルセルデュシャンの見る人一人一人の物語
不条理劇の名の通り、こちらが期待する事柄とは、全く違う角度から、セリフや動きや展開がなされていくという意味において
いかに、期待とのズレを生じさせるかというところが絶妙な計算が施されている気がしました。これはイノベーション的には、太刀川さんの進化的思考からすると、進化と適応の繰り返しにおける
期待する状況を裏切るエラーが起きた時に、進化が起きているかもしれない、それが適応を駆逐して行った時に、イノベーションとなり得るということにとてもシナジーがあると思いました
つまり、これまでの行動やセリフが、本当にそうなんだっけ?という問いを発せられるイノベーション状態が常に創り出されているということだと思いました
そして、これまで常識だと思っていたことが、ことごとく覆される経験をすることができる、これまでの常識は本当は非常識なんじゃないか、と解釈を180度変えられる経験をさせられると思いました
それは、まさにニーチェの、真実はない、あるのは解釈元々のみという解釈論そのものであり、これもまた、イノベーティブ思考に直結する経験だなと思いました
さらに、劇中の出来事が、なぜそうなっているのかという、時代や背景、さらには一人一人の名前さえも、ほとんど描かれてこないので
そこは、みてる人たちが想像するしかない世界が広がっててます。それは、まるで、マルセルデュシャンの、アートは見る人がいて完成する、とのとおり
一人一人がいろんな背景や物語を、想像する余白があるということなのだと思いました
だからこそ、なんだかよくわからなかった、ということにもなりえますが、逆にいうと、そこはみんなが想像して完成させる、つまり一人一人の物語にできる余白なのだと
そんなメッセージが込められている気がしました。これはついつい説明しちゃうので、実はとても難しいけど素敵なやり方だなと思いました
ということで
不条理劇は、進化論的エラーを生み出し、解釈で常識をひっくり返し、見るもの一人一人の想像に委ねる余白を設けている、めちゃくちゃイノベーティブな活動だなと思いました
不条理劇にはイノベーションが詰まりまくっている
不条理劇ノベーション
そんな話をしています
参考:舞台: カラカラ天気と五人の紳士 作:別役実 演出:加藤拓也 シアタートラム https://www.siscompany.com/produce/lineup/karakara/
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無意識が自らを変えるノベーション(1110回)
京都大学教授で精神分析学者の立木康介(ついきこうすけ)さんの、フロイトの夢判断へのコメントに目から鱗が落ちる思いでした
曰く
"夢っていうのは、見ただけでは過去にしか通じてないけど、分析すると未来につながる、そういう可能性も持ってる
それがどういう願望なのか、そう言ったことを知ることで、自分を変えていける
そうすると自分の未来につながっていく"
ここから私は思いました
1、夢は無意識のパッションの源の種
2、自らの意識と掛け合わせる
3、本当のパッションの源が見えてくる
無意識ということを発見したのがフロイトの大きな功績だったとのお話に驚きました。
そうすると、自らの意識が覚醒している時のパッションの源と、無意識下のパッションの源は、違う可能性があることなんだと、目から鱗が落ちる思いでした
そして、普段は隠れている無意識を知るためには、自分の夢を意識することでできるとのお話も、非常に興味深いお話でした
だとすると、夢の中に現れて来た無意識を、覚醒している時の意識で、どう解釈していくのか、さらにはどのように掛け合わせていくのか
これによって、覚醒時のパッションの源だけでなく、無意識時のパッションの源を知ることができるかもしれない
そうすると、自分のパッションの源は、ほんとうはこういうところもあるんじゃないかという、自分の中での、深掘りができるのだなあと思いました
無意識を意識することによって、さらなる本当の自らのパッションの源が見えてくる
そこから、新しい自分への気づきや、挑戦が始まるかもしれないと思うと
無意識の発見、それを意識と掛け合わせること
それにより生じる無意識ノベーション
無意識が自らを変えるノベーション
めちゃくちゃ面白いなぁと
そんなことを思いました
ちなみに、自分は、実家の家が知らない誰かに乗っ取られそうになる夢を何度も見ます笑
これはもしかしたら、実家を活用した何か新しいことをしたい、そんなパッションが溢れてるのかも
皆さんは、ご自身の夢に隠されてる、無意識パッション、あるんじゃないですか?
人とお話ししてみても、もりあがるかもしれませんね
そんな話をしています
参考:NHK E テレ東京 100分de名著 フロイト“夢判断” (4)無意識の彼岸へ 初回放送日:2024年4月22日 https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/episode/te/6QK6VW8XWN/
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自分と会社のパーパスを重ねるノベーション(1109回)
パーパスコンサルティングのアイディール・リーダーズ株式会社CEOの永井恒男(ながい・つねお)さん、COOの後藤照典(ごとう・あきのり) の書籍からの言葉に大変感銘をうけました。
"弊社の調査によると、「自社の存在意義(=パーパス)に関して十分に理解・自分事化する機会を得られている」という質問に対して「非常に感じる」と回答した人の69.4%が、「自社のパーパスと自分のパーパスが重なっている」と回答しました"
"弊社のクライアント企業にて、従業員5000名以上を対象に、「幸福度」に関する調査を実施しました。その調査の中で「人生の目的を見つけている度合い(個人のパーパス明確度)」「会社スタンスへの共感」を掛け合わせて分析した結果、人生の目的が明確であるほど、かつ、会社スタンスへの共感度が高い社員ほど、相対的に幸福度が高いという結果になりました"
"さらに、「ハイパフォーマー(人事評価における高評価者)」に関して調査をしたところ、個人のパーパスの明確度が高く、会社スタンスへの共感が高いセグメントが、最もハイパフォーマーの出現率が高い(7.8%)ことがわかりました"
ここから私は思いました
1、自分軸と他人軸の交わり創発
パッションの源と会社のパーパス
2、幸せの条件
健康、仲間、富または自己決定
3、超一流の条件
先生、コンフォート抜け出し、自信
これまで自分軸と他人軸の交わりの創発こそ、幸せな人生とイノベーションの種になるとお話をしてきたのですが、まさに同じようなお話を定量データをもとに分析と実践をされているお話を聞いて、とても感銘をうけました。
ここのお話にででくる個人のパーパスが重要とのお話については、自分軸として、自らのパッションの源に目を向けてみるというのが、とても大切だと思いました
そして、それと、会社や事業部などの他人軸との交わりを、創発していくことこそが、とても重要であると、改めて思いました。
そして、その交わりを意識している人ほど、幸福度が高いということに関して、樺沢紫苑さんが言われている幸せの条件として、健康、仲間、富(成功)が、セレトニン、オキシトシン、ドーパミンと、快楽物質が出るとのお話と合わせて考えてみると
会社生活は、生活時間の1/3を占めている中で、そこで自らのパッションと、会社でのパーパスの交わりが多いほど、精神的な健康状態が良くなるのではないか
また、同じ目的に向かってる仲間がたくさんいて、さらには、そこでうまくいけば給料も上がる、という幸せの条件へ道筋がより具体的に見えてるということにもなりそうだなと思いました
さらには、ハイパフォーマーにもなれる確率が高まるということに関しては、アンダースンさんの、超一流になるには努力が才能か、とのシナジーがあるなと感じました
つまり、超一流になるためには、一流の先生、コンフォートゾーンを抜け出す、自信がある、ということが条件なのですが
一流の先生とは、会社においては、お客様になるのではないか、お客様こそが新しい価値を生み出すための最も厳しく温かい先生になるのかもなと
そして、仕事における納期やコストの厳しさは半端ないので、何とかそれを実現するために、コンフォートゾーンを抜け出すことを厭わない、ということもあると思います
さらには、そんな苦労をしながらお客様への提案が通ったり、喜んだ顔を見ることができると、自信が生まれてくるという、グットサイクルがめちゃくちゃ回るかもなと
そんなことを思いました
自分軸と他人軸のパーバスやパッションの交わりを創発することで、幸せ度や超一流度も高まる、そんな素敵なエビデンスを教えて頂きました
自分と会社のパーパスを重ねるノベーション
そんなこととを思いました
そんな話をしています
参考:本: パーパス・ドリブンな組織のつくり方
発見・共鳴・実装で会社を変える 発行日 2021年12月30日 著者 永井恒男・後藤照典 発行所 日本能率協会マネジメントセンター
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リーダーシップは内なる声から始まるノベーション(1108回)
リーダーシップ教育・社会啓発を目的とした特定非営利活動法人(NPO)のアイ・エス・エル(ISL)を創設された野田智義さん、神戸大学大学院経営学研究科教授の金井壽宏さんの書籍"リーダーシップの旅"からのリーダーとは何か?にめちゃくちゃ感銘を受けました
曰く
"このようにリーダーを突き動かすもの、走り出させるものについて、前出のW・ベニスは、「リーダーは内なる声(inner voice)を聴く」と表現した。
内なる声を聴くことは、自分の存在価値を問う作業でもある。自分とは一体何なのか。何のために存在し、何を大切に思っているかを自身の胸に深く問いかけなくてはならない。"
"三人称のフォロワーによる帰属でもなく、社会による公認でもない、一人称で、自分が「見えないもの」を見たいと頭で考え、心の底から願う気持ち。これこそがリーダーシップのプロセスを理解する上で最も重要だと考える。"
ここから私は思いました
1、リーダーは役職ではない
2、内なる声が聴こえるか
3、パッションの源を見つめ抜く
会社員時代には、いよいよ課長だなとか言われて、「明日からリーダーとして頑張ってくれたまえ」的なことを言われて、役職が人を作るから大丈夫的なことを言われたこともありました
確かに、何人も部下がいたり、マネージャーとして人を管理している人がリーダー的な感覚で思っていましたが、そうではないということにとても共感しました
部下がいようといまいと、支持してくれる人がいようといまいと、まずは自分から溢れ出るものがあり、それを実行に移そうとしてる人がリーダーだと
そのためには、溢れ出る内からの声に耳を澄ますのいうことが大事なのだなと思いました
それは、普段は意識しないと、自分のうちなる声って、なんだろうと、思うことかと思います
普段の仕事ややることが忙しすぎて、内なる声を聞く暇もないというのが、自分を振り返っても、そうだったなと思います
僕の場合は、朝と夜のタイミングで、自分のパッションの源からでてきてる願望やそれに対する感謝を思う会というのを2-3分ルーチンでやってて、
ああ、とりあえず今日もパッションの源に少しでもかすってたなとか思えると、なんとかなく心が落ち着くような気もします
どこかのタイミングで、たとえばパッションのポートフォリオを使って、大好きなことはできてたか?誰かが喜んでくれることはできてたか?自分の個性を追求できてたか?自分の成長に繋がってたか?
を定期的に洗い出して、チェックしていくようなことができると、いつの間にか、もっとこれやりたいとか、なんかこんなこと思ってきたとか、抑えきれない思いが出てきたら
それがパッションの源になり、そしてリーダーシップの旅の始まりになるのではないかと
リーダーシップとイノベーターは限りなく近いなと
リーダーシップは内なる声から始まるノベーション
そんなことをお話ししてます^ ^
参考:本:リーダーシップの旅 見えないものを見る 2007年2月20日初版1刷発行 著者 野田智義 金井壽宏 発行所 株式会社光文社
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受け身ノベーション(1107回)
アントニオ猪木さんが、ロシアがプロレスを導入するかにあたって説明した内容が、新しい産業を新たに創造する鍵だなと感動しました
”ロシアの選手には、まだプロがなかったんですね
彼らにプロレスを説明しなければいけない
その時にふっと思ったのが4つの柱です”
まとめさせていただくと以下の4点と思いました。
1、受け身が一番上
2、すごい技
3、感性と表現力
4、戦いを超えた信頼関係”
ここから私はビジネスに当てはめて思いました
1、何度でも闘える力
マインド、体力、環境
2、技術とプレゼン
差別化要素
3、成否を超えた信頼
市場創造、オープンイノベーション
新しい市場を創るということは、いろんな困難に叩きのめされるということ。それでも、何度も平気な顔で立ち上がって次々とチャレンジをしていく
それはまるで、プロレスラーがどんな技を受けても、いやむしろ積極的に受けながら、そして最終的なフィニッシュのチャンスを狙っていく
それができるのも、まずは、受け身が完璧に取れるかということにかかっている、という猪木さんのお話は、めちゃくちゃ勉強になりました
ビジネスで言えば、打ちのめされても立ち上がるマインド、そして二の矢を打てる体力、もっと言えば、環境として何度でも挑戦できる環境があるからこそ、大きな挑戦ができる、そんなふうに思いました
そして、ビジネスには、新しい技術だったり、それを伝えるためのプレゼンが求められる、それはプロレスでいうところのすごい技や、感性や表現力にあたるなと
さらには、新しい市場を創るためには、自分だけで一人勝ちを最初から目指すことなんかできなくて、むしろ競合がいた方がいい、競合も含めて一緒に市場を創っていく
そのためには、競合とのフェアな信頼関係が実はとても重要になる、もっというと、競合とオープンイノベーションをしてまでも市場を創っていく
そこには、共に新たな市場を創るという大義において、信頼関係が大切になってくるよなあと、それはまるでプロレスラー同士が、戦いながらも、観客の感動を創り上げていく、そんな信頼関係にも似てるなあと
そんなことを思いました
新しい市場を創るためには
まずは受け身が取れること、そして技術やプレゼンで質を担保しながら、最後は競合も含めて共に市場を創っていく信頼関係が大切である
プロレス界のイノベーターの猪木さんだからこそ、身をもって保有されたノウハウなんだろうなあと
私は誰の挑戦でも受ける
と言いきれたのは、どんな技でも、受けて立てる、受け身ができる、そこから恥末待てるのかもしれないなあと
そんなことを思いました
そんな話をしています^ ^
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参考:NHK Eテレ東京 スイッチインタビュー 特別編「アントニオ猪木×天野篤」EP1 初回放送日:2024年4月19日 https://www.nhk.jp/p/switch-int/ts/K7Y4X59JG7/episode/te/7Y6PYZNYYP/
ユーモアを掛け合わせ発信する力ノベーション(1106回)
作家・岸田奈美さんが自身の家族について綴ったエッセーを原作に連続ドラマ化された、河合優実さん主演のNHKドラマの"家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった"に感動で泣き崩れ、その中のセリフにめちゃくちゃインスパイアされました。
曰く
"家族だけで抱え込んでたら、悲劇って呼ばれることでも、人を笑わせたら喜劇にできるかなって思てん"
ここから私は思いました
1、ニーチェの解釈論
悲劇だって喜劇にできる
2、心理的安全性と機能的固着からの脱却
ユーモアノベーション(1044回)
3、感情教育
エンタメのチカラ
''ベンチャー企業家だった父は急逝し、母は突然車いすユーザーに。弟はダウン症、祖母はものわすれの症状が・・・"その中で生きる高校生の視点からのめちゃくちゃ素直なお話しなのですが
側から見ると一見悲劇的なお話を、主人公が素直な苦しさを吐露しながら、愛に満ち溢れた素敵なお話なのだと表現してるところが、本当に素晴らしく泣きまくりでした。
これは、ニーチェの解釈論における、「真実はない、あるのは解釈だけである」にあるように、悲劇でさえも喜劇にすることができるのである、という勇気溢れる実例に見えました
そして、ユーモアの力が如何に強いかということも、まざまざと見せてくれました。これは、以前ジェニファー・アーカー/ナオミ・バグドナスのお話にインスパイアされた、ユーモアノベーション(1044)でお話しした通り
ユーモアには、心理的安全性と機能的固着からの脱却を促す働きがあるのだなあと、つくづく思わせて頂きました
つまり、ニーチェの解釈論を活用する場合に、その解釈にユーモアを掛け合わせることによって、固定観念から解き放ち、周りのみんなももっと自由な解釈を促すことができる
一見、悲劇的なことに見えるかもしれないけど、本質的なところに目を向けさせてくれる、周りの人たちも特別なことじゃないと思うことができる、そんなことを思いました
そして、これが書籍になり、ドラマになることは、ローディの感情教育にもつながるなとも思いました。悲劇的なことは、論理だけじゃ伝わらない、そして自分自身だけからも伝え切ることはできない
そこには、第三者の介入があって、それを感情が通う物語にして、いろんな人たちに伝えることによって、真の姿が伝えることができるようになる
そして、それをすることで、本人も救われることにつながる可能性があるということを、まざまざと見せていただいた気がしました
悲劇でさえも、解釈にユーモアをかけることで、喜劇にすることができる、そしてそれを感情教育に結びつけることで、エンタメ化し、さまざまな人々に真実を伝え、かつ本人も救われる可能性がある
つらいことがあっても、それにユーモアを掛け合わせて発信する
本人でできなれば、誰かがそういう形に持っていく
それによって救われる人が、たくさん生まれるのかもしれない
ユーモアを掛け合わせ発信する力ノベーション
そんなことを思わせて頂きました
参考:NHK 家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった https://www.nhk.jp/p/ts/RMVLGR9QNM/
"公私融合"ノベーション(1105回)
山野美容芸術短期大学教授(経営学)の森清さんの、公私融合のお話にめちゃくちゃ共感しました
曰く
"公私融合は、私を重視しながら、必ずしも会社を全否定しようとはしない。あくまでも会社などの組織体と個的存在である私とのバランスをとって双方を生かしたいと考える。"
"ただし、基本は私の方に置くから、会社での仕事責任の取り方などでは、私の立場で考える。公人の責任の取り方は、「人として恥ずかしくないか」といった価値軸で判断する。"
ここから私は思いました
1、元祖「自分軸と他人軸のベンズ」
2、私と会社の立場のアウフヘーベン
3、私の立場"人として恥ずかしくない"が中心
これまで私からお話ししていた"自分軸と他人軸のベン図"ととてもシナジーのあるお話を"公私融合"とすでに表現されていたことに感動しました
24時間の時間がある中で、8時間は仕事、8時間は私の時間、8時間は睡眠と、分けて考えるのも、一つの考え方だと思いますが
仕事の8時間を、もっと自分の時間とのベン図の交わりが見つけられれば、より自分の時間をたくさん充実させることができるし
何よりも仕事というのは、誰かに新しい価値を提供して、誰かに喜んでもらう活動なので、それに自分の魂が乗っかったら、より充実した人生にもなるのでは、と思っています
そして、公私融合の素敵なところは、自分も会社も否定しない、というところです。ある意味、滅私奉公は、他人(会社)活動の円、に自分の円が全て飲み込まれている状態だし
公私混同は、自分の円の中に、他人(会社)の円が飲み込まれている状態なので、どちらかがどちらかを否定する動きかと思います
でも、自分も他人(会社)も否定せずに、新たな融合するところを見つける、または創発する、ということなので、それはまるでヘーゲルのアウフヘーベンを自分の中でやることだなと思いました
さらには、その融合点において、最終的な判断を下すのは、あくまでも自分である、とのことにも痺れました
これは、私がいつも話している、パッションの源に立ち返って、自分の価値観に照らすと、判断はこうなのだ、というところは譲ってはいけない、ここがとても大事だなと思いました
そのためには、自分の価値観を予め理解しておくことが大事だなと思います。そのためには、自らの情熱のポートフォリオを描いてみて、大好きなこと、利他したいこと、個性発揮したいこと、成長したいこと、など、その時々に洗い出してみることが
自分の今の価値観を洗い出して、そしてそれこそが自分の人生の羅針盤になるのではないかと、そんなことを思いました
公私融合ノベーション
これからますます大切になってくるなあと、そんなことを思いました
そんな話をしています^ ^
参考:本: 仕事術 岩波新書(新赤版)645 1999年11月19日 第1刷発行 著者 森清 株式会社 岩波書店
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大義で仲間が自律的に蘇るノベーション(1104回)
2001年に42歳の若さで象印の社長になった市川社長は、立て直しのために1週間考えたそうです。
曰く
"いろいろ考えたんですけれども、うちは電気メーカーじゃないんだよね、家庭用品メーカーだよね、そこに戻らないと、行き間違っちゃうよねっていうことに気づいて"
ここから私は思いました
1、独自の大義の再設定
2、トップのパッションと遺伝子
3、大義は仲間を自律的に甦られせる
昨日は、パリ市の大義の話をさせて頂きましたが、企業においても、大義ということが、本当に大切なんだと実感させて頂きました
企業では、ミッション、ビジョン、バリュー、などを作るべし、とか、新たにそれを設定しましたなどのお話を聞きますが、外向けのお題目ではないということがとても大事なのだなあと
そのためには、企業を率いるトップの思いというか哲学が、本当に大切になってくるのだと、思いました。
そして、そのトップの哲学には、その会社の先人たちの思いや、言ってみれば遺伝子を考えるということが、本当に必要なのだなと
それは、表現としては、時代の流れに沿って変わってくるもので構わないけれども、そこに世の中にどんな価値を提供するのか
というその会社独自の大義、その会社でなければいけない大義、その会社だからこその大義を、打ち出す、ということが、その会社の経営の雌雄をを決するほど大切だと思いました
その暁には、きっと、社員などの仲間たちが、その大義をもとに、自律的に蘇っていくことにつながるのではないか
そんなことを思いました
ピンチになった時にこそ、短期的な売り上げを追うのではなく、我々が提供すべき真の価値はなんなのだろう?との問いをもとに
トップ自らのパッションと遺伝子により、新たな大義を設定する、そしてそれによって、仲間が自律的に甦る、そして中長期的には大義の価値を提供できる会社になっていく
そんな素敵な事例だなあと、勝手に感動してしまいました
大義で仲間が自律的に蘇るノベーション
そんなことをお話ししてます^ ^
参考: テレ東ビズ カンブリア宮殿【多機能よりも“本質”に特化!象印流ものづくりに迫る!】 字
9月14日(木) 夜11:06~11:55 https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/smp/backnumber/2023/0914/
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"たゆたえども沈まず"ノベーション(1103回)
宝塚花組の柚香光さんの退団公演にめちゃくちゃ感動し、作・演出の小池修一郎さんの言葉にとても考えさせられました。
小池さん曰く
"パリ市の紋章に書かれた標識「Fluctuat nec mergitur」は、ラテン語で「たゆたえども沈まず」との意味であり、いにしえの日々、セーヌ河の船乗りたちが、嵐にあっても互いに支え合って乗り越えた故事が来歴と言われている"
"柚香光の退団公演の題材を選定していた時、世界を襲ったコロナと共にトップに就任、幾たびもの攻撃に遭いながらも、揺るがずに黙々と舞台を務め上げる柚香の姿に、占領下のパリ・レビューのスターたちの姿が重なった"
ここから私は思いました
1、市の紋章に刻む「大義」の力
→市民の遺伝子化
2、エンタメは「パッション」の導火線
→感情を揺さぶる力
3、「仲間」で創り上げる凄さ
→仲間の全てが主役
パリ市の紋章に刻まれている"たゆたえども沈まず"の言葉は、まさに大義そのものだと感じました。
自由を勝ち取るために戦ってきた先人たちの思いが、今を生きる人々の心に、まるで遺伝子ように刻まれているということに、感動しました。
では、東京都独自のの大義は?日本独自の大義はどんなものなのだろう?と思わず考えてしまいました。
日本人の遺伝子に刻んでおくべき先人から連なる独自の大義とは?これを考えて、何かに刻んでおくことはとても重要な気がしました
そして、占領下でのパリ・レビューを続ける人たちのパッションが、きっとパリ市民のパッションにも火を灯す、導火線の役割を果たしたのかもしれないなということも思いました
今回の公演を見させて頂いて、私の心の中にも沸々と、やっぱりエンタメは素晴らしい、自分のエンタメ魂だけでなく、生きる勇気までも、パッションの導火線に火をつけてくれる、そんな存在だなあとつくづく実感しました
自分自身アカペラのライブをやらせて頂いてますが、もし1人でも、そのライブから何かパッションの導火線に火を灯してくれたら、それだけで自分が生きていた甲斐があるなと、そんなことを感じました
さらには、そんなエンタメを作るにも、1人の力では、どうしようもなくて、仲間の力が大切になるということを痛感しました
今回の公演では、もちろんスターの柚香光さんは素晴らしかったのですが、その他の方々も総勢3-40名はおられたでしょうか、皆さんが各々素晴らしい踊りや歌や演技をされているところが、本当に素晴らしかったです
そのためにものすごい量の練習の時間を重ねられて、この場に立たれているんだろうなあと、つくづく思いました
さらには、支える舞台、衣装、演奏のスタッフの皆様も、全てにパッションが乗り移っている素晴らしい公演でした
これがきっと、宝塚の皆さんが一丸となった仲間として、そして全員が主役の意識として、パッションが炸裂してることそのものが、見る人の心を打つのだなあと、つくづく思いました
そう考えると、今回の公演は、パリ市の大義が柚香光さんの大義にも重なって、エンタメを信じるパッションが炸裂し、仲間の皆さん全てが主役の意識をもってそれを実現された、そんなイノベーション3つのフレームとしても見ることができる、素晴らしい体験でした
きっと、見てる人の心に、"たゆたえども沈まず"は遺伝子のようにビルトインされ、勇気の源となだ他のではないか、そんなことを思いました
自分自身もエンタメの力を信じつつ、"たゆたえども沈まず"という大義も大切にしていきたいと思いました
そんな話をしています^ ^
参考:宝塚ホームページ 花組公演 ミュージカル
『アルカンシェル』~パリに架かる虹~ 作・演出/小池修一郎https://kageki.hankyu.co.jp/sp/revue/2024/arcenciel/index.html
何度でもスタートラインに立てるノベーション(1102回)
哲学者の斉藤幸平さんのお話にめちゃくちゃ共感しました
曰く
"今は、お金のある家に生まれるとか、それなりに教育を受けているかとか、失敗するリスクを恐れない強靱なメンタルを持っているとか、さまざまな要素をクリアしている人でないと、スタートラインに立つことすら許されなくなってきている"
"今の社会のあり方は、チャレンジできて、なおかつ成功した5%の人たちが大活躍でき、残りの人たちはその5%のチャレンジャーのケアをしたりとか、いろいろな下働きをさせられたりしている社会なわけです"
ここから私は思いました
1、常識を疑う姿勢
2、誰もがスタートラインに立てる世の中とは?
3、何度でもスタートラインに立てる世の中とは?
斉藤孝平さんの、今の当たり前を疑う姿勢に感銘を受けました
言われてみると、起業に関しても、まずはスタートラインに立つことが、当たり前でない人もたくさんいるし
そして、立ったとしてもほんの一握りの人たちが成功できる世界というのは、当たり前でいいのか?という問いは、とても考えさせられるものでした
誰もがスタートラインに立てる世界で大切なことは、私は一つは機会なのかなと思いました。何かに挑戦したい時、その機会が誰でも挑戦できる、いろんなところにある、そんな世界があるといいなあと
そしてもう一つは、一回失敗したとしても、何度でも挑戦できるような、仕組み作りが必要かと思いました
新しいことや、大きなことをなそうとするときには、必ず大きな挑戦になって失敗をすることも考えてしまいます
それを享受できる人だけが、飛び込めるのではなく、上手くいかなかったとしても、それを受け止めてくれる人がいて、そしてもう一度挑戦できる
そんな世界があれば、もっと素敵な世界になるのではないかと、そんなことを思いました
そのための仕組みはきっと、さまざまなことが考えられると思いますが、僕が考えうる仕組みづくりStartups Emergence Ecosystem(SEE)も、そのうちの一つとして、それこそ何度も挑戦してみたい
そんなことを思わせて頂きました^ ^
参考:本: 天才たちの未来予測図(マガジンハウス新書) 発行日 2022年9月29日 著者 成田悠輔、斎藤幸平、小島武仁、内田舞 編著者 高橋弘樹 発行所 株式会社マガジンハウス
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打ちのめされるかワクワクするか選べるノベーション(1101回)
4年目の創立記念日になりました!皆様に支えて頂き本当にありがとうございます!!😭
そんな本日ですが、大好きな漫画:宇宙兄弟のバレリーナを目指すオリガに、お母さんが言った言葉に、ハッとさせられました。
曰く
"「上には上がいる」ってことを痛感した時
打ちのめされるのかワクワクするのか
実はあなたは選べるのよ"
ここから私は思いました
1、ニーチェの解釈論
2、論理で感情をコントロールできる
3、乗り越えられない出来事はない
真実はない、あるのは解釈だけである、というニーチェの解釈論を思い出しました
たとえ、人生において、大変な事象が起きたときても、その事象を解釈するのは自分自身なので
どのようにも解釈できるのである、このことを頭の片隅にでもあるだけで、救いの光が見えることもあるなあと思いました
そして、大変なことであればあるほど、まずは感情が心を支配してしまって、身動きができなくなることがあるのかもしれないなと
このニーチェの解釈論は、そんな感情に流されそうになる時でも、論理の力で解釈を変えていくことができるかもしれないなと
ダニエルカーネマンさんの、ファストアンドスローのように、直感的に判断するシステム1と、冷静に時間をかけるシステム2があるので
感情には流されるものの、自分にはシステム2があって、論理的な解釈もできる時がくると、心の片隅にあるだけでもちがうかもなと
そう考えると、神は乗り越えられない試練は与えない、という言葉もありますが、ニーチェの解釈論から考えても、きっと乗り越えられないことはないと
そして、そこには、解釈と時間という二つの要素さえあれば、きっと乗り越えられるはずであると、そんなことを思わせて頂きました
イノベーターや挑戦をする人たちは、必ず困難に出会うわけですが、そこには、このオリガのお母さんの言葉と、解釈と時間があれば、必ず次に進めると
そんな勇気をいただけるお話かなと思いました
何があったとしても人は
打ちのめされるかワクワクするか選べるノベーション
創立記念日の本日、これからも、どんどん打ちのめされながら、それをワクワクに変えていけるよう、頑張っていきたく思いました!
そんなことを思わせて頂きました^ ^
参考:漫画:宇宙兄弟(36) 著者: 小山宙哉 発行:講談社 2019/8/23発行 https://koyamachuya.com
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お客様をも仲間にするノベーション(1100回)
クジラ株式会社の矢野浩一社長が立ち上げた、地域と連携することで、まち全体をホテル化するサービス「SEKAI HOTEL」に、衝撃を受けました
"SEKAI HOTELではHospitality(ホスピタリティ)という言葉の使用を禁止しており、代わりにFriendship(フレンドシップ)という言葉を共通言語としています"
"遠くからお越しになられたゲストを「もてなす」「迎える」というイメージではなく、地域住民・ゲスト・SEKAI HOTELの三者が友好的な関係やコミュニティを作るべきだと考えているからです"
ここから私は思いました
1、提供者と消費者の関係を破壊する
2、共に新しい価値を創る仲間
3、お客様も巻き込んだ地域創生
街全体をホテルにするという発想自体に驚きを得ましたが、それを実現するためには、地域の商店街の方々を本気で巻き込まなければならないので、その実現力に驚きました
これはある意味、地域の商店街の人だけでなく、ゲストの皆様さえも、地域を盛り上げていく1人の仲間とみなすという
これまでのホテルサービスなどにおける、提供者と消費者の関係を破壊するようなことだなと、思いました
当初はうまくいかなかったそうですが、徹底的に提供する価値にこだわり、地域の皆様との密な関係を地道に築いていったことが、共に価値を作る仲間と認識されていったのかなと思います
さらには、そこに来られるお客様でさえも、一緒にその地域で楽しんでいただく、そしてそこからのお客様からのご要望や発見が、さらなる地方創生にもつながっていく
そこには、イノベーター3つのフレームにおける、矢野社長のパッションから始まり、地方の商店街の仲間が賛同してくれて、さらには、お客様までも仲間として地域を楽しみ、盛り上げようとしてくれる
地域創生という大義へ向けて、パッション、仲間、大義が新たな形を成した、本当に素晴らしいお話だと思いました
その大きなイノベーティブポイントは
お客様でさえも仲間にしてしまうこと
お客様も仲間にするノベーション
なのかなあと思いました
そんなことを話してます^ ^
参考: PRtimes Story 【日経MJ賞 最優秀賞「SEKAI HOTEL」】地域住民と旅行者の接点がない課題を解決!地方創生の鍵となる素敵な“お節介” https://prtimes.jp/story/detail/ArYj08CvJnb
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一旦離れる勇気ノベーション(1099回)
天使の歌声、100年に1人の歌声と言われるコロラトゥーラソプラノの田中彩子さんの歌声に痺れまくったと同時に、そんな田中さんのスランプを乗り越えた方法に感動しました
曰く
"そんなとき、思い出したのが宮崎駿監督のアニメ映画『魔女の宅急便』です。主人公の小さな魔女・キキが、急にほうきで空が飛べなくなってしまったときのこと。
森の中で出会った画家の少女から、「描けなくなったときは描いて描いて描きまくる。それでも描けなかったら、描くのをやめる」という話を聞くのです。
散歩したり景色を見たり、昼寝をしたりして何もしない。そのうち急に描きたくなるんだよ、と。
私もそれを実践しました"
ここから私は思いました
1、誰にでもスランプはくる
2、一旦、離れる勇気
3、デフォルトモードネットワークの活用
コロラトゥーラとは、"旋律に細かく速い音符の連なりを用いて装飾を施し、まるで声を転がすように歌う技法"のことですが
田中さんの歌声は、まるで、鳥の囀りを聴いているような、柔らかく心地よくそして信じ難いほどの跳躍と安定と感情が込められた、本当に奇跡の声だと思いました
そんな田中さんにも、声が出なくなった時期があると知って、スランプというのは、誰にでも起きるものなのだなと、勇気を頂きました
そしてその克服方法は、魔女のキキの方法からヒントを得て、一切歌うことをやめる決断をされたということにまた驚きました
それによって、これまで触れることを忘れていた様々なものとの触れ合いをすることができるようになって、そしてしばらくして、歌を歌いたい気持ちが戻ってきて
そこから、一からトレーニングを積み重ねていくことで、これまで以上に良い声を出せるようになったというお話は、感動でした
そしてこれは、一つのスランプ脱出として、とても勉強になった気がします
以前、スランプ脱出方法として、とにかくお客様のところに行けなど、動くことの大切さをお話ししましたが
さらにそれでもダメな時、一旦、完全に離れてみる、という勇気もとても大切なのかもしれないと思いました
それはまるで、苧坂教授のお話にあったデフォルトモードネットワークを活用することにもつながるのかもしれないなと思いました
一旦、一つの考えに執着してる状況から、絵を見に行ったり散歩をしたり、全く違うことに没頭することによって
これまで使っていない脳を活性化して、これまでのいろんな考え方や意識を、一つのプールの中で攪拌されていく状態を創ると
そこから、一旦、リセットした頭で、もう一度、考えてみた時に、自分にとって目指していたことの重要性や、パッションの源や、いろんなことが掛け合わさって
新しい自分としてのモチベーションが生まれてくるのかもしれないなと、それこそ、本物のモチベーションとして、これまでの延長線上を超える、新しい方向性への意欲が出てくるのかもしれないなと
本当にパッションの源にあることならば、必ずもう一度戻ってくることになる
一旦離れる勇気ノベーション
そんなことを教えて頂きました
僕自身も、自分の声にもう一度向き合ってみたいと、一から再構築するつもりで臨んでみたいと、そんなモチベーションが湧いてきました
やはり本物はすごい
そして、本物に触れることがとても大切
そんなことも思いました
そんな話をしています
参考:本: 小学館 eBooks Coloratura 2016年9月9日 電子書籍版発行 著者 田中彩子 発行所 株式会社 小学館
参考:Wikipedia https://ja.m.wikipedia.org/wiki/コロラトゥーラ#:~:text=コロラトゥーラ(イタリア語%3A%20coloratura),に歌う技法である%E3%80%82
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自分を創るのは仲間ノベーション(1098回)
NHK朝ドラの”虎に翼”で主演の、今をときめく大好きな女優の伊藤沙莉さんの著書から、金八先生の言葉に感動しました
"『3年B組金八先生」第7シリーズの第7話「友情が芽生える時」私が生きていく上で大切にしてきた言葉がそこにあります。
「あなたに優しくできたから、優しい私になりました。私を作るのは、あなたです」
金八先生が独り言のように噛み締めるように
呟くそのセリフが大好きで本当にそうだよなぁと思いました"
私は思いました
1、アートは見る人がいて完成する
2、自分への挑戦から始まる
3、仲間がいて完成する
このお話を聞いて、マルセル・デュシャンの、「作品を起点として鑑賞者が思考をめぐらし、そして鑑賞者の中で完成される」という言葉を思い出しました
アートもソリューションも、さらには自分自身も、自分1人では決して完成することはない。そこに仲間がいるからこそ、完成する事ができる、深い言葉だなと
そして、金八先生の言葉からは、もう一つ、始まりは自分への挑戦から始まる、ということも感じました
"あなたに優しくできたから"というフレーズには、葛藤を乗り越えて、自分に挑戦して、そしてそれを実現できた、という様に感じます
仲間がいればできるということでもなく、始まりには、自分のパッションからの挑戦がある、そのことも教えて頂いてる気がしました
イノベーション3つのフレームの、パッション、仲間、大義から考えると、最初にパッションありき、そしてそれを仲間がいるから、自分自身もより強くなり、そして大きな大義を実現できるようになっていく
自分だけでは新たな価値を生み出すことはなかなか難しいと、また仲間がいるからこそ様々な価値になるのだと、そんなことを教えて頂きました
自分を創るのは仲間ノベーション
そんな話をしています^ ^
参考:本:【さり】ではなく【さいり】です。 著者 伊藤沙莉 発行 2021年6月10日 発行 株式会社KADOKAWA
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新たな挑戦を応援するノベーション(1097回)
同志社大学教授の太田肇 さんの著作より、以下の調査について考えさせられました
"松山一紀が二〇一六年に全国の「上司がいる部下」一〇〇〇人(二二~六○歳、平均年齢三九・二歳)を対象として行った調査では、
「この会社でずっと働きたい」という回答は二五・四%にとどまるいっぽう、「変わりたいと思うことはあるが、このまま続けることになろう」という回答は四〇・五%に達した。
要するに日本企業の社員は大半が、積極的にいまの会社で、いまのような働き方を続けたいと思っているわけではないのだ。"
ここから私は思いました
1、変わりにくい環境
→リスクヘッジの仕組み
2、価値創出の力
→自ら課題を発見し解決へ導くスキル
3、パッションの源
→モチベーションの導火線
この結果は、僕自身が体験してきたことともとても共感できます。独立を決める決断をするまでに一年間めちゃくちゃ悩みました
一旦、レールから外れると2度と戻って来れないのではないか、うまくいかなかった時には自己破産を考える必要があるかも、制度的にもずっと保証があるわけではない
そんな中で、独立を決められたのは、何人かの方が応援すると、言って頂けたからでした。これは自分的には、リスクヘッジになった事があります
たまたま私はそういう環境に恵まれたおかげですが、そういう挑戦をしたい方には、そんな仕掛けづくりがきっと必要だと思い、何度でも挑戦できる世界を目指して、今、SEE(Startups Emergence Ecosystem)を立ち上げてる経緯もあります
また、自分自身が果たしてやっていけるのか?というスキル面での不安というのもある気がします
僕の場合は、たまたま新規ビジネス企画やコンサルティングを経験させて頂いていたので、そのやり方や勘所は、随分実地で経験させて頂いたというのがありました
それでも、常に最新の状況は抑えなければならないので、このYoutubeも実は毎日発信するために、新しいネタを常に仕入れることを、ルーチンとして強制的にやることで、何とかキャッチアップしていきたいと思ってやってます
それでも、最後は、自らが人生を賭けてまでやりたいかのかどうか、というモチベーションにかかってくるのかなとも、思います
どうしても普段のやる事が忙しすぎて、自分自身が本当にこの人生賭けてやりたいことって何だっけ?と考える時間さえない、ということも多い気がします
僕の場合は、31年間大きな組織で働くことを経験させて頂いて、やってきた中で、自分がワクワクしてやって来れたことと、そうではなかったことを考えた時に
ワクワクしてやってたことの方が、心も体にも全然良い結果を出せたし、残りの少なくなってきた人生を、せっかくなら、そっち側に全振りしてみることも体験して死にたいなあと思ったということがあった気がします
この一度、今の自分のパッションの源に目を向けるということを、一年かけてできた事が、とても良かったなあと今になって思います
何か、自分のパッションの源の導火線に火がつくことがもしあったら、それを大事にして、少しだけでも考えてみる、という事が大切な気がしました
リスクヘッジの仕組み、自らのスキル、モチベーションの導火線、これらが自分自身としても納得いく形ができれば、新たな挑戦もできるのではないか
僕は、それをサポートできるようなそんな仕組みづくりもできたらいいなあ
全世界一世帯あたり一法人化
新たな挑戦を応援するノベーション
そんなことを考えました
そんな話をしています^ ^
参考:本:「自営型」で働く時代 ─ジョブ型雇用はもう古い!─ 2023年10月31日 電子書籍版発行 著者 太田肇 発行所 株式会社プレジデント社
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友達が喜んでくれるノベーション(1096回)
大好きな糸井重里さんの歌詞の作り方について、めちゃくちゃ考えさせられました
"やっぱり友達が歌ってくれたりすると嬉しいですよね。そう思って作ってる気はする。
その親しい僕のこと知ってる人が、「お前いいの書くな」っていう、そういう感じでカラオケで歌ってくれるみたいな
そこの出来上がり図の方から、逆算してる気がしますね"
ここから私はモノ作りの極意について思いました
1、出来上がりから逆算
2、皆じゃなくて身近な1人の熱狂
3、喜びを直接みる喜び
アイディエーションをやる際に、よくニュースリリースを作りましょう、というセッションをやる事がありますが
糸井重里さんの、出来上がりから逆算するというやり方は、これにも通じるものかもなあという気がしました
プレゼンでも、最終的なゴールを設定して臨むというセッションをやりますが、その際に重要なのは、そのプレゼンが聞いた人の心を打った、ということではなく
実際の行動変容として、どんな行動変容が起きることをゴールとするか、と意識することで、全く違うプレゼンになるということもあります
糸井さんのいう逆算のゴールは、まさに友達がカラオケで喜んで糸井さんの歌を歌う、という行動変容を目指す、という意味で、めちゃくちゃわかりやすいゴール設定と逆算手法だなと思いました
そして、その行動変容をするのは、ありがちな、皆んなの幸せを目指します、的なものではなく、趣味嗜好も好き嫌いもよく知ってる友達であるということも本当に素敵と思いました
たくさんの想定されるターゲットなんかじゃなくて、まずはよく知ってるあいつが熱狂してくれること
イノベーションの世界でも、潜在ニーズをいかに顕在化させるかというときに、まず1人の熱狂的な信者が現れる、というとこが導火線になって、そこから燃え広がるという事があると思います
B2Bにおいても、POCをやる際には、必ず熱狂的なお客様のあの人が、口から泡吹きながらやりたい、と入ってくれてるかどうか、を次のステップの目安にしたりします
明確なターゲットを熱狂させてるか?これが一つのイノベーションの秘訣というところにもとても共感しました
さらには、自分が作り上げたものを、使ってくれる人が喜んでる姿を直接感じられるというのも、モチベーションという観点ではとても大切と思いました
私が独立した理由の一つもここにあって、どうしても大きな組織の中では、特にマネジメントなどになっていくと、自分の成果を実感する機会が少なくなって
モチベーションを保つのが難しくなってくると感じたこともありました。独立して自らが全てをやる形になると、大変な反面、成果が直接感じられるというところがいいなあと思うこともあります
そういう意味では、モノづくりやイノベーションを創出するミッションの人たちには、自らが良いものも悪いものもその成果を実感できる、というモチベーションの機会がある事が大事なんだなと改めて思わせて頂きました
糸井重里さんの言葉からは、逆算のゴール、身近な熱狂、直接喜びに触れる、これがクリエイターの極意の一つなのだと、勝手に思わせて頂きました
一言で言えば、友達が喜んでくれるかどうかなんだよ、と糸井さんの笑顔が浮かびました
友達が喜んでくれるノベーション
めちゃくちゃ勉強になりワクワクさせて頂きました
そんな話をしています^ ^
参考:ワルイコ集まれ 83)稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾と学ぶ教育バラエティー 初回放送日: 2024年4月9日
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パッションを強くするノベーション(1095回)
仲間ファーストノベーション(1094回)
大河内内科クリニックの大河内院長のイノベーションに心が震えました
"皆さん、病気になる人は心まで病んじゃってる人が多い。多くの病院は臓器しかみない。臓器を治せばいんでしょっていうことをやってる。そこに心をやる医療をやられてない。
それをやるためには、僕らのスタッフをとにかく満足させなきゃダメなんですよ。自分達が満たされると、患者様におもてなしをやってくれる。"
ここから私は思いました
1、患者ファーストの前に仲間ファースト
2、仲間が満たされるとお客様へのおもてなしが生まれる
3、短期的な利益よりも中長期的な提供価値を重要視できるか
イノベーター3つのフレームでは、うちなるパッションが溢れて、大きな大義の下に、仲間が集って、1人ではできないイノベーションを実現していくというものですが
その仲間を、まずはいかに大切にすることが大事かということを教えて頂きました
大河内院長がクリニックを立ち上げられて、忙しすぎて患者様からのクレームが増え、スタッフが疲弊して次々と辞めていく状況で
スタッフを大幅に増員し、そして手厚いサポートをすることによって、スタッフに余裕とモチベーションが生まれ、患者様にも満足してもらえるようになったというのは、大きな決断だったと思います
そして、オペレーションのほとんどにおいて、仲間とのチームプレイで、診察時間も待ち時間も圧倒的に改善して、1人は一人一人の心のケアまで実現した
これはまるで、サウスウエスト航空のように、従業員ファーストとという、逆転の発想から、大きな価値を提供するというイノベーションだなあと思いました
ただこれには、効果が出るまでには、おそらく時間がかかる施策であり、かつそれが回るようになるまでには、大変なコストがかかることを覚悟しないといけないかと思います
それをあえて、実施した大河内院長は、ある意味、短期的な利益よりも、中長期的に大きな価値を提供することに目を向けたところが素晴らしいと思いました
それを支えたのは、大河内院長の大きな大義がなせる技かと思いました。
曰く
"評判の良いクリニックを作りたいとかそんなちっぽけな話ではなくて、日本全国の医療を変えたいんですよ"
大きな大義を実現するためには、仲間を大切にすることが鍵となる
カスタマーファーストの前に
仲間ファーストノベーションだなと
そんなことを思いました^ ^
参考:テレ東ビズ カンブリア宮殿 患者ファーストを追求する 異端児ドクターの挑戦! 38分・2023.09.21 23:06 https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/cambria/vod/post_282133
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生きる大義ノベーション(1093回)
何故人は生きてるのか?漫画宇宙兄弟の中で、ALSに罹患した天文学者シャロンさんの言葉に感動しました
曰く
"私が思うに、そんなつもりはなくてもね、人はね
誰かに、”生きる勇気”を与えるために生きてるのよ
誰かに、勇気をもらいながら"
私は思いました
1、生きる大義
2、与えた時点でもらってる
3、いるだけで与えている
人はなぜ生きるのか?という究極の問いの答えの一つがここにあるなぁと思いました。
人が価値を生み出すためには、イノベーター3つのフレームの、パッション、仲間、大義、が必要となると思っていますが
人が生きるための大義は何か?と聞かれた時に、"誰かに、”生きる勇気”を与えるために生きてる"という大義があるというのが、とても腹に落ちた気がしました
また、"誰かに勇気をもらいながら"というのは、実は、自分が与えた瞬間に、実は自分には、生きる勇気が湧いてくる、ということなのかなと思いました
自分が誰かのために何かをすることは、知られているかどうかは別としても、誰かが幸せになることを願ってやることなので、それは自然に自分のご褒美、または勇気として下越まで来てるものだよなあと思いました
さらには、じゃあ、人に勇気を与える行動をしなきゃいけないのか?という問いに対しては、それは何もしなくてもいい、ということなのかなと思いました
つまり、存在だけがあってくれたならば、それだけで、良いのであると。息をしたり何かを食べたり、することでそれは、さまざまな人と関わることは避けられないので、それだけで巡り巡って誰かの勇気になってると、そんなことを思いました
生きる大義は、誰かに生きる勇気を与えること
生きる大義ノベーション
そんな話をしています
参考: 漫画:宇宙兄弟(24) 宇宙兄弟オフィシャルウェブ https://koyamachuya.com
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アナログ回帰ノベーション(1092回)
森岡毅社長率いるマーケティングのプロフェッショナル集団刀グループの仕掛けるイマーシブ東京に未来のエンタメイノベーションを感じました
私は思いました
1、リアルゲームへの没入
2、デジタルからアナログへの回帰
3、アナログへデジタル化の進化
シャーロックホームズが大活躍するシャーロックに参加してきたのですが、まさにゲームの中に参加者と自らがリアルに没入したような不思議な感覚に陥りました
次々と様々な場所で巻き起こる事件を追いかけ、道いく登場人物の一挙手一動に耳をそばだてるという、自分自身がホームズを通して推理しながら、ドラマに巻き込まれていく
これは、ある意味、これまでリアルの世界をデジタルで表現してきたゲームの進化や、リアルの世界にデジタルがどんどん埋め込まれていくプロジェクションマッピングなどの逆をいく、デジタルからリアルへの回帰だなあと思いました
例えば、リアルの舞台演劇やミュージカル、コンサートなどには、テレビやゲームなどでは、得られない、圧倒的なアナログだからこその迫力が全然違う
そして、コロナになって、オンライン会議が当たり前になって、めちゃくちゃ効率が上がったと同時に、リアルの打ち合わせの感情的なつながりや、仲良くなりやすさなど、アナログだからこその良さも浮き彫りになってきた
そういう意味において、まさに今、リアルでアナログな舞台にどんどん巻き込まれていくような、イマーシブへの取り組みは、めちゃくちゃ面白いし、新たな可能さに溢れているなあと思いました
私が勝手に思う、ディズニーなどとの違いは、イマーシブは、一人一人がより自由ということです
デジタルゲームの中にいるように、関係のない部屋に行ってそこで何もしてなくてもいい、これまでのアトラクションは必ず次はここへ行きますとエスコートしてくれる、そんなところかと思いました
その上で、さらなるイマーシブの進化の方向としては、もしかしたら、アナログをより楽しむためのデジタル化ということが出てくるのでは?とも思いました
デジタルのゲームでは、どこかの部屋でサボってたとしても、他の部屋に何があってどんなイベントが勃発してるかということは、画面を飛ばせばすぐにわかるわけですが
アナログのリアルの場合は、他の部屋やキャストが何をしているのかは、全然わからないので、ある意味、サボってると何もわからないまま終了する、ということになります
それを支えるために、デジタルがどこでどんなことが起こってるということを、アナログの行動をサポートするような仕掛けづくりが、出てくるのではないでしょうか
それによって、よりアナログの世界が充実日してくる、イマーシブのデジタル化、これから来るような予感がしました
それはもしかしたら、エンタメ以外の他の分野でも起こるかもなと
デジタル化が叫ばれてる昨今だからこその
アナログへの回帰
アナログノベーションだなあと
そんなことを感じました
参考:イマーシブフォート東京 https://immersivefort.com
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生きた時間よりも内容に意味があるノベーション(1091回)
筋ジストロフィーと診断され、この先いずれしゃべることもできなくなる可能性を告げられた、元柔道選手の大橋ノアさんの言葉に感動しました
"生きた長さよりかは、内容に意味があるんじゃないかなと思えるようになってからは、まだなんとかなる"
ここから私は思いました
1、誰もが限られた時間
→当たり前の毎日を疑う
2、気づけるかが大きな分かれ目
→気づいたら言葉にすることが大切
3、気づいたら何をやるのか?
→パッションの源を見つめ直す
以前、サルモネラ菌にやられて1ヶ月ICUに入ってことがあるのですが、その時の感覚は今でも覚えています
倒れる寸前に意識がなくなっていくところを覚えているのですが、先生が実家の電話番号は?と必死に聞いていて、それより早くなんとかしてくれよ、と思いながら、意識が遠のいていきました
その後、致死率50%で両親を札幌から東京によばれていたのですが、後から思うと、あのまま目を覚まさなければ、死ぬという瞬間だったのかもなと思います
先生の治療が素晴らしく一命を取り留めたわけですが、思わぬところですぐに人生が終わるということがあるんだなとつくづく思いました
その経験から、自分の限られた時間ということは、とても意識するようになりました。その意味で、ノアさんの言葉は、とても胸に突き刺さります
意識が遠のいた時は本当に眠るような感覚だったので、眠りにつく時はいつも、もしかしたら、次の日は目覚めないかもしれないという気がしてしまいます
だからこそ、眠るときには、今日ですべて出し切った!と思えるような一日でいたいと、思うようになりました
これはある意味、明日があるのは当たり前、ということを思っている、当たり前バイアスを、強烈に壊すような体験や意識づけがないと、なかなか難しいことかもしれないなと
でもそれを壊すことをやってみる、さらにはそれを言葉にしてみる、ということによって、確実に違う日々の見え方になるだろうなあとも思います
その上で、自らの情熱の源が、本当はどこにあるのか?その源に今日は、今は、直結しているのか?
ということはすごく大切なことだなと、つくづく思います
ノアさんの、時間ではなく内容である、という言葉は、今この瞬間に、パッションの源に直結してることをやってる?というメッセージに、私には聞こえました
"生きた時間よりも内容に意味がある"ノベーション
日々の自分の片隅にいつも思っていたい、そんな素敵なメッセージでした
そんな話をしています^ ^
参考:テレビ東京 生きるを伝える やりたいことをやりたいときに 元柔道選手 「大橋ノアさん」 https://www.tv-tokyo.co.jp/ikiru/movie781.html
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日々の灯火を言葉にするノベーション(1090回)
池田エライザさんや野田洋次郎さんの主演でドラマ化された、三浦しをんさんの大ベストセラー小説"舟を編む"からの言葉が、めちゃくちゃ刺さりました
"それでも言葉にしてください。今あなたの中に灯っているのは、あなたが言葉にしてくれないと、消えてしまう光なんです"
私はこれは、日々のイノベーションの灯火を、大きな炎にしていくための大切な動作だなと思いました
1、日々感じた違和感、興味
2、頑張って言葉にする
3、その理由を加えて伝える
いきなりイノベーション考えてくれ、と言われても、アイデアは出せますが、それで本当に誰が助かるの?ってことに答えられないということもたくさんあるなあと思います
それは、野田さんいうところの、日々の灯火は、消えまくっているからなんだと思います。
日々感じた違和感やワクワク、こういったことが、イノベーションの灯火になるので、この灯火を消さないためには、抽象的な気持ちを、より具体的な言葉に頑張ってする、それがとても重要なことなんだと思います
実は、この自分が感じた違和感やワクワクを、どんな言葉に変換するのか?ということも、とても重要かつ難しいところだなあとも思いました
より正確に自分の違和感やワクワクを表現するためには、どんな言葉で表現したら良いか?実はここにそのイノベーションが大きな炎にになれるかどうかも決まってしまうので、時間をかけて練り上げてもいいと思います
そして、それを、イノベーター3つのフレームに基づいて、パッション、仲間、大義を実現するために
いかに仲間を獲得できるほどの大義にして、その理由を加えながら伝えていくことが、とても重要だと思いました
何か新しい価値を作りたいとおもっているなら、自分の日々の活動の中で感じる違和感やワクワクの灯火を溜め込んで、そしてそれを言葉でより近いことに具現化して炎にしていく、そしてそれを発信して仲間を増やしていく
それこそがイノベーターなのかなと改めて思わせて頂きました
そのためには、
日々の灯火を言葉にするノベーション
そんな話をしています^ ^
参考:NHK ドラマ 舟を編む 〜私、辞書つくります〜 一冊の辞書に情熱と心血を注ぐ、作り手たちの奮闘物語。https://www.nhk.jp/p/funewoamu/ts/GZ8RQ7PNJ1/
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